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ラスムス・ビエルンガード(Rasmus Bjerngaard)氏インタビュー
「独自の道を育む」


ネクストフード(Nextfood)を創設した自由な発想の持ち主、ラスムス・ビエルンガード(Rasmus Bjerngaard)氏が、世界の食料危機解決について、旅がいかに新しい発想を生み出すか、そしてなぜオリスのビッグクラウン プロパイロットを選んだかについて語ってくれました。


移動中:ラスムス・ビエルンガード、2018年夏、バルセロナ空港で。氏はフードテックの起業家で、その先進的発想の企業ネクストフードは全世界に広がっています。オリスのビッグクラウン プロパイロットは、そのビジネスの完璧な相棒です。

ラスムス・ビエルンガード"

ネクストフードについて教えてください。
「ネクストフードは、人間の食料になる植物を育てる自律的な屋内システムです。エアロポニックス(Aeroponics)と呼ばれる技術を利用しています。ボックス内の空中にある植物の根に水と栄養を噴霧して栽培するものです。私たちはまた植物を取り巻くその他の環境、たとえば光や湿度、温度などを精密にコントロールして、育てている植物が味と栄養において最良のものになるようにしています。すべては食料の優れた供給を実現するためです」


食料需要は将来的な問題になるとお考えですか?
「非常に現実的な大問題です。これからの30年で、世界では20~30億の人口が増えるでしょう。私たちは現在より70%多い食料を必要とすることになります。次の40年間で、過去1万年に生み出したのと同じだけの食料を生産しなければならないのです。これは大変なチャレンジです。今の技術の供給力ではこの需要を満たすことはできません。たとえば、農業は世界の水の70%を使ってしまっています。けれどもエアロポニックスでは、95%の水を節約でき、農薬は不要です。また、土地も使用しません。都市が拡大する未来には食料生産のための土地が減るため、これは望ましいことです。そう、私たちは、食料を育てるための異なるインフラを必要とします。ネクストフードのような垂直型ファーミングシステムが、解決策の一翼を担います」


私たちは将来、自分の食料を自分で育てるようになるでしょうか?
「イエスでもありノーでもあります。やることは可能で、私もエアロポニックスの箱を自分のアパートに持っていますが、家庭での使用は実際の生産というよりも趣味の要素が強いでしょう。でも、考えてみてください。技術が成熟し社会的に受け入れられれば、これも変わるかもしれません。私たちは、スタート地点は中小規模のビジネス、たとえばレストランやケータリング、ホテルなどだと考えています。大企業の中にも、研究のために当社のシステムを使用しているところがあります。」


世界を変える:拡大する世界の人口を養うために、次の30年で今より70%多い食料を生産するために必要なのは、「考えること」です。パイオニアであるラスムス・ビエルンガードが起業した、光、湿度、温度をコントロールしたボックスで食料を育てる革新的システムであるネクストフードは、解決策の1つになるかもしれません。


ラスムス・ビエルンガード"

時間はネクストフードにどのように影響しますか?
「時間は、私たちが持つ限られた2つの資源の1つです。よくお金のことを言いますが、お金とは実は人材と時間のことです。タイミングもとても大事です。素晴らしいアイディアなのにタイミングに恵まれなかった例を、私はたくさん見てきました。人生で何に時間をかけるのか . これがすべてです、本当に。私は事前に計画することとその時を生きることのバランスをとろうとしています。目標達成と、その過程を楽しむことの両方です」


ラグジュアリーなスイスメイドの機械式時計に現代のお客様が望むものは何だとお考えでしょうか?
「テクノロジーの進歩により、消費者は1つのデバイスの中により多くの機能を持てるようになりました。けれどもいまだに人は、精巧にデザインされ製造された個人用途の製品を愛しています。当社のお客様は、役に立ち、一生ものとなる機能を備えた時計を望んでいます。それが、当社がデザイン、機能、そして品質にこだわり続ける理由です」


独立した起業家にとって、旅が生み出すチャンスとはどのようなものですか?
「起業家なら、旅をしなければなりません。お客様もパートナーも、世界中にいるからです。ヨーロッパ内での旅行は気持ちの問題です。バルセロナからコペンハーゲンまで飛行機で3時間、これはデンマーク国内を列車で移動するのと似たようなものです。費用すら同じ程度です。どう考えるかによって、はじめて違いが生まれます。これを最大限生かさなければなりません。もちろん、ビジネスのための移動は休暇とは異なりますが、新しい文化や新しい考え方を経験する中でたくさんのインスピレーションが生まれます」


あなたのルーツはお仕事にどのように影響しているでしょうか?
「私は農場で育ち、常に自然の近くにいました。どんな人にとっても自然に囲まれているのは良いことですが、私にとっても良いことでした。今私はコペンハーゲンとバルセロナに住んでいます。 私たちに自分の独自の道を見つける自由があるのはとても有り難いことですし、特に私には決定的なものです。人生とは、結局のところ何でしょうか。私たちを人間にしているのは、内省であり、好奇心であり、開拓することです。旅することや自己啓発、または何か新しいものを作り出すことによって探索を行うとき、それらが私たちの中にあるのです」


ご自分の独自の道を進むことがビジネスにつながるとお考えですか?
「もちろんです。ネクストフードを始めるまで、私はベンチャー投資ファンドのパートナーでした。ファンドマネージャーは多くの多彩な企業と関わり、その使命の1つは本当に偉大な人たち、素晴らしい起業家たちとともに働くことです。ただしそれはいつもサポート役でしかありません。私には、元に戻って何か重要なこと - 本当に影響を与えるようなこと -をしたいという衝動がありました。私たち皆の人生を向上させるような何かのために働くことに満足を見出しています。ですから、そうです、これが自分の道だと言えます」


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