希代の天才時計師
フランク・ミュラー(FRANCK MULLER)は、これまでにも奇想天外な発想を次々と具現させてきたが、2007年に発表した「
エテルニタス メガ4」は4日巻きトゥールビヨン、スプリットセコンド・クロノグラフ、永久カレンダー、グランドソヌリなど、超絶技巧が駆使された驚嘆のコンプリケーションモデルだ。2008年は代表モデル「
コンキスタドール」の日本限定モデル「
ジョーカー」を発表。遊び心をたっぷり含んだフランク節は健在だ。

2007年は何と言っても「ダ・ヴィンチ」シリーズの全面的再編が大きな話題に。特に「
ダ・ヴィンチ クロノグラフ」は、同軸針で時・分を表示する12時位置の積算計、68時間リザーブという新機軸で世界を驚かせた。そして2008年はブランド創業140周年を記念し、「
ポルドギーゼ」、「
ポートフィノ」など名モデルを6つ、往年の姿のまま復刻させた
ヴィンテージコレクションが登場し、その時計づくりの歴史の確かさを証明した。



イタリア海軍に納入された出自をもつ
パネライ(PANERAI)は、2006年に自社ムーブメントを初リリースし、技術面で期待が高まっていた。2007年の新作には、独自の水平パワーリザーブ表示をそなえた「ラジオミール エイトデイズ」の新作が誕生。2008年には自社開発のトゥールビヨンムーブメント(Cal.2005)を搭載した新作「
ラジオミール チタン トゥールビヨン GMT 48MM」を製造し、自社一貫生産体制が着実に整いつつある。
