リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンドがブラックダイヤルをホワイトゴールドケースに包み込み、強烈な印象で登場します。科学的観測に用いられた計器に由来するデザインに、ごく控えめに赤いアクセントを付けました。
リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンドは、新生A.ランゲ&ゾーネ初のステップセコンド搭載モデルとして2016年に初披露されて以来、明晰なデザインと洗練された技術で高い評価を受けています。視線を時刻の最小単位である秒に向けるため、大きな秒表示サークルをレギュレーターダイヤルの上部に配しました。その左右下に、小さめの時および分表示サブダイヤルが並んでいます。
A.ランゲ&ゾーネは、2019年ジュネーブ国際高級時計サロン(SIHH)で、ホワイトゴールドケースにブラックのダイヤルを収めた新たなバリエーションを発表します。控えめな配色と対称に配置したサークルは、機能美で知られるバウハウスのデザインコンセプトを彷彿とさせます。黒色のダイヤルに白色の数字が輪郭もくっきりと浮かび上がる様は、レギュレーターダイヤル独特の美しさに新鮮さと力強さを添え、さりげなく点在する赤いアクセントがその印象を増幅します。特に目を引くのは、時分表示サークルが交差する部分の下方にある三角形の窓です。この窓は通常は白色ですが、ゼンマイが完全にほどけてしまう10時間前に赤色に変わり、ゼンマイの巻上げ時期が来たことを教えてくれます。
文字盤上で時、分、秒の三つの円を交差させる表示方法が初めて採用された時計は、ドレスデンの天文学者であり時計師であったヨハン・ハインリッヒ・ザイフェルト作の有名な1807年製懐中クロノメーターNo. 93でした。歴史上の時計と関わりを持ちつつも、リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンドは現代性と機能性を備えた時計です。一面に段差のないブラックダイヤルに、ゴールド無垢の時針と分針、そしてロディウム仕上げのスチール製センターセコンドが際立ちます。明暗のコントラストは、ブラックのアリゲーターベルトとホワイトゴールド製バックルにも見られます。
最高水準の精度と理想的な視認性という点において、リヒャルト・ランゲのファミリーは、A.ランゲ&ゾーネがかつて製作した科学観測用デッキウォッチの伝統を受け継いでいます。「リヒャルト・ランゲ」というファミリー名は、フェルディナント・アドルフ・ランゲの長男への敬意を込めて付けられました。リヒャルト・ランゲはその人生を、最新の科学知識を時計製作に利用できるようにするために捧げました。彼が取得した27件の特許の中には、今なお使用されているヒゲゼンマイ用金属合金があります。彼は、父が発明した1秒ごとに歯切れ良く進む跳秒をさらに改良し、その技術に1877年、ドイツ初の特許が交付されました。
/sites/default/files/newsImage1/01_184.jpgリヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンドは、21世紀のデッキウォッチのコンセプトを体現する時計です。秒針の動力制御メカニズム、ステップセコンド、ゼロリセット機構を連動させるという無類の技術で、デッキウォッチの決め手となる特性、すなわち高信頼性、高精度、明瞭性を実現しています。自社製キャリバーL094.1では三つの複雑機構が連動し、秒針を1日86,400回、目盛りから次の目盛りへジャンプさせ、さらにゼロリセット機構を作動させるための動力を、最大パワーリザーブ42時間にわたって均等に供給します。
リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンドの動力制御メカニズムはルモントワールとして、減り続ける香箱から動力を一定量のエネルギーに変換し、1秒ごとに脱進機に供給します。さらに、ステップセコンドの運針力を与えます。初めてこの複雑機構を搭載した時計は、18世紀末に製作されたものです。クロノグラフの前身でもあるこの時計は、秒単位でタイムを計測するのに使用されました。航海ではナビゲーションを助け、天文学では通過と呼ばれる天文現象を特定するのに使用され、医学では脈拍を計測するのに重宝されました。
リューズを引くと、リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンドに搭載された特許技術ゼロリセット機構が偏心錘付きテンプを止めて秒針をクロノグラフのそれと同じように帰零させるため、容易に時刻合わせができます。それには、動力制御メカニズムから輪列へ伝達される動力を一旦遮断する必要があります。これを可能にするのは、この機能のために開発された多層クラッチです。このクラッチは、秒針が次の目盛りへジャンプすると秒針をその位置から動かないように保持します。それと同時に動力の伝達路を遮断して再び開放できるようにします。
