独自路線を行く、遊び心の効いた時計づくりが評判のアジムート(AZIMUTH)。昨年はロボットの顔を模した、ユーモアたっぷりの時計でウォッチフリークを唸らせたが、今年は「ルーレット」と「ツインバレル トゥールビヨン」という、またもや楽しげなモデルがエントリーした。
角型ケースに、ルーレットに見立てた丸い文字盤、さらにダイスをかたどった茶目っ気たっぷりなリューズがユニークな「ルーレット」は、リューズを押し込むとルーレット専用の針が高速回転してランダムに停止する、専用モジュールが搭載されたガジェットウォッチ。34万6500円(税込)というリーズナブルプライスも大いなる魅力のひとつだ。
また、スーパーカーから範を得た有機的な意匠がインパクト大の「ツインバレル トゥールビヨン」は、5日間のロングパワーリザーブを実現。ディスクで表示する時分針も、近未来的なイメージを強調している。ギミックに凝りながらも、機械仕掛けの温かみがほのかに伝わってくるアジムート。次の一手に何が来るのか、非常に楽しみである。