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OMEGAついにマスタークロノメーター・モデルが定番化!「オメガ ムーンウォッチ」の現在 01

最先端の高精度ムーブメントを搭載して
生まれ変わった新しい「ムーンウォッチ」

2021年1月に発表された「スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル マスター クロノメーター」

2021年1月に発表された「スピードマスター ムーンウォッチ マスター クロノメーター」のうち、合成樹脂のひとつであるヘサライトを保護ガラスに用いたモデル。表面のカーブ具合や屈折の度合いがサファイアクリスタルのモデル(この特集のトビラの写真)とは異なる他、ダイアルの12時位置に施されたΩのシンボルがプリントであることなどの違いがある。

 オメガからのサプライズはいつも新年と共にやってくる。2021年1月6日、オメガから届いたメールには、こんな文言が踊っていた。

「2021年がスタートしたばかりですが、オメガから今年最大となりうるニュースをお届けします。全世界のスピードマスターファンの皆さまに、これまでずっと愛されてきたタイムピースの進化をご覧いただける時がついにやってきました。ムーンウォッチの最新作『スピードマスター ムーンウォッチ マスター クロノメーター』を発表し、2021年1月16日(土)よりオメガの直営ブティックで発売を開始します」

 思い起こせば、オメガが初期の「スピードマスター」に搭載した伝説のクロノグラフ・ムーブメント「Cal.321」の復活を宣言したリリースの配信が2019年1月9日。そして、これを搭載したステンレススティール・ケースのモデルを発表したのが2020年1月7日(リリース配信はその前日)であった。

 ではまず、2021年1月に発表された新作「スピードマスター ムーンウォッチ マスター クロノメーター」とはいかなるモデルなのか? そもそもマスタークロノメーターの称号を獲得した「Cal.3861」とは、2019年5月にスイスで開催されたスウォッチ グループのハイエンド6ブランドによる新作発表会「TIME TO MOVE」において発表された「スピードマスター アポロ11号 50周年記念 リミテッド エディション」に搭載されたムーブメント。現行の「ムーンウォッチ」に搭載されている「Cal.1861」をベースにコーアクシャル脱進機を組み込み、さらに従来はなかったストップセコンド機能とオメガ独自の耐磁性テクノロジーを採用することで、スイス クロノメーター検定協会(COSC)の精度検定とMETAS(スイス連邦計量・認定局)による8つの厳格なテストに合格した「マスター クロノメーター」の称号を獲得している。

 つまり新しい「ムーンウォッチ」とは、15,000ガウスもの超強力な磁場に耐える優れた耐磁性と、スイスの時計産業におけるハイレベルな精度の両方を獲得したスーパーなクロノグラフなのである。

 ケースはステンレススティールが2種類、ブティック限定モデルとしてゴールドが2種類(セドナ™ゴールドとカノープスゴールド™)の合計4種のバリエーションがある。

 では一体、現行モデルと新モデルでは、どこがどう変わったのか? ステンレススティールのモデルをサンプルに説明しよう。






  • 取材・文 / Report & Text

    名畑 政治 / Masaharu Nabata
    Gressive編集長。1959年、東京都生まれ。時計、カメラ、ギター、ファッションなど膨大な収集品をベースに、その世界を探求。1994年から毎年、スイス時計フェア取材を継続中。

  • 写真 / Photos

    江藤義典 / Yoshinori Eto
    フォトグラファー。1981年、宮崎県生まれ。2001年に上京。2006年、知人の紹介でカメラマンの個人スタジオのアシスタントに。スタジオ勤務を通し写真撮影とデジタル・フォト加工技術を習得。2013年に独立し、自らのスタジオを開設。Gressiveをはじめ、メンズ誌、モノ情報誌、広告等で活動。スイス時計フェアは2015年から撮影を継続。

協力:スウォッチ グループ ジャパン オメガ事業部 / Special thanks to:Swatch Group Japan OMEGA Division

INFORMATION

オメガ(OMEGA)についてのお問合せは・・・

オメガ
TEL: 0570-000087


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