2023 New Model ｜ ROLEX
2023年ロレックス新作　オイスターパーペチュアルコスモグラフデイトナ

【編集顧問田中克幸ピックアップ】

　1963年登場の「コスモグラフデイトナ」誕生60周年となる新モデル「オイスターパーペチュアルコスモグラフデイトナ（OYSTER PERPETUAL COSMOGRAPH DAYTONA）」。ダイアルのアワーマーカーとカウンター目盛り等のグラフィックバランスが一新され、自社開発・製造の新ムーブメントCal.4131を搭載。コレクション全体がアップデートされた中、950プラチナケースにアイスブルーダイアルを備えたモデルはムーブメントのローターが18 ct イエローゴールド製、かつオイスターパーペチュアルコレクションでは初となるトランスパレントケースバック仕様。クローズドケースが標準仕様のロレックスではムーブメントを視認できるレアな存在だけに、一層の注目が高まる。

OYSTER PERPETUAL COSMOGRAPH DAYTONA
オイスターパーペチュアルコスモグラフデイトナ
Ref：126506
ケース径：40.00mm
ケース厚：11.90mm
ケース素材：950プラチナ
防水性：100m(330ft)
ストラップ：950プラチナ製オイスターブレスレット(3列リンク)、セーフティキャッチ付オイスターロッククラスプ、イージーリンク(約5mmのエクステンションリンク)
ムーブメント：自動巻き、Cal.4131(ロレックスによる完全自社製造)、約72時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)、47石
仕様：時・分・秒(スモールセコンド/6時位置)表示、中央の秒針によるクロノグラフ、積算計(30分/3時位置、12時間/9時位置)、秒針停止機能による正確な時刻設定、チェスナットブラウンのセラミック製モノブロックセラクロムベゼル、アイスブルーダイアル(グロス、サンレイ仕上げ)
予価：9,253,200円(税込)
発売予定：2023年秋

＞このモデルの関連記事はこちら

今年発表された中でも、950プラチナモデルには、プラチナ製モデル限定のアイスブルーダイアルを備えている。あらためて説明すると“950”とはプラチナ含有量が95％という高純度を意味し、ロレックスでは950プラチナのみを使用する。また当モデルでは、オイスターパーペチュアルコレクションでは初となるサファイアクリスタルを備えたトランスパレントケースバック（シースルーバック）仕様。さらに新ムーブメント、Cal.4131は当モデルのみ18 ct イエローゴールド製の回転錘（ローター）を採用しており、またブリッジには独自のロレックスコート・ド・ジュネーブ装飾が施され、ロレックスのムーブメントをこの目で見たい愛好家には、待ち望まれた仕様となっている。

「コスモグラフデイトナ」の自動巻きモデルは1988年に登場。当時からCOSC認定クロノメーターであるCal.4030を搭載し、2000年の新世代モデル登場時には完全自社開発・製造のクロノグラフムーブメント、Cal.4130を搭載。今回、新たに搭載されたCal.4131はこのCal.4130の進化系であり、ローターも新しくなった。また、エネルギーロスを低減するクロナジーエスケープメント、耐衝撃性に優れるパラフレックスショック・アブソーバ等の革新技術が採用されている。