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ブランドニュース H.モーザー(H.Moser & Cie.) /sites/default/files/newsThumbnail/title_189.jpg /sites/default/files/newsMainImage/title_192.jpg

 ブルーラグーン:エンデバー ファミリーで初めて、熱帯の海を思い起こさせるこのダイアルが組み合わされました。ロゴもインデックスもないコンセプト バージョンです。エンデバー センターセコンド コンセプト ブルーラグーンは、孤高の魂を持つ、大胆でセクシー、そして現代的なウォッチを求める時計通のためのモデルです。 エレガンスで知られている H. Moser & Cie.(H. モーザー社)は他にはない伝統的な時計を製造しています。100% スイス、100% モーザーの H. モーザーモデルは、きわめて稀少であるが故に、自分以外の誰かの腕にあるのを見かけることはまずありません。

 長年にわたり、H. モーザーには新しい風が吹いており、それが、自分が何を愛好しているのかを良く心得ている洗練されたお客様に向けた、その時代ならではの製品に生命を吹き込んでいます。H.モーザーは控え目を旨としながらも、常にいくばくかの挑発的な姿勢を忘れません。エンデバー センターセコンド コンセプト ブルーラグーンでは、シンプルでミニマルなデザインを徹底的に強調し、インデックスだけでなくブランド ロゴまでが完全に排されています。H. モーザーはフュメ ダイアルでも有名で、素材やスタイルの大胆でありながらエレガントに融合した、きわめて洗練されたカラー グラデーションが特徴です。多彩なカラーを揃える H. モーザーは、ブルーラグーン ダイアルを備えたモデルが思いがけないカラーで好評を博したことからも伺えるように、よりいっそう大胆な展開が期待されます。迷いなく、ミニマルなラグジュアリーを一目でそれとわかる独自性の高いモデルという明確な主張に変えて、最高峰に経ちます。

 「フュメ ダイアルは H. モーザーの歴史にとって不可欠です」と、H. モーザーの CEO を務めるEdouard Meylan(エドゥアルド・メイラン)は説明します。「目の肥えた方なら一目でわかるでしょう。現在、H. モーザーのモデルの 90%以上はフュメ ダイアルです。ただし、他にもシルバーカラーのダイアル、ヘリテージ コレクションにはエナメル ダイアルを採用しています。特にここ数年は、伝統的でありながらこの時代にふさわしい時計の提供を目指し、新しいカラーの開発を模索してまいりました」真に孤高を貫くには、ただトレンドに従うわけにはいきません。まったく新しいカラーを生み出す必要がありました。その結果は魔法のようです。エンデバー センターセコンド コンセプト ブルーラグーンは、調和のとれたプロポーション、バランスの良いフォルム、ハイエンドな仕上げ、そして自社製自動巻きムーブメントを組み合わせた伝統的な高級時計です。ただし、お祖父様の時代に着用されていた時計とは別物の美意識を備えた、伝統的でありながら型にはまらない時計を求め、また自分を良く知る現代のお客様のために設計された伝統的なモデルなのです。

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 エンデバー センターセコンド コンセプト ブルーラグーンに搭載されるムーブメントは、自社で一貫して設計、開発、製造されたキャリバー HMC 200 です。 系列会社の Precision Engineering AG が製造した調速機構が装備されています。キャリバー HMC 200 は 3 日間のパワーリザーブを保証する、エングレービングが施されたゴールドの大型ローターを備えています。

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 エンデバー センターセコンド コンセプト ブルーラグーンは、シンプルでありながら驚異的な効率性と思いがけないパワーを両立させられることを改めて証明します。インデックス、ロゴ、ブランドを示す要素をすべて排したブルーラグーン ダイアルは、H. モーザーの基本理念に沿って整然とした、無駄を削ぎ落としたその本質に立ち返ります。

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ENDEAVOUR CENTRE SECONDS CONCEPT BLUE LAGOON
エンデバー センターセコンド コンセプト ブルーラグーン

Ref.:1200-0206
ケース径:40.0mm
ケース厚:10.7mm
ケース素材:18K ホワイトゴールド
ストラップ:手縫いのグレー アリゲーター、18K ホワイトゴールドのピンバックル
ムーブメント:自動巻き(ラチェット式両方向)、Cal.HMC 200、約3日間パワーリザーブ、毎時21,600振動、27石、18K レッドゴールド製ローター、 H. Moser & Cie. の刻印
仕様:時・分表示、センターセコンド、サファイアクリスタルおよびシースルー ケースバック、「M」で装飾されたリュウズ、サンバースト仕上げを施したブルーラグーンダイアル、リーフ型針の時針および分針
限定:50本

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ENDEAVOUR CENTRE SECONDS CONCEPT BLUE LAGOON
エンデバー センターセコンド コンセプト ブルーラグーン

Ref.:1200-0404
ケース径:40.0mm
ケース厚:10.7mm
ケース素材:18K レッドゴールド
ストラップ:手縫いのブラウン アリゲーター、18K レッドゴールドのピンバックル
ムーブメント:自動巻き(ラチェット式両方向)、Cal.HMC 200、約3日間パワーリザーブ、毎時21,600振動、27石、18K レッドゴールド製ローター、 H. Moser & Cie. の刻印
仕様:時・分表示、センターセコンド、サファイアクリスタルおよびシースルー ケースバック、「M」で装飾されたリュウズ、サンバースト仕上げを施したブルーラグーンダイアル、リーフ型針の時針および分針
限定:50本

ブランドニュース H.モーザー(H.Moser & Cie.) /sites/default/files/newsThumbnail/title_188.jpg /sites/default/files/newsMainImage/title_191.jpg

 H. Moser & Cie.(H. モーザー)のベンチャー トゥールビヨン サファイアは、サファイア ケースと、全面にサファイアをセッティングしたダイアルを採用した透明な美しいモデルです。プレシャスなケースは、ミニッツ・トゥールビヨンが組み込まれた自社製ムーブメント HMC 802 をあらゆる角度から堪能でき、ダイアルにはバゲットカットのサファイアがセッティングされています。SIHH 2019 で発表されたベンチャー トゥールビヨン サファイアはユニークピースです。

