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CASIO G-SHOCK  不思議と違和感のない ゴールドのG-SHOCK

不思議と違和感のない ゴールドのG-SHOCK

  実はカシオには、もう一つ話題作があった。と言っても発売はしない特別なコンセプトモデルだ。


  この時計を考案したのは、G-SHOCKの生みの親である伊部菊雄さん。今回は彼から直接プレゼンテーションを聞くことができた。


「G-SHOCKの歴史とはチャレンジの歴史です。G-SHOCKを考案したのは、屋外でアクティブに楽しめる時計が欲しかったから。そして1997年にはG-SHOCKファンにもっと時計を使ってもらうために、スーツでも着けられるフルメタルケースのモデルを作りました。おかげさまで一昨年に30周年を迎えることができましたが、私の中では、また新しいチャレンジがしたくなったのです」


  それがゴールド製のG-SHOCKだった。


「G-SHOCKとは“強さの究極”を追い求める時計です。ここに他分野の究極をぶつけたらどうなるだろうか? それが発想の原点でした。金属素材の究極と言えば、やはりゴールドですよね。そこで全てゴールドでG-SHOCKを作ろうと思ったのです」


  計画は秘密裏に進められ、ほとんどのスタッフは存在すら知らなかった。


「特別な時計ですから、新しい試みとしてカシオ製品で初めて女性スタッフだけで作ったのです。ただし製造は大変でした。作るからには中途半端な事はしたくないですからね。非常に重たいゴールドケースで耐衝撃性能を実現するため、時計モジュールを収める内胴と外殻となる外胴の間にショックアブソーバーを組み込みました。これは今までのG-SHOCKにはない新構造です。しかもブレスレットも新開発です。この時計はタフでありながら、美しさも追求できた。女性スタッフを起用した甲斐がありましたね」


  実は時計愛好家やコレクターの間では、ゴールドケースのG-SHOCKが欲しいという話は何度も出ていた。となれば、市販化の期待も高まるのだが……。


「残念ながら、市販化の予定はありません。というのも、我々が製品化する場合、何度も耐衝撃実験を行わなくてはいけない。でもこんな高価な素材で過酷なテストを何十回もすることは無理ですからね(笑)。これは“ディスカッション”のために作った時計なのです。究極×究極から何が生まれるのか? それによって、視野を広げるのが目的なのです」


  30年以上の歴史を重ねてなお、G-SHOCKは前進し続ける。ゴールド製のG-SHOCKは、その意思表示なのである。




[4] G-SHOCKの生みの親であり、時計界のレジェンドである伊部菊雄氏。クリエイティブセンスは、今も衰えることはない。


[5] G-SHOCKの原点である5600系で作ったのもポイント。初代G-SHOCKとゴールド製のG-SHOCKは完全に対極にあるモデルなので、あえて同じデザインにすることで、新しい世界が明確に見えてくるのだ。


[6] ブレスレットの造作も美しい。高級素材に見合ったデザインと仕上げを施しており、寸分の隙もない。


G-SHOCKの生みの親、伊部菊雄氏 ゴールド製のG-SHOCK 高級素材に見合ったデザインと仕上げ

構成・文:篠田哲生 / Composition&Text:Tetsuo Shinoda
写真:江藤義典 / Photos:Yoshinori Eto




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