近年リシュモングループの中でも、その躍進に期待が高まるモンブラン(MONTBLANC)。スイス・ヴィルレにある時計部門では、同地の名門時計メーカー・ミネルヴァ(MINERVA)を引き継いで共同開発を行い、今後さらにマニュファクチュールとしての体制を打ち出して行く方向だ。
現在ミネルヴァ(MINERVA)の工房の改修工事が終わり、ここをモンブラン(MONTBLANC)は<研究所>と呼んで若い時計職人の育成の場にしている。現在の新たな機械と、ミネルヴァ(MINERVA)時代から40年以上使用している機械が並行して稼働しているという、非常にユニークな時計づくり環境の中、トゥールビヨンをはじめとするコンプリケーション、レギュレーターやクロノグラフを搭載したモデルはもちろん、2007年に発表され話題を呼んだ「コレクション ヴィルレ 1858」に見られるようなハイエンドモデルに至るまで、ミネルヴァ(MINERVA)が持つウォッチメイキングの伝統や技術、そしてモンブラン(MONTBLANC)の革新性が息づくプロダクトが輩出されている。
2009年は、やはりマニュファクチュールとして堅実な時計の発表に注力し、2008年話題を呼んだ「スター ニコラリューセック」のニューバージョン、そして「タイムウォーカー」からもエンドユーザーにより近づいた現実的なモデルが発表され、今後市場での大きな影響力が予想される新作の顔ぶれであった。
Montblanc Star4810 Chronograph Automatic
モデル名:モンブラン スタ?4810 クロノグラフ オートマティック
Ref:U0102376
ケース径:44mm
ケース厚:14.5mm
ケース素材:SS
防水性:30m
ストラップ:SSブレスレット
ムーブメント:自動巻 Moncblan 4810/501 毎時28,800振動 約46時間パワーリザーブ
仕様:曲面サファイアクリスタル(抗反射コーティング)、サファイアクリスタルケースバック、SSトリプルフォールディングバックル
予価:452,550円(税込)
発売予定:2009年 11月
※クリックすると詳細をご覧になれます
30分計、60秒計、12時間計の3つの機能を備えながらも、一目では2つ目のクロノのような装いの「モンブラン スタ?4810 クロノグラフ オートマティック」。レトロフューチャーな雰囲気も持ちながら、インデックスにはエレガントなローマ数字を用い、モンブラン(MONTBLANC)らしさも同時に漂わせている。また、ダイヤルのギヨシェも、よく見るとシンボルマークを表しており、プライス、デザインの両輪のバランンスも非常に良い。シーンを選ばない、地に足のついたモデルと言えるだろう。
文:天野靖恵 写真:板津亮
※表記は2009年2月現在のものになります。
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