/sites/default/files/newsImage2/02_210.jpg390個の部品からなる手巻きムーブメントは、ランゲ最高品質基準に準拠して仕上げられています。洋銀製の受けに素材の表面特性を活かして加工したグラスヒュッテストライプ、ハンドエングレービング入りテンプ受け、8個のビス留め式ゴールドシャトン、時間と労力をかけて磨き上げた表面 ― これらの仕上げ装飾により、リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンドは裏面のムーブメント側でも、古典的な趣のあるランゲウォッチの表情を見せてくれます。
リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンド
Ref. 252.029
ケース径:39.9mm
ケース厚:10.6mm
ケース素材:ホワイトゴールド
ストラップ:手縫いブラックアリゲーター、ホワイトゴールド製ピンバックル
ムーブメント:手巻き、Cal.L094.1(ランゲ自社製)、ランゲ最高品質基準準拠、手作業による組立ておよび装飾、五姿勢調整済み、自社製ルモントワールスプリング付き動力制御メカニズム、素材の特性を生かした洋銀製の地板および受け、ハンドエングレービング入りテンプ受け、50石、毎時21,600振動、42時間パワーリザーブ(完全巻上げ状態)
仕様:時、分およびステップセコンドによる時刻表示/ストップセコンドおよびゼロリセット機構搭載ジャンピングセコンド/巻上げお知らせ機能
予価:7,800,000円(税抜)
発売予定:2019年4月以降
パネライの世界を体感できる究極の時計、オーナーは世界でたった15人のみです。フレンチポリネシアの海をギョーム・ネリーと共に探検する、特別なダイビングセッションが用意されています。
今日、現代に生きる英雄のために、世界限定15本のサブマーシブル クロノ ギョーム・ネリー エディション スペシャルバージョンが登場します。この希少なバージョンを手に入れた幸運なオーナーには、ギョーム・ネリーの家がある、フレンチポリネシアのモーレア島への招待という素晴らしい体験が用意されています。何度もフリーダイビングの世界チャンピオンに輝き、現在は海のアンバサダーとして世界的に有名なギョーム・ネリーと共に海中を探検し、海への情熱を分かち合う、他では得られない経験です。
パネライ サブマーシブル クロノ ギョーム・ネリー エディションは300m(30気圧)防水のプロフェッショナルダイバーズウォッチです。逆回転防止ベゼルにはブラックのセラミックディスクがあしらわれ、潜水経過時間を計測することができます。文字盤はラフなテクスチャーのブルーとブラックの特別なグラデーションで、夜光ホワイトのインデックスが完璧な暗闇を含むあらゆる照明条件下でも完璧な視認性を発揮します。ストラップはラバーで、ねじ込み式のケースバックには、ギョーム・ネリーのサイン、彼がもつシングルブレスの記録水深126mとモーレア島のイメージがエングレーブされています。
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チタン製の径47mmケースはDLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングが施され、より傷に強く、マスキュリンでスポーティーな外観に仕上がっています。アワーマーカーやクロノグラフ秒針はポリネシアの海の色を思わせるターコイズブルーで、ブラックにコンテンポラリーなコントラストを描いています。パネライ サブマーシブル クロノ ギョーム・ネリー エディションはフライバック・クロノグラフ機構を搭載し、時報に完璧に合わせることが可能なゼロリセット機能を備えています。ムーブメントは三日間のパワーリザーブを叶える、自社製自動巻きP.9100キャリバーです。イタリアでデザインされた全てのモデルに、スイスの卓越した時計製造技術によって命を吹き込む、ヌーシャテルのパネライ マニュファクチュールにある研究開発部門Laboratorio di Idee(アイデアの工房)によって作り出された革新的な傑作です。
/sites/default/files/newsImage2/02_02_4.jpgPANERAI SUBMERSIBLE CHRONO
GUILLAUME NÉRY EDITION - 47MM
パネライ サブマーシブル クロノ
ギョーム・ネリー エディション - 47mm
Ref:PAM00983
ケース径:47mm
ケース素材:チタン(DLCコーティング)
防水性:30気圧(300m)
