このローターにおいて耐震性を確固たるものにしたのが、<ボールベアリングの使用>である。
 ムーブメントを取り巻くリング形状のローターの運動を、巻き上げへと変換する伝え車にも2つのインカブロックシステムを装着し、軸が衝撃を受けても簡単に折れないようにしていることからも、耐震性に関してカール F. ブヘラは万全の体制で臨んでいることが分かる。
 またボールベアリング周辺の素材の強度にもこだわっている。ボールベアリングに備え付けられたローラーによって、ローターの回転運動の軸受けは強化促進を助けられているが、このローラーはDLC(diamond-like carbon)加工※という、高硬度、高耐久性などのすぐれた特性を持つカーボン被膜をほどこされており、またボールベアリング自身はほぼメンテナンスフリーのセラミックで出来ているため、ローターの回転による疲弊が少ない。
 また、このCFB A1000は両方向巻き上げ機構なので、ローターが左右どちらに回転しようとも、ゼンマイへのエネルギー供給が可能という効率の良さも兼ね備えているのである。
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