シチズンが、BASEL WORLD2017にて、「Eco-Drive One(エコ・ドライブ ワン)」の新モデルを発表しました。薄さ1.00mmのムーブメントを内包した世界最薄(※1)2.98mm(※2)の光発電エコ・ドライブ(※3) ウオッチ「Eco-Drive One(エコ・ドライブ ワン)」。2016年のBASEL WORLDで発表し、究極の薄さを実現した探求力とデザインが世界各国のメディアから評価されたシチズン時計のフラッグシップモデルに、新たに3モデルが加わります。
(※1) 世界最薄:アナログ式光発電腕時計として。2017年2月シチズン調べ
(※2) この値は設計値です。実際の商品は公差の関係で、設計値より最大0.22mm厚くなる場合があります。
(※3) エコ・ドライブ:定期的な電池交換が不要の光発電時計で、シチズンの機能ブランドです。時計で初めて「エコマーク」商品に認定されました。
シチズンの基幹技術である光発電エコ・ドライブは、「市民に愛され親しまれるものづくり」を通じて、世界の人々の暮らしに貢献するという企業理念を体現しています。2016年、世界初のアナログ式光発電時計を発売してから40年という節目を迎え、シチズンは腕時計の本質的な価値を表現する為に、光発電時計のパイオニアとして、美しく研ぎ澄まされた薄さを実現したフラッグシップモデル 「エコ・ドライブ ワン」を発表しました。薄さ1.00mmのムーブメント。わずか2.98mmのケース。世界最薄を実現するにあたり、1.00mm厚のムーブメントを構成する、ほぼ全てのパーツを新規に開発。限られたスペースに必要な部品を収めるために、部品の構造や加工そのものを根本から見直しました。また、長年取り組んできた低消費電力化により、薄さを実現しながらフル充電時から約12ヶ月可動を可能にしました。マニュファクチュールとして、光発電時計の開発に40年以上も前から取り組んできたシチズンだからこそ実現できた成果として、日本をはじめ世界各国のメディアから高い評価を得ました。
そして2017年、ケース形状をよりスタイリッシュに仕上げた、表情の異なる、革バンドの3モデルが発売されデザインのバリエーションが拡充されました。「エコ・ドライブ ワン」の「薄さ」と「強さ」、そして「美しさ」を実現するために、ベゼルには、「薄さ」と「強さ」の相反する要素を満たす新素材、“サーメット(※4)”を引き続き採用。ピンクとシルバー・サーメットの金属光沢の輝きが、薄さを究めたデザインを引き立てます。ステンレスのケースには、各モデルの色調に合わせて、異なる種類のシチズン独自の表面硬化技術デュラテクト(※5)(デュラテクトα/デュラテクトDLC)を施すことで、ケースデザインのアクセントとなり、また小傷から時計を守ります。精悍なダークグレー色が特徴のデュラテクトDLCは、「エコ・ドライブ ワン」では初めての採用です。
(※4) サーメット:Ceramics(セラミックス)とMetal(金属)からの造語です。金属の炭化物や窒化物など硬質化合物の粉末を金属の結合剤と混合させて焼結した複合材料の呼称です。セラミックスの特性である耐熱性や耐摩耗性、金属の特性である靱性を兼ね備えています。一般的なセラミックスよりも金属光沢を持った色調表現が可能です。
(※5) デュラテクト:シチズン独自の硬化技術。ステンレスやチタニウムの金属表面硬度を高め、優れた耐摩耗性により、すりキズや小キズから時計本体を守り、素材の輝きを長期間保つ技術の総称です。
デュラテクトα:デュラテクト技術を進化させ、ビッカーズ硬度(HV)2,000 以上と従来のデュラテクトの約2 倍硬い合金被膜をケースとバンドにコーティング。キズがつきにくく貴金属に劣らない輝きを放ち続けます。
デュラテクトDLC:ダイヤモンドのように硬いカーボンの硬質膜をコーティング。
シリーズ初となるホワイト文字板(AR5026-05A)は、ピンク・サーメットのベゼルにダークブラウンのワニ革ストラップを合わせて、クラシカルな雰囲気に。ダークグレー色が特徴のデュラテクトDLCをケースに施した2モデル(AR5024-01E/AR5025-08E)は、それぞれシルバー・サーメットとピンク・サーメットのべゼルを組み合わせることで、モノトーンでシンプルなデザインと、スタイリッシュで艶やかなデザインの、異なる表情に仕上がっています。正確に時を刻み続けるという時計本来の機能と、研ぎ澄まされた美しさを併せ持つ世界でもっとも薄い光発電時計「エコ・ドライブ ワン」。それは、腕に纏ったときの美しさと心地よさ、身に着ける楽しさを提案する時計です。
Eco-Drive One
エコ・ドライブ ワン
Ref.:AR5025-08E (写真右上)
ケース径:39.00mm
ケース厚:2.98mm(設計値)
ケース素材:SS(デュラテクトDLC)
防水性:日常生活用
ストラップ:ワニ革
ムーブメント:光発電エコ・ドライブ、Cal.8826
仕様:月差±15秒、フル充電時12ヶ月可動、99% クラリティ・コーティング(※6) サファイアガラス風防、ピンク・サーメット ベゼル、ブラックの文字盤、3年間メーカー保証(※7)
価格:400,000円(税抜)
発売予定:2017年秋
Ref.:AR5024-01E (写真右中)
ケース径:39.00mm
ケース厚:2.98mm(設計値)
ケース素材:SS(デュラテクトDLC)
防水性:日常生活用
ストラップ:ワニ革
ムーブメント:光発電エコ・ドライブ、Cal.8826
仕様:月差±15秒、フル充電時12ヶ月可動、99% クラリティ・コーティング サファイアガラス風防、シルバー・サーメット ベゼル、ブラックの文字盤、3年間メーカー保証