ストラップ:パネライ独自のブラックラバーストラップ、チタン製台形バックル
ムーブメント:自動巻き、Cal.P.9100(パネライ自社製)、毎時28,800振動、72時間パワーリザーブ、37石
仕様:時、分、スモールセコンド、潜水時間計測、フライバッククロノグラフ、ゼロリセット、ブラックのセラミックディスクがあしらわれた逆回転防止ベゼル、チタン製ケースバックにスペシャルエングレービング、パネライ特許取得のチタン製リュウズプロテクター
限定:世界限定15本
A.ランゲ&ゾーネが、瞬転数字ディスクによるデジタル時刻表示機能を持った機械式腕時計の初代モデルを発表したのは10年前のことです。今年、その10周年を記念し、新しく開発した自社製キャリバーを搭載したツァイトヴェルク・デイトを発表します。このモデルには日付表示機能が搭載され、ガラス製の日付リングにその日の日付が赤色で表示されます。
A.ランゲ&ゾーネがツァイトヴェルクを発表して、機械式時計の新時代の到来を告げたのは2009年のことでした。瞬転数字式デジタル時分表示を初めて搭載したこの機械式時計は、その見紛いようのないダイヤルデザインと画期的なコンセプトで幾つもの賞を獲得しました。一瞬のうちに数字ディスクが1単位進むという比類のないメカニズムは、毎正時には3枚の数字ディスクを一斉に先に進めます。この抑制を利かせつつ大きな力を伝達する機構は、ツァイトヴェルクを「タイムマシン」と形容するにふさわしいものです。
誕生から10年を経たランゲの機械式デジタル時計のために、このたび新たなコンセプトで新機能を組み込んだムーブメントが開発されました。追加された機能はダイヤルを取り巻くリング状の日付表示で、ツァイトヴェルクのデザインに違和感なく収まっています。このツァイトヴェルク・デイトのホワイトゴールド製ケースは直径44.2ミリで、グレーのダイヤルと赤色の日付とのカラーコンビネーションも絶妙です。
ダイヤルを取り囲む日付リングはガラス製で、1~31の数字がプリントされています。毎日の日付は目にも鮮やかな赤色で表示されます。その秘密は、下地となるリング上に設けた小さな赤色のセグメントです。この部分が、毎日深夜12時に1日分先に進むのです。赤色のセグメントは1カ月でダイヤルをひと巡りします。こうして、いつでも日付を間違いなく読み取れるだけでなく、直観的に知覚することもできます。この日付表示を修正するには、8時位置にあるボタンを押します。ボタンから手を離した瞬間に赤色部分が先へ進みます。
/sites/default/files/newsImage1/01_183.jpgツァイトヴェルクは、ランゲの開発技師たちにとって、技術的な挑戦であると同時にチャンスでもあります。ムーブメントに大きな数字ディスクを取り付け、タイムブリッジを配した独特のダイヤルデザインを採用したことにより、普通の日付はもとよりアウトサイズデイトを搭載することは不可能です。したがって、開発技師たちは構造を見直し、一から取り組まねばなりませんでした。瞬転リング式日付表示は、ツァイトヴェルクのデザインを変更することなく取り付けることができ、この常識にとらわれないコンセプトに見事に調和しています。
ツァイトヴェルク・デイトに採用された新技術にはさらに、4時位置に追加されたボタンがあります。このボタンには、日付表示が加わったことによって必要になった操作、つまり時表示だけを先に進める役割が割り当てられています。日付表示が機能するには、24時制で時刻を正確に合わせることが必要です。そのため、時刻を従来どおりリューズで1分ずつ調整するのでは時間がかかりすぎるのです。時調整ボタンを組み込むには、設計に大掛かりな変更が必要でした。ムーブメントの切替えプロセスと切り離して時表示を調整できるようにするために、ボタンを押すたびにクラッチが時リングを瞬転数字メカニズムから切り離します。この時、ボタンから手を離すと、時リングを回転させる力が発生します。
/sites/default/files/newsImage2/02_209.jpg新たに開発された手巻きキャリバーL043.8の特徴は、整然としたムーブメントの構造です。動力制御メカニズムはこのモデルでも二つの役割を担います。まず、定力装置としてパワーリザーブが持続する間、一定の動力でテンプを振動させます。さらに、数字ディスク3枚で構成される瞬転数字式時刻表示を1分ごとに進めるための動力を制御します。
ツァイトヴェルク・デイトの512個の部品からなるムーブメントに施された仕上げ装飾の工芸美は、ランゲならではの品質の証しです。サファイアクリスタルのシースルーバックから、エングレービング入り角穴車や繊細な動力制御メカニズム受けにその美しさを見ることができます。
ツァイトヴェルク・デイト
Ref. 148.038
ケース径:44.2mm
ケース厚:12.3mm
ケース素材:ホワイトゴールド
