ミニッツリピーター

現在時刻を音によって知らせる機能。ケースサイドのレバーをスライドすることによって、2つのハンマーが音の違う2種類のゴングを打ち、「時」を低音で「クォーター／15分」を高音と低音の組合せで「分」を高音で鳴らして知らせる。
例えば3時48分の場合、低音を3回（3時）、高音＆低音を3回（15分単位×3回で45分）、高音を3回（48分は45分プラス3分と考えて3回）鳴らす。
カール F. ブヘラのミニッツリピーターは、ハンマーがゴングを打つ速度や間隔を一定に制御するレギュレーターの回転にペリフェラル技術を応用している。また、この動きが文字盤側で見えるのも他にはない独自のアプローチである。

トゥールビヨン機構

姿勢差によって生じる精度の誤差を減らすための機構。調速機構が収められたキャリッジを一定時間で回転させることによって重力の影響を極力減らし、安定した精度を保つ。カール F. ブヘラ独自開発のトゥールビヨンキャリバーCFB T3000は一般的に軸で支えるキャリッジを外周の3つのボールベアリングで支えながら回転するという機構のため、浮いているように見える（フローティングトゥールビヨン）