旅のスタートは羽田空港。
乗り込むのはハワイアン航空458便ホノルル行き。空港で国内便に乗り換え、目指すはラナイ島である。
22:00に羽田空港に到着。チェックインを済ませたら、まずは腹ごしらえ。
それと一緒に行うのが、時計の時差調整だ。とあるサッカー日本代表選手のインタビュー記事に、「空港に着いたら到着地の時刻に合わせて行動すると時差ボケにならない」と書いてあったので、それを素直に実践するためである。
まずは電子式リューズスイッチを使って、3時位置の第二時間帯をホノルルにセット。次いで、2時位置プッシュボタンを長押しすると…、針がぐーっと動いて時刻表示が入れ替わる。東京は22:30。ホノルルは朝の3:30だ。そう思うと急に睡魔が襲ってくる。
機内では「もう早朝だ」と暗示を掛け、ハワイ便の定番映画『ホノカアボーイ』も見ずに就寝。起きるともう着陸態勢だ。
ホノルル空港に到着すると生暖かい風が出迎えてくれる。ハワイはこのスタートがいい。出張で訪れるヨーロッパは到着が夕方なので、多少の緊張感から始まるが、ハワイの場合、完全にリラックスモードで旅を始められるのだ。
さて、現在時刻は12:30を少し回ったところ。小さなロビーでラナイ島への飛行機を待つ。ラナイ島は人口3000人程度の小さな島で、ホテルも3つしかない。観光客も少ないので飛行機も小さい。しかも自由席である。
30分程度のフライトは風で大揺れ。ホテルにチェックインしてその日は終了。
ハワイに行くたびに早起きするぞ! と思うが大抵無理で、起床は9:30。ホテルのメインダイニングで朝食。そんな時もオシアナスが活躍する。
なにせバカンス中でも仕事はしなくてはいけないので、日本時間が少々気になる。3時位置の日本時間が夜22:00~朝10:00を示していればでは、電話の心配もないのでリラックスモードになれるのだ。
ちなみに今回は、ブルートゥースと連動して時刻修正を行うG-SHOCK「GB-6900AA」も持参。こちらはビーチやプールサイドでくつろぐ際に使用した。
しかも、プールに入っているときに突然時計が震え、編集部からの予定外の緊急メール着信を教えてくれた。結果、相手に迷惑をかけることも回避でき、改めてブルートゥース連動のメリットを実感することになった。
やはり、オシアナス・マンタ×G-SHOCKのコンビは、旅のオンオフで活躍する最強の組み合わせのようだ。
昼はビーチでのんびりし、夜は日本時間に合わせて原稿やメールを書くという時間を過ごし、オアフ島に移動してからは買い物三昧。毎年恒例のハワイ旅行は、こうして過ぎていった。
最終日。夕方発のハワイアン航空457便に乗り込んだら最後の仕事は、時計の時刻を再び東京時間に戻すこと。
2時位置ボタンを長押しすると、東京は昼の12:30頃。とたんに溜まっている取材のことを思い出し、少し気分がシャキッとする。
もうバカンス気分はおしまい。そんな自戒も込め、映画『ホノカアボーイ』はまたも封印し、映画『テルマエロマエ』を見ながら、日付変更線をまたいだ。
オシアナス マンタ「OCW-S2400」は、時間表示を切り換えるだけでなく、気持ちのスイッチも入れ替えてくれる。そんな新しい価値も見つけた旅となった。