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2022 New Model | IWC
2022年 アイ・ダブリュー・シー新作 ポートフィノ・オートマティック・ムーンフェイズ 37

【編集顧問 田中克幸 ピックアップ】

 本年(2022年)9月に発表された新ポートフィノ・コレクション中、その原点となったムーンフェイズ搭載モデルが「ポートフィノ・オートマティック・ムーンフェイズ 37(PORTOFINO AUTOMATIC MOONPHASE 37)」。自社ムーブメントのキャリバー32000ファミリーに、初めてムーンフェイズ・モジュール組み入れた自動巻きCal.32800搭載。60個と12個のダイヤモンドを、各々ベゼルとシルバーメッキのダイアルにセットした18Kレッドゴールドケース(写真)を含め、計3モデルがラインナップされた。IWCの中でもポルトギーゼと並んでエレガントなコレクションを揃えるポートフィノの刷新は、昨今のスポーツ系モデルが台頭する時計界においては実に喜ばしいニュースだ。


ポートフィノ・オートマティック・ムーンフェイズ 37

PORTOFINO AUTOMATIC MOONPHASE 37
ポートフィノ・オートマティック・ムーンフェイズ 37
Ref:IW659602
ケース径:37.1mm
ケース厚:11.3mm
ケース素材:18Kレッドゴールド
防水性:5気圧(50m)
ストラップ:トープのカーフスキン・ストラップ
ムーブメント:自動巻き、自社製Cal.32800、毎時28,800振動(4Hz)、21石、120時間(5日間)パワーリザーブ
仕様:時・分・秒表示、ムーンフェイズ
価格:2,821,500円(税込)




自社ムーブメントのキャリバー32000ファミリーに、初めてムーンフェイズ・モジュールが搭載された自動巻きCal.32800。Cal.32110をベースとし、直径は25.60mm、毎時28,800振動でパワーリザーブが120時間(5日間)という頼もしい機能を誇る。


ベゼルにセッティングされるダイヤモンドは、37mmのケース径に合わせて従来よりも大きな1.7mmのサイズを採用。ダイアルとケースにセットされたダイヤモンドの数は合計1.12ctに近い計72個。シルバーメッキのダイアルには新しいタイプのサンレイ仕上げのギョーシェが施される。


1984年に初登場したポートフィノは、当時、IWCのクルト・クラウス主任時計技師とハノ・ブルチャー設計部長がワインを飲みながら思いついた「ムーンフェイズを搭載した懐中時計のレピーヌを、腕時計に変えたらどうだろうか」という発想が原点。このような経緯で、1984年の最初のコレクションの中心は「ポートフィノ・ハンドワインド・ムーンフェイズ」(Ref.5251)となった。そのときブルチャー氏は、ナプキンの上にラグの付いた懐中時計のケースの絵を描いたとされている(個人的な経験だが、食事中に時計の話題となると、時計師がナプキンに絵を描く光景は何度も見た)。


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    INFORMATION

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    アイ・ダブリュー・シー
    〒102-0083 東京都千代田区麹町1-4
    TEL: 0120-05-1868


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