EQ十二支を金蒔絵で文字盤に施した和の伝統美が香る個性派腕時計 01

　この「細密加賀蒔絵時計」を企画したのは、イーキュー株式会社の代表であり、長年、時計宝飾業界に身を置き、さまざまな高級時計宝飾ブランドの輸入・販売を手掛けてきた佐竹洋也氏本人。「いつか自分の時計を作りたい」という長年の夢を実現させたという。

　製造は100年以上の歴史を持つスイスの独立系ウォッチ・メーカーである「West End Watch Co.」に依頼し、ムーブメントにスイス製の「ETA 2836-2」を採用。ケースは316Lステンレススティールで、アンティークを思わせるクラシカルなスタイルとなっている。これに気鋭の若手蒔絵師・辻美月貴（つじ・みつき）さんが手掛ける十二支インデックスが施された蒔絵文字盤を搭載することで、和と洋が融合した独特の雰囲気を持つ腕時計に仕上がっている。

　文字盤は漆黒、朱赤、薄茶の三色があり、どれも漆塗りの鏡面仕上げ。これに漢字の十二支を漆で描いて24金の粉を付着させるという金蒔絵の技法を用い、丁寧に磨き上げが施されている。

　また、付属するストラップは文字盤の光沢感に合わせ、しっとりとした光沢を放つ松阪牛の革を使用したイーキューのオリジナルをチョイス。

　一部の高級時計にしか用いられてこなかった本物の蒔絵文字盤の腕時計だが、リーズナブルに入手できることも大きな特徴となっている。