シチズンを代表する『The CITIZEN』(ザ・シチズン)のコレクションに、年差±1秒の高精度クオーツ・ムーブメント「Cal.0100」を搭載する新作が登場した。このモデルは、日本の伝統工芸である「土佐和紙」をダイヤルに採用した光発電エコ・ドライブ。では早速、世界限定90本という超希少なこの新作のダイヤルと超高精度クオーツの秘密を解明しよう。
年差±1秒の高精度クオーツ・ムーブメント「Cal.0100」を搭載する新作「AQ6101-02A」の発売を記念し、国内2か所の「シチズン フラッグシップストア」および全国35店舗の「シチズン プレミアムドアーズ」で特別なフェアが開催される。
フェアの対象は、アナログ式光発電時計として外部情報に頼らず自律型で世界最高精度を実現した年差±1秒モデルをはじめとした『The CITIZEN 』と、薄さ1mmの光発電ムーブメントを搭載した『Eco-Drive One』、宙空の美がデザインテーマの『CAMPANOLA』これら3つのシチズンのプレミアムウオッチブランド。
フェアの開催は2021年12月9日(木)~2022年1月31日(月)。期間中、フェア対象ブランドの製品を購入すると、オリジナルノベルティがプレゼントされるというから見逃せない。
もちろんフェア対象モデル以外にも、100年を越える歴史を誇る世界有数のマニュファクチュール『シチズン』の今を伝える最新モデルが揃うのが「シチズン フラッグシップストア」そして「シチズン プレミアムドアーズ」というスペシャルなショップ。
この絶好の機会に是非、これらのショップを訪れ、『シチズン』というマニュファクチュールの魅力を改めて確認していただきたい。
【シチズン プレミアムウオッチフェア 詳細】
開催店舗:東京・大阪 シチズン フラッグシップストア及び全国のシチズン プレミアムドアーズ
開催期間:2021年12月9日(木)~2022年1月31日(月)
フェア特典:期間中お買い上げのお客様にオリジナルノベルティを差し上げます。
※プレゼントは無くなり次第終了となります。
フェア対象ブランド:シチズンのプレミアム3ブランド「The CITIZEN」、「Eco-Drive One」、「CAMPANOLA」
>フェア開催中のショップはこちら
一日でも長くご愛用いただくために、「The CITIZEN」、「Eco-Drive One」、「CAMPANOLA」をご購入いただいた方が入会できる特別なクラブ「シチズン オーナーズクラブ」をご利用いただけます。ご登録の方に延長保証をはじめ、より上質なシチズン オーナーズクラブ限定の特典もご用意しております。
2021年の最後を飾るモデルとして、12月9日に発売されたシチズンの新作『The CITIZEN/AQ6101-02A』は、高い精度だけでなく、高級感溢れる外装の仕様も含めて、日本のシチズンにしか作り得ない腕時計である。
このモデルに搭載されるムーブメントは、シチズンの最高峰コレクションである『The CITIZEN』の中でも、もっとも高い精度を誇る「Cal.0100」。このムーブメントは、標準電波やGPSからの時刻情報に頼ることなく、いわゆる自律型のクオーツ式を採用し、なおかつ光発電を搭載する腕時計としては世界最高といわれる年差±1秒という高精度を実現している。
また、この限定モデルのもうひとつの大きな特徴は、ダイヤルに土佐和紙を用いていること。これはもちろん、ダイヤルの下に設置された光発電装置に光を透過させるためだが、単に光の透過性を求めるだけに留まらず、そこに独特の装飾を施すことで、最高級モデルにふさわしい美しさと風格を持たせることに成功している点にこそ注目したいのである。
1976年、シチズンは世界初のアナログ式光発電時計を発売した。これによりクオーツ腕時計は定期的な電池交換不要で、光で発電したエネルギーで動き続ける新たな時代へと突入した。
この時代、光発電を搭載することは最先端の証であったため、光発電セルは堂々とダイヤルにおいて存在感を示していた。しかし、一般化するに従い、光発電セルを目立たせず、ダイヤルの自由な造形と高級感をアピールすることが求められた。