価格:400,000円(税抜)
発売予定:2017年秋
Ref.:AR5026-05A (写真右下)
ケース径:39.00mm
ケース厚:2.98mm(設計値)
ケース素材:SS(デュラテクトα)
防水性:日常生活用
ストラップ:ワニ革
ムーブメント:光発電エコ・ドライブ、Cal.8826
仕様:月差±15秒、フル充電時12ヶ月可動、99% クラリティ・コーティング サファイアガラス風防、ピンク・サーメット ベゼル、ホワイトの文字盤、3年間メーカー保証
価格:400,000円(税抜)
発売予定:2017年秋
(※6) 99% クラリティ・コーティング:サファイアガラスの表裏両面にシリコン加工物を多層構造コーティングすることにより光の反射を抑え、(透過率99%)高い視認性を確保し時計の文字板を見やすくしました。またキズがつきにくく、表面には汚れを防ぐ撥水膜を施し、耐久性と防汚性を向上させています。
(※7) これらのメーカー保証を受けるためには、お買い上げ後、「シチズン オーナーズクラブ」への登録が必要となります。登録は専用窓口へのお電話、もしくは専用WEB サイトからの登録が可能です。
シチズンお客様時計相談室
TEL.0120-78-4807
citizen.jp
海とスピードに魅せられたチャンピオンから称賛をあびる腕時計
THE WATHER CHAMPIONをコンセプトに掲げ、1950年代から過酷な状況下でも計時機能を継続できる時計づくりを追及してきたEDOX(エドックス)。1961年の「デルフィン」、1965年の「ハイドロサブ」に始まり、現在のエドックスを支える2本柱である「クロノオフショア1」と「グランドオーシャン」に至るまで50年以上に渡ってダイバーズウォッチ開発の先駆者として、最前線を走り続けてきました。そして2017年、エドックスが日本に上陸して10周年を迎えます。
バーゼル新作モデル登場 ~ブルーに魅せられて~
2016年の大幅なモデルチェンジで、自動巻き・クォーツすべてのプロダクトが500m防水と、オートヘリウムエスケープバルブを標準装備したフラッグシップコレクション・クロノオフショア1より、深く美しい海を想わせるブルーセラミックベゼルを搭載した「クロノオフショア1 クロノグラフ オートマチック」が2017年6月下旬より発売されます。カーボンダイアルやクロコダイルストラップも同色に統一。2017年のトレンドカラーでもあるディープなブルーは光の角度によって艶めきを変化させ、肌馴染みのいいゴールドPVD加工ケースとの絶妙なバランスによりラグジュアリーな存在感を放ちます。
/sites/default/files/newsImage2/1518.jpgクロノオフショア1 クロノグラフ オートマチック
Ref.:01122-37RBU3-BUIR3-L
ケース径:45.0mm
ケース厚:16.5mm
ケース素材:SS(ゴールドPVD加工)
防水性:50気圧 (500m)
ストラップ:クロコダイル
ムーブメント:自動巻き、Edox011 val.7750ベース
仕様:時・分・秒、日付・曜日表示、クロノグラフ、オートヘリウムエスケープバルブ、ブルーセラミックの逆回転防止ベゼル、ブルーカーボンダイアル、ゴールドPVD加工のインデックスと針
価格:410,000円(税抜)
発売予定:2017年6月下旬
GMインターナショナル
TEL:03-5828-9080
www.edox.jp
6年にわたる開発から、部品の製造、最終的なキャリバーの組み立てまで、すべて自社で行われたフレデリック・コンスタントの「フライバック クロノグラフ マニュファクチュール」は、まぎれもない傑作です。しかし最も重要なのは、自社製フライバック クロノグラフ マニュファクチュール キャリバーを搭載したこの時計が、50万円台で提供されている点でしょう。
フライバック クロノグラフの機能
このFC-760キャリバーは、1930年代のフライバック クロノグラフに触発された、従来のクロノグラフを超越したいという願望の表れでもあります。イベントの経過時間を測定するストップウォッチとして一般的に使用されるクロノグラフ機構に、フライバック機能を加えることで、毎回リセットする必要なく、クロノグラフを操作することが可能です。このフライバック機能により、プッシュボタンを1回押すだけでクロノグラフの停止、リセット、再スタートが行えます。この機能は、例えばレース中の経過時間の計測などに欠かせません。
星型歯車(特許取得)
高品質クロノグラフの特徴の1つは、ベアリング上で回転し、「スタート、停止、リセット」の3つの機能を制御するコラムホイールです。従来のメカニズムでは、この部品に複数の柱(ピラー)状の歯があります。これに対しキャリバーFC-760では、標準的なコラムホイールの代わりに星型ホイールが採用されています。この部品が、スタート/停止用プッシュボタンで制御する作動レバーとともに、メカニズムのこの上なくスムーズな操作を可能にしているのです。
革新的な開発
フレデリック・コンスタントの時計製造チームは、ブランドの革新力を新たな高みへと引き上げるために、絶え間ない努力を惜しみませんでした。最も複雑なコンプリケーションの一つとされるフライバック クロノグラフの製作には、特殊な専門知識はもちろん、それを組み立てていくための熟練の時計職人が必要です。発端のデッサンから設計、試作、そして最終的なタイムピースの完成に至るまで、長期間にわたる製造工程を経て、構造上・力学上のさまざまな課題を克服し、信頼性の高い新型FC-760ムーブメントの開発に成功したのです。
