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Watch Person Interview vol.68  パルミジャーニ・フルリエ CCO スティーブ・アムステュッツ インタビュー

新しい『カリテフルリエ』の詳細はまだ秘密。
でも2018年には新作を発表します。

新しい『カリテフルリエ』の詳細はまだ秘密。 でも2018年には新作を発表します

取材の際、スティーブ・アムステュッツ氏が着用していたモデルは、2017年の新作『トリック エミスフェール レトログラード』である。ダブルタイムゾーン表示を搭載するモデルであり、15分や30分という時差のある地域の時刻も表示が可能な高機能モデル。
自動巻き、Cal.PF317、パワーリザーブ50時間。18KRGケース、ケース径42.8mm、30m防水。2,750,000円(税抜)。

  ところで、我々日本人は高精度な時計が大好きですが、最近『カリテフルリエ』の話題が少ないようです。新しい情報はありますか?


「それは、まだ秘密です。ただ、2018年には『カリテフルリエ』の新作を発表する予定です。ひとつは『カルパ』。もうひとつは『トリック』。『トンダ』にはご存知のように、既にモデルが存在しています。

『カリテフルリエ』という検定制度は、現在の時計産業の中で、もっとも先端的で厳しいスペックが特徴です。このコレクションについては日本の特約店の方々のご意見もしっかり拝聴し、新作に反映していきたいと思います」


  先ほどは“まだ秘密です”と言いましたが、この情報は掲載しても良いですか?


「新作は2018年に発表する予定ですが、記事にしていただいて結構ですよ。来年になれば確実に『カリテフルリエ』の新作が我々のブランドから世に出るのですから。

  ミシェルも言っていますが、『カリテフルリエ』とは時計の世界のF1です。我々とカリテフルリエ財団が一体となり、時計界全体のレベルアップを目指しています」


  ところで、お好きなパルミジャーニ・フルリエのモデルを教えていただけますか?


「私が好きなモデル、これぞというのは『トンダ クロノール アニヴェルセール』です。これはブランドの20周年記念で発売されたモデルで、どこが凄いかというと、スプリットセコンドのモデルでソリッドゴールド製のムーブメントを採用しているのは、このモデルだけです。

  しかも、ムーブメントは5ヘルツ(10振動/秒)で、ビッグデイトも装備しています。これは素晴らしい技術を集大成して完成した作品であり、世界で唯一無二の時計です。

  もしも私が女性なら『トンダ 1950 ギャラクシー』を選ぶでしょうね。これはずば抜けた作品であり、今年のジュネーブで発表されました。ケースは18Kローズゴールドで径は39.0mm。ダイアルは夜空を思わせる美しいアヴェンチュリン製です。今や女性も大きな時計を身につけるようになっていますから、現代の女性に完璧にフィットする時計ですし、今年もっとも需要のある人気の高いモデルです。洒落た男性からも好まれているんですよ。

  私のチョイスは以上のふたつでしょうか。このようにパルミジャーニ・フルリエは、メンズでもレディスでも、個性的なモデルを持つ興味深いブランドです」

デジタル・メディアを活用し、
ブランドの価値と知名度の向上を目指します。

デジタル・メディアを活用し、 ブランドの価値と知名度の向上を目指します。

最新カタログを見ながら、お薦めのモデルを説明するアムステュッツ氏。この『トンダ 1950 ギャラクシー』は2017年のジュネーブ・サロン発表モデル。アヴェンチュリン製ダイアルとベゼルに施された84個(0.6460カラット)のダイヤモンドが大きな特徴となっている。自動巻き、Cal.PF702、パワーリザーブ48時間。18KRGケース、ケース径39.0mm、30m防水。254,000円(税抜)。

「参考までにお伝えすると、2017年の秋以降のワールドワイドでの広告コピーは“If there had to be only one(もし、ひとつだけ選ぶなら)”です。

  この夏までは同様の意味で“Were there to be only one”でしたが、英語での解釈が難しいとの意見があり、変更されました。

  パルミジャーニ・フルリエで、このようなコピーが成立する背景には、下記の要素があると考えています。

  まずミシェル・パルミジャーニというブランド創業者にして時計師が今も在籍していること。次に、彼の時計作りが、古典時計の修復からインスピレーションとノウハウを得ていること。そして高級複雑機械式時計にブランドの卓越性と信頼性が備わっていること。さらに時計製造に関わるあらゆる製造部門を垂直統合し、独立したマニュファクチュールであることです。私のCCO就任以降、以上の要素をブランドの柱として、改めて明確化され訴求されています」


  では最後に、現在のパルミジャーニ・フルリエに必要な改革はありますか?


「私は現在、改革の第一段階は完了したと思います。それは、しっかりした生産設備を手中に収めたこと。第二段階は知名度を高め、それに弾みをつけて伸ばしていくことですね。

  今後、我々はブランドの価値観やルーツを大事にしつつ、マーケティングでは今まで以上に勢いをつけていこうと考えています。そこで活用すべきはデジタル・メディアやネット、SNS。特にキーとなるのはオピニオンリーダーにご協力いただくことで知名度を加速的に伸ばすことを目指しています。

  なぜ、そういったことを考えているかというと、3つの方法でブランドを魅力あるものにしたいからです。第一は、勢いがあり、現代性があるというブランド・イメージの訴求。第二は、手の届く製品であることの浸透。第三に、デジタル・チャンネルでのコンテンツを豊富にすることで、コミュニケーションに力を入れること。

  これらによって、ブランドの知名度と魅力を向上させていきたいと考えています」

取材・文:名畑政治 / Report&Text:Masaharu Nabata
写真:堀内僚太郎 / Photos:Ryotaro Horiuchi


パルミジャーニ・フルリエ(PARMIGIANI FLEURIER) についてのお問合せは……
パルミジャーニ・フルリエ
〒107-0061 東京都港区北青山2-12-15 G-FRONT 青山 10F
Tel.03-5413-5745
>>パルミジャーニ・フルリエ(PARMIGIANI FLEURIER) 公式サイトはこちら
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※上記商品を取り扱っていない店舗もございます。

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