 H. モーザーが、ベンチャー コレクションのケースを用いた完全なサファイア製のバージョンを作り上げました。その類い稀な形状のケース側面の仕上げ、精巧なベゼル、ダイアルとクリスタルのカーブ、1960年代の凸面形状を思わせるプロポーション . こうしたあらゆる特徴の美しさが、サファイアの透明性によってさらに高められます。この完全に透明なケースは、自動巻キャリバー HMC 802 のあらゆる細部に上質な仕上げまでを遮るものなく見せてくれます。6時位置の交換可能なミニッツ・トゥールビヨン、裏側のソリッドゴールドの両方向回転ローターが一際目を引きます。

 H. モーザーは、ルネッサンス期の画家さながらの巧みな色使いで、ベンチャー トゥールビヨン サファイアのダイアルにふさわしい最もすばらしいサファイアを厳選してセッティングし、そのカラーの違いを巧みに利用して名高いフュメを再現したユニークピースに仕上げました。バゲットカットを施したサファイアのダイアルに拝されたミニッツ・トゥールビヨンは、トゥールビヨン ケースの中にダイブするような印象を与えます。

 高度な技術によるムーブメント、HMC 802 自動巻キャリバーは、精度と等時性を大きく向上させる自社製シュトラウマン®・ダブルヘアスプリング、単なるトゥールビヨンを超えて時間の歴史の一部となった交換可能なモジュール型トゥールビヨンを備えています。

 豪華なクリアブルーに包まれたベンチャー トゥールビヨン サファイアはユニークピースです。疑う余地のない H. モーザースタイルの高級時計です。

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VENTURER TOURBILLON SAPPHIRE
ベンチャー トゥールビヨン サファイア

Ref.:2802-1000
ケース径:41.5mm
ケース厚:15.6mm
ケース素材:サファイア(全体に少しずつ色合いの異なる264個のバゲットカット サファイアをフルセッティング/8.12カラット)
ストラップ:手縫いのブラックアリゲーター、18K ゴールドのピンバックル
ムーブメント:自動巻き(ラチェット式両方向)、Cal.HMC 802(自社製)、約3日間パワーリザーブ、毎時21,600振動、29石、18K ゴールド製ローター、H. Moser & Cie. ロゴの刻印
仕様:時・分表示、カーブをつけたサファイアクリスタル、シースルー サファイア ケースバック、「M」で装飾されたサファイア リュウズ、リーフ型針、6時位置にスケルトン ブリッジを備えた交換式ミニッツ・トゥールビヨン
限定:ユニークピース

WPHH REPORT https://www.gressive.jp/themes/custom/gressive_theme/tokimegu/2019/wphh/image/title.jpg _self 26 733

WPHH 20192019年 WPHH 新作 レポート

撮影:江藤義典 Movie:Yoshinori Eto

2019 WPHH REPORT

念願の新工房も完成し
新たな体制で充実の新作をお披露目

「WPHH(The World Presentation of Haute Horlogerie)」とは、ジュネーブ郊外のジャントウに拠点を構えるフランク ミュラー ウォッチランド グループが独自に展開する新作発表会。


 この展示会の中心となる存在は、もちろん「フランク ミュラー(FRANCK MULLER)」であるが、これに加え、世界最古といわれるダイヤモンド専門メゾンの「バックス&ストラウス(BACKES & STRAUSS)」や、モダンで先進的なスポーツウォッチを生み出す「クストス(CVSTOS)」といったウォッチランド グループに所属するブランドも新作の発表と展示を行い、世界各国から集まったプレスやバイヤーたちに2019年の新たな動向をアピールした。


 しかも今回、長年の懸案だった新工房が2018年に完成。その全体像が明らかにされた。残念ながら、このタイミングでの取材はかなわなかったが、いずれ詳しくレポートできることを我々も念願している。


文:名畑政治 / Text:Masaharu Nabata


2019 New Model |2019年 ブランド新作リスト


  • フランク ミュラーやクストスなどの新作が発表されたWPHH 2019の会場であるウォッチランド

  • 中に入るとフランク ミュラーをはじめとした、ウォッチランド グループのモデルがたくさん展示されている


ブース撮影:江藤義典 Photo:Yoshinori Eto

逆回転(反時計回り)腕時計、フランクミュラー 「トノウ カーベックス リメンバー」

クストス 「チャレンジ シーライナー ダブルトゥールビヨン Ref.CVT-DB-T 5N」のダブルトゥールビヨンの動作を確認

Gressive取材スタッフ紹介

  • 名畑 政治
  • 名畑 政治
    Masaharu Nabata


    Gressive編集長。1959年、東京都生まれ。時計、カメラ、ギター、ファッションなど膨大な収集品をベースに、その世界を探求。1994年から毎年、スイス時計フェア取材を継続中。
    「今、時計界は大きな転換期を迎えています。20年以上にわたって時計界を定点観測してきた私にとって、その現場に立ち会えるのは何よりの幸運。今年は取材体制をリニューアルし、さらにしっかりとしたレポートをお届けしたいと決意を新たにしています」

  • 篠田 哲生

    篠田 哲生
    Tetsuo Shinoda


    1975年、千葉県生まれ。40を超える媒体で時計記事を担当しており、10数年ものスイス取材歴を重ねてきたが、この業界では今でも“若手”というちょうどよい湯加減のポジションをキープ。快適な出張にこだわり続け、スイスに小型炊飯器を持ち込み、朝から飯を炊くという業界屈指の実践派。
    「良い仕事のためには、まずは食事が大切。ということで、今年もディナーを中心にスケジュールを立てました」