ストラップ:ダークブラウン手縫いアリゲーター、ホワイトゴールド製ピンバックル
ムーブメント:手巻き、Cal.L043.8(ランゲ自社製)、ランゲ最高品質基準準拠、手作業による組立ておよび装飾、五姿勢調整済み、素材の特性を生かした洋銀製の4分の3プレート、ハンドエングレービング入りテンプ受け、ジャンピングミニッツ、動力を常に一定に保つ動力制御メカニズム、70石、毎時18,000振動、72時間パワーリザーブ(完全巻上げ状態)
仕様:瞬転数字式時分表示/ストップセコンド機能搭載スモールセコンド/日付リング/パワーリザーブ表示 操作系 ゼンマイ巻上げおよび時刻合わせ用リューズ/時表示調整ボタン(4時位置)、日付調整ボタン(8時位置)
予価:9,870,000円(税抜)
発売予定:2019年7月以降
パネライのプロフェッショナルダイバーズウォッチのコレクションに42㎜サイズの2つの新作が加わりました。ステンレススティール製の逆回転防止ベゼルにセラミックディスクをあしらった、スポーティで力強く、コンテンポラリーなデザイン。あらゆる手首にフィットします。
この42mmサイズの2つのモデルは、長年イタリア海軍特殊潜水部隊に腕時計を含む精密機器を納入してきたパネライの歴史とDNAを、あらゆる手首の上で力強く表現します。
強く、機能的で、タフ、そして一目でパネライとわかる特徴的なデザイン。サブマーシブルの新作には、パネライのスタンダードである三日間のパワーリザーブを叶える自動巻きキャリバーOP XXXIVを搭載しています。アイコニックなリュウズプロテクターを備えたAISI 316Lステンレススティールケース、潜水時間を計測できる逆回転防止ベゼル、そして300m防水(30気圧)です。
サブマーシブル新作の2モデルはそれぞれカラーストーリーが異なります。オールブラックバージョン(PAM00683)は、ベゼルのセラミックディスクとラバーストラップがすべてブラックで、完全な暗闇を含むあらゆる照明下において夜光ホワイトのマーカーがはっきりと確認できます。ブルーとグレーのコンビネーションバージョン(PAM00959)は、ベゼルのブルーセラミックディスクとブルーのラバーストラップを印象的に組み合わせたシャークグレーの文字盤です。
両方のモデルとも、3時位置には日付、ダイビング中に時計が動作していることを確認するために必要なスモールセコンドがパネライブルーのセコンドハンドで9時位置に配されています。
サブマーシブルにはラバーと同様に、タフで耐水性の高いハイテク素材のスペアストラップが付属してい ます。
/sites/default/files/newsImage1/01_01_1.jpgPANERAI SUBMERSIBLE - 42MM
パネライ サブマーシブル - 42mm
Ref:PAM00683(写真左)
ケース径:42mm
ケース素材:AISI 316L SS(サテン仕上げ)
防水性:30気圧(300m)
ストラップ:ブラックのラバーストラップ、サテンスティール製台形バックル
ムーブメント:自動巻き、Cal.OP XXXIV、毎時28,800振動、72時間パワーリザーブ、23石
仕様:時、分、スモールセコンド、日付、潜水経過時間表示、ブラックのセラミックディスクがあしらわれた逆回転防止ベゼル、パネライ特許取得のリュウズプロテクター
Ref:PAM00959(写真右)
ケース径:42mm
ケース素材:AISI 316L SS(サテン仕上げ)
防水性:30気圧(300m)
ストラップ:ブルーのラバーストラップ、サテンスティール製台形バックル
ムーブメント:自動巻き、Cal.OP XXXIV、毎時28,800振動、72時間パワーリザーブ、23石
仕様:時、分、スモールセコンド、日付、潜水経過時間表示、ブルーのセラミックディスクがあしらわれた逆回転防止ベゼル、パネライ特許取得のリュウズプロテクター
ランゲマティック・パーペチュアル・ハニーゴールドは来る日も来る日も修正を必要とすることなく、2100 年まで日付を正しく表示します。特許技術のゼロリセット機構が組み込まれた定評ある自動巻きキャリバーをハニーゴールドケースに収め、製作数100本限定の特別エディションとして展開します。A.ランゲ&ゾーネが専用使用権を有するハニーゴールドは、厳選モデルにのみ使用されています。この素材は、永久カレンダーの持久力にふさわしい硬度と耐久性の高さを誇ります。
ランゲマティック・パーペチュアル・ハニーゴールド 2019年のジュネーブ国際高級時計サロン(SIHH)に、ハニーゴールドケースに身を包んだランゲマティック・パーペチュアル・ハニーゴールドが、100本限定エディションとして登場します。ランゲが専用使用権を有するこのケース素材の特徴は、他の金合金よりも優れた耐久性です。ベゼルと存在感のあるラグを光り輝くように磨き上げたのとは対照的に、輪郭のはっきりとしたケースのセンターエレメントの表面には線彫り模様を施しています。この時計はその複雑さに似合わず、ケース直径38.5ミリ、高さはわずか10.2ミリで、腕元にしっくりと収まるサイズです。
