BASEL WORLD2014 HAMILTON New Model | 2014年 ハミルトン新作情報

　 ここ数年、ミドルレンジの価格帯が元気だ。為替の影響もあって、機械式時計の中でも高価格帯ゾーンは、どんどん価格が上昇している。だからこそエントリーユーザーに良質な時計を提供したいというブランドの頑張りが注目されているのだろう。

　 ハミルトン（HAMILTON）は、その代表的なブランドだ。彼らのの武器はスケールメリットにある。ハミルトンは1892年創業の老舗であり、ミリタリー系からドレス系、あるいはデザイン系など幅広いバリエーションを誇る。しかも価格帯を抑えているため、とても売れ行きが良い。たくさん作ることでさらに製造コストが下がるという好循環を生み、結果としてコストパフォーマンスに優れたモデルが続々と登場するのだ。

　 今年の新作も実にバリエーションが豊かに揃った。得意とするミリタリー系の充実ぶりは当然として、同じくスウォッチ グループの傘下に収まるムーブメント製造会社ETAと共同開発した、標準持続時間80時間のムーブメントを搭載する高機能モデルもラインナップ。

　 さらに過去の傑作を復刻させたモデルも登場し、昨今の時計界を賑わせるトレンドの数々をほとんど網羅してしまった。

　 このような時流に対する敏感な感性も、時計の好調な売れ行きに良い影響を与えているのは間違いないだろう。どんな趣向の人であっても、必ず欲しい時計が（しかも良心プライスで）見つかるというのも、ハミルトンの武器なのである。

• スピリット オブ リバティ（Spirit of Liberty)
• パン ユーロ （Pan Euro）
• フリントリッジ ジェント（Flintridge Gent)
• カーキ パイロット パイオニア アルミニウム（Khaki Pilot Pioneer Aluminum）
• レイルロード スモールセコンド(RailRoad Auto Small Second)
• カーキ テイクオフ オートクロノ 限定モデル(Khaki Take Off Auto Chrono Limited Edition)