  • 竹石 祐三

    竹石 祐三
    Yuzo Takeishi


    1973年、千葉県生まれ。1998年よりモノ情報誌編集部に在籍し、2011年から時計記事を担当。2017年に出版社を退社し、Gressiveの記事制作に携わる。
    「2011年よりバーゼルワールドの取材は行ってきましたがSIHHは今回が初めて! これまで写真でしか目にすることのなかった会場に、実際に足を運べることに胸を膨らませています。新作情報はもちろん、会場の雰囲気などもフレッシュな視点でお届けしますのでご期待ください」

  • 堀内 僚太郎

    堀内 僚太郎
    Ryotaro Horiuchi


    フォトグラファー。1969年、東京都生まれ。1997年に独立。広告、ファッション、CDジャケットやポートレイト等で活動。2006年からスイス時計フェアの撮影を続け、2009年からGressiveに参加。2018年にH2Fotoを立ち上げ写真講師としても活動。
    「スイスでの時計取材を始めて14年目。毎年その美しさを撮影してきました。今年はどんな時計に出会えるのか楽しみです。新しい時計の写真をいち早くお届けします」

  • 江藤 義典

    江藤 義典
    Yoshinori Eto


    フォトグラファー。1981年、宮崎県生まれ。2001年に上京。2006年、知人の紹介でカメラマンの個人スタジオのアシスタントに。スタジオ勤務を通し写真撮影とデジタル・フォト加工技術を習得。2013年に独立し、自らのスタジオを開設。Gressiveをはじめ、メンズ誌、モノ情報誌、広告等で活動。スイス時計フェアは2015年から撮影を継続。
    「スイス時計フェアを臨場感のある写真と映像でお伝えしたいと思います」

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WPHH 2019 information |2019年WPHH(The World Presentation of Haute Horlogerie) 取材詳細

WPHH(The World Presentation of Haute Horlogerie)とは?
1998年からフランク ミュラーウォッチランド社が独自に主催する(2008年は全10ブランド)の国際時計見本市。正式名称は「World Presentation of Haute Horlogerie」で、スイス ジュネーブ市郊外にある高級住宅街、レマン湖のほとりで年1回開催される

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    2019 New Model | ROMAIN GAUTHIER
    2019年 ローマン・ゴティエ新作情報

    ブース撮影:堀内僚太郎 Photo:Ryotaro Horiuchi

    絢爛たるレディスの新作と
    入念に仕上げられた超絶ハイエンド・ウォッチ

     2005年、スイス・ジュウ渓谷で創業したローマン・ゴティエ(ROMAIN GAUTHIER)。1975年生まれのローマン・ゴティエは技術学校で精密機構を学び、1997年には精密機械製作の資格を取得して時計部品メーカーの機械プログラマー兼オペレーターとなった。しかし単なる部品製作に飽きたらず、高級精密機械式時計への情熱を時計製作へと振り向ける。その実現のため、2002年にはMBA(経営学修士)を取得。彼の修士論文は自身のブランドの経営計画についてだったという。


     そして彼は自身のタイムピース製作に取り組み、3年の熟成期間を経て2005年に高級機械式時計ブランド「ローマン・ゴティエ」を創設。2007年には最初の作品「プレスティージ HM」をバーゼルワールドで発表。これが大きな評価を得て順調にコレクションの幅を広げて現在に至る。


     SIHHには数年前から出展するが、2019年ではダイアルとムーブメントの装飾に天然オパールを採用した美しいレディス・モデルを始め、メテオライト(隕石)をダイアルに採用したモデルや全面マット仕上げのフル・ブラックのモデルなど、多彩な新作を発表。いずれにせよ年間製作本数は60本ほどの小規模メゾンであり、その精緻で丁寧な仕上げと独創的なデザインは、現在の時計界において極めて希少な存在である。



      取材・文:名畑政治 / Report&Text:Masaharu Nabata
      ※表記は2019年4月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
      ※2019年最新作レポートの掲載価格つきましては、税抜き表記を行っているものもあります。


        186408 186409 186410 171801 174869 staticcontent
        ブランドニュース ウルベルク(URWERK) /sites/default/files/newsThumbnail/title_187.jpg /sites/default/files/newsMainImage/title_190.jpg

         ウルベルクはその特徴的表示であるワンダリングアワー(放浪する時間)のサテライト複雑機構以外を搭載した作品も常に注目され、時計製造産業界また愛好家たちから賞賛を得てきました。UR-111Cもまた例外ではありません! この最新のマイクロメカニック作品は、間違いなくブランドの≪スペシャルプロジェクト≫のひとつに数えられるでしょう。UR-111Cは、美しくもあり複雑でもあります。このモデルの開発と組み立ては、困難への挑戦と根気強さを必要としました。独立したブランドであるウルベルクを構成する17人のプロフェッショナルなチームのおかげで、このプロジェクトを成功に導くことが出来ました。

         ウルベルクらしい作品であるUR-111Cを手にするとき、≪慣用的な≫ものは期待されていません。この新作は、名高いUR-CC1 ≪ King Cobra/キング・コブラ ≫ (時計師Louis Cottier/ルイ・コティエ が1950年代に開発したプロトタイプから着想を得た時計https://www.urwerk.com/en/press-ur-cc1-m8.php)から直接インスパイアされたものなのです。このモデルは分を異なる表示-視覚的に楽しめるリニア式表示と、正確に読み取るためのデジタル表示です。誰もローラー型の新設計リューズや光ファイバーが蛇行して進む時間表示を実現できたものはいないはずです。SFの世界をそのまま表現したような時計に見えない場合、その時計はウルベルクではありません。

         ウルベルク共同設立者のフェリックス・バウムガルトナーとマーティン・フレイは、時計とそのオーナーの相互の関わりの必要性と喜びを常に大切にしてきました。≪美しい機械的なオブジェを身に着けることは、喜びであり誇りでなくてはならない≫ とフェリックス・バウムガルトナーは語ります。≪手首と一体となったメカニズムが、あなたの肌の一部となり語りかけてくれるような、深い絆が生まれなくてはいけません。機械時計というのは体と調和し、あなたが与えるエネルギーと引き換えに情報を知らせ、知的要素を引き出してくれる第一歩のようです。そこには対話が存在し、あなたの時計を大切にしてあげると、その気持ちのお返しをしてくれるのです。≫