シルバー無垢製ダイヤルのシルバーカラーを背景に、夜光針とハニーゴールド製のローマ数字がくっきりと浮かび上がります。時マーカーが描くサークルに型押しされたフルーティング模様は、ダイヤルに立体感を生み出します。ハニーゴールド製バックルを付けたダークブラウンのアリゲーターベルトを取付けることによって、時計全体を完璧に調和させています。
/sites/default/files/newsImage1/01_182.jpgランゲマティック・パーペチュアルの永久カレンダーは、うるう年を含め、日数の異なる大小の月に対応しています。時計を一旦正しく調整して連続して動かせば、12時位置にある日付表示を修正する必要が生じるのは2100年のことです。この年は世紀年のため、グレゴリオ暦の例外規定により2月29日が省略されるのです。9時位置のサブダイヤルには曜日表示とデイ・ナイト表示があり、3時位置にあるもう一つのサブダイヤルには月表示、そして少し下にずらしてうるう年表示が配置されています。6時位置には三つ目のサブダイヤルがあり、そこにはスモールセコンドとムーンフェイズ表示が見えます。このムーンフェイズ表示も、誤差が累積して1日分に達するまでに122.6年かかるほど精密に設計されています。カレンダーの各表示要素は、一つずつ進めることもできれば、10時位置にある埋込み式メインボタンを押して一斉に進めることもできます
/sites/default/files/newsImage2/02_208.jpg2001年にランゲマティック・パーペチュアルを発表した当時、このモデルは世界初のアウトサイズデイト表示と永久カレンダーを組み合わせた自動巻き腕時計でした。自動巻きキャリバーL922.1SAX-0-MAT には、特許技術のゼロリセット機構が組み込まれています。この機構によって、リューズを引くとテンプが止まると同時に秒針が帰零します。したがって、容易に時刻合わせができるのです。外側にプラチナ製分銅を付けた21Kゴールド製ローターは両巻上げタイプで、短時間の着用で最大46時間分のパワー(動力)が自動的に巻き上がります。このローターは、ムーブメントの4分の3プレートに取り付けられています。薄型の4分の3プレートの大きな開口部からは脱進機にも視線が届き、ハンドエングレービング入りテンプ受けの美しい装飾模様と昔ながらのスワンネック型精度調整装置の姿を楽しむことができます。さらにサファイアクリスタルのシースルーバックからは、二度組工程を経て五姿勢で微調整されたムーブメントの随所に施された美しい仕上げ装飾を愛でることができます。
ランゲマティック・パーペチュアル・ハニーゴールド
Ref. 310.050
ケース径:38.5mm
ケース厚:10.2mm
ケース素材:ハニーゴールド®
ストラップ:ダークブラウン手縫いアリゲーター、ランゲ特製ハニーゴールド®製ピンバックル
ムーブメント:自動巻き、Cal.L922.1 SAX-0-MAT(ランゲ自社製、ランゲ最高品質基準準拠、手作業による組立ておよび装飾、五姿勢調整済み)、素材の特性を生かした洋銀製の4分の3プレート、プラチナ製分銅付き21Kゴールド製両方向巻上げ式4分の3スケールローター、4カ所にボールベアリングを使った巻上げ輪列、ハンドエングレービング入りテンプ受け、43石、46時間パワーリザーブ(完全巻上げ状態)
仕様:時および分による時刻表示、ストップセコンド機能および特許技術ゼロリセット機構搭載スモールセコンド、日、曜日、月、ムーンフェイズおよびうるう年表示付き永久カレンダー、デイ・ナイト表示 操作系 巻上げおよび時刻調整用リューズ、カレンダー要素を一斉に調整する埋込み式メインボタン、曜日・月・ムーンフェイズを個別に進める埋込み式調整ボタン
限定:100本
予価:9,330,000円(税抜)
発売予定:2019年5月以降
フライバック・クロノグラフ、ムーンフェイズ表示付き永久カレンダー、ストップセコンド搭載トゥールビヨン、パワーリザーブ表示を同時に搭載するというA.ランゲ&ゾーネの異色のモデルが、ホワイトゴールドケースとピンクゴールドダイヤルで表情も新たに登場します。
