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BELL & ROSS2本目、3本目と思わず手を伸ばしたくなる“ベル&ロス・デザイン”のレシピ

ベル&ロスの強さ、それは
一貫性のあるメッセージの発信

ルノーF1チームとのパートナーシップは2016年よりスタート。以来、毎年コラボレートモデルを発表している

ルノーF1チームとのパートナーシップは2016年よりスタート。以来、毎年コラボレートモデルを発表しているが、それらはすべて同チームのマシンのさまざまなディテールからインスピレーションを得てデザインされている。


 一方でベル&ロスは、2014年発表の「B-ロケット」を皮切りに、「エアロGT」や「ベリータンカー」「レーシングバード」といったユニークなモデルもリリースしてきた。これらはレーシングマシンやエアレース機などに着想を得てデザインされた時計だが、その製作のためにベル&ロスは外部から専門家を招き、機体を独自で企画・設計している。しかし、なぜ時計をデザインするために、わざわざ専門家を招いてまで機体の設計を行う必要があるのか。



 それは、ベラミッシュ氏が空想の産物からはインスピレーションを受けないからだという。ベル&ロスのコレクションは、現実に存在する(した)、または実際に製造できるものから着想を得て作られている。しかも、発想の源泉となるソースは何でも良いわけではない。ベラミッシュ氏がインスパイアされるのは、色や形など、”理由のあるデザイン”からだという。


「“インスピレーションを感じさせるもの”であることが大事なのです。飛行機やバイクもそうですが、同様にルノーF1チームのマシンもインスピレーションが湧くデザインだと感じています。もちろん、プロダクトをデザインするうえで、こうしたプロセスをたどるブランドは他にもあるでしょう。しかし、湧き上がったインスピレーションをより良い形にするべく、その限界に挑戦しているブランドがどれだけあるのか、私は知らない。つまり、ベル&ロスこそがいちばんチャレンジしているのではないかと思うのです。デザイナーにとって大切なのは、ビジョンを持っていること。ブランドが何を求め、それに対してどういったものを提供するとブランドが目標としているところに到達できるのか、それを理解することが重要だと考えています」



 しかも、この方法論はプロダクトデザインのみにとどまらず、ブランドを取り巻くあらゆるものに徹底されている。カタログや展示会で設置されるブース、パネルなど、すべてが統一された世界観で構成されているのだ。


「ブランドにとって大切なのは、ひとつのメッセージを一貫して同じレベルで発信できることです。コミュニケーションもそうですし、時計のダイアルデザイン、さらにはブランドの見え方まで、すべてにおいて同じメッセージを同じレベルで発信できることがブランドの強さだと思っています。アーティストとデザイナーの違いは何かというと、アーティストは自分が感じている障害や限界を乗り越えるものだと思うのですが、デザイナーは、今抱えている問題に対して答えを出し、目指す地点にたどり着かせる存在だと考えています。私が行った学校は機能主義でしたので、私もある意味、ミニマリストです。ですから、ただいろんなものを継ぎ足すような形だけのものや上辺だけのものは一切作りたくない。無駄なものは全部排除して妥協しない──それが、私のデザイン哲学なのです」





取材・文:竹石祐三 / Report&Text:Yuzo Takeishi
写真:堀内僚太郎 / Photos:Ryotaro Horiuchi

INFORMATION

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ベル&ロス ジャパン株式会社
〒112-0002 東京都文京区小石川5-4-7
TEL: 03−5977−7759


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