1932年にニューヨークで創業したハリー・ウィンストン(HARRY WINSTON)。この伝説に彩られた宝石商は、個性溢れるタイムピースのメーカーとしても知られている。
中でも時計愛好家の心を捕らえ、時計界でのハリー・ウィンストンの存在を世に知らしめたのが、2001年に始まった「オーパス」のシリーズだ。 その「オーパス」が2010年で10周年を迎え、「オーパス10(Opus X)」がバーゼル・ワールドで発表された。
実は「オーパス」はこれまでに何度か、終了か継続かという局面があった。となると10周年を区切りに終了という選択肢も十分に考えられるが、公式発表では「今後も継続するが、隔年で発表していく」とのこと。我々はまだまだ想像を越えたタイムピースに驚き続けることができるというわけだ。
もちろん、ハリー・ウィンストンは宝石商であるから、得意のダイヤモンドをセットしたラグジュアリーなタイムピースでも高い評価を得ている。それを象徴する新作のひとつが、「HW ザ・アヴェニュー・スクェアード A2 ニューヨーク・ダイアル(HW THE AVENUE SQUARED A2 NEWYORK DIAL)」である。
"ニューヨークのシンコペーション"を表現したという、左右非対称のふたつのダイアルと、そこにセットされたダイヤモンドのまばゆい輝き。さらに、これを取り囲むようにケースにはびっしりとダイヤがセットされ、類い希なるゴージャス感を演出する。これぞまさにハリー・ウィンストンの華麗なる技である。
取材・文:名畑政治 Report&Text:Masaharu Nabata
写真:高橋和幸(PACO)Photos:Kazuyuki Takahashi(PACO)
※表記は2010年6月現在のものになります。
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