         2人のウルベルク共同設立者たちは、好奇心、興味、感覚を掻き立てるこの作品のために一人はデザイン、もう一人は技術的設計のために多くの時間を費やしました。まず巻き上げ機構から見ていくと、ムーブメント上の上部に搭載されたシリンダー型の巻上げリューズがあります。時計の巻上げのために、この刻みの付いた長いシリンダーを回すことは、新しい感覚です。この新しいシステムを機能させるため複雑な角度に調節した極小のべベルギア、そして一連の中間車を開発する必要がありました。時刻合わせには、UR-111C側面にあるレバーでこの機構を切り替え、シリンダー型リューズにより時刻を時計回りまたはその反対の2方向で調整します。

         時間のデジタルジャンピング表示と分の継続的な表示は、ケース側面のサファイアクリスタル内に設置された円錐形部分で行われます。時刻の読み取り軸のこのような設定により、手首を傾けなくても時刻を一目で知ることが出来ます。これらの円錐形の間には、分の線形表示があります。分の進みを線形に転換するためにも、極小の円錐型ギアを採用した特殊で精密な機械的伝達方法を開発する必要がありました。

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         ウルベルクはすでにUR-CC1 ≪ King Cobra/キングコブラ≫において、線形表示を採用しました。ですが、この最新モデルのためにマーティン・フレイは、ウルベルクのエンジニアたちにさらなる挑戦を課しました。分を出来るだけ読みやすくするため、分の斜線表示を提案したのです。このたった一つの簡単そうな要望を実現するには、複雑に入り組んだ螺旋形のばねを開発が必要でした。分の回転を制御するこの部品は、分表示のトンネルを通して見え、60のインデックスに到達すまでの1時間に300度回転します。そして、この螺旋形のばねは緊張がほどけ、前に60度回転し、視覚的にはレトログレード効果をもたらしながら0の位置に戻ります。この同じ力が、時間機構のジャンプを司ります。

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         UR-111Cの秒のデジタル表示も世界初のものです。軽量化のためスケルトン加工された秒表示機構は、一つの歯車上で10:20:30:40:50:60、もう一方で5:15:25:35:45:55と均等に2つの歯車に配分されています。これら2つのインデックスが組み合わさり、グラフィックな時の流れを表現しています。オープンワークが施されたそれぞれの歯車の重さは0,018 グラム (数字が付属すると0.025 g)で、 LIGA製法により金属レースのような部品を作り出すことが可能となりました。この複雑な絡み合いは、環状の形の伝導体により昇華されました、それはこの数字上10分の1ミリにされた光ファイバー網です。この伝導体はルーペとは異なり秒の形をゆがめることなく、ミドルケースをかすめながら移動する秒を完璧かつ簡単に読み取ることができます。

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         UR-111Cへの最後工程はケースに行われます。サイエンス・フィクションや前衛的なテクノロジーをこよなく愛し魅了されるウルベルクの作品をさらに進化させ、近未来的な車のようなデザインのモデルとなりました。このような機構を中央が一体型の同様のケースにケーシングするためには、巧妙な策を講じる必要がありました。そのため、ケーシングは側面から行われます。スチール製ケースは、中央の細い部分と2つの翼部分の3部から構成されます。ケーシング時に機構は横向きに置かれるため、デリケートで慎重な作業となります。時計機構の繊細な部品にさわらず、スチール製の鎧を≪はめ込む≫のです。ケースはサンドブラスト、マイクロブラスト、研磨、サテン仕上げの装飾が調和し、見事な仕上げが施されています。ネジひとつをとっても、見る面によって異なった仕上げ施されているのが見て取れます。この傑作を完成させるために、秒表示の部品が組まれ、調整されてやっとこの困難極まる組み立てが終了します。

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        UR-111C

        Ref.:UR-111C
        ケースサイズ:横42×縦46mm
        ケース厚:15mm
        ケース素材:ステンレススチール(ガンメタル加工)
        防水性: 3ATM/100’/30mで圧力テスト
        ムーブメント:自動巻き(ストップ・セコンド付き)、48時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)、37石
        仕様:ジャンピングアワー、レトログレード線形分表示、デジタル分表示、デジタル秒表示、無反射コーティングが施されたサファイアクリスタル
        限定:世界限定25本

        ブランドニュース ボヴェ(BOVET) /sites/default/files/newsThumbnail/title_186.jpg /sites/default/files/newsMainImage/title_189.jpg

         2016年、ボヴェは天文学をテーマとした特別なコレクションのデビュー作として、シューティングスター トゥールビヨンを発表しました。その後、2017年にはアステリウム、また2018年にはグランドリサイタルを続けて発表しました。この3部作は、作品個々の技術的特徴の域を越えて、時の計測を新しい形で表現する方法を探究しています。これらの作品を特徴づけているライティングスロープ状に傾斜したケースは、創造性を体現すると同時に、作品の引き立て役となっています。ボヴェのオーナー、ラフィ氏自らがデザインしたこの“ライティングスロープ”型ケースは、6時位置に向かってベゼルが低くなるよう傾斜しています。この創意工夫溢れるアイディアによって、ドームやローラー、ディスク、立体的な針と言った様々なタイプの表示を多角的にレイアウトすることが可能になり、直感性やエルゴノミクス、また優雅さがより高まっています。さらに、立体的なデザインによって、表示する情報の視認性は最優先されることとなり、ムーブメントの内部へと導かれるコレクターたちの目線は、あらゆる細部に宿る卓越性を目の当たりにすることになります。

         もっとも最近ではグランドリサイタルが受賞したジュネーヴ時計グランプリの最優秀賞“金の針賞”を含む、3部作の作品に授けられた数々の賞を見てもわかるように、コレクターや専門家たちは、ボヴェの“ライティングスロープ”型ケースが起こした様式的革命を称賛しています。このようにラフィ氏は、ライティングスロープ型ケースに搭載することを前提に開発された4つの複雑機構を同時に発表することで、一貫性をもってコレクターたちの期待を満たすことに成功しています。そのうちの一つが、リサイタル 26 ブレインストーム ® チャプター ワンです。