ホワイトゴールドケースにピンクゴールドのダイヤルを収めたダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨン 2016年に発表されたダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨンが、機械式時計の高水準の技術を凝集した時計であることは、そのモデル名からも窺い知ることができます。「ダトグラフ」は、ランゲ独特のアウトサイズデイトとプレシジョン・ジャンピング・ミニッツカウンター搭載フライバック・クロノグラフを、「パーペチュアル」は、瞬転表示式永久カレンダーと、誤差が1日分に集積されるまで122.6年かかるという高精度ムーンフェイズを表します。そして「トゥールビヨン」は、その内部に収められた脱進機への重力の影響を補正する機構を指しますが、このモデルのシースルーバックから見えるのは、特許技術ストップセコンドを搭載するワンミニッツトゥールビヨンです。時刻、カレンダー、クロノグラフの表示要素のすべてが見やすいダイヤルデザインは、タキメータースケールの端にパワーリザーブ表示を配置することによって実現しました。
ブラックダイヤルにプラチナケースを収めた100本限定の第一弾に続き、ホワイトゴールドケースにピンクゴールドダイヤルを組み合わせたこの新バリエーションも製作数100本の限定モデルです。直径41.5 ミリのホワイトゴールド製ケースとロディウム仕上げのゴールド製針とアプライドインデックスが醸し出すクールな印象を、温かみのあるピンクゴールドカラーで和らげています。A.ランゲ&ゾーネでは、コレクションのモデル数をあえて増やさない方針を取っていますが、その中にあって、このモデルはコレクションに心地よいニュアンスを添えてくれます。
/sites/default/files/newsImage1/01_180.jpg
ダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨンの開発の原動力となったのは、1999年に発表した初代ダトグラフが大反響を呼んだことです。伝統的なコラムホイール制御方式、プレシジョン・ジャンピング・ミニッツカウンターとフライバック機能というまれに見る組み合わせは、時計界を大いに驚かせました。ランゲ独自のアウトサイズデイトとダイヤル下部の二つのサブダイヤルが正三角形を形成するように配置するという明快で分かりやすいダイヤルデザインにより、ダトグラフは時代を越えて愛されるアイコンウォッチになっています。その特徴的なダイヤルレイアウトを、ダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨンも継承しています。このモデルでは、初代ダトグラフよりもケース直径を大きくし、永久カレンダー表示の役割を持つ二つのサブダイヤルも大きめにしました。左サブダイヤルにはスモールセコンド、曜日およびデイ・ナイト表示を、そして右サブダイヤルにはプレシジョン・ジャンピング・ミニッツカウンター、月およびうるう年表示を収めています。
ランゲ自社製キャリバーL952.2 ムーンフェイズ、曜日および月を調整するには、三つの埋込み式調整ボタンを操作します。カレンダー表示要素すべてを一斉に進めるのは、10時位置のワンタッチ調整ボタンです。サファイアクリスタルのシースルーバックからは、729個の部品で構成される自社製キャリバーL952.2が見えます。その複雑極まるムーブメントの隅々にまで手作業で施された美しい仕上げ装飾は、機械式時計製作技法の限界を何度も定義し直すA.ランゲ&ゾーネの気概を反映するものです。
/sites/default/files/newsImage2/02_206.jpgダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨン
Ref. 740.056
ケース径:41.5mm
ケース厚:14.6mm
ケース素材:ホワイトゴールド
ストラップ:ダークブラウンの手縫いアリゲーター、ホワイトゴールド製フォールディングバックル
ムーブメント:手巻き、Cal.L952.2(ランゲ自社製、ランゲ最高品質基準準拠、手作業による組立ておよび装飾、五姿勢調整済み、素材の特性を生かした洋銀製の地板および受け、ハンドエングレービング入り中間車およびトゥールビヨン受け)、59石(うち1石はダイヤモンド受け石)、ビス留め式ゴールドシャトン 5(うち1石はダイヤモンド受け石)、毎時18,000振動、50時間パワーリザーブ(完全巻上げ状態)
仕様:時、分およびスモールセコンドによる時刻表示、特許技術ストップセコンド機能搭載トゥールビヨン、プレシジョン・ジャンピング・ミニッツカウンター搭載フライバック・クロノグラフ、タキメータースケール、アウトサイズデイト、曜日・月およびうるう年表示付き永久カレンダー、デイ・ナイト表示、ムーンフェイズ表示、パワーリザーブ表示 操作系 ゼンマイ巻上げおよび時刻調整用リューズ、クロノグラフ操作用ボタン2個
限定:100本
予価:30,090,000円(税抜)
発売予定:2019年6月以降
2019 New Model | A.LANGE&SÖHNE
2019年 A. ランゲ&ゾーネ新作情報
ブース撮影:江藤義典 Photo:Yoshinori Eto
遂に傑作ランゲ1が25周年!
