
S「今、リシャール・ミルに憧れている人はたくさんいると思いますが、今年の流れを観ると、限定のプロダクトが非常に多いと感じるのですが。」
R「確かに、そういう部分は大いにあります。限定生産でなくとも、我々の時計は大量生産していないため、欲しいと思ってくれている顧客に中々行き渡らない場面はあるでしょう。しかし我々は、ルノー・エ・パピやボーシェなどが作り出す、一流の時計機構を備えた極上の時計を届ける使命があります。」
S「つまり、それはブランドとして、敢えてそういうスタンスをとっているということでしょうか?」
R「もしかすると誤解されるかも知れませんが、我々のこの姿勢は、どれだけ真剣に、時計を愛するあらゆる人からコアなターゲットにまで深く響く最上の時計を創り出せるか、そのプライドとポリシーをこれからも強く守って行きたいと思っているのです。」
S「なるほど。ディストリビューターとしてだけでなく、1人のリシャール・ミルのファンとして、これからもオリジナリティに富んだプロダクトに、大いに驚かされたいと思います。」