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Gressive Premium“TIMEPIECE to KILL”……世界で最もタフなミッションウォッチ “女王陛下の腕時計”オメガ シーマスター 最新ボンドウォッチと四半世紀の調査ファイル 01

クレイグ=ボンド、最後のミッション
新設計されたボンドウォッチ、
オメガ シーマスター ダイバー300M

最新ボンドウォッチとして開発された「シーマスター ダイバー300M 007 エディション」

最新ボンドウォッチとして開発された「シーマスター ダイバー300M 007 エディション」。チタンケースの採用はダニエル・クレイグ本人からの提案。彼が試作品を最初に見た時、「やりましたね」という言葉が自然に漏れ「スタイルは完璧、それと同時にミリタリーウォッチの風格」も感じたという(オメガ公式資料より。以下同)。



究極のミッションウォッチ開発へと導く
原作者イアン・フレミングからの系譜

第25作にしてクレイグ版ボンドの最終章『007 / ノー・タイム・トゥ・ダイ』。

第25作にしてクレイグ版ボンドの最終章『007 / ノー・タイム・トゥ・ダイ』。監督は本作が長編映画8作目となる日系アメリカ人のキャリー・ジョージ・フクナガ。前作『007 / スペクター』(2015年)でスペクター首領のブロフェルド役を演じた名優クリストフ・ヴァルツや、『ボヘミアン・ラプソディ』(2018年)でフレディ・マーキュリーを演じたラミ・マレックが出演。

「ボンド、ジェームズ・ボンド(Bond.James Bond)」。

 この台詞と共にスクリーンにクローズアップされる“彼”。モンティ・ノーマンによるテーマ曲が流れる場面としては、ガンバレルのオープニング同様、映画史上最も記憶に残る名シーンである。

 “彼”、すなわち“007(ダブルオー・セブン)=ジェームズ・ボンド”は世界一華麗で有名な秘密諜報部員。英国のキャラクターとしてはサー・アーサー・コナン・ドイルが生んだシャーロック・ホームズに匹敵すると言っても過言ではない。

 第二次世界大戦中に英海軍情報部に所属した経験を持つ、原作者イアン・フレミングによって生み出されたボンドは、1953年の『カジノ・ロワイヤル』で小説デビュー。さらにアルバート・R・ブロッコリとハリー・サルツマン製作による映画『007 / ドクター・ノオ』(日本公開時の邦題は『007は殺しの番号』)が1962年(英国公開年。公開年は以下同)に公開されるや瞬く間に世界を席巻し、以降5人のボンド役を経て現在はダニエル・クレイグが六代目ボンド役を担っている。そのクレイグ版ボンド映画の最終章であり、節目となるシリーズ第25作『007 / ノー・タイム・トゥ・ダイ』は新型コロナウイルス禍により三度の公開延期となったが、ついに2021年9月30日の英国を皮切りに、その翌日の10月1日は日本、さらに1週間後の10月8日は米国での公開が決定した。世界のボンドファンにとっては待ちに待った時である。

 新作に関する情報は公式ホームページ(https://www.007.com/no-time-to-die-jp/)や、各メディアでご確認頂くとして、本企画ではボンド必携のミッションウォッチとの関係について解説したい。蛇足ではあるが、新作冒頭で00(ダブルオー)課を引退したボンドが静かに暮らす土地がジャマイカ。当地は映画第1作『007 / ドクター・ノオ』(原作では第6作)の舞台であり、かつ原作者イアン・フレミングの別荘「ゴールデンアイ」の所在地。映画冒頭でボンドが引退生活を送る家は、どうやらこの「ゴールデンアイ」らしい。

 すでにご承知のとおり、ジェームズ・ボンドは英国政府の秘密情報機関のひとつであるSIS(Secret Intelligence Service)、通称MI6(Military Intelligence section 6/軍情報部第6課)に所属する秘密諜報部員。つまり国家公務員だ。よって彼の所持する時計は英国政府公認の制式官給品であり、その任務の過激さ・危険性から見て“究極のミッションウォッチ”と言える。



  • オメガ シーマスター ダイバー300M 007 エディション
  • SEAMASTER DIVER 300M 007 Edition
    シーマスター ダイバー300M 007 エディション

