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URBAN JÜRGENSEN原点は1773年に創業した コペンハーゲンの高精度時計工房

創業は1773年。
コペンハーゲンに生まれた知られざる高精度時計工房

19世紀初頭にウルバン・ヤーゲンセン工房で製作された懐中時計

19世紀初頭にウルバン・ヤーゲンセン工房で製作された懐中時計。シンプルだが極めて高品質であることが、この写真からも伝わってくる。ウルバン・ヤーゲンセンでは1810年にマリンクロノメーターの製作を開始するなど、高度な技術を保有し、各国のコンクールや見本市で数々の賞を受賞した。

  ウルバン・ヤーゲンセン(Urban Jurgensen)は、極めて興味深い歴史を秘めたウォッチ・ブランドである。


  私がその名を知ったのは、今から20年以上も前の1995年頃。たしかフランスで発行された時計雑誌の記事を読んで興味を持ち、直接コンタクトして資料を送ってもらい、それをもとに、当時、私が編集に携わっていたイタリアの時計雑誌の日本語版『オロロジ日本版 時計図鑑'96』で、わずか2ページの紹介記事を作ったのが、日本への初紹介だったと思う。


  その後、スイス・ビエンヌの本社工場取材が実現し、この成果は2001年発行の『世界の本格腕時計大全』(徳間書店)で発表した。


  ウルバン・ヤーゲンセンの原点である時計工房は1773年、デンマークのコペンハーゲンに設立された。当時、デンマークには時計産業が存在しなかったが、バイキングが活躍した昔から船乗りの伝統を持つ国だけに、デンマーク王室は、海軍が艦船に搭載して経度の割り出しに用いる高精度なマリンクロノメーターの開発を目指し、技術者をスイスやパリに派遣した。そこにいたのがウルバン・ヤーゲンセンの創業者ヨーゲン・ヤーゲンセンだった。


  スイスで高度な時計技術を習得したヨーゲン・ヤーゲンセンは、コペンハーゲンに戻って時計工房を設立した。そして彼の息子ウルバンや孫たちがこの工房を引継ぎ、コペンハーゲンの地で高精度な時計作りを続けたのである。


  それらの中で図抜けた才能を発揮したのが息子ウルバンだった。彼は、初代ブレゲの師匠にあたるル・ロックルの時計師フレデリック・ウリエの娘と結婚し、パリではブレゲと共に働いたという。この婚姻により、ヤーゲンセン家とウリエ家に縁が生まれ、コペンハーゲンからル・ロックルに多くの時計師が派遣されたという。

現代に甦った伝統の時計作り
高精度なクロノメーターに真価がある

自社開発による「Cal.P8」

現代のウルバン・ヤーゲンセンを代表するモデル「Ref.1140C」に搭載されている自社開発による「Cal.P8」は、特許取得のピボット・デテント脱進機(クロノメーター脱進機)を備えた高精度なムーブメントである。

  その後、1912年に直系であるジャック・アルフレッド・ヤーゲンセンが死去。ヤーゲンセン家は時計工房の経営から手を引き、ブランドだけが生き残る


  さらにウルバンやユリスの息子たちがそれぞれに工房を開き、時計作りを行ったため、“ヤーゲンセン(英語読みではジャーゲンセン)”を名乗るブランドが生まれ、それがスイスからアメリカに譲渡されて独自の時計作りを行ったので、複数の“ヤーゲンセン(ジャーゲンセン)”と名前の付いた時計が販売されることとなったのだ。


  しかし本流はあくまでもデンマーク本国のウルバン・ヤーゲンセンであった。ただ、この本家でも次第に時計作りから離れていったが、これを救ったのがスイス人時計師のはペーター・バウムベルガー氏であった。


  バウムベルガー氏はデンマーク旅行の際、コペンハーゲンで偶然にウルバン・ヤーゲンセンの店を発見。粘り強い交渉の末、1985年に商標権とすべての資産を入手。自身が住むスイス・ビエンヌに工房を設立し、伝統を継承する高品質な時計作りを再開させた。


  私が工房を訪ね、バウムベルガー氏に話を伺ったのが丁度、このころ。当時、バウムベルガー氏は自社開発ムーブメントの製作に着手しており、数年後にビエンヌの街で偶然に出会った際には「もうすぐ完成するから、期待してくれ!」と元気に話していた。


  だが、2009年にバウムベルガー氏は急逝。しかし、彼の遺志を引き継いだのが、時計専門オークションハウスの経営者であり、バウムベルガー氏との親交も深かったドクター・クロットだった。彼がウルバン・ヤーゲンセンの経営を引き継ぎ、さらに2014年、デンマーク人であるソーレン・ジェンリー・ペーターセン氏がCEO(最高経営責任者)に就任。200年以上もの伝統を継承しつつ、新たな時代に即した高級時計の製作に邁進している。


  そのひとつの証明が、2014年のジュネーブ時計グランプリで、同社の「クロノメーター・デテント・エスケープメント・セントラルセコンド(Ref.1140C)」がメンズウォッチ部門で優勝したことが挙げられる。

  • クロノメーター・デテント・エスケープメント・セントラルセコンド
  • クロノメーター・デテント・エスケープメント・セントラルセコンド
    Ref.:1140C
    ケース径:40.0mm
    ケース素材:18KRG
    防水性:3気圧
    ストラップ:アリゲーター
    ムーブメント:手巻き、Cal.P8、28石、パワーリザーブ60時間、特許取得クロノメーター脱進機、パワーリザーブ・インジケーター、5姿勢で調整、ストップ・セコンド機構、ダブル・バレル、直径32.00×厚さ5.20mm
    仕様:シースルーバック
    価格:6,500,000円(税抜)


取材・文:名畑政治 / Report&Text:Masaharu Nabata
協力:レ・ザルティザン / Special thanks to:Les Artisans



ウルバン・ヤーゲンセン(URBAN JÜRGENSEN) についてのお問合せは……
有限会社レ・ザルティザン
〒170-0005 東京都豊島区南大塚2-3-20-105
TEL:03-5940-7797(代表)
>>ウルバン・ヤーゲンセン(URBAN JÜRGENSEN) 公式サイトはこちら
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