歴史あるマニュファクチュールとして、伝統と革新に彩られたプロダクトを発表してきたジャガー・ルクルト（JAEGER-LECOULTRE）。2009年は、2つの新しいコンプリケーションを搭載した新しいライン「マスター・グランド・トラディション」の発表で、ブランドの確かな技術力とプレステージ性をさらに高めた。
　同時に、新たにネイビー・シールズ（アメリカ合衆国海軍の特殊精鋭部隊 SEALS）との提携による「マスター・コンプレッサー・ダイビング・プロ・ジオグラフィーク・ネイビー・シールズ」をはじめとした、さらにプロフェッショナルかつタフな3モデルが登場。
　また、ボッティチェリ、ティツィアーノ、ベラスケス、アングルによるヴィーナスを描いた名画をエナメルで文字盤に収めた「アート・オブ・エナメル」や、「レベルソ」からは新しいケースサイズの「グランド・レベルソ」が誕生するなど、多彩かつ充実のラインナップが勢揃いしている。

　「マスター・グランド・トラディション・トゥールビヨン・パーペチュアル・カレンダー」と同じく、2009年のジャガー・ルクルト（JAEGER-LECOULTRE）のスペシャリティーが詰まったこの「マスター・グランド・トラディション・ミニッツリピーター」。ミニッツリピーターとレギュレーターが組み合わされたムーブメントは、ブランド初の試みだ。2005年に発表されたキャリバー947をベースに、クリアなミニッツリピーターの音色をさらに追求し、伝統的なレギュレーター機能を併せ持つ。こちらも＜1000時間クロノメーターテスト＞をクリアしている上に、14日間というロングパワーリザーブを実現させた驚異的なモデルとして、ジャガー・ルクルト（JAEGER-LECOULTRE）の新たなプレステージラインの登場を宣言している。

文：天野靖恵　写真：板津亮