2022 New Model ｜ HUBLOT
2022年ウブロ新作　クラシック・フュージョンオーリンスキーブレスレットチタニウム

【編集顧問田中克幸ピックアップ】

　世界的に高名な仏の現代アーティスト、リチャード・オーリンスキーとのコラボレーション最新作が「クラシック・フュージョンオーリンスキーブレスレット（CLASSIC FUSION ORLINSKI BRACELET）」。2017年冬に米国「アートマイアミ」で発表されて以来、繊細かつ大胆なファセット加工（細かな平面で構成される切子状の多面体構造）により時計をアートオブジェへと進化させたウブロ。今回、2019年のクラシック・フュージョンに続き同モデルの統合型ブレスレットバージョンでもその才能を発揮。加工困難なチタニウムを素材にケースからブレスレットに至る全83個のパーツで構成され、光の入射と反射角度で輝きと影が織り成すマジックが完成した。

CLASSIC FUSION ORLINSKI BRACELET TITANIUM
クラシック・フュージョンオーリンスキーブレスレットチタニウム
Ref：550.NS.NS1800.NS.ORL22
ケース径：40.0mm
ケース厚：11.1mm
ケース素材：チタニウム
防水性：5気圧(50m)
ストラップ：チタニウムブレスレット
ムーブメント：自動巻き、Cal.HUB1100、毎時28,800振動(4Hz)、21石、約42時間パワーリザーブ
仕様：時・分・秒
価格：1,826,000円(税込)
発売予定：2022年6月

センターの独立したコマは変則的なファセットと面取りが施され、またH型リンクもウブロの“H”を型取るように変則的なファセットと面取りのデザインになっている。ケースやベゼルと同様チタニウムでの加工は至難の技だが、仕上がりは鏡面仕上げによる光の反射できらめくような輝きを放つ。実際に手にとって眺めると、その美しさはご覧いただいている写真以上の存在感。これはぜひ実機をブティックで見ていただきたい。またチタニウムによる時計の軽量化は驚くほどの装着感が味わえる。

クラシック・フュージョンのオーリンスキーモデル（40mmケース）に共通搭載のノンデイト中3針ムーブメント、自動巻きCal.HUB1110。石数21、パーツ数63個、パワーリザーブ約42時間。以前、クラシック・フュージョンのベルルッティモデルにも搭載されたムーブメントで、ダイアルの表現性を重視するモデルには、ノンデイトのムーブメントは必須の存在（ダイアルをキャンバスに見立てた場合、デイト表示窓はどうにも困った存在になるので）。