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BASEL WORLD2015 CARL F. BUCHERER New Model2015年 カール F. ブヘラ新作情報

独自性を武器にしながら 進化を続けている
カール F. ブヘラ(CARL F. BUCHERER)

  ここ数年で一気に増えた機構として、ペリフェラルローターを挙げたい。“ペリフェラル(Peripheral)”とは“周囲”という意味で、ムーブメントの周囲をローターが回転しながら香箱ゼンマイを巻き上げる仕組みだ。効率的に香箱ゼンマイを巻き上げることでトルクを安定させる自動巻き式ムーブメントと、パーツがよく見え表現の自由度に優れる手巻きムーブメントの両方のメリットを持っているため、ユーザーメリットも高いのだ。

  この方式は古くから研究されてきたが、耐衝撃性能に難があって実用化されることはなかった。しかしカール F. ブヘラ(CARL F. BUCHERER)が、その常識を破った。

  彼らは2008年に発表した自社ムーブメントCal.CFB A1000にて、史上初の量産型ペリフェラルローターを実現した。件の耐衝撃性能に関しては、三つのピンでローターを支える「DSA(ダイナミックショックアブソーバー)」を開発することでクリアしており、凝ったデザインのムーブメントもよく見える。


  この自社ムーブメントはボリューム感のあるクッションケースの「エボテック」シリーズや「パトラビ」「マネロ」のシンプルなラウンドケースに搭載されているが、人気があるのはクッションケースのモデルたち。

  自社ムーブメントのメリットを活かし、ビッグデイトや曜日表示の位置を工夫し、個性的な顔に仕上げてきた。

  2015年の今年はその熟成版として、ケースサイズを小型化した「エボテック ビッグデイト」が登場。手首の細い日本人にとっても嬉しいサイズである。

  さらに独自の時差調整機構を持つ「トラベルテック」が10周年を迎えた。世界中を飛び回るビジネスマンが役立つ機構をじっくり受け継いできた事も、カール F. ブヘラの強みのひとつなのだが、これはグループに属さぬ独立資本だからこそ成立すること。

  派手さはないものの、しっかりと地に足付いた進化を遂げているブランドである。



取材・文:篠田哲生 Report&Text:Tetsuo Shinoda
写真:堀内僚太郎 Photos:Ryotaro Horiuchi
※表記は2015年7月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
※2015年最新作レポートの掲載価格つきましては、税抜き表記を行っているものもあります。



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ブヘラジャパン
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