2022年、クラシックコレクションを代表するラインである「メカニカルムーンフェイズ」からは、優美な雰囲気を持った国内限定モデルが登場した。コンセプトは、「日本の自然に流れる風流な時間を想起させる時計」で、グレーのグラデーション塗装が施された白蝶貝ダイアルを備えている。ダイアルは光の当たり具合によってパープルやグリーンなどの色に輝き、実に幻想的な表情を生み出しているのだが、このデザインのモチーフとなっているのは、秋田県・田沢湖の湖面に映る月影。オリエントスターのタイムピースが同じ秋田県の湯沢市で製造されていることにちなみ、同県を代表する田沢湖の景観がデザインモチーフに選ばれたというわけだ。
そしてもうひとつ特徴的なのが、従来のクラシック コレクションに取り入れられてきたダイアル9時位置のオープンワークをなくしたこと。オリエントスターが70周年を迎えた2021年にはオープンワークを排したムーンフェイズの限定モデルがリリースされ、時計愛好家からの高い評価を獲得したが、新モデルもそのデザインワークを踏襲。すっきりとしたダイアルに白蝶貝ダイアルが広がり、その幻想的な表情を存分に楽しめるようになっている。
この優美な表情を生かすべく、ダイアルのディテールにも妥協のないクリエイションが注ぎ込まれている。インデックスやムーンフェイズに描かれる月は肉盛り印刷で仕上げて立体感を出し、さらにダイアルのセンターにはブランドロゴの「OSマーク」が透明な隠し印刷で施されているのも、和の雰囲気を感じさせるユニークなデザインだ。
「メカニカルムーンフェイズ」は、国内350本の数量限定モデルに加え、オリエントスターの公式オンラインストア「with ORIENT STAR」のみで販売されるモデルもラインナップされている。特徴は、ダイアルのセンターから周囲に向かって徐々に深みを帯びていく、グリーングラデーションの鮮やかな色調。数量限定モデルが月を照らす夜の田沢湖をモチーフとしているならば、こちらは瑠璃色の湖面で知られる昼間の田沢湖を描いているかのよう。グレーグラデーションの限定モデルもさることながら、グリーンダイアルのモデルも実に幻想的で、手にしたくなるルックスに仕上げられている。
取材・文:竹石祐三 / Report & Text:Yuzo Takeishi
写真:江藤義典 / Photos:Yoshinori Eto
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※価格は2022年11月1日現在のものです。
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