2009年のジラール・ペルゴ(Girard-Perregaux)は、全体的に見て、シックかつシンプルに、時計の良さを深めたモデルが登場している。
また、日本とのつながりも非常に深いブランドである。幕末の日本においてスイスメイドの時計を広めるのに尽力、日本でその生涯を閉じた創業者の義弟・フランソワ・ペルゴ生誕175年と、彼の住んでいた横浜開港150周年を祝し、葛飾北斎の<富嶽三十六景>から『神奈川沖浪裏』をクロワゾネダイヤルにした「ww.tc Kanagawa Enamel」が発表された。
そして何と言ってもブランドの花形シリーズである「ヴィンテージ1945」からも、非常に魅力的な新作が登場。ケース形状が変わり、そのクラシカルで優雅な世界で奥の深さを見せ、「ジラール・ペルゴ1966 アニュアルカレンダー&イクエーションタイム」では、シックで奥行きのある技術を見せつけた。
また、「ww.tc」シリーズからブラックセラミックケースの「ww.tc シャドー」が登場、「ww.tc」シリーズ初のフライバック機能を備えた、エレガントかつ精悍なワールドタイムがひときわ目を惹いた。
レディースモデルも、季節とともに文字盤の窓からのぞく12星座と、ムーンフェイズがロマンティックな「キャッツ アイ ゾディアック」や、シンプルを優美に極めた「ジラール・ペルゴ1966 レディ」が、華麗な時計美を極めた。