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URWERK | ウルベルク SIHH 2019新作 視覚的に楽しめるリニア式表示と、正確に読み取るためのデジタル表示を搭載「UR-111C」

URWERK(ウルベルク) SIHH 2019新作 視覚的に楽しめるリニア式表示と、正確に読み取るためのデジタル表示を搭載「UR-111C」

 ウルベルクはその特徴的表示であるワンダリングアワー(放浪する時間)のサテライト複雑機構以外を搭載した作品も常に注目され、時計製造産業界また愛好家たちから賞賛を得てきました。UR-111Cもまた例外ではありません! この最新のマイクロメカニック作品は、間違いなくブランドの≪スペシャルプロジェクト≫のひとつに数えられるでしょう。UR-111Cは、美しくもあり複雑でもあります。このモデルの開発と組み立ては、困難への挑戦と根気強さを必要としました。独立したブランドであるウルベルクを構成する17人のプロフェッショナルなチームのおかげで、このプロジェクトを成功に導くことが出来ました。

 ウルベルクらしい作品であるUR-111Cを手にするとき、≪慣用的な≫ものは期待されていません。この新作は、名高いUR-CC1 ≪ King Cobra/キング・コブラ ≫ (時計師Louis Cottier/ルイ・コティエ が1950年代に開発したプロトタイプから着想を得た時計https://www.urwerk.com/en/press-ur-cc1-m8.php)から直接インスパイアされたものなのです。このモデルは分を異なる表示-視覚的に楽しめるリニア式表示と、正確に読み取るためのデジタル表示です。誰もローラー型の新設計リューズや光ファイバーが蛇行して進む時間表示を実現できたものはいないはずです。SFの世界をそのまま表現したような時計に見えない場合、その時計はウルベルクではありません。

 ウルベルク共同設立者のフェリックス・バウムガルトナーとマーティン・フレイは、時計とそのオーナーの相互の関わりの必要性と喜びを常に大切にしてきました。≪美しい機械的なオブジェを身に着けることは、喜びであり誇りでなくてはならない≫ とフェリックス・バウムガルトナーは語ります。≪手首と一体となったメカニズムが、あなたの肌の一部となり語りかけてくれるような、深い絆が生まれなくてはいけません。機械時計というのは体と調和し、あなたが与えるエネルギーと引き換えに情報を知らせ、知的要素を引き出してくれる第一歩のようです。そこには対話が存在し、あなたの時計を大切にしてあげると、その気持ちのお返しをしてくれるのです。≫

 2人のウルベルク共同設立者たちは、好奇心、興味、感覚を掻き立てるこの作品のために一人はデザイン、もう一人は技術的設計のために多くの時間を費やしました。まず巻き上げ機構から見ていくと、ムーブメント上の上部に搭載されたシリンダー型の巻上げリューズがあります。時計の巻上げのために、この刻みの付いた長いシリンダーを回すことは、新しい感覚です。この新しいシステムを機能させるため複雑な角度に調節した極小のべベルギア、そして一連の中間車を開発する必要がありました。時刻合わせには、UR-111C側面にあるレバーでこの機構を切り替え、シリンダー型リューズにより時刻を時計回りまたはその反対の2方向で調整します。

 時間のデジタルジャンピング表示と分の継続的な表示は、ケース側面のサファイアクリスタル内に設置された円錐形部分で行われます。時刻の読み取り軸のこのような設定により、手首を傾けなくても時刻を一目で知ることが出来ます。これらの円錐形の間には、分の線形表示があります。分の進みを線形に転換するためにも、極小の円錐型ギアを採用した特殊で精密な機械的伝達方法を開発する必要がありました。

 ウルベルクはすでにUR-CC1 ≪ King Cobra/キングコブラ≫において、線形表示を採用しました。ですが、この最新モデルのためにマーティン・フレイは、ウルベルクのエンジニアたちにさらなる挑戦を課しました。分を出来るだけ読みやすくするため、分の斜線表示を提案したのです。このたった一つの簡単そうな要望を実現するには、複雑に入り組んだ螺旋形のばねを開発が必要でした。分の回転を制御するこの部品は、分表示のトンネルを通して見え、60のインデックスに到達すまでの1時間に300度回転します。そして、この螺旋形のばねは緊張がほどけ、前に60度回転し、視覚的にはレトログレード効果をもたらしながら0の位置に戻ります。この同じ力が、時間機構のジャンプを司ります。

URWERK(ウルベルク) SIHH 2019新作 視覚的に楽しめるリニア式表示と、正確に読み取るためのデジタル表示を搭載「UR-111C」

 UR-111Cの秒のデジタル表示も世界初のものです。軽量化のためスケルトン加工された秒表示機構は、一つの歯車上で10:20:30:40:50:60、もう一方で5:15:25:35:45:55と均等に2つの歯車に配分されています。これら2つのインデックスが組み合わさり、グラフィックな時の流れを表現しています。オープンワークが施されたそれぞれの歯車の重さは0,018 グラム (数字が付属すると0.025 g)で、 LIGA製法により金属レースのような部品を作り出すことが可能となりました。この複雑な絡み合いは、環状の形の伝導体により昇華されました、それはこの数字上10分の1ミリにされた光ファイバー網です。この伝導体はルーペとは異なり秒の形をゆがめることなく、ミドルケースをかすめながら移動する秒を完璧かつ簡単に読み取ることができます。

URWERK(ウルベルク) SIHH 2019新作 視覚的に楽しめるリニア式表示と、正確に読み取るためのデジタル表示を搭載「UR-111C」

 UR-111Cへの最後工程はケースに行われます。サイエンス・フィクションや前衛的なテクノロジーをこよなく愛し魅了されるウルベルクの作品をさらに進化させ、近未来的な車のようなデザインのモデルとなりました。このような機構を中央が一体型の同様のケースにケーシングするためには、巧妙な策を講じる必要がありました。そのため、ケーシングは側面から行われます。スチール製ケースは、中央の細い部分と2つの翼部分の3部から構成されます。ケーシング時に機構は横向きに置かれるため、デリケートで慎重な作業となります。時計機構の繊細な部品にさわらず、スチール製の鎧を≪はめ込む≫のです。ケースはサンドブラスト、マイクロブラスト、研磨、サテン仕上げの装飾が調和し、見事な仕上げが施されています。ネジひとつをとっても、見る面によって異なった仕上げ施されているのが見て取れます。この傑作を完成させるために、秒表示の部品が組まれ、調整されてやっとこの困難極まる組み立てが終了します。

URWERK(ウルベルク) SIHH 2019新作 視覚的に楽しめるリニア式表示と、正確に読み取るためのデジタル表示を搭載「UR-111C」

UR-111C

Ref.:UR-111C
ケースサイズ:横42×縦46mm
ケース厚:15mm
ケース素材:ステンレススチール(ガンメタル加工)
防水性: 3ATM/100’/30mで圧力テスト
ムーブメント:自動巻き(ストップ・セコンド付き)、48時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)、37石
仕様:ジャンピングアワー、レトログレード線形分表示、デジタル分表示、デジタル秒表示、無反射コーティングが施されたサファイアクリスタル
限定:世界限定25本

URWERK(ウルベルク) SIHH 2019新作 視覚的に楽しめるリニア式表示と、正確に読み取るためのデジタル表示を搭載「UR-111C」


※2019年1月時点での情報です。掲載当時の情報のため、変更されている可能性がございます。ご了承ください。

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イースト・ジャパン株式会社
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TEL: 03-6274-6120


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