         この比類のないタイムピースは、数多くの革新を通して、“ライティングスロープ”型ケースが提案する計時の解釈に関する前例のない可能性の幅広さを窺わせています。ブレインストーム®のチャプターを飾る最初の作品として、ラフィ氏はサファイア製のモデルが相応しいと考えました。その澄んだ透明性から選ばれるサファイアは、ダイヤモンドの次に硬い素材であると同時に、あまり知られていない要素として、チタニウムよりも軽いという特長も有しています。この独創的なチョイスによって、ボヴェの技術士たちが直面しなければならなかった大きな課題の一つが、すぐさま明らかとなりました。

         サファイア製ケースは、既に40年近く前から知られている一方で、素材そのものの硬度が原因で加工やポリッシュする上で制約があり、現在に至るまでそのデザインは、比較的シンプルなものにとどまっていました。“ライティングスロープ”型ケースのアシメトリカルなミドルケース側面、ベゼル、そして風防ガラスの形状が、これまで解決策の無かった難題を、技術者たちに突きつけました。

         ミドルケースと風防ガラスが最終的につくり上げる一つのエレメントは、このコレクションならではのケースの原型を綿密に踏襲しています。ケースバックは、機械で打ち抜かれたグレード5 チタニウム製のベゼルおよび4つのラグで構成されています。言うまでもありませんが、このベゼルには、明らかにするに値する秘密を豊富に抱えるムーブメントの裏面をたっぷりと鑑賞できるよう、サファイアガラスが嵌められています。全体の透明性およびエルゴノミクスの最適化のため、ボヴェの時計師たちは、従来のようにミドルケースにではなく、ケースバック側にムーブメントを組み込むことにしました。この考え方は、今作に引けを取らない2016年発表の「トゥールビヨン オタンタ セイ」の構造でも採用し、すでに成功を収めていたのです。

         三次元にわたってパノラミックな眺めを提供するこのショーケース用に選ばれたムーブメントは、2015年にコレクションに加わった、特許取得済みの両面フライングトゥールビヨンによって制御されています。発表から4年経ち、様々な進化を遂げたこの調速機には現在、伝統的なひげぜんまいを用いることでより優れた等時性を確保する可変慣性テンプが採用されています。ひげぜんまい製造は、世界で10本の指に満たないメーカーのみが習得している技術です。この新しいキャリバーでは、動きのある複雑機構を複数搭載しているにも関わらず、10日間のパワーリザーブが一つの香箱によって供給されています。計370日間のパワーリザーブを誇った1900年製の懐中時計で絶対的な記録を保持していることからもわかるように、ボヴェの時計師たちが長年にわたって得意としてきたロングパワーリザーブに関する専門知識は、彼らがムーブメントの心臓部の摩耗を最小限に抑えようと常に意識しているという事実が物語っています。職人技法を用いることに加え、一つひとつのディテールに細心の注意が払われていることこそが、消費するエネルギーを彼らが管理できている主な理由です。彼らのこの行動が、マニュファクチュールの技術部門に原動力を与えている哲学を集約しています。その哲学は「エネルギーは、追加するよりも節約する。そうすることでパワーリザーブが増える」という考え方に基づいたものです。長くなりがちな巻き上げ時間に対する解決策は、ゼンマイを完全に巻き上げるために必要なリューズの回転数を半減することに成功した、二つの特許を有するディファレンシャル・スフィリカル・システムによって講じられています。

         称賛に値する計時精度という強固な基礎を有している強みを確保したブレインストーム®は、時および分を12時位置にオフセット配置して表示します。このセクションが、ケースのひと際目を引くドーム部分で最も高い位置であることから、時計師たちは、特別に高いハンドフィッティングをつくりました。キャリッジホイールにねじ留めされたマーカーとともに、キャリッジブリッジのアームの内2本が120度の間を空けて、メインのダイヤルの外縁部に目盛が振られた秒セクターを指し示しながら、連続的に進行します。チタニウムでめっきされたキャリッジブリッジの装飾には、一人の職人が二日間の作業を費やす必要があることも特筆すべき点です。

         ケースの透明性をより際立たせるために、目盛がプリントされたカムと三日月型のインディケーターでエネルギー残量を指し示す、パワーリザーブ表示が4時位置に設けられています。

         シンメトリーを成すよう8時位置に配された丸い窓には、ビッグデイトがミステリアスに表示されます。この機構全体は、コレクターの目の前で明らかになっています。より細かいディテールまで鑑賞できるよう、サファイア製のユニットディスクが必要な透明性をもたらしています。

         12時位置には、たっぷりとした時分表示ダイヤルから浮き上がるように、立体的なムーンフェイズ表示があります。そのドームの反りは、ダイヤルのカーブに巧妙に対抗しています。より高いリアリズムを追求し、月を表すドームの表面にはエングレービングが施され、低いセクションにはスーパールミノバ®が塗布されています。空は、最上級の方法で表現されています。ボヴェのダイヤル職人たちは、2枚のアヴェンチュリンガラスの円形プレートを、半球状のムーンフェイズ表示上の曲面に設置することに成功したのです!これにより、ムーンフェイズは印象的なリアリズムを伴って、2つの丸い開口部分からドーム越しに読み取れるようになりました。

         コレクターの皆様は、二つのタイプのダイヤルをお選びいただけます。一つ目のダイヤルは、ひと際目を引くブルークォーツ製のドームで、その透明性は、コレクターがムーブメントの様々なレイヤーを連続して観賞できるようにしてくれます。また、二つ目のダイヤルを構成する凹型らせんのそれぞれのブレードの間の余白部分にも、同様の透明性を発見することができます。こちらのダイヤルは、アルミニウムのブロックを加工したのち、熟練のダイヤル職人の手作業で装飾が施されています。お望みであれば、装飾工房のエングレーバーによるハンドエングレービングを、ダイヤルにあしらうこともできます。一枚一枚のブレードは細く、顕著に凹状になっているため、この部分にエングレービングを施すには最上のスキルを要します。また、コレクターの好みに合わせて、複数のダイヤルカラーが用意されることになります。この他にも、例えば、らせんのシェイプを愛車の車輪リムのデザインをモチーフにするといった、カスタマイゼーションにも対応しています。

