2009年から始まり、好評を博したため2010年のバーゼル・ワールドでも継続開催された『ザ・ウォッチファクトリー』。このエキシビションは、独立系時計ブランドのための発表の場となっており、屋外に設置された巨大テントの中に集合ブースを構えている。
メインホールから少し離れた場所にあるが、クリストフ・クラーレやスピーク・マリン、ウルベルクといった実力派&マニアックなブランドが多数参加しているため、熱心な時計愛好家にとっては感涙モノのエキシビションなのだ。
アラン・シルベスタイン(ALAIN SILBERSTEIN)もその一員。彼もかつてはメインホールにブースを構えていたが、時計をじっくり見てもらいたいという思いから、2008年に撤退している。しかしこの小規模な展示会スタイルなら、アラン・シルベスタイン氏本人による直接のプレゼンテーションが行える。
2010年バーゼル・ワールドにおけるアラン・シルベスタインの新作は、どれもが時計トレンドとは無縁の個性に溢れている。これは同社の時計がアーティストであるアラン・シルベスタイン氏のパッションから生まれるからに他ならない。
今年はテーマを「原点回帰」としているが、他メーカーにように過去の傑作を復刻させるのではなく、「絵」「ロックアート」「タトゥー」という"美的表現に対する原点"を見つめ直す事を主眼としている。
ベースとなるモデルは「アイクロノ(iKrono)」のみだが、ケースやストラップの仕上げに強いこだわりを見せており、別次元の世界観を作り上げることに成功している。
取材・文:篠田哲生 Report&Text:Tetsuo Shinoda
写真:堀内僚太郎(Storm) Photos:Ryotaro Horiuchi(Storm)
※表記は2010年6月現在のものになります。
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