新型キャリバーFC-760には、モジュール構造を採用しています。233個の部品(そのうちフライバックモジュールの構成部品はわずか96個)で構成されるこの強力なムーブメントは、ローターが両方向に回転し、38時間パワーリザーブを確保します。フレデリック・コンスタントが生み出すクロノグラフ機構の構造がいかに精巧であるかは、それがたった96個の部品で作られていることを考えれば明らかでしょう。批判精神の持ち主は、部品数が少ないのは品質が劣るからではないかと言うかもしれませんが、それは大きな間違いです。それどころか、初めてリューズの上にあるクロノグラフ用プッシュボタンを放したその瞬間に、機能的関係がいかに徹底的に考え抜かれているかを理解できるのです。クロノグラフ始動時の手応えから、誤操作防止システムの力がはっきりと感じられます。とはいえ、プッシュボタンを押す操作も、これに続く停止とリセットの操作も、極めてスムーズです。
あらゆるクロノグラフにおいて絶対に不可欠なのがクラッチです。クラッチの役割は、必要に応じて時計の動力源であるムーブメントと歯車機構、あるいはカドラチュールと呼ばれる文字盤と地板の間にある機構を連動させることです。これを実現するために、時計職人たちは、従来型コラムホイールの水平カップリング、やはり従来型の振動ピニオン、そして最新式の垂直クラッチの3種類の構造を熟知しています。キャリバーFC-760の設計者たちは、2つの歯付きピニオンを採用した新型の回転部品を考案しました。プッシュボタンを押すと2つの “物語” が連結する、極めて独創的な仕組みです。この新型部品は、ムーブメントの下側でセンターセコンド針を回転させます。上側の所定の部品を通してこの回転が作動機構へ伝わり、クロノグラフ針を回転させます。一方で、センターセコンド針は9時位置にあるスモールセコンド針を駆動し、これが同時に回転します。クロノグラフ針の回転は、3時位置にある30分積算計に記録されます。
スタート/停止用プッシュボタンをもう1度押すと、クラッチレバーが僅かにスライドしてクロノグラフ機能が停止します。小さなロックレバーによって、2本の針はそれと同時にちょうどその位置で停止し、極めて正確な表示を保証します。上側のプッシュボタンを使えば、この停止操作は何度でも繰り返すことができます。下側の4時位置にあるプッシュボタンを押さない限りクロノグラフはリセットされません。
ダイレクトフライバック
4時位置のプッシュボタンを1回押すだけで、タイマーは再びゼロから発進します。このとき、プッシュボタンとこれに連動するメカニズムによって、瞬時に3つの操作が順に行われます。まずクラッチが連結解除され、次に、復針ハンマーによってクロノグラフがリセットされます(ハンマーの傾斜面により2つのハートカムが回転してクロノグラフ針が再び元の位置に戻ります)。そして最後に、プッシュボタンを放すと同時にクラッチが連動して再び針が動き出すのです。プッシュボタンを押してから再びクラッチレバーがかみ合うまで、たった1回の操作でこの非常に複雑な一連の動きが起こります。新型キャリバーFC-760の構造における、優れた特徴のもう一つの例です。
最後に、注目すべきもう一つの特徴は、クロノグラフムーブメントの入念なデザインでしょう。ベースキャリバーに無理やりクロノグラフモジュールをフィットさせたようなものではなく、いずれも自社製造の2つの機構を巧みに組み合わせた、信頼性の高いきわめて精巧なムーブメントに仕上がっています。
フレデリック・コンスタントの本質を象徴するデザイン
「フライバック クロノグラフ マニュファクチュール」は、フレデリック・コンスタントを象徴した特徴を備えています。本コレクションには主な2つのバージョンが登場。1つは、シルバーまたはダークグレーの上品なダイヤルを採用した本質的にカジュアルなデザイン、もう1つは、クル・ド・パリ装飾を施したシルバーダイヤルにブラックでプリントされたローマ数字とブレゲ針をあしらった、よりクラシカルなデザインです。いずれも、ステンレススティールまたはローズゴールド加工ステンレススティールです。3時、6時、および9時の位置にそれぞれ、30分積算計、針による日付表示、スモールセコンドカウンターが配され、シースルーケースバックからはマニュファクチュール製ムーブメントの特徴であるペルラージュ装飾とコート・ド・ジュネーブ装飾を施した新型FC-760ムーブメントを眺めることができます。
Flyback Chronograph Manufacture
フライバック クロノグラフ マニュファクチュール (写真右上から順に)
Ref.:FC-760DG4H4
ケース径:42mm
ケース素材:SS(ローズゴールド加工)
防水性:5気圧
ストラップ:ブラウンのアリゲーター
ムーブメント:自動巻き、Cal.FC-760(自社製)、毎時28,800振動、38時間パワーリザーブ、32石
仕様:時分秒、スモールセコンド、フライバッククロノグラフ、 ポインターデイト、サファイアクリスタルガラス風防、シースルーケースバック、ダークグレーダイヤル
価各:582,000円(税抜)
【バリエーション】
Ref.:FC-760DG4H6/ダークグレーダイヤル/SS(サテン仕上げ)ケース/ブラックアリゲーターストラップ/価格:539,000円(税抜)
Ref.:FC-760MC4H4/シルバーダイヤル/SS(ローズゴールド加工)ケース/ブラウンアリゲーターストラップ/価格:582,000円(税抜)