         この時計の複数の複雑機構や前例のない構造は、とりわけ魅力的であり、ケースにサファイアを用いるのにもってこいのモデルであることは間違いありません。ケースを回転させると、最高の秘密が隠されている、ムーブメントの側面が露わになります。この角度から眺めると、ムーブメントの並外れた構造をじっくり鑑賞することができます。ボヴェのオフィスおよび工場で、完全自社開発および製造されたこのムーブメントは、階段状構造を採用しており、その連続した斜面にすべての動的パーツやそうでないパーツが組み込まれています。この比類なき選択は、多様な角度から見て豊富なアドバンテージをもたらしています。まず、エルゴノミクス向上に寄与しているミドルケースのV型の側面を、最適な形で満たすことができるようになり、高級時計製造の世界におけるクラフツマンシップの中でも最も厳しい条件を設定しているメゾンにふさわしい審美性が生まれます。視認性も向上しています。それぞれの表示機構は、ベゼルの斜面と垂直に通る軸上に組み込まれており、これにより手首に着用している状態で、読み取りの際の角度がベストなものとなるようになっています。

         この特異な構造は、職人たちに前例のない困難の数々を与えました。マイクロエンジニアや装飾職人、ダイヤル職人、そして時計師たちは互いに協力し、今作リサイタル 26が突きつけてきた多くの課題を乗り越えたのです。ラフィ氏は、時計製造界の新たな功績となった今作を“ブレインストーム®”と命名することで、この作品づくりに携わった職人たちにオマージュを捧げています。全員で発見した数々のソリューションや、一つのプロジェクトが実現するまでに辿った多くの稀有な状況を打開してきた天才的発想を想起させる、そんなモデル名です。

         では、この作品の残りの名前である“チャプター ワン”は何を意味するのでしょうか?パスカル・ラフィ氏の豊かなイマジネーションは、前例のない“ライティングスロープ”型ケースに秘められた可能性の幅広さを見せつけるために、まだまだ多くの領域を探検する必要がある、というのがヒントです。

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        リサイタル 26 ブレインストーム® チャプター ワン

        Ref.:R260001-P2019
        ケース径:48.00mm
        ケース厚:15.50mm
        ケース素材:サファイア製ケースにチタニウム製ラグおよびケースバック
        ストラップ:フルスキン・アリゲーター、18Kホワイトゴールド製尾錠
        防水性:30m
        ムーブメント:手巻き、Cal.17DM04-SMP、毎時18,000振動、10日間パワーリザーブ
        仕様:時、分、トゥールビヨン上の秒表示、ディミエ “ライティングスロープ”型ケース、フライングトゥールビヨン、ビッグデイト、パワーリザーブインディケーター、半球状のムーンフェイズ表示、ブラックアルミニウム ダイヤル、異なるカラーリングのプロペラ型ダイヤル、5年保証
        特許:スフィリカル・ワインディング・システム 三次元に噛み合う歯が刻まれたマルチギアリング 両面トゥールビヨン

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        2019 New Model | URWERK
        2019年 ウルベルク新作情報

        ブース撮影:堀内僚太郎 Photo:Ryotaro Horiuchi


        2019年 ウルベルク新作情報




            171783 171784 171785 staticcontent
            ブランドニュース カール F. ブヘラ(CARL F. BUCHERER) /sites/default/files/newsThumbnail/title_185.jpg /sites/default/files/newsMainImage/title_188.jpg

             2019年1月23日(水)~2月26日(火)までタカシマヤ ウオッチメゾン東京・日本橋で開催される「カール F. ブヘラコレクション」は様々な意味で「スタートを迎える」時計たちが揃います。創業130年を迎え次のステップへと踏み出したカール F. ブヘラにとって、そのスタートを記念する特別なマスターピースをご紹介する貴重な機会です。

             1888年の創業から130年を迎えたカール F. ブヘラがアニバーサリーイヤーを祝すハイライトの一つとして2018年の年末に発表したのが、自社開発ムーブメント搭載の「ヘリテージ トゥールビヨン ダブルペリフェラル」です。世界限定88本というこのマスターピースは、ブヘラがこれまでに大事にしてきた遺産を後世に伝えるという意味を込めており、新コレクション「ヘリテージ」のスタートモデルです。

             先人たちが継承してきた時計製造の伝統に真摯に取り組んできたカール F. ブヘラは長い歴史の中で技術を磨き、常に新しい挑戦を続けてきました。この130年にわたるサヴォアフェールを体現する時計として、「ヘリテージ トゥールビヨン ダブルペリフェラル」は発表されたのです。88本限定のマスターピースは、さらに1本ずつ違う特徴を持っておりどれもがオンリーワンの貴重な時計です。その違いは職人の2週間以上の手作業によって仕上げられる美しい彫刻です。この特別な時計を日本ではタカシマヤ ウオッチメゾン東京・日本橋でいち早くご紹介いたします。カール F. ブヘラの新しいスタートへの意気込みを表現したマスターピースをぜひご覧ください。

             また、2019年も明けて気持ちも新たに動き始めている皆さまのスタートに勢いをつけるような時計も揃いました。今ではすっかりブランドのアイコンモデルとして人気のマネロ フライバックはスタイリッシュなモデルからレトロルックなものまで、新しい自分を演出する1本になることでしょう。そして、カール F. ブヘラに興味を持ち始めた方へのエントリーモデルもあります。人気のハリウッド俳優がシリーズ映画の中で着用している「マネロ オートデイト」はシンプルな3針モデルですので、オンオフに幅広く活躍します。また、ブランド初のミラネーゼブレスレットをつけた「アダマビ」は究極のミニマルスタイルにぴったりです。

