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FAVRE-LEUBA  スイスで二番目に古いウォッチ・ブランド ファーブル・ルーバの帰還

スイスで二番目に古いウォッチ・ブランド
ファーブル・ルーバの帰還

スイスで二番目に古いウォッチ・ブランド ファーブル・ルーバの帰還

日本再上陸のお披露目のため、急遽来日したファーブル・ルーバのスタッフ。左がプロダクト・エンジニアリング担当主任のパトリック・キュリー氏。
右がマーケティング&セールス担当ディレクターのデヴィッド・ヴァラタ氏である。

  アブラハム・ファーブル・ルーバによって1737年に創立され、現存する時計ブランドでは2番目に古いとされる「ファーブル・ルーバ(Favre-Leuba)」。


  この名門ウォッチ・ブランドが新たなコレクションを携えて日本市場に帰ってきた。


  そのお披露目のため、マーケティング&セールス担当ディレクターのデヴィッド・ヴァラタ氏とプロダクト・エンジニアリング担当主任のパトリック・キュリー氏が緊急来日。早速、話を伺った。


「我々『ファーブル・ルーバ』は、スイスで二番目に古いブランドであり、過去に存在しなかった技術を開発し、新しいスタンダードを作ってきました。創業から同じ家族が経営し、現在で8代目です。


  このブランドの存在は、常にスイス時計業界に影響を与えてきました。


  ブランドの歴史の中で特に大事なのは『ビバーク』というモデルです。高度計という斬新な機能を備えた時計で、大きな役割を果たしてきました」(デヴィッド・ヴァラタ氏)


「60年代当時、このモデルの登場はファンタスティックな革新でしたが、現在でも適応できる性能を持っています」(パトリック・キュリー氏)

過去のヘリテージを継承しつつ
新たな改革を加えた新コレクション

過去のヘリテージを継承しつつ新たな改革を加えた新コレクション

新作コレクションのうち、基幹となる『レイダー・コレクション』に属する『ハープーン』を手にしながら、その特徴を説明するデヴィット氏。ダイバーズ・ウォッチで一番重要な分の経過時間を見るため、あえて時針を取り払い、リングで時刻を表示する新システムを開発したという。

「また、ファーブル・ルーバが開発した技術のひとつに“ダブルバレル(二重香箱)”があります。実はファーブル・ルーバは60年代、自動巻きムーブメントに初めてダブルバレルを採用したブランドなのです。


  これによって強く安定したパワーで10振動/秒(36000振動/時)のハイビートを実現し、安定した精度を確保したのです。現在も10振動/秒は珍しいですが、このブランドの強みのひとつです。ちなみに現在の製品は8振動/秒と10振動/秒のふたつのシステムが採用されています。


  ファーブルルーバの最新コレクションは、すべて50年代から60年代のヘリテージ(遺産)からインスピレーションを得たものでが、単にコピーするのではなく、必ず大きな改革を取り入れています。それは製造方法についても素材についてもです」(キュリー氏)

ふたつのコレクション+ 5つのラインで構成される
新作ラインナップ

  60年代に開発された独創的なシステムや革新的なモデルをベースに新たなコレクションを構築したファーブル・ルーバ。一体、どのような体制で新製品開発を進めているのか?


「歴史を大事にすることがブランドのアイデンティティのひとつ。我々には300年近い歴史があり、語るべき物語は沢山あります。そこから要素を抽出し、新製品に反映させています。ただ、決して過去をふり返るばかりでなく、常に新しいことに挑戦するのが基本コンセプト。本社はゾルトーンにあり、ここで開発を行っています。製造は近くのビエンヌの工房と提携し、ここで組み立てています」(キュリー氏)


「我々は技術力がポイントなので、生産より開発を中心として、これを本社で行っています」(ヴァラタ氏)


「もちろん、サプライヤー(部品供給会社)や組み立て工房などの関連会社は、品質標準を我々が定めて、すべてをコントロールしています」(キュリー氏)


  このように過去の傑作を範として誕生したのが新作コレクションの『ハープーン(HARPOON)』、『ディープブルー(DEEP BLUE)』、『シースカイ(SEA SKY)』など。


「過去に沢山のモデルがあった中でこれらのモデルを選んで開発しましたが、非常に絞り込まれたコレクションになっています。2017年春には、9000m級の山岳での使用に耐える、新しい『ビバーク』の完成を目指しています」(キュリー氏)

ダイバーズ・モデルを主軸とする
『レイダー・コレクション』

  では実際にファーブル・ルーバの新コレクションにはどんな特徴があるのだろうか?


「現在、我々の製品には、大きなふたつのコレクションがあります。ひとつは『レイダー・コレクション』。このコレクションは歴史を象徴するもの。特徴は針のスタイルです。ベゼルは14角形でインデックスも過去のモデルを踏襲しています。きっと、古くからのファンが見れば“あのモデルだ!”と、と思い出すでしょう。

 特に『ハープーン』は針が一本しか見えませんが、これは分針。時間はその周りのリングで表示し、時刻が進むと分針と時針が連動して動きます。このシステムは特許を取得しています」(ヴァラタ氏)


「このような特殊な表示を採用した理由は、ファーブル・ルーバが機能を最優先して開発しているから。ダイビングで重要なのは“分”の経過をはっきり認識すること。そこで時針を取り除いてリングで表示し、分針を目立たせたのです」(キュリー氏)


「このモデルでは、秒針は“ファンクション・コントロール”として装備しています。つまり通常の使用で秒針は必要ないのですが、時計が確かに作動していることを示すためです。防水性能は500m。プロ・ダイバーのためのヘリウム排出バルブも装備しています」(ヴァラタ氏)


「『レイダー・コレクション』を代表するもうひとつのラインが『ディープブルー』。これは300m防水で通常の分針と時針を備えています。ラバーストラップとメタルブレスレットの両方のタイプがあり、やはり機能性を重視しています。


  第3のラインが『シースカイ』。これは3つの機能を搭載するクロノグラフで、その名の通り、海・空・空気などの要素を集約し、読み取りやすさを重視し、経過時間の計測に特化したモデルです。それでいて防水性能は200m。十分な耐水性があります」(ヴァラタ氏)

古典的時計の魅力を伝える
『チーフ・コレクション』

  そしてもうひとつの代表コレクションが『チーフ・コレクション』。ここには『スカイチーフデイト』と『スカイチーフクロノグラフ』のふたつのラインがある。


「このコレクションは古典的で小振りなケースを採用しています。ただし、視認性を重視し、ブラック・ダイアルに白いインナー・ベゼルがコントラストを高めました。ベゼルは14角形でダイバーズと共通性があります」(ヴァラタ氏)


  いよいよ始まったファーブル・ルーバの日本再上陸プロジェクト。ブランドとしてはどんな人に手にしてほしいのだろうか?


「日本では、スイス時計を知っている人にこそ手にしてほしいですね。そしてダイバーズやクロノグラフなど、それぞれの機能の価値を知る人に使っていただきたい。ファーブル・ルーバが新体制になって1年半が経ちましたが、日本に紹介されるのは良いタイミングだと思います。


  実は日本が新体制になってから初めての海外進出先なのですが、日本のカスタマーは知識が豊富なのでファーブル・ルーバを理解していただけると期待しています」(キュリー氏)

取材・文:名畑政治 / Report&Text:Masaharu Nabata
写真:江藤義典 / Photos:Yoshinori Eto


ファーブル・ルーバについてのお問合せは…
Favre-Leuba JAPAN
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