Ref.:FC-760MC4H6/シルバーダイヤル/SS(サテン仕上げ)ケース/ブラックアリゲーターストラップ/価格:539,000円(税抜)
Ref.:FC-760V4H4/シルバーダイヤル/SS(ローズゴールド加工)ケース/ブラウンアリゲーターストラップ/タキメータースケール/価格:582,000円(税抜)
GMインターナショナル
TEL:03-5828-9080
www.clubfc.jp
BASEL WORLD2017 BREGUET New Model2017年 ブレゲ新作速報
ブース撮影:篠田哲生 Photo:Tetsuo Shinoda
取材・文:名畑政治 / Report&Text:Masaharu Nabata
※表記は2017年3月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
※2017年最新作レポートの掲載価格つきましては、税抜き表記を行っているものもあります。
>2017年 BASEL WORLD(バーゼルワールド) 速報レポート トップへ戻る
BASEL WORLD2017 BREGUET NEW Release2017年 BASEL WORLD ブレゲ オフィシャルニュース
BREGUET | ブレゲ BASEL WORLD2017 新作 「ブレゲ トラディション レディ 7038」
BREGUET | ブレゲ BASEL WORLD2017 新作 「ブレゲ クラシック 7147」
BREGUET | ブレゲ BASEL WORLD2017 新作 「ブレゲ マリーン エクアシオン マルシャント 5887」
BREGUET | ブレゲ BASEL WORLD2017 新作 「ブレゲ クイーン・オブ・ネイプルズ プリンセス 8965」
BREGUET | ブレゲ BASEL WORLD2017 新作 「ブレゲ クイーン・オブ・ネイプルズ 8918」
BREGUET | ブレゲ BASEL WORLD2017 新作 「ブレゲ クイーン・オブ・ネイプルズ ミニ 8928」
BASEL WORLD 2017 FLASH Report BREGUET BOOTH2017年 BASEL WORLD ブレゲ ブース画像
BASEL WORLD 2017のブレゲ ブースの様子を全天周画像でご覧いただけます。スマートフォンでご覧の方は、FACEBOOKページにてご覧いただけます。
>ブレゲ クラシック 7147(BREGUET CLASSIQUE 7147)

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ブランパンが、1950年代に発表した水密性表示機能搭載の「フィフティ ファゾムス」ヴィンテージモデルを再解釈し、新作を発表します。
「フィフティ ファゾムス」の歴史は、2組の男たちの想いが一体化することにより始まりました。その一方が、1950年から1980年までの30年にわたりブランパンのCEOを務め、ダイビングに情熱を注いだ、ジャン-ジャック・フィスター。もう一方が、フランス海軍潜水戦闘部隊の創設者であり、海中での任務遂行のために信頼できるダイバーズウォッチを必要としていたロベール・“ボブ”・マルビエ大尉とクロード・リフォ中尉です。
1950年代初頭、ジャン-ジャック・フィスターはスポーツダイビングのパイオニアでした。自らの経験に基づき、彼はダイバーの命を守れるかどうかは信頼できる計時装置があるかどうかにかかっているにも関わらず、そうした時計が販売されていないことを知ります。そこでブランパンのトップとして彼は、自社の時計師たちに水中での正確な計時という難題に取り組むよう指示したのです。まず取り組むべき基準が「防水性」であることは明らかでした。この問題を解決するため、フィスターは二重密閉構造のリューズシステムの開発に取りかかります。これによって、潜水中に誤ってリューズが引き出されてしまった場合でも、腕時計の中に水が入り込むのを防ぎ、内側に2つ目のパッキンが配されていることで、腕時計の水密性が保証されます。ジャン-ジャック・フィスターはこの発明で特許を取得します。そしてまた、ケースバックの密閉システムにおいても特許を取得しました。他の既存のシステムで固定されたケースバックでは、ケースバックを密閉するために使われるOリングがケースバックをネジで固定する際に歪んでしまうことがあるため、実際に問題が頻発していました。このリスクをなくすため、フィスターは補助的なメタルディスクによってOリングが挿入され定位置で固定される方法を考案したのです。
/sites/default/files/newsImage1/1516.jpgフィスターはさらにもう1つの問題に立ち向かいます。潜水時間を測るために使うことができる安全な回転ベゼルの開発です。彼が考えたのは、ベゼルを回転させて、ゼロ位置を分針に合わせるというものでした。これによって、ダイバーは分針を使ってベゼルに表示された目盛りを読み取ることで潜水時間を知ることができます。このような問題に取り組んだのは、フィスターが安全性を中心に考えていたことを物語っています。誤ってベゼルが動いてしまうことで正しく計時が行われず、それが悲劇的な結果をもたらすことがあります。このためフィスターは、ベゼルが誤って回転してしまうことを防ぐロック機構を完成させました。これによってもまた、特許を取得しました。後にブランパンは、逆回転防止ベゼルを導入しますが、これも同様に潜水中の安全性確保のための機能です。
