2014年1月のジュネーブでの新作発表会に引き続き、3月のバーゼルワールドでもさまざまな新作を発表したゼニス(ZENITH)。
その内容は、やはり近年、人気の高い「パイロット(PILOT)」のコレクションと、1969年に発表された高振動自動巻きクロノグラフ「エル・プリメロ(El Primero)」のコレクションが中心となった。
「パイロット」のコレクションでは、腕時計草創期を思わせる大型ケースに視認性に優れた古典的なパイロット・ウォッチのダイアルを組み合わせた「パイロット タイプ20 エクストラ スペシャル(Pilot Type 20 Extra Special)」が登場。
一方、「エル・プリメロ」には、1970年代に発売されたトリプル・カレンダー&ムーンフェイズの初期モデルを思わせる「エル・プリメロ 410(El Primero 410)」や、「Cal.El Primero 」からクロノグラフ機構を外して2針+スモールセコンドとした「エル・プリメロ シノプシス(El Primero Synopsis)」が登場。
そして新作「エル・プリメロ ライトウェイト(El Primero Lightweight)」では、ケースに強靱にして軽量なカーボン・ファイバーを採用し、従来の25%の軽量化に成功するなど、古典からウルトラ・モダンまで、幅広いジャンルをカバーする意欲的な新作が発表されたのである。