    「ボンドのような軍隊を背景に持つ男性にとって軽量化された時計がキーになる」というダニエル・クレイグの提案により、チタン製のケース&メッシュブレスレットが実現したボンドウォッチ。トロピカルブラウンのアルミニウム製ダイアルとベゼルを備え、コーアクシャル脱進機採用のマスタークロノメーター認定自動巻きムーブメント、Cal.8806搭載。5年間保証。

    Ref:210.90.42.20.01.001
    ケース径:42.00mm
    ケース厚:13.15mm
    ケース素材:チタン
    防水性:30気圧(300m)
    ストラップ:チタンブレスレット
    ムーブメント:自動巻き、Cal.8806、55時間パワーリザーブ、毎時25,200振動、35石、COSC認定クロノメーター、スイス連邦計量・認定局(METAS)によるマスター クロノメーター認定、15,000ガウスの耐磁性能
    仕様:時・分・秒表示、ヘリウムエスケープバルブ、ねじ込み式リュウズ、逆回転防止ベゼル、内側に無反射処理を施したドーム型強化サファイアガラス
    価格:1,089,000円(税込)




オメガがミッションウォッチに選ばれた
歴史的必然と最新ボンドモデルの誕生

シリーズ第22作、クレイグ=ボンドでは第2作目となる『007 / 慰めの報酬』(2008年)以来、衣装を担当するトム フォード

シリーズ第22作、クレイグ=ボンドでは第2作目となる『007 / 慰めの報酬』(2008年)以来、衣装を担当するトム フォード。そのグレイスーツを着こなし、ジャケット第1ボタンを嵌めた後にシャツのカフスを整えるのはクレイグ=ボンドの定番所作。紳士なら見習うべし。背後に見える車は第15作『007 / リビング・デイライツ』(1987年)で使用したアストンマーティン「ヴァンテージ」(ナンバープレートの「B549 WUU」は当作品での登場車両と同じナンバー)。

 1995年の第17作『007 / ゴールデンアイ』(五代目ボンド役はピアース・ブロスナン)以降、最新作まで計9作のミッションウォッチを担当するのがオメガのシーマスターである。

 なぜオメガなのか? 当社の公式資料によれば、当時の衣装デザイナー、リンディ・ヘミング(第17作『007 / ゴールデンアイ』から第21作『007 / カジノ・ロワイヤル』まで担当)の発案であった。

「彼女が二十代の頃、陸軍や海軍に所属していた同年輩の知人等が全員オメガの愛用者でした。またボンドは元々海軍中佐という設定ですし、想定されるあらゆる危機的状況にも対応可能な時計というのが、シーマスターを推挙した彼女の理由となっています」(オメガ公式資料より。以下同)

 また第二次世界大戦中、オメガは英国陸海軍へ11万本以上の時計を供給した歴史がある。原作者イアン・フレミングには前述のとおり英海軍情報部に所属した経歴があり、ジェームズ・ボンドも英国王立海軍中佐という職責にある。史実とフレミングの個人的経験、並びにそこから生み出されたフィクションとの相互影響から見て、オメガが英国政府制式官給品であり、ひいては“女王陛下のミッションウォッチ”であるのは当然の帰結だ。

 今回ボンドウォッチに採用されたタイムピースは「シーマスター ダイバー300M 007 エディション(SEAMASTER DIVER 300M 007 Edition)」。本作用に新開発されたモデルで、デザインは1993年に発表し1995年の『007 / ゴールデンアイ』で五代目ボンドのピアース・ブロスナンが着用した「シーマスター プロフェッショナル ダイバー300M」を大幅に進化、かつミリタリーウォッチに必須の条件を大量に盛り込んだ内容となっている。これは前作『007 / スペクター』(2015年)で採用された「シーマスター 300」が1957年発表の第1号モデルを規範とした点からすれば、一見すると大幅な路線変更に見えるものの、ミリタリーウォッチとしての必須条件を完備したプロフェッショナル・タイムピースという方向性を、より先鋭化させたものだ。



ミッションウォッチの原点
1957年誕生の「シーマスター 300」





協力:オメガ / Special thanks to:OMEGA

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