また視認性は、特に濁った水中の場合には極めて重要な要因であると認識されていました。そこでフィスターは、「フィフティ ファゾムス」の直径を大きくし、インデックスと針にホワイトの蛍光塗料を塗布することで、ブラックの文字盤とのコントラストを高めるというアイデアを考案したのです。ムーブメントを自動巻にするということも彼にとって重要な考えでしたが、それは自動巻にすることで、手巻に比べリューズの摩耗を減らすことができるからでした。
これと並行して、1952年初頭、自らの海中での任務遂行に見合ったダイバーズウォッチを見つけ出そうというマルビエ大尉とリフォ中尉の探求が始まります。彼らは、ダイバーにとって絶対に欠かすことのできない装備になるであろうダイバーズウォッチを見つけるため、共同で彼らの基準に見合う計時装置の具体的な基準をリストにまとめました。フランスのある防水時計を使って行った最初のテストの結果は惨憺たるものでした。小さすぎて文字盤がほとんど読み取れず、ケースは防水とは程遠い代物だったからです。
こうした2組の確固としたビジョンを描く男たちの進む道がいよいよ交差します。1953年、ブランパンはこのフランス海軍の部隊にダイバーズウォッチを納品し、彼らの基準を完全に満たしているかどうかの試験が行われることになったのです。この時計は全てのテストにおいて素晴らしい結果を収め、フランス海軍潜水戦闘部隊にとって欠かすことのできない装備の1つとなりました。その後、同様のことが各国の海軍で起こります。まさに唯一無二のダイバーズウォッチ、それが「フィフティ ファゾムス」だったのです。
/sites/default/files/newsImage2/1516.jpgジャン-ジャック・フィスターは、ダイバーの安全性という彼がこれまで没頭してきた問題に取り組み続け、「フィフティ ファゾムス」に新たな機能が組み込まれます。それが、水密性を確認するディスクです。何らかのアクシデントがあって、ケースの中に液体が入り込んだ場合、6時位置にあるディスクがホワイトからレッドに変わることによって異常を知らせます。「MIL-SPEC 1」と呼ばれる「フィフティ ファゾムス」モデルの文字盤に表示されるこのディスクは、海軍の厳しい基準を満たすものとして1957年から58年にかけて開発されました。1958年初頭、アメリカ海軍が海中での任務で使うことのできるダイバーズウォッチの仕様を決めるという目標を掲げ、様々なダイバーズウォッチのテストを行いました。このテスト結果を受けて、「フィフティ ファゾムス」は米国海軍のダイバーたちの手首に装着されるようになり、米国で行われるそれ以降の製造基準となったのです。やがてブランパンは、海軍水中爆破部隊や海軍特殊部隊のエリート隊員用に「MIL-SPEC 1」ウォッチを供給する契約を米国海軍と締結します。その後1960年代初頭、こうしたダイバーズウォッチは「MIL-SPEC 2」へと進化し、「Tornek-Rayville」の名前から、「TR-900」と呼ばれるようになります。米国海軍の要求規格であった水密性表示ディスクがすべてのモデルに搭載されていました。
2017年の新作モデル
「フィフティ ファゾムス MIL-SPEC」へオマージュを捧げるこのモデルには、210個の部品で構成され、2つの主ゼンマイを収めた香箱が4日間のパワーリザーブを実現するブランパン自社製自動巻キャリバー1151が搭載されています。ステンレススティール製の直径40mmケースに収められたムーブメントも、NAC(プラチナ合金)コーティングされブランパンのロゴが刻印されたゴールド製ローターもサファイアケースバックから見ることができます。ヒゲゼンマイはシリコン製で、多くの優れた性質を持っています。その特性は、まず軽くて衝撃に強く、次に磁気に対する耐性も備えていることが挙げられます。そしてシリコン製ヒゲゼンマイは最適な形に仕上げることができ、それによってムーブメントの等時性が改善され、時計の精度も向上しています。
もちろんこの新作モデルにも1953年に発表されたオリジナルの「フィフティ ファゾムス」が実現した特徴とその後時計業界全体が追随したダイバーズウォッチならではの機能が組み合わされています。ブラックの文字盤はスーパールミノヴァ®が塗布されたインデックスと、1950年代モデルの「MIL-SPEC 1」のデザインを想起させる水密性表示ディスクが特徴です。耐傷性の強いサファイアで覆われた逆回転防止ベゼルは、2003年の「フィフティ ファゾムス」誕生50周年に初めて登場したブランパンの革新性を示す機能で、その下に表示される夜光インデックスを保護しています。
このダイバーズウォッチは水深300mに相当する30気圧防水を備えています。500本の限定製造で、ストラップは、NATOストラップ、セイルキャンバスストラップ、またはスティール製ブレスレットのタイプがあります。
Fifty Fathoms Automatique
Ref.:5008-1130-B52A
ケース径:40.30mm
ケース厚:13.23mm
ケース素材:SS
防水性:30気圧
ストラップ:セイルキャンバス(NATOベルト、SS製ブレスレットのタイプもあり)
ムーブメント:自動巻き、Cal.1151、96時間パワーリザーブ、28石
仕様:夜光インデックス、サファイアクリスタル製のシースルーケースバック
ブランパン ブティック銀座
TEL:03-6254-7233
コンテンポラリーかつダイナミックなブランパンの新作タイムピースは、女性のあらゆるムードに応じて交換可能な5種類のストラップを備えて登場します。
5つのスタイルが楽しめる時計
