ドレスウォッチに匹敵する丁寧な仕上げやディテールを備えるラグジュアリー・スポーツウォッチは、スイスの名門ブランドがこぞって力を入れている注目のジャンルである。しかしケースの磨きやダイヤルの質感などに徹底的にこだわった丁寧な作りをしているため、一般的なスポーツウォッチよりもかなり高額になってしまう。そのため、さすがにアウトドア用の時計として本気使いするのは難しいだろう。要するに“ラグジュアリーさが強すぎる”のだ。
そこで出番になるのが、日本が誇る“高機能ラグジュアリーウォッチ”である「MR-G」。これはG-SHOCKの最高峰コレクションで、35年積み上げてきた耐衝撃性能はもちろんのこと、ハイテク技術を使った高精度機能を充実させることで実用性を高めつつ、メタルケースを丁寧に仕上げ、カラーリングに凝ることでラグジュアリーさも演出している。つまり本気のタフウォッチでありながら、目の肥えた時計愛好家も納得する、上質な雰囲気を備えているのだ。こういう時計を休日用の時計としてさらりとつける。それこそがTPOをわきまえた真の時計好きなのだ。
MR-Gの最新モデルとなる「MRG-G2000R-1AJR」は、G2000シリーズとしては初となる“メタルケース×フッ素ラバーストラップ”という組み合わせを採用。異素材ミックスというトレンド感を加えつつ、スポーティさを強めることでより、スイス製の“ラグジュアリー・スポーツウォッチ”の愛好家の好みを意識した作りになっている。
しかもラバーストラップにもタフさを求めており、しなやかさと耐久性に優れる特性を持つ「フッ素ラバー」を使用している。しかもこのラバーの表面には武神「毘沙門天」の甲冑にもちいられる亀甲模様をあしらっており、日本ブランドらしい和の美意識を取り入れている。
メタルケースとラバーストラップを組み合わせ、さらにゴールド色パーツでアクセントを加える。
最高峰コレクションにふさわしい美的表現は他にもある。チタンケースのフラット面はサテン仕上げ、斜面にはザラツ研磨という特殊技法で歪みのないポリッシュ仕上げを施しており、メリハリの利いた輝きを作り出す。さらにはゴールド色のパーツを加えることで優雅なアクセントとしている。
タフなG-SHOCKは、“休日を楽しむための時計”である。しかしそこにもラグジュアリー感を取り入れたいという時計愛好家にとっては、タフで高精度なのにラグジュアリーというMR-Gの最新モデルは最高の選択肢となるだろう。
耐衝撃性能を高めるために、ケースとガードパーツを一体化。しかもりゅうずの内部には衝撃吸収素材であるαゲルを内蔵する。
ケース斜面の美しいポリッシュ仕上げやゴールドのアクセントも必見である。さらにバンドとケースの接合部分は、NejiLaw社の特別な“緩まないネジ”を使って、強固に取り付ける。
「デュラソフトバンド」と命名されたラバーストラップ。素材は自動車のエンジン回りにも使われる、フッ素ラバーという特殊なゴムで、しなやかなのに耐久性に優れる。その表面に入る模様は、毘沙門天の甲冑に入る亀甲模様を3重に組み合わせたもの。バックルはチタン製である。
G-SHOCKの“強さ”にラバーストラップの“柔らかさ”を加え、メリハリのあるカラーリングでラグジュアリー感を引き出した、カシオ流のラグジュアリー・スポーツウォッチ。世界のどこでも正確な現地時間を示す「GPSハイブリッド電波ソーラー」に加えて、スマートフォンとも連動しており、ワールドタイムなどの設定が容易。多機能なのに操作性に優れている。 | |
Ref.: | MRG-G2000R-1AJR |
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ケース径: | 49.8mm |
ケース素材: | チタン |
ムーブメント: | クオーツ |
価格: | 300,000円(税抜) |
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取材・文:篠田哲生 / Text:Tetsuo Shinoda
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