TUDORTUDOR×日本相撲協会 共に百年という歴史を刻んだ、異なる世界同士の稀なるコラボが実現 01
スイス時計と日本の国技、がっぷり四つに組んだ
両者の今後の世界的な取り組みにも注目!
今回のワールドワイドパートナー締結発表会にスペシャルゲストとして登場した大関 霧島関。その大関に特別な記念に「ブラックベイ 68」を贈呈する日本ロレックス TUDOR事業部長の渡辺尚有氏。
スイスと英国の話。今さら説明するまでもないが、チューダーの名前は、1485年にヘンリー・チューダーにより開かれ、エリザベス1世(1558-1603)まで受け継がれた絶対王政推進のチューダー王朝に由来する。そのチューダー家の家紋“チューダー・ローズ”は、イングランド統一を象徴し現在も同国の国花だ。1980年代末頃にチューダー・ローズをダイアルに掲げたモデルは、当時“バラチュー”と呼ばれたことを覚えていらっしゃる時計愛好家も多いことだろう。
日本の話。日本相撲協会のHPによれば、その発祥起源を『古事記』(712年)や『日本書紀』(720年)に求められる日本の相撲は、1500年以上の歴史を持つ国技だ。江戸時代には職業人としての相撲人の登場と、全国での勧進相撲(興行形態のひとつで、従来の神前から一般民衆等が感興を持つ興行へと変化した形態)の出現が認められた。この時代、相撲は歌舞伎(幕府公認は中村座、市村座、後の守田座・河原崎座となる森田座の三座のみ)や神社参拝、春の花見、夏の川開き(花火)と並ぶ江戸庶民の娯楽となる。明治・大正を通して相撲はより洗練された組織形態に進化し、昭和元年(1926年)には財団法人大日本相撲協会が設立する。なお、TOP PAGEのリード文でも記したように、昭和元年は1926年12月25日に始まるので、同月28日設立の当協会は昭和元年生まれと当稿では認識する(資料では大正15年12月28日設立という記述もあるが、昭和開闢は25日なので上記認識とした)。いずれにせよ我が国の暦法でも西暦でも、日本相撲協会は2026年の本年、創立百周年を祝賀する。
ロレックスの創立者ハンス・ウイルスドルフによって創業したチューダーも創立は1926年だ。創立後はロレックスの一部であったが、第二次世界大戦後の1946年に独自のブランドとして法人化。欧州と比べると(人的・兵器的損失はさておき)本国の戦争疲弊度の低かった戦勝国・米国での時計販売を開始し、一躍グローバル化へと飛躍し始める。1954年の初のダイバーズウォッチに始まる仏・米等各国海軍での制式採用や、プロフェッショナル・ダイバーからリクレーショナル・ダイバーにまで幅広くチューダーは愛用される。2023年にル・ロックルに自社専用製造工場を開設し、METAS認証制度も始める等、歩みを止めないチューダーも本年、創立百周年を迎える企業だ。
百年といえば立派な歴史であり大きな節目と思われるが、チューダーは特別記念事業はしないと言う。欧米の昔からの慣習では記念事業は25年周期である。25年、50年、75年、100年…… という節目こそ重要だ(1990年代に、あるスイス時計会社の人から聞いたことがある「だから我々は60周年とか70周年という中途半端な祝い方はしない」と。しかし最近は……、きっと21世紀に入ってから時間の速度が上がっているのだろう)。そこで百年などは周年中の周年と思うのだが、彼等は「しない」と言う。その理由として「150年、200年という歴史を持つ会社が普通に存在するスイス時計界で、創業100年の我々は未だ新参者に過ぎないから」と、実に謙虚な姿勢だ。自己アピールの激しい昨今では珍しい、これも出自が英国だからか? と余計な推測までしてしまう。しかしその代わりと言っては何だが、今回の日本相撲協会とのワールドワイドパートナー締結は、生半可な記念事業など土俵の向こうへ吹き飛ばすほどのインパクトがある。
夏場所を明日に控えた五月晴れの5月9日(土)11時、東京・両国国技館で開催された「TUDOR × 日本相撲協会 ワールドワイドパートナー締結発表会」には、およそ目算で200~300人程のメディアと関係者が集った。会の幕開けにはスペシャルゲストとして黒紋付羽織袴姿の大関 霧島関が登場、日本ロレックス TUDOR事業部長 渡辺尚有(ひさなお)氏からのタイムピースの贈呈等、5月の青空のような簡潔で爽やかな式が執り行われた。
ワールドワイドパートナーということは、今後は時計の広告ビジュアルやSNSでの発信、様々なイベント等積極的な活動が展開される。おそらく、2025年10月に英国ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールにて開催された「大相撲ロンドン公演」のように、今後の海外公演にもチューダーが巡業同道することへの期待も大きい。
魂は変わらず、されど動きは絶えず変化するのが老舗である。共に2026年を創立百年の節目となったチューダーと日本相撲協会が交わした今回の取り組みは、大方の予想をはるかに超えた大一番であった。
INFORMATION
チューダー(TUDOR)についてのお問合せは・・・
日本ロレックス / チューダー
〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-3-2郵船ビル
TEL: 0120-929-570
チューダー ブランドページを見る
