TASAKI TIMEPIECES
時計界もジェンダーレス化が進行中。メンズ/レディスを明確に分けるのはなく、
多様なサイズ展開やカラーリングを用意し、ユーザーが自由に選ぶようになりつつある。
男性が小径サイズの時計を楽しんでも、女性が大径サイズの時計をつけてもいい……。
そう、時計の楽しみ方は、もっともっと自由になっているのだ。
こんな時代のなかで提案したいのが、“ペア”でも“シェア”でもなく、
二本の時計を交換(Switch)して楽しむ「スイッチウォッチ」。
美しき日本のジュエラーTASAKIならではの、新しい時計の楽しみ方だ。
【写真上】左/バランス WAC 0133 自動巻き、18K SAKURAGOLD™ケース、ケース径:39.5mm。価格:2,750,000円(税込)、右/バランス WAC 0127 自動巻き、SSケース、ケース径:33mm。価格:1,320,000円(税込)
時計の選び方、楽しみ方が自由になってきた理由は、時計がアクセサリー化したからに他ならない。振り返れば約20年前、とある時計会社のCEOが「時計で時刻を見る人はいなくなる」と看破した。スマートフォンやスマートウォッチの登場によって、機械式時計は衰退するという意見もあったが、実際にはその逆で、機械式時計はどんどんデザイン性豊かに進化し、人々の腕元を華やがせるものとなった。
コンサバティブなイメージが強かったパールに、モダンな感性を取り入れた「バランス」。
サイズ、デザイン、カラーで機械式時計の自由度は高まっていったが、その潮流の中で存在感を高めているのがジュエラーの時計たちだ。歴史ある時計専業メーカーよりも創造性に優れ、それでいて“時計の伝統”に縛られることなく、前例無きチャレンジにも積極的であるのだから当然であろう。
その一例が日本を代表するジュエラー「TASAKI」。創業は1954年で、真珠の養殖から加工、デザイン、販売までを一貫して手掛けるパールジュエリーの名門だ。2009年にブランド名を「TASAKI」に変更し、さらにモダンに進化。タクーン・パニクガルをクリエイティブディレクターに迎え入れることで、先進的なデザインへシフトした。
タイ生まれ、アメリカ育ちのファッションデザイナー、タクーン・パニクガル。2009年から2017年までTASAKIのクリエイティブディレクターを務め、現在はTASAKI COLLECTION LINEのデザイナーを務める。
TASAKIのアイコンとなった「balance signature ring」。形や大きさ、光沢などがすべてそろったパールのみを使用しており、端正な美しさにまとめる。価格:555,500円(税込)
とくに人気が高いのが、2010年からスタートした「バランス」だ。パールを直線に並べたミニマルなデザインは、これまでのパールジュエリーの常識を塗り替えた。このバランスだが、女性だけでなく男性向けの商品も多く、ジェンダーレスなジュエリーとして知られた存在となっていく。
ジュエラーのTASAKIが高級時計の世界に参入したのは2015年のこと。そして2018年に、「バランス」のデザインコードを取り入れたウォッチシリーズがスタートする。ケースはラウンドで、ラグは真一文字というミニマルでモダンなデザインは、まさにジュエリーと世界観を共有するもの。ラウンドケースという時計業界ではありふれた姿に、新鮮な印象を加えている。
左/6時位置にスモールセコンドを収めた「バランス WAC 0135」。搭載するムーブメントは、ヴォーシェ・マニュファクチュール・フルリエ製のCal.TPW808。自動巻き、SSケース、ケース径:39.5mm。価格:1,430,000円(税込)
右/端正な二針の「バランス WAC 0128」。直線的にデザインした針やスクエアなインデックスは、真一文字のラグのデザインとの親和性を高める。Cal.TPW900を搭載。自動巻き、SSケース、ケース径:33mm。価格:1,320,000円(税込)
現在、バランスのサイズ展開は2種類で、大径モデルは39.5mmで、小径モデルが33mmとなる。しかも搭載するマイクロローター式のCal.TPW808と、センターローター式のCal.TPW900は、どちらもスイスの実力派ムーブメント会社である「ヴォーシェ・マニュファクチュール・フルリエ」が製作。とくにCal.TPW808は、ムーブメントの厚さが2.6mmという超薄型設計になっており、エレガントな高級時計ならではの上質なオーラを発している。