アニバーサリーモデルが目白押し
例年、ブースに掲げられる巨大化したモデルがメインアクトとなるのがA.ランゲ&ゾーネ(A.LANGE & SÖHNE)のスタイル。2019年の今年はアイコンである「ランゲ1」だったが、普通のモデルではない。なぜなら今年は「ランゲ1」誕生25周年という節目であり、全時計愛好家が注目するアニバーサリーモデルが誕生したのだ。さらに今年は機械式デジタルウォッチ「ツァイトヴェルク」の10周年でもあり、こちらにも魅惑的なモデルが登場した。
他3モデルは既存品のバリエーション変更ではあるが、残念がることはない。なぜなら今年は、毎月24日に「限定ランゲ1」が発表されることが決定している。一年を通してファンを楽しませる、最高の25周年になることだろう。
>ランゲ1・トゥールビヨン “25th アニバーサリー”(LANGE1 TOURBILLON 25th Anniversary)
取材・文:篠田哲生 / Report&Text:Tetsuo Shinoda
※表記は2019年1月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
※2019年最新作レポートの掲載価格つきましては、税抜き表記を行っているものもあります。
>正規時計販売店のバイヤー達が着目したA. ランゲ&ゾーネの新作
ジュネーブ発、2019年の最新注目モデル22
>2019年 A. ランゲ&ゾーネ(A.LANGE&SÖHNE)
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ブレゲの古くからの伝統を語るモデルの一つとして創作された「クイーン・オブ・ネイプルズ」が、ピンクとモーブの虹彩が織りなすマザーオブパールや、ダイヤモンドで美しく引き立てられました。この時計は、ムーンフェイズ表示も備わる自動巻ムーブメントが時を刻みます。
ブレゲは、バレンタインデーに向け、ブレゲの歴史において女性専用の時計として考案された「クイーン・オブ・ネイプルズ」コレクションに新たなモデル加えました。このレディスウォッチのコレクションは、アブラアンールイ・ブレゲが、ナポリ王妃カロリーヌ・ミュラのために1812年に製作し、世界初の「腕時計」としても有名な時計を称えて、2002年に誕生しました。王妃の腕時計から想を得た「クイーン・オブ・ネイプルズ」は、優美な曲線に包まれたオーバル型で、わずかに細長いケースが特徴です。今年のブレゲは、オフセンターのスモールセコンドを配したオリジナルモデルのデザインを再び取り上げ、それをピンクに彩りました。28本のみが作られるこの限定モデルには、ムーンフェイズ表示付きの自社製ムーブメントが収められています。
ロマンティックな配色
「クイーン・オブ・ネイプルズ 8905」のバレンタインデー限定モデルは、ダイヤルに淡いピンクの虹彩を放つマザーオブパールが用いられています。ムーンフェイズ表示は、濃いピンクの下地にホワイトゴールドの月と星が映えます。また、リュウズにセットされたカボションカットのピンクサファイアも、今回のピンクを主役にしたデザインに鮮烈な輝きをもたらします。さらに、ロマンティックな配色に彩りを加えるのは、モーブ色のアリゲーターレザーストラップです。そして、ベゼルとダイヤルのフランジに配されたダイヤモンドがこのオーバル型のレディスウォッチの優美な表情に仕上げのタッチを添えています。
ブレゲならではの個性
このモデルの見やすいダイヤルは、アブラアン-ルイ・ブレゲが非常に大切にしたネオクラシックのスタイルを踏襲しながら、ブレゲのアルティザンによる手作業で仕上げられています。マザーオブパールとシルバー仕上げのゴールドを組み合わせたダイヤルには、美しいブルー・スティールの針があしらわれ、時間のチャプタ―リングの上方に各モデルの個別番号が記されています。ブレゲは18 世紀の終わりの頃から台帳に顧客の名前を記録してきましたが、ご要望があれば、この最も著名な人々が名を連ねる台帳に喜んでお名前を記帳させていただきます。
時刻表示のダイヤルは、中央がギヨシェ彫りでクル・ド・パリ模様が装飾され、その周りをローマ数の艶やかなチャプターリングが取り巻いています。オフセンターのスモールセコンドは、フラム模様のギヨシェ彫りで装飾されています。そして、ダイヤル最上部にパワーリザーブ表示があります。
