道行くすべての人々に、開放感と
緩やかな時の流れを感じさせる場所

ニコラス・G・ハイエック センターのエントランスとなる1階のアベニュー・ドゥ・タン。白色の柱や天井、ガラスに囲まれたブランドのショールーム、そして壁を覆う植物が、歩行者を穏やかな気分にさせてくれる。

  2007年5月、東京・銀座七丁目にそのビルは出現した。地上14階+地下1階。白色を基調とし、1階から13階まで全開できるガラスのシャッターを用いた外観は、竣工から10年以上が経った現在でも異彩を放っている。

  名称は「ニコラス・G・ハイエック センター」。かつて瀕死の状態にあったスイス時計産業を救ったスウォッチ グループ前会長の名を冠したこのビルは、日本法人であるスウォッチ グループ ジャパンの本社機能に加え、グループ7ブランドのブティックと11ブランドのカスタマーサービスを備えている。

  ビルの前に立つとまず感じられるのが、ここが銀座であるとは思えないほどの開放的な雰囲気だ。しかし、それは前面がガラス張りだから……という理由だけではない。エントランスとなる1階は中央通りと裏通り(あづま通り)をつなぐ「アベニュー・ドゥ・タン(時の道)」と呼ばれ、歩行者が自由に往来できるようになっている。しかも、この風通しのよい“道”には、7ブランドのショールームがガラス張りで点在。それらは、そのまま2階から4階で展開される各ブランドのブティックへと直行するエレベーターになっているのだ。

  このビルを設計したのは坂茂氏。「ノマディック美術館」や「ポンピドゥー・センター・メス」をはじめとする数多くの作品を手掛けるのみならず、災害支援活動でも知られる、日本を代表する建築家である。

  ビルの存在を知ってはいても、実際に足を踏み入れたことがないのであれば、ちょっと覗いてみてほしい。「ブランドのショールームと、時と自然が楽しく混在した、動きのある生き生きとした人々の憩いの場となるように」というこの建物に込められた思いが、必ずや感じ取れるはず。竣工から10年以上が経った今でも、ニコラス・G・ハイエック センターは、ここが東京・銀座とは思えない不思議な居心地のよさを携えている。

1階にはあづま通り側から入庫できる18台分の駐車が可能なパーキングを備える(高さ制限1.55m)。出入庫時に床がゆっくりとせり上がる様は、まるで秘密基地からメカが出動するかのよう。


充実のブティックとカスタマーサービス 

取材・文:竹石祐三 / Report & Text:Yuzo Takeishi


あちこち回遊したくなる。時計選びが楽しくなる。
ニコラス・G・ハイエックセンターへの誘い

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