元々ジュエリーとして登場した「バランス」であるから、女性からの人気が高いのは当然のこと。その一方で時計のスペックと見ると、語りどころがたくさんあるので、男性の時計愛好家の琴線も刺激する。
マイクロローター式のCal.TPW808は、ムーブメントの厚みが2.6mmしかない。その高度な技術は、シースルーバックから鑑賞できる。
ラウンドケースに直線的なラグを組み合わせ、ジュエリーと共通点のあるデザインに。淡いピンク色が特徴のSAKURAGOLD™は、TASAKIの独自素材。
美しいジュエリーから紐解かれた秀逸なデザインと実力派が生み出した最高峰のムーブメントを搭載する時計「バランス」は、男女両方から支持される理由がある。まさにジェンダーレス時代にふさわしい時計といえるだろう。
パートナーと時計を楽しむ場合、その王道は、男女で同じブランドの時計をつけることで絆の象徴とする「ペアウォッチ」だろう。そしてミディアムサイズの時計ひとつをパートナー間で共有する「シェアウォッチ」も人気だ。
しかしTASAKIの時計「バランス」なら、さらに一歩進んだ時計の楽しみ方がある。それがふたつの時計をふたりのものとし、ファッションやシーン、さらに気分でSwitch(交換)するという「スイッチウォッチ」だ。
バランスのケースサイズは、39.5mmと33mm。一般的には39.5mmが男性用で、33mmが女性用となるが、デザインコードは共通しており、男性が33mmの時計をエレガントに楽しんでもいいし、女性が39.5mmの大きめサイズを選んだとしてもいいだろう。
例えばビジネスシーン。ビジネスファッションをきれいに着こなすなら、重要になるのはサイズ感だが、39.5mmモデルも33mmモデルも、ケースが薄いので悪目立ちすることなく、腕元のアクセントになってくれる。もちろんカジュアルスタイルでも、時計のスイッチは有効だ。TASAKIの独自素材であるSAKURAGOLD™は肌馴染みが良い色なので、男女限らず休日のリラックスしたムードに合う。そしてライトベージュのストラップは、女性の腕元を華やがせるだけでなく男性にも似合う色だ。
男性だから、女性だからという固定観念から切り離されると、時計はもっと楽しめる。TASAKIの「バランス」は、時計選びの新しい扉を開けてくれるものなのだ。
ネイビーとブラックといった寒色系のダイヤルは、ビジネスシーンと好相性。スーツやジャケットの腕元を引き締めてくれる。その効果は、時計をスイッチしても変わらない。ケースが薄いので、時計の大小にかかわらず、袖口がもたつかないのも嬉しい。
「バランス WAC 0135」自動巻き、SSケース、ケース径:39.5mm。価格:1,430,000円(税込)、「バランス WAC 0128」自動巻き、SSケース、ケース径:33.0mm。価格:1,320,000円(税込)
SAKURAGOLD™のケースにグレーのストラップは、柔らかな印象をつくるので、休日のリラックスしたムードに似合う。SAKURAGOLD™の優しい色合いは女性を華やがせる効果もあり、男性だってライトベージュのトレンドにチャレンジしてみる価値はある。
「バランス WAC 0133」自動巻き、18K SAKURAGOLD™ケース、ケース径:39.5mm。価格:2,750,000円(税込)、「バランス WAC 0127」自動巻き、SSケース、ケース径:33mm。価格:1,320,000円(税込)、ブレスレット「デインジャー ホーン プラス ブレスレット」18KYG。価格:938,300円(税込)
取材・文 / Report & text:篠田 哲生 / Tetsuo Shinoda
写真 / Photo:江藤 義典 / Yoshinori Eto
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※価格は2025年8月31日現在のものです。
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