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             期間中の2019年2月16日(土)、17日(日)には、スイスでトレーニングを受けた技術者による自社開発キャリバーのプレゼンテーションを予定しています。実際にムーブメントを分解して、ミクロの世界を除くことが出来るまたとない機会です。両日とも13時と15時から約40分間の予定です。

             この機会にぜひ、タカシマヤウオッチメゾン東京・日本橋にお出かけくださいませ。

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            「カール F. ブヘラコレクション」詳細

            開催期間:2019年1月23日(水)~2月26日(火) 午前10時30分~午後7時30分
            開催会場: タカシマヤ ウオッチメゾン東京・日本橋
            〒103-0027 東京都中央区日本橋3-1-8
            TEL: 03-3211-4111

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            ADAMAVI
            アダマビ

            Ref.:00.10314.08.13.21
            ケース径:39.00mm
            ケース厚:8.77mm
            ケース素材:ステンレススティール
            ストラップ:ステンレススティール製ミラネーゼブレスレットとフォールディングク ラスプ
            防水性:30m(3気圧)
            ムーブメント:自動巻き、Cal.CFB 1950、25石または26 石、パワーリザーブ38時間
            仕様:日付、時、分、秒、サファイアクリスタルバック、シルバー文字盤
            価格:300,000円(税抜)
            発売予定:2019年4月(ご予約受付中)
            ※31mmモデル(Ref.00.10320.08.15.01)あり。

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            ヘリテージ トゥールビヨン ダブル ペリフェラル限定モデル

            Ref.:00.10802.03.13.01
            ケース径:42.50mm
            ケース厚:11.90mm
            ケース素材:18Kローズゴールド
            防水性:30m(3気圧)
            ストラップ:ダークブラウンの手縫いルイジアナ産アリゲーター、18Kローズゴールド製穴留式フォールディングクラスプ
            ムーブメント: 自動巻き、Cal.CFB T3000(自社製)、クロノメーター、32石、65時間パワーリザーブ
            仕様:トゥールビヨン、ストップセコンド、時間、分、スモールセコンド、シルバー文字盤、サンバースト仕上(リング部分は回転模様加工)、ローズゴールドメッキのアプライドインデックス 、両面反射防止を施したダブルドーム型サファイアクリスタル、ケース裏面は片面反射防止を施したサファイアクリスタル
            限定:88本
            価格:11,600,000円(税抜)

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            2019 New Model | ROGER DUBUIS
            2019年 ロジェ・デュブイ新作情報

            ブース撮影:堀内僚太郎 Photo:Ryotaro Horiuchi

            ランボルギーニとの
            コラボレーションが深化中

             モータースポーツとのつながりを深めているロジェ・デュブイ(ROGER DUBUIS)は、新作を絞っており、SIHHにて発表されたメンズ向けの新作ウォッチは2モデルのみ。しかもそのうちのひとつは、一本のみ製作されたユニークピースで、しかも会期中に売れてしまったという。通常モデルはランボルギーニとのコラボレーションモデルで、V10マシン「ウラカン」の名を冠したが、こちらも名に負けない過激さに満ちている。ロジェ・デュブイは普通の時計は作らない。2モデルであっても、時計界を騒がせるには十分だ。



              SIHH 2019 ROGER DUBUIS BOOTH2019年SIHH ロジェ・デュブイ ブース内画像

              ブース撮影:堀内僚太郎 Photo:Ryotaro Horiuchi


              ブース撮影:江藤義典 Photo:Yoshinori Eto



              取材・文:篠田哲生 / Report&Text:Tetsuo Shinoda
              ※表記は2019年2月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
              ※2019年最新作レポートの掲載価格つきましては、税抜き表記を行っているものもあります。


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                ブランドニュース ローマン・ゴティエ(ROMAIN GAUTHIER) /sites/default/files/newsThumbnail/title_184.jpg /sites/default/files/newsMainImage/title_187.jpg

                 インサイトマイクロローター・レディー・オパールはレディースの高級時計であり、豊かな色彩、輝き、そして卓越したクラフトマンシップを体現したモデルです。

                  時、分の文字盤、スモールセコンドの文字盤、地板のカバーは、熟練の職人による手作業で仕上げられたオーストラリア産のクリスタルオパールが使われています。クリスタルオパールは遊色効果により、ピンク、グリーン、パープル、ターコイズと様々な色彩を放ちます。

                  インサイトマイクロローター・レディー・オパールの時・分の文字盤およびスモールセコンドの文字盤は、様々な表情を見せるオパールです。そして22Kゴールド製の両方向回転式マイクロローターを搭載しています。マイクロローターの表側は、様々なサイズのブリリアントカットダイアモンドが施されています。

                  マイクロローターはオパールに覆われた地板に囲まれています。2つのブリッジの間を回転するマイクロローターはルビーベアリングを使用し、摩擦を最小限にし、耐摩耗性に優れているため、その動きは滑らかであり、音を立てません。両方向巻きのマイクロローターの繊細な動きは、効率良く2つの香箱を巻き上げます。フルに巻き上げた状態で80時間のロングパワーリザーブを有します。

                  オパール製の文字盤及び、オパール製の地板のカバーはレッドゴールド製の針、金色のテンプ、そして美しい面取りと磨きが施されたゴールドフィルドのブリッジや小さなプレートを引き立てます。ブリッジのアーチはレッドゴールドケースの内側の輪郭と見事に呼応しています。直径39.5mmの控えめなサイズのケースは、ラグの曲線に合わせた形状のナチュラルラバーのストラップとともに、スリムな手首にも心地よくフィットすることを約束します。

                  ケース側面は曲線を描きベゼルと出会います。また、手首の動きを妨げないよう、リューズは2時位置に配されています。そして風防のボンベサファイアクリスタルにつけられた傾斜は、オフセンターに配された時・分の文字盤の上(ローマン・ゴティエの考える文字盤の中心)で一番高くなるように設計されています。

