Chopard(ショパール) 2009 BASEL 新作モデル


 今では少なくないブランドが自社製キャリバーの開発に乗り出しているが、1996年に4年の歳月を費やして完成した<Cal. L.U.C 1.96>を引っ提げてマニュファクチュールを志向したショパール(CHOPARD)はまさに“先駆者”であり、業界の範となる真面目なプロダクトを自社のアトリエから発信し続けている。そんなL.U.Cのラインナップに加えられた新作は、どれも粒ぞろいのタイムピースばかり。
 まずは2006年にデビューし、ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリにおいて、超薄型時計部門でグランプリを受賞したドレス系の二針ウォッチ「L.U.C XP」に、新たにスモールセコンドを加えた最新版、「L.U.C XPS」に注目したい。意匠の美しさはもちろん、今回初めてシースルー化された裏蓋から、マイクロローター(回転錘)が回転してゼンマイを巻き上げるさまが展望できるのも、マニア心をくすぐるポイントだ。
 このほかにも、文字盤レイアウトが粋な「L.U.C ルナ ビッグ デート」や、クラシックなデザインに刷新された、スモールセコンドとリュウズの位置が独特な「L.U.C ツイスト」なども決して見逃せないモデルであるが、話題性という点では、「L.U.C クロノ ワン」の新作を取り上げない訳にはいかないだろう。2006年から製造されているホワイトゴールドモデルに続き、今年はステンレスモデルが初登場。優良な自社製クロノグラフが身近に感じられる、コストパフォーマンスの高さは特筆ものだ。
 もちろん、L.U.C以外にも良作が続々。「ミッレ ミリア」の復刻クロノグラフや、エルトン・ジョンとコラボしたチャリティー企画モデル、またレディースからはおなじみ「ハッピースポーツ」の日本限定版が登場。ウォッチメーカーとしての矜持、そしてジュエラーとしての秀でたセンスの両方が、遺憾なく発揮された充実感たっぷりの新作陣である。


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L.U.C Chrono One
モデル名: L.U.C クロノ ワン
Ref: 168520-3001 SS
ケース径: 42mm
ケース厚み: 14.25mm
ケース素材: SS
防水性: 3気圧
ストラップ: アリゲーター
ムーブメント: 自動巻 自社製 Cal. L.U.C 11 CF、毎時28,800振動、約60時間パワーリザーブ、クロノメーター規格(COSC認定)
仕様: 日付表示、フライバッククロノグラフ(コラムホイール装備、垂直クラッチ式)、世界500本限定
価格: 1,449,000円(税込)
発売予定: 2009年 冬

※クリックすると詳細をご覧になれます
 2006年に発表された「L.U.C クロノワン」は、ショパールが自社のアトリエで開発・製造したクロノグラフキャリバーを搭載した意欲作であり、当初から大いに注目されていた。それも「ただの」自社開発キャリバーではない。フライバック機能や、正確な時刻設定のために、秒針を帰零させる「スモールセコンド・リセット」機能などの、実用に優れたファンクションはもとより、トルクロスを抑えて高精度を期待できる垂直クラッチ、緩急針を排除して耐衝撃性を高めるフリースプラングなどという特徴をもつ、革新的な設計のクロノグラフキャリバーなのだ。
 これまで同モデルは、ゴールド製ケースのみの展開で、価格帯も400万円台という高級機であったが、2009年は待望のステンレスケースがラインナップに加わり、144万9千円という良心的な価格に抑えられた。憧れのスペックを備えた自社キャリバーが拝めるうえ、スタイリッシュなデザインと細部まで詰められた美しいディティールが堪能できる名作が、ぐっと身近な存在になったニュースは福音である。
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文:越知絵里香 写真:板津亮
※表記は2009年6月現在のものになります。


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