どこから見ても「ブランパン」らしい最強の1本

もっともクラシックで、
もっとも最先端の機械式時計


ブランパン ヴィルレ ワン ミニット フライング トゥールビヨン12デイズ

【取扱店舗】BEST新宿本店

1735年、スイス時計産業の黎明期に時計職人ジャン-ジャック・ブランパンが創業。今年285周年を迎えたブランパンは、現存する時計ブランドとしては世界最古の存在だ。そんな長い歴史と伝統を今に伝えるフラッグシップ・コレクション「ヴィルレ」に、同社の“革新こそ伝統”という精神を加えた最強のトップモデルが誕生したのは2014年のこと。今なお最先端を誇るムーブメントが搭載され、メカにもデザインにもブランパンらしさが横溢する1本だ。


機械式時計好きなら
一度は手にとって欲しい

腕時計が時を知るためだけの道具という人にとって、クオーツ時計や電波時計、さらにはGPS時計が存在する今、機械式時計はもはや不要な存在だ。事実、絶対的な精度では機械式時計はそれらの足下にも及ばない。しかし機械式時計は、けっして安価ではないにもかかわらず生き残り、1970年代のクオーツショックを乗り越えた後も新たなファンを獲得し続けてきた。1mmにも満たないような微細なパーツに驚いたり、そんなパーツが数十、数百も組み合わされ動き続ける姿に魅了されたり、それらを作り上げた古の時計師たちやその歴史にロマンを感じたり……機械式時計好きになるきっかけは様々だろう。 そこに通底するのは、彼らは皆、腕時計に対して時を知ること以上の何かを求めているということだ。そんな機械式時計好きに、世界最古の歴史を持ち、その伝統を今に伝えるブランパンの腕時計を、一度は手にとってみることをお勧めしたい。幸運にもそれが「ヴィルレ ワン ミニット フライング トゥールビヨン12デイズ」なら最高だ。そこには彼らが求めるすべてが詰め込まれているのだから。


それほど時計に興味がない人が見てもクラシックであることを感じさせるブランパン「ヴィルレ ワン ミニット フライング トゥールビヨン12デイズ」

それほど時計に興味がない人が見てもクラシックであることを感じさせる「ヴィルレ ワン ミニット フライング トゥールビヨン12デイズ」。濡れているように艶やかに輝くホワイトダイヤルはグラン・フー・エナメル特有のものだ。


丸型へのこだわりと
ダブルステップ・ベゼル

ブランパンのフラッグシップ・コレクションである「ヴィルレ」の特徴は、発祥の地であるスイス・ヴィルレ村の名が冠されていることでも分かる通り、ブランドのルーツや創業以来不変の美意識が色濃いという点にある。それらがクラシカルな雰囲気と重厚なエレガンスを感じさせるのだが、大前提となっているのはラウンドシェイプ、いわゆる丸型時計へのこだわりだろう。もっとも純粋で美しいシルエットとして丸型以外のモデルは一切作らず、時代に合わせ再解釈を重ね続けた結果が、今の「ヴィルレ」に昇華されているのだ。

ラグの長さや幅までも緻密に計算されたケースは、文字盤のスペースを最大限に確保しているのが特徴。それでいて機能一辺倒に文字盤をケース幅いっぱいに拡大せず、曲線美が優雅なダブルステップ・ベゼルを配している点は、エレガンスを追求するブランパンの矜持と美意識を感じさせる。柔らかく複雑な光線反射で腕に載る時計の存在をさりげなく主張するスレンダーなベゼルは、時計を知っている者なら遠目でもブランパンならではのエレガントなラウンドシェイプを認識できるに違いない。加えてインデックスや長短針をいたずらに大きくしないので、文字盤内はすっきりとして明瞭。その空間にまで美しさを感じさせるのは流石だ。


ブランパン「ヴィルレ ワン ミニット フライング トゥールビヨン12デイズ」はインデックスも植字ではないので、グラン・フー・エナメルの素材感を十二分に楽しめる

文字盤面に敢えて、かつての懐中時計のような大きな空間を確保。「ヴィルレ ワン ミニット フライング トゥールビヨン12デイズ」はインデックスも植字ではないので、グラン・フー・エナメルの素材感を十二分に楽しめる。