                  シースルーバックからは、ムーブメントをより良く鑑賞することができます。ここでもまた、マイクロローターが主役となり、この装置の両方向回転を可能にする逆転歯車から始まる輪列の動きにトルクを伝達しています。歯車や角穴車は、美しく面取りされた円形のアームによって際立つ存在となっています。

                  他方で、ブリッジは職人の手によって見事に磨き上げられ、様々な装飾や穴石用の穴が施されると同時に、ローマン・ゴティエならではの審美性に優れるS字スクリューでしっかりと固定されています。さらに、ブリッジ類が描く曲線は、それらに取り付けられた4 枚の直線状のプレートと完璧なバランスを見せています。

                  インサイトマイクロローター・レディー・オパールは18Kレッドゴールド製ケースの5本限定モデルです。


                ローマン・ゴティエ「インサイトマイクロローター・レディー・オパール」詳細

                  オーストラリア産クリスタルオパール製の文字盤と地板のカバー インサイトマイクロローター・レディー・オパールの文字盤と地板のカバーに使われているクリスタルオパールは、オパールの都と言われているオーストラリア南部のクーバーベティ産です。クーバーベティでは、約半世紀年前にクリスタルオパールの採掘が始まりました。

                  このクリスタルオパールは、プレシャスオパールと呼ばれるものです。一定の大きさの分子が規則正しい内部構造を形成することにより、遊色効果を有します。クリスタルオパールの特徴である分子の密度の大きさは鮮やかな色がいつまでも保たれることを意味します。

                  素材となるオパールを入念に選んだ後、時・分の文字盤、スモールセコンドの文字盤、地板のカバー用に3軸加工マシンで輪郭を切り取ります。そして線鋸で極限まで薄く切り取り、そのスライスされたオパールを熱した地板の上に樹脂で固定します。

                  地板のカバーに使われている一枚板は複雑な形をしており、スモールセコンドとバランスホイールの設置部分は8の字にくり抜かれています。

                  薄くスライスされたオパールを真鍮製の地板の上に樹脂で固定した後、ガラス板の上でダイアモンドパウダーを水で溶かしたものを用い、その表面を手で磨き上げ、適切な厚さに仕上げます(文字盤は0.28㎜、地板のカバーは0.35㎜)

                  しかし実際は、厚みの中で0.06㎜の余裕を持たせています。それは、酸化セリウム研磨剤を付着したフェルトで覆われた回転盤、その上にオパールをそっと押し付け、研磨をする工程のためです。

                 オパール製の文字盤と地板のカバーは、時計一本一本により異なり、マイクロローターに施されたダイヤモンドの配置もまた異なります。つまり、全く同じインサイトマイクロローター・レディー・オパールは存在しません。


                自社製自動巻きムーブメント

                  インサイトマイクロローター・レディー・オパールのムーブメントはスイス・ジュウ渓谷にあるローマン・ゴティエのマニュファクチュールで、設計から開発、製造、装飾、組み立て、そして調整までが行われています。ローマン・ゴティエは、この時計を鑑賞する人々がその壮観な構造と洗練された仕上げを瞬時に堪能することができるよう、インサイト マイクロローターのムーブメントの視認性をできる限り高めました。この作品が「インサイト(洞察力)」と名を有する理由はそこにあります。

                  両方向回転式のマイクロローターは、逆転歯車によって実現しています。この歯車の軸は、歯車の側方運動および回転を促進させるためにブラックポリッシュされた2 枚のアーチ型のスティール製プレートに入れられた曲線状の開口部に沿って左右にグライドします。これによってマイクロローターの回転方向が変わる際、逆転歯車の歯が逆に噛み合うよう働きかけられ、逆方向にもスライドするようになります。

                  ゴティエは、ルビー製ベアリングにそれぞれ取り付けられた2つのブリッジの間を、マイクロローターが回転するよう設計しました。金属対金属の接触を避けることは時計作りにおける原則なので、金属対ルビーとなるようにしたのです。ルビーは摩擦係数が低いのに対し耐摩耗性に優れるため、この装置では例えば雑音や摩耗をもたらす恐れのある金属製ボールベアリングではなく、滑らかかつ音を出さないマイクロローター回転を実現する、この赤い石を採用しました。

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                  このマイクロローターの相対的重量を考慮し、下部からの1つのブリッジの支えしか無い“フライング”ローターの採用は避けました。その代わりとして、上部および下部から2つのブリッジにサンドイッチのように挟まれた、より安定性の高いマイクロローターを設計しました。

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                  ムーブメントの2つの香箱は、フルに巻き上げた状態で組み合わせると、合計80時間のエネルギーを確保します。2つの香箱は、ローマン・ゴティエを象徴するカーブしたアームを持つテンワおよび目盛付きの偏心ウェイト、そして職人の手によって組み立てられた頑丈な三角形のアンクルから成る調速機構に一定のトルクをもたらすために、直列配置されています。

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                  インサイト マイクロローターのムーブメントにあしらわれた、目を見張るような装飾には、手作業による面取りおよびポリッシュ、サンバースト仕上げ、筋目仕上げ、コリマソン装飾(円形装飾)を含みます。穴石用の穴に至るまで手作業によるポリッシュが施されています。

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                INSIGHT MICRO-ROTOR LADY OPAL
                インサイトマイクロローター・レディー・オパール

                Ref:MON00350
                ケースサイズ:39.5mm×12.9mm(最も高い位置)
                ケース素材:レッドゴールド
                ストラップ:ナチュラルラバー、レッドゴールド製ピンバックル
                防水性:50m/5気圧
                ムーブメント:自動巻(自社製)、80時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)、33石
                仕様:オフセンター時・分表示、スモールセコンド、オパールを使用した文字盤および地板のカバー、18Kレッドゴールド針、2時位置に巻き上げおよび時刻調整用リューズ 、オーストラリア産クリスタルオパール製の文字盤
                限定:5本

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