この新作タイムピースには、5本の異なるカラーの交換可能なストラップが入ったボックスが付いているので、ワードローブに合わせて時計の雰囲気を簡単に変えることができます。ストラップは、レッド、ミッドナイトブルー、スカイブルーのアリゲーターストラップ3本、ホワイトのオーストリッチストラップ1本、ブラックのサテンストラップ1本です。ブレスレットに付いているタブを押すだけで簡単に交換が行えます。
この新しいフェミニンなモデル「デイト ムーンフェイズ」のベゼルには48個のダイヤモンドがセットされ、29.20mmのステンレススティール製のケースに収められています。マット仕上げのホワイトダイヤルにはリーフ針、日付表示、そしてサファイア ムーンフェイズを備えています。このムーンフェイズ コンプリケーションは、ブランパンが1980年代初頭に復活させるまで、時計製造の舞台から長らく姿を消していました。以来、ムーンフェイズはブランパンを象徴するコンプリケーションのひとつとなっています。文字盤上に表現される月の周期は、時計製造と天文学の歴史的なつながりを想起させます。文字盤の表示窓を通して、月の満ち欠けに対応する月の顔が移動していく姿を見ることができます。ムーンフェイズのメカニズムには、29.5日という月の満ち欠けの周期2回分に相当する59の歯車が使用されています。そのためこの歯車で動くディスク上には、月のモチーフが2回描かれています。また、月に描かれた女性の顔の、笑みを浮かべる口元に配された “つけぼくろ” など、面白い趣向のディテールもあります。つけぼくろは18世紀のフランスにおいて、冗談半分でからかうような態度を表すものと見なされていました。これは、宮廷の女性たちが求婚者へのメッセージとして使ったもので、このコケティッシュなサインをどこに付けるかによってその意味が違っていました。
/sites/default/files/newsImage2/1515.jpg美しさとテクノロジーを超えた時計
新しい「ヴィルレ デイト ムーンフェイズ」を駆動するのは、新しい自動巻キャリバー913QLです。このキャリバーは、慣性調整ネジとシリコン製ヒゲゼンマイを備えたグルシデュール製テンプを搭載しています。シリコン製ヒゲゼンマイは、近年の時計産業におけるもっとも重要な革新的素材の一つであり、既存のヒゲゼンマイに比べて多くの優れた性質があります。その特性は、まず軽くて衝撃に強く、次に磁気に対する耐性も備えていることが挙げられます。そしてシリコン製ヒゲゼンマイは最適な形に仕上げることができ、それによってムーブメントの等時性が改善され、時計の精度も向上しています。サファイアケースバックを通して見ることのできるイエローゴールド製のローターには、渦巻き模様の面取り装飾が施されており、ポリッシュ仕上げのその縁と、直線とサーキュラーパターンからなるコート・ド・ジュネーブなど、デリケートで洗練された装飾技法を通じて、マニュファクチュールはその卓越した専門技術を表現しているのです。
Quantième Phases de Lune
Ref.:6106-4628-95A
ケース径:29.20mm
ケース厚:10.36mm
ケース素材:SS
防水性:3気圧
ストラップ:レッド、ミッドナイトブルー、スカイブルーのアリゲーター、ホワイトのオーストリッチ、ブラックのサテン
ムーブメント:自動巻き、Cal.913QL、40時間パワーリザーブ、20石
仕様:ムーンフェイズ、サファイアクリスタル製のシースルーケースバック、交換用ストラップ入りのボックスが付属
ブランパン ブティック銀座
TEL:03-6254-7233
マニュファクチュール ブランパンがその伝統を守り、純粋で時を超えたエレガンスを表現したレディスウォッチを発表します。このレッドゴールド製のタイムピースは、ブランパンを象徴するコンプリケーションを備え、ヴィルレ コレクションの美意識を体現しています。
ブランパンがヴィルレ コレクションのレディスウォッチ「デイト ムーンフェイズ」をバーゼルワールド2017にて発表します。このレッドゴールドモデルのオパリンダイヤルは、リーフ針、日付表示、そしてサファイアムーンフェイズを備えています。このムーンフェイズ コンプリケーションは、ブランパンが1980年代初頭に復活させるまで、時計製造の舞台から長らく姿を消していました。以来、ムーンフェイズはブランパンを象徴するコンプリケーションのひとつとなっています。文字盤上に表現される月の周期は、時計製造と天文学の歴史的なつながりを想起させます。文字盤の表示窓を通して、月の満ち欠けに対応する月の顔が移動していく姿を見ることができます。ムーンフェイズのメカニズムには、29.5日という月の満ち欠けの周期2回分に相当する59の歯車が使用されています。そのためこの歯車で動くディスク上には、月のモチーフが2回描かれています。また、月に描かれた女性の顔の、笑みを浮かべる口元に配された “つけぼくろ” など、面白い趣向のディテールもあります。つけぼくろは18世紀のフランスにおいて、冗談半分でからかうような態度を表すものと見なされていました。これは、宮廷の女性たちが求婚者へのメッセージとして使ったもので、このコケティッシュなサインをどこに付けるかによってその意味が違っていました。
