2019 New Model ｜ BOVET
2019年ボヴェ新作　ヴィルトゥオーソ IX

【ライター篠田哲生ピックアップ】

　ボヴェが1930年に発売した「イーゼルウォッチ」は、絵画を描くときにカンバスを固定するために用いる「画架」のように、ケースを自立させてテーブルクロックにしてしまう時計のこと。この伝統を現代に蘇らせたのが、ボヴェが特許を取得した「アマデオシステム」だ。工具を用いることなく腕時計をテーブルクロックへと変身させるだけでなく、懐中時計にもでき、さらには時計を反転させるリバーシブル構造になっている。このシステムを取り入れた新作「ヴィルトゥオーソ IX」は、表面（写真右）にビッグデイトや第二時間帯表示、トゥールビヨンを搭載。第二時間帯表示は小窓表示の都市名と連動するため、操作性も高い。ケースを反転させると、スケルトンダイヤルと時分針、そして表側よりもしっかり見えるフライングトゥールビヨンが登場。様々な使い方ができるので、ユーザーを楽しませてくれるだろう。

Virtuoso IX
ヴィルトゥオーソ IX
Ref：AIVIX001
ケース径：46.3mm
ケース厚：16.0mm
ケース素材：18Kレッドゴールド
防水性：30ｍ
ストラップ：フルスキン・アリゲーター、18Kレッドゴールド製尾錠
ムーブメント：手巻き、Cal.17BM04-DFR、毎時18,000振動、10日間パワーリザーブ
仕様：オフセンター配置の時表示、分表示、トゥールビヨン上の秒表示、ビッグデイト、パワーリザーブインディケーター、24時、18Kレッドゴールド製チェーン、アマデオ®コンバーチブルシステム、スフィリカル・ワインディング機構、三次元に噛み合う歯が刻まれたマルチギアリング、両面トゥールビヨン
予価：30,300,000円（税抜）