LONGINES(ロンジン)

革新性とエレガンスを
追求し続けてきた
ロンジン 190年の軌跡

 先進的なモデルからエレガントピースまで実に多彩なコレクションを展開しながらも、手の届きやすいプライスレンジを実現し、世界的に高い支持を獲得し続けているロンジン。その創業は、今から190年前の1832年までさかのぼる。


 オーギュスト・アガシによって創設されたロンジンは、やがて甥のアーネスト・フランシロンへと受け継がれ、1852年にはフランスとの国境に近いスイス北西部の小さな村、サンティミエへと拠点を移した。そして創業から35年後の1867年には、レ・ロンジン(細長い野原)と呼ばれる場所に自社工場を設立。個々の職人が自宅で作業することが一般的であった当時、1カ所で作業が行える体制を構築して時計製造の効率化を図ったのだ。しかも、この地で作られた多くのムーブメントは高い精度を示し、数々の万国博覧会で賞を獲得するに至っている。


  • オーギュスト・アガシ

    ロンジンは1832年、オーギュスト・アガシによって創設。この当時、ロンジンが製造した懐中時計は、特にアメリカで成功を収めた。

  • 1880年当時のロンジン自社工場

    1880年当時の自社工場。1棟の建物内で完成までの作業が行える体制を築いたことは、当時の時計業界では画期的なことだった。

  • チャールズ・A・リンドバーグ

    1927年、チャールズ・A・リンドバーグの最初の単独大西洋無着陸横断飛行の成功を計時。彼の構想を受けて1931年にロンジンが完成させたのが、経緯度計算が容易に行える「アワーアングル ウォッチ」だ。




 そればかりか、ロンジンは世界初の懐中時計用クロノグラフ機構やスポーツタイミングの礎となった計時システムの開発、チャールズ・A・リンドバーグが発案した航空航法機能を搭載した腕時計「アワーアングル ウォッチ」を製品化するなど、絶えず革新的な時計を追求。一方では、1954年の「コンクエスト」をはじめとして、1957年には「フラッグシップ」、1997年には1920年代のアーカイブをモチーフとした「ドルチェヴィータ」を発表するなど、エレガントかつタイムレスなデザインのタイムピースにも注力してきた。


 チャレンジングな姿勢と優れた技術によって生み出された、高精度で先進的、それでいてエレガントな時計は、世界中の人々を魅了。アルベルト・アインシュタインや西郷隆盛、ジョン・F・ケネディといった時代のパイオニアたちにも愛されてきた。


1997年に「ドルチェヴィータ」を発表。1999年にはブランド哲学を象徴するオードリー・ヘップバーンをアンバサダーに起用

1954年の「コンクエスト」発売以降、エレガントなタイムピースを追求してきたロンジンは、1997年に「ドルチェヴィータ」を発表。1999年にはブランド哲学を象徴するオードリー・ヘップバーンをアンバサダーに起用した。


“伝統”“性能”“エレガンス”をテーマに掲げてきた
ロンジンの190年を顕彰する記念モデル

ケース素材にステンレススティールを用いた190周年記念モデルL2.793.4.73.2

ケース素材にステンレススティールを用いた190周年記念モデル。ブレゲ数字をエングレービングしたサンドブラストシルバーカラーのダイアルには、ブルースティール針を組み合わせ、伝統を感じさせる優美でクラシカルな雰囲気にまとめている。


そんな、ロンジンの創業190周年を記念したモデルが、2022年9月に発売される。このモデルがラインナップされるのは「ロンジン マスター コレクション」。機械式ムーブメントをすべてのモデルに搭載しつつ、クラシカルで端正な表情を魅せるなど、ブランドがテーマとする“伝統”や“性能”“エレガンス”といった要素を結集させて2005年にデビューした、現在のロンジンを代表するコレクションだ。


 190年記念モデルも、「ロンジン マスター コレクション」のコンセプトは踏襲しているものの、そのデザインは既存のモデルとは異なり、ロンジンの懐中時計やヘリテージピースに着想を得て作られている。インデックスにはブレゲ数字がエングレービングされ、ケースサイズも手首に品良く収まる40mm。その佇まいは、まさしくクラシカルな時計を想起させる。組み合わされるストラップも特徴的で、手首にフィットしやすく、しかも経年によって独特な艶が生まれるバローロ仕上げのアリゲーターストラップを採用。ダークグレーの色合いも時計のデザインに合い、落ち着いた雰囲気を放っている。


 ラインナップはステンレススティールモデルをはじめ、世界限定で展開されるイエローまたはローズの18Kゴールドケースを採用したモデルの全3バリエーション。ダイアルの仕上げもモデルごとに変えており、ステンレススティール製のケースにはサンドブラストシルバーカラーのダイアル、イエローゴールドのモデルにはサテン仕上げ、ローズゴールドのモデルにはグレイン加工をそれぞれ施したグレーダイアルをセット。そして18Kゴールドを用いた2モデルは、各世界限定190本で展開される。


 レギュラーのロンジン マスター コレクションとは異なる雰囲気を携えながらも、ロンジンが掲げる伝統や性能、エレガンスが詰まった190年記念モデル。身に着ければ、時計製造に情熱を捧げ続けてきた歴史やブランドのアイデンティティが、しっかりと感じ取れるはずだ。

LONGINES MASTER COLLECTION 190th
ロンジン マスターコレクション 190年記念モデル

  • ロンジン マスターコレクション 190年記念モデル Ref:L2.793.4.73.2
  • ロンジン マスターコレクション 190年記念モデル
    Ref:L2.793.4.73.2
    ケース径:40.00mm
    ケース厚:9.35mm
    ケース素材:ステンレススティール
    防水性:3気圧
    ストラップ:アリゲーター
    ムーブメント:自動巻き、Cal.L888.5、毎時25,200振動、パワーリザーブ最大約72時間
    仕様:時・分・秒表示
    価格:313,500円(税込)
  • ロンジン マスターコレクション 190年記念モデル Ref:L2.793.6.73.2
  • ロンジン マスターコレクション 190年記念モデル
    Ref:L2.793.6.73.2
    ケース径:40.00mm
    ケース厚:9.35mm
    ケース素材:18Kイエローゴールド
    防水性:3気圧
    ストラップ:アリゲーター
    ムーブメント:自動巻き、Cal.L888.5、毎時25,200振動、パワーリザーブ最大約72時間
    仕様:時・分・秒表示
    世界限定:190本
    価格:1,577,400円(税込)
  • ロンジン マスターコレクション 190年記念モデル Ref:L2.793.8.73.2
  • ロンジン マスターコレクション 190年記念モデル
    Ref:L2.793.8.73.2
    ケース径:40.00mm
    ケース厚:9.35mm
    ケース素材:18Kローズゴールド
    防水性:3気圧
    ストラップ:アリゲーター
    ムーブメント:自動巻き、Cal.L888.5、毎時25,200振動、パワーリザーブ最大約72時間
    仕様:時・分・秒表示
    世界限定:190本
    価格:1,577,400円(税込)


取材・文:竹石祐三 / Report & Text:Yuzo Takeishi

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ロンジン
〒104-8188 東京都中央区銀座7-9-18
TEL: 03-6254-7350

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※価格は2022年9月14日現在のものです。
※掲載されている情報及び価格は、各ページが公開された時点のものとなり、変更されている可能性がございます。ご了承ください。