「クイーン・オブ・ネイプルズ 8905」のホワイトゴールドケースに搭載されているのは、機械式ムーブメントの至宝、自社製キャリバー537DRL2 です。自動巻で45 時間のパワーリザーブが備わるこのムーブメントは、ブレゲの伝統に則り入念な装飾仕上げが施された246 個の部品で構成され、その姿がサファイアクリスタルによる透明なケースバックから鑑賞できます。
バレンタインデーに合わせ、ピンクの色彩とダイヤモンドで演出した「クイーン・オブ・ネイプルズ」は、ブレゲの比類ない時計づくりを語るまさに逸品です。
ナポリ王妃の腕時計
ナポレオンの妹のカロリーヌ・ミュラは、ナポリ王妃として即位していた時期に芸術や職人技に対して絶大な支援を行い、ブレゲから30点以上にも及ぶ懐中時計や置時計を手に入れました。1810年、パリのケ・ド・ロルロージュに工房を構える時計師ブレゲは、このナポリ王妃のために前代未聞の時計の創作に取り掛かりました。それは、もとより腕に着けるために設計された時計で、これこそが世界初の「腕時計」になるものでした。1812年に出荷され、1849年と1855年に修理のために戻ってきたこの時計の歴史や特徴については、ブレゲが保存する台帳に記録が残されていますが、しかしながら、現在の行方は定かではありません。細長い楕円ケースにギヨシェ彫りのシルバーダイアルがセットされたこの腕時計は繊細な造りで、リピーターやムーンフェイズ表示といった複数の複雑機構が組み込まれ、温度計も付属していました。そして、腕に装着できるように毛髪とゴールドの細線とを編み上げたブレスレットが取り付けられていました。
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BREGUET REINE DE NAPLES 8905
ブレゲ クイーン・オブ・ネイプルズ 8905
SPECIFICATIONS OF THE WATCH
バレンタインデー2019特別モデルはワールドワイド28本限定で作られ、01/28 から 28/28の番号が刻まれています。日本では、ブレゲ ブティック銀座のみでの取り扱いです。
Ref. 8905BB/W2/964 D00D
ケースサイズ:28.45×36.50mm
ケース素材:18Kホワイトゴールド
ストラップ:モーブカラーのアリゲーターレザー
防水性:3気圧(30m)
ムーブメント:自動巻、番号とBreguetのサインを刻印、Cal.537DRL2、28石、45時間パワーリザーブ
仕様:ケースバンドに繊細なフルート装飾、ベゼルに128個(約0.77カラット)のダイヤモンドリュウズにピンクサファイア(約0.3カラット)。サファイア・ケースバック(透明裏蓋)、ギヨシェ彫り、シルバーカラー仕上げの18Kゴールドおよびピンクマザーオブパールダイアル、7時位置にオフセンターのスモールセコンド、12時位置にムーンフェイズとパワーリザーブ表示、個別番号とBreguetのサイン、ローマ数字のチャプターリング、ブルー・スティールのブレゲ針
価格:4,270,000円(税抜)
発売予定:2019年1月中旬


ついに日本への本格展開が始まった
ジュネーブの実力派高級ウォッチ・メゾン
ローラン・フェリエの全貌
2008年に工房を設立し、2010年のバーゼルワールドでは最初の製品をリリースし、全世界の時計エンスージアストの耳目を集めた高級時計メゾンの「ローラン・フェリエ」。これまで一部の限られたショップでのみの展開だったが、老舗時計輸入代理店のDKSHジャパンと契約を結び、我が国への本格導入が2019年より開始された。さて「ローラン・フェリエ」とは一体、どんなメゾンなのか? そして彼らの工房から生み出されたタイムピースとは、どんなものなのだろうか?
取材・文:名畑政治 / Report & Text:Masaharu Nabata
協力:DKSHジャパン / Thanks to:DKSH JAPAN
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