ニューウェーブ
ピアジェが2025年の新作として、ブランドの歴史的デザインコードに忠実なトラペーズ型のウォッチシリーズ「シックスティ(Sixtie)」をWatches and Wonders Jeneva 2025で発表しました。
その魅力は、ピアジェが高級ウォッチやレディスウォッチの新しい基準を打ち立てた、1960年代末の華やかな輝きを彷彿とさせる、アヴァンギャルドで大胆なスタイル。
1969年は、ピアジェ、そしてウォッチ業界にとって大きな変革の年でした。「今までなされなかったことをする」という哲学に忠実に、ピアジェはバーゼルフェアで「21st センチュリー」コレクションを発表しました。60年代から70年代にかけて、時計を単なる時間を表示するための道具からデザイン オブジェへと変貌させた才能あふれるデザイナー、ジャン・クロード・ゲイトの指揮のもと、ピアジェはウォッチとジュエリーの枠を超えた新たなジュエリーウォッチを生み出しました。それは、大胆なシェイプのカフやスウィンギング ソートワールに変身する時計です。時間を身に纏う、新たなスタイルの誕生です。こうしたアヴァンギャルドな創作の中で、トラペーズ型は次第に代表的なデザインとして定着してきました。それは、既成概念を超えた思いもよらないデザインを生み出す、驚くべきフォルムでした。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_1214.jpgそれから約60年、ピアジェは、この黄金時代へのオマージュを捧げながら、その伝統的な創造性を讃えます。メゾンの最高を生み出すアトリエで生まれたこのウォッチには、メゾンのあらゆるノウハウが結集され、豊かなイマジネーションが発揮されています。ジュエリーのような装いを彩るシックスティは、お守りのように昇華させ、自由奔放で直感的、そしてインスピレーションに溢れる女性らしさを表現しています。一際目を引くトラペーズ型のフォルムは、ピアジェの伝統と現在を融合させた、幾何学的でかつ繊細で優雅なバランスを生み出しています。ウォッチのようなジュエリー、ジュエリーのようなウォッチ。ピアジェのスピリットを継承する、時を超えた旅を象徴するようなジュエリーウォッチです。魅力を引き出し、エレガンスを生み出し、日々の生活を一新する、洗練されたスタイルです。
個性的な腕時計
色彩とテクスチャーのコントラストにより、新たに生まれ変わったプロポーション。細部に至るまでゴールドの装飾が施された柔らかなブレスレットは、トラペーズ型のリンクが絡み合い、肌を包み込むように、光