素材や作り方にも
美意識が横溢

そんな「ヴィルレ」らしいラウンドケースの魅力は、トップモデルらしく素材と作り方に贅を尽くした「ヴィルレ ワン ミニット フライング トゥールビヨン12デイズ」なら最大限に堪能できる。ホワイト文字盤の大きな空間に究極の美しさを添えるのは、まるで表面に水を流したような艶やかさ。これはエナメル粉末を800~1000℃という高温の炉で2~4分間焼き上げ、ベースに美しく強固なガラス皮膜を纏わせた「グラン・フー」と呼ばれる高温焼成エナメルで仕上げられたものだ。美しい色と表情を出すには、焼成の過程では温度の加減とともに常に均一に粉末を焼成させることが求められる高度な技術の賜だ。

セージの葉を模した曲線美あふれるリーフ型の長短針は、よく見ると中心部が細くくりぬかれている。そして文字盤と同様に艶やかに、かつ柔らかく光を放つよう磨き上げられている。敢えて植字インデックスを採用せず、クラシックな書体のローマ数字をプリントしているインデックスは、ケースの縁をなぞる長針の高さを抑え、ケース厚を最大限に薄くするための工夫でもあるのだが、精緻な調整を経てセットされた長針が文字盤面ギリギリを動き、その上を通過していく様子には思わずドキドキさせられる。


ブランパン「ヴィルレ ワン ミニット フライング トゥールビヨン12デイズ」の古典的なリーフ型の長短針は、中央部がくり抜かれている

古典的なリーフ型の長短針は、中央部がくり抜かれている。その繊細な仕上がりは、高度な技術と丁寧な作業の証。文字盤面ギリギリに調整された長針がクラシックな書体のインデックスの上を通過する様は、何度見ても惚れ惚れする。

“革新こそ伝統”を
表現するムーブメント

「ヴィルレ ワン ミニット フライング トゥールビヨン12デイズ」の魅力は、ヴィルレの世界観を表現している姿に留まらない。このトップモデルには、創業285年を迎えた老舗ブランパンの、“革新こそ伝統”という創業以来の精神に則り開発された新開発のムーブメントが搭載されているのだ。12日間ものロングパワーリザーブを誇るこの自動巻きフライングトゥールビヨン・ムーブメント「Cal.242」は、1998年発表の8日巻き「Cal.25」の改良版。極限の薄型化を目指して、より薄いゼンマイを採用して巻き上げ量を増やし、ひとつの香箱のまま288時間ものロングパワーリザーブを実現したのだ。さらに自動巻き機構とパワーリザーブ・インジケーター機構を合体させるなどの工夫が施された結果、ムーブメントは直径30.60mm×厚さ6.10mmというサイズに収められ、12日間というロングパワーリザーブを持つモデルとしては異例に薄いケース径42.00mm×ケース厚11.65mmを実現。加えて脱進機には磁力の影響を受けないシリコン製のヒゲゼンマイとアンクルが採用されるなど、機械式時計の未来につながる最先端の技術もてんこ盛りなのだ。伝統的でクラシックな外観と技術も素材も最先端の中身――いずれも最高峰の技術が紡ぎ出した美しくもブランパンらしい融合の結晶の真価は、実際に手に取らないと分からない。


ブランパン「ヴィルレ ワン ミニット フライング トゥールビヨン12デイズ」の古典的なリーフ型の長短針は、中央部がくり抜かれている

サファイアクリスタルのシースルーバックから楽しめる、丁寧に面取りされたパーツ毎にぎっしりと刻まれたギョーシェは圧巻。自動巻きのセンターローターも限界まで抜かれており、まるで手巻きムーブメントのように見える。

BLANCPAIN VILLERET ONE MINUTE FLYING TOURBILLON 12DAYS

  • ブランパン ヴィルレ ワン ミニット フライング トゥールビヨン12デイズ
  • ブランパン ヴィルレ ワン ミニット フライング トゥールビヨン12デイズ

    Ref.:66240-3431-55B
    世界限定188本
    ケース径;42.00mm
    ケース厚:11.65mm
    ケース素材:プラチナ
    防水性:30m
    ストラップ:アリゲーター、プラチナ製フォールディングバックル
    ムーブメント:自動巻きフライングトゥールビヨン(Cal.242)、直径30.60mm×厚さ6.10mm、パワーリザーブ288時間、毎時21,600振動(3Hz)、43石、部品総数243点
    仕様:12日巻きの自動巻きフライングトゥールビヨン、シリコン製ヒゲゼンマイ&アンクル、パワーリザーブ表示、グラン・フー・エナメル・ダイヤル(ホワイト)、サファイアクリスタルバック
    価格:16,071,000 円(税込)

文=中村光宏(なかむらみつひろ)
写真=江藤義典(えとうよしのり) / ブランパン

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※価格は2020年11月6日現在のものです。
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