新しい「ヴィルレ デイト ムーンフェイズ」のケースは直径29.20mmで、ベゼルには48個のダイヤモンドがセットされています。このタイムピースを駆動するのは、新しい自動巻キャリバー913QLです。このキャリバーは、慣性調整ネジとシリコン製ヒゲゼンマイを備えたグルシデュール製テンプを搭載しています。シリコン製ヒゲゼンマイは、近年の時計産業におけるもっとも重要な革新的素材の一つであり、既存のヒゲゼンマイに比べて多くの優れた性質があります。その特性は、まず軽くて衝撃に強く、次に磁気に対する耐性も備えていることが挙げられます。そしてシリコン製ヒゲゼンマイは最適な形に仕上げることができ、それによってムーブメントの等時性が改善され、時計の精度も向上しています。サファイアケースバックを通して見ることのできるレッドゴールド製のローターには、渦巻き模様の面取り装飾が施されており、ポリッシュ仕上げのその縁と、直線とサーキュラーパターンからなるコート・ド・ジュネーブなど、デリケートで洗練された装飾技法を通じて、マニュファクチュールはその卓越した専門技術を表現しているのです。このタイムピースには、トープカラーのアリゲーターレザーストラップが装着されています。
Quantième Phases de Lune
Ref.:6106-2987-55A
ケース径:29.20mm
ケース厚:10.36mm
ケース素材:18K レッドゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:アリゲーター
ムーブメント:自動巻き、Cal.913QL、40時間パワーリザーブ、20石
仕様:ムーンフェイズ、サファイアクリスタル製のシースルーケースバック
ブランパン ブティック銀座
TEL:03-6254-7233
ブランパン メティエダールのアトリエが、ゴールドとブランパンになじみ深い赤銅(しゃくどう)を用い、象徴的なマッターホルンを面前に繰り広げられる「雌牛の闘牛」を描いた比類なき新作モデルを発表します。
ヴァルデラン原産の雌牛は、1861年にスイスの国家遺産に認定されています。紀元前3000年にはすでにヴァレー州に存在していたとされるこの牛は、その頑丈な性質と短い脚により、高度3000メートル以上を登ることができ、そしてなによりも、毎春に高山の草地へと連れていく際に行われる伝統的な闘牛で知られています。強く闘争的な性格を持つこの牛は、群れのヒエラルキーを決めるために互いに頭や角をぶつけ合って闘います。相手が背を向けるかあるいは服従の証として闘いを拒んだとき、その牛が勝者とされ、対決の末に群れの「女王の中の女王」が決定します。このステータスを得た雌牛は、豊かな放牧地を求める群れ共通の闘いにおいて他の牛を率いる権力を得るのです。ブランパンは、この新作モデルのダイヤルに、スイスのもうひとつのエンブレムへのオマージュを捧げています。それが有名なマッターホルンです。海抜4,478メートルのこの山は、ピラミッドのようなシルエットでスイスにおいて最も知られる山であり、そびえたつその姿は世界のアルピニストにとって力強いシンボルであり続けています。
/sites/default/files/newsImage2/1513.jpg赤銅(しゃくどう)と緑青(ろくしょう)
赤銅は金と銅の合金です。歴史的に剣の鞘や装飾品、宝飾品を装飾するために用いられ、職人によって赤銅にエングレービングが施されたり、他の装飾が加えられたりしてきました。ブランパンのこの新作タイムピースでは、闘牛の様子を描いた装飾をゴールドに手彫りで仕上げた後、それを赤銅のダイヤル上に小さな足で固定します。すべてを組み合わせた後、ダイヤルを銅塩液に浸すことで、ダイヤルを構成するこれらの要素に緑青の独特の古色が得られます。その古色の色合いや濃さは、浸す加工の回数と時間によって決まります。エングレーバーの熟練の目と芸術的な感性が、緑青の古色の深みとニュアンスを決定づけるのです。ブランパンのロゴとマッターホルンは、極めて精密な道具を駆使する社内の職人の手作業で、赤銅技術を使用してダイヤル上にエングレービングされました。
牛の首環にはイエローゴールドが用いられ、ダマスキネ技法によりレッドゴールドの牛の装飾に組み込まれました。ダマスキネ技法とは、装飾に空洞をあけ、それを別の金属で満たす技法で、新作モデルではイエローゴールドを用いています。その後、イエローゴールドが空洞に均一に広がるよう丁寧に打ち込まれ、これによって装飾全体の表面が滑らかに仕上がった後、手作業でエングレービングと研磨が行われました。
ムーブメント
ブランパンのこの新作タイムピースは、技術面・デザイン面双方において異彩を放ちます。直径42mmのこのタイムピースは、手巻キャリバー13RAを搭載しています。パワーリザーブ表示は、ムーブメント裏側のブリッジに配され、サファイアケースバック越しに見ることができます。ムーブメントには3つの主ゼンマイを収めた香箱が備わり、連続して巻き上げるその構造により、8日間のパワーリザーブを誇ります。2つ目の香箱は、1つ目の香箱のエネルギーが枯渇する前に巻上げを引き継ぎ、3つ目の香箱も同様に機能します。こうした構造により、ムーブメントの精度が保証されるのです。
Villeret 8 Jours Manuelle
Ref.:6612-3616-55B
ケース径:42.00mm
ケース厚:10.55mm
ケース素材:18K レッドゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:アリゲーター
ムーブメント:手巻き、Cal.13R3A、192時間(8日間)パワーリザーブ、28石
仕様:サファイアクリスタル製のシースルーケースバック
限定:世界限定1本
ブランパン ブティック銀座
TEL:03-6254-7233
コンプリケーションと洗練された美しさが共存する新作タイムピースが、「ヴィルレ コレクション」に登場します。
ブランパンは「ヴィルレ コレクション」を常に再解釈し続け、時を超えたエレガンスを保ち続けています。純粋なシルエット、グラン・フー・エナメルを施した文字盤、そしてダブルステップ・ベゼルを備えたこの最新モデルも例外ではありません。その美意識と調和して、ブランパンロゴとインデックスはエナメルペイントされています。こうした装飾技法では、800度以上という極めて高温の炉で何度も焼成を繰り返すことが求められるのです。
このマニュファクチュール ブランパンからの最新モデルでは、大きな2つの窓で日付表示を行い、ダイヤルの縁にあるカレンダーの週番号は伝統的なブルースチール製のサーペント針によって表示されています。見た目のバランスと視認性を高めるため、曜日は9時位置のサブダイヤルで表示されます。カレンダーの週番号表示は、日曜から月曜に移るのと連動して変わります。1から53までのナンバリングが、日付に関する公式規格では年間53週の年もあるということを思い出させてくれます。このレッドゴールド製の42mmのケースには、ブランパンが特許を持つアンダーラグコレクターが装備されています。このアンダーラグコレクターは時計を着けた際には外からまったく見えることがないため、もっともなめらかで美しいケースを製作するというマニュファクチュールの目標は達成されたのです。またこのコレクターシステムのおかげで、特別な道具を必要とせずに、指先で簡単に表示を調整することができるのです。11時位置のコレクターで曜日を、そして1時位置のコレクターでカレンダーの週番号を調整することができます。ラージデイトはリュウズで調整します。
このブランパンのタイムピースには、378個の部品で構成される自動巻ムーブメント、キャリバー3738G2が搭載され、3つの主ゼンマイを収めた香箱を備えることで、8日間のパワーリザーブを実現しています。テンプはチタン製で、ゴールドの四角いチラネジを備え、ヒゲゼンマイはシリコン製です。シリコン製ヒゲゼンマイは、近年の時計産業におけるもっとも重要な革新的素材の一つであり、既存のヒゲゼンマイに比べて多くの優れた性質があります。その特性は、まず軽くて衝撃に強く、次に磁気に対する耐性も備えていることが挙げられます。そしてシリコン製ヒゲゼンマイは最適な形に仕上げることができ、それによってムーブメントの等時性が改善され、時計の精度も向上しています。また、サファイアケースバックからは手作業で見事に仕上げられたムーブメントと、ハニカムパターンが入った2色のローターを見ることができます。革新と伝統を融合させたこの新しいタイムピースには、ハンドステッチのアリゲーターストラップが装着されています。
Villeret Semainier Grande Date 8 Jours
Ref.:6637-3631-55
ケース径:42.0mm
ケース厚:13.4mm
ケース素材:18K レッドゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:アリゲーター
ムーブメント:自動巻き、Cal.3738G2、192時間(8日間)パワーリザーブ、44石
仕様:ラージデイト、曜日表示、サファイアクリスタル製のシースルーケースバック
ブランパン ブティック銀座
TEL:03-6254-7233
ブランパンが、マニュファクチュールを象徴する「ヴィルレ コレクション」で初めて、“デイ・デイト” コンプリケーションを搭載したタイムピースを発表します。
ブランパンの自社製ムーブメントを開発・製造する能力は、クリエーションに完全な自由を与えるほどに高度なものです。この卓越した専門技術によって、ブランドが “デイ・デイト” コンプリケーションを搭載したモデルを発表することが可能になりました。実用的でありながらもエレガントな新作タイムピースは、文字盤を一見しただけでそこに表示されている全ての情報が読み取れるようになっています。ヴィルレ コレクションのこの新モデルは、直径40mmのステンレススティール製ケースを備え、マットホワイトの文字盤にはリーフ針が配されています。スモールセコンドが6時位置にあり、曜日と日付は3時位置に表示されます。
時計の心臓部で鼓動するムーブメントは、275個の部品で構成され石数34個の自動巻キャリバー1160DDです。このキャリバーのテン輪はグルシデュール製で、ゴールドの四角いチラネジを備え、ヒゲゼンマイはシリコン製です。シリコン製ヒゲゼンマイは、近年の時計産業におけるもっとも重要な革新的素材の一つです。その特性は、まず軽くて衝撃に強く、次に磁気に対する耐性も備えていることが挙げられます。そしてシリコン製ヒゲゼンマイは最適な形に仕上げることができ、それによってムーブメントの等時性が改善され、時計の精度も向上しています。
このムーブメントは8振動で駆動し、2つの主ゼンマイを収めた香箱を備えることで、72時間のパワーリザーブを実現しています。サファイアケースバックからは手作業で見事に仕上げられたムーブメントと、ハニカムパターンが入ったイエローゴールド製ローターを見ることができます。
この新しいタイムピースには、ハンドステッチのブラックアリゲーターストラップが装着されています。
Villeret Jour Date
Ref.:6652-1127-55B
ケース径:40.0mm
ケース厚:10.4mm
ケース素材:SS
防水性:3気圧
ストラップ:アリゲーター
ムーブメント:自動巻き、Cal.1160DD、72時間パワーリザーブ、34石
仕様:デイ・デイト、サファイアクリスタル製のシースルーケースバック
ブランパン ブティック銀座
TEL:03-6254-7233