SIHH2014 VACHERON CONSTANTIN New Model | 2014年 ヴァシュロン・コンスタンタン新作情報

卓越した手仕事が、
新たな価値を作りだす
ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)

  各ブランドの新作モデルが一気に発表されるSIHHは、会社ごとに異なる戦略を確認できるよい機会だ。多作するブランドもあれば、複雑機構に傾倒するブランドもある中、ジュネーブを代表する名門「ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)」では、ここ数年「メティエ・ダール(Métiers d'Art)」と呼ばれる“職人技の芸術”に注目している。

  ヴァシュロン・コンスタンタンでは、創業当時からメティエ・ダールに力を入れていた。芸術の域にまで達した丁寧なギョーシェ彫りや彫金、エナメル細密画などは、今ではドレスウォッチからハイ・コンプリケーションまで幅広く用いられており、ブランドのアイデンティティのひとつとなっている。

  21世紀に入ると、時計の製作現場では急速に機械化が進んでいった。工程自体はとても効率的になったが、それは即ち、手技を尊ぶ伝統的な時計作りがどんどん失われていくことを意味する。それを黙って見ているわけにはいかないと考え、文化継承の意味も込めてメティエ・ダールに力を入れることにしたのだという。


  今年のヴァシュロン・コンスタンタンは、主にスケルトン技法に力を入れている。マニュファクチュールとしてのこだわりとメティエ・ダールの美しさを巧みに融合することで、技法派としてのイメージが強いヴァシュロン・コンスタンタンに、新たな一面を加えようというのだ。

  スケルトン・ムーブメント自体は、伝統技法の中では比較的ポピュラーになっており、多くのブランドで採用している。しかし今回はスケルトン仕上げに、エングレービングを加えているのが特徴。第一印象のインパクトで勝負するのではなく、息をひそめてじっと覗きこむのが似合う時計たちだ。

  時計業界では“ハイテク流行り”である。多くのブランドが新素材開発競争に参加し、時計を進化させようと躍起になっている。しかしヴァシュロン・コンスタンタンはその流行には乗らず、自分たちの理想を突き進む。ブランドの姿勢を示す“デモンストレーション”に近いが、そういうモノを求める愛好家は確実に増えているそうだ。



取材・文:篠田哲生 Report&Text:Tetsuo Shinoda
写真:堀内僚太郎 Photos:Ryotaro Horiuchi

※表記は2014年3月現在のものになります。



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ヴァシュロン・コンスタンタン
〒102-0083 東京都千代田区麹町1-4 半蔵門ファーストビル
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