だが、ダイヤルの下に光発電セルを設置する以上、光の透過は必須。シチズンがたどり着いたひとつの方法が日本の伝統工芸である和紙、それも高知県で作り続けられる「土佐和紙」だった。
高知県の「土佐和紙」は、福井県の「越前和紙」や岐阜県の「美濃和紙」と並ぶ三大和紙のひとつ。良質な原料と製紙に不可欠な豊富な水源に恵まれていたことから、土佐では古くから製紙業が盛んだったという。特に土佐の山間部で採取される和紙の主な原料である楮(こうぞ)は、繊維が長く絡みやすいため、薄く漉いても丈夫との定評がある。
この和紙ダイヤルが最初に『The CITIZEN』に採用されたのは2017年。以来、『The CITIZEN』では、さまざま手法で「土佐和紙」ダイヤルのモデルを作り続けている。
その「土佐和紙」をダイヤルに用いた「The CITIZEN」の最新作が、ここで紹介する「AQ6101-02A」である。
このモデルでは“影蒔絵”(かげまきえ)”と名付けた特別な技法が採用された。それはダイヤルの下板にプラチナ箔とプラチナ粉で『The CITIZEN』のシンボルであるイーグルが羽を広げた様を描き、そこに重ねた土佐和紙を透過して羽の模様が浮かび上がるもの。当然、羽の模様の細部や土佐和紙の光の透過具合は個々に異なるため、オンリーワンの仕上がりとなる。
最高の素材と技術を用いた世界限定90本の『The CITIZEN/AQ6101-02A』。それは日本が世界に誇る腕時計の新たなカタチである。
巻き上げたゼンマイのほどける力をテンプの振動に変換し、これを制御して時刻を示すのが機械式時計。これに対し、電圧をかけると一定周期で振動する水晶(クオーツ・クリスタル)の特性を利用して歯車の作動を制御し時刻を表示するのがクオーツ時計の原理。精度的にはクオーツの方が圧倒的に有利である。
だが、高精度なクオーツ振動子にも弱点がある。それは温度変化と重力の影響による姿勢差。これは機械式時計も同様だが、クオーツの場合、通常の精度を求めるなら問題になるほどの影響はなかった。
ところが、通常以上の高い精度を求めるとなると話は別。シチズンは1976年に温度変化と重力の影響(姿勢差)による誤差の排除を徹底的に追求した結果、通常より高い振動数を持つ水晶振動子を採用した『クリストロン メガ』で年差±3秒を実現した経験を持っていた。
そこで、この時の経験をベースに、シチズン技術陣は再びクオーツ振動子そのものの形状を再検討。かずかずの試作を経て、通常の「音叉型水晶振動子」に比べ256倍もの高い周波数を持ち、気温変化や姿勢差の影響を受けにくい8.4MHzの「ATカット型水晶振動子」にたどり着く。これは結果的に『クリストロン メガ』でも採用された形状だったという。
これを用い、2018年、シチズンは世界最高精度(※)を実現した年差±1秒の新型クオーツ・ムーブメント「Cal.0100」を発表した。
今回の限定モデル『The CITIZEN/AQ6101-02A』では、この「Cal.0100」を光発電のエコ・ドライブと組み合わせている。シチズン技術陣はムーブメントの随所で徹底した省電力化を実施することで、光がある限り作動を続け、1回のフル充電によって、約8か月間 も動き続ける世界最高レベルの高精度クオーツ腕時計を実現したのだ。
つまり『The CITIZEN/AQ6101-02A』とは、日本ならではの美意識と高度な時計開発技術の融合によって生まれた、世界に誇るハイエンドなラグジュアリー・ウオッチなのである。
※2021年10月現在。アナログ式光発電時計(自律型)として。
構成・文:名畑政治 / Composition & Text:Masaharu Nabata
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※価格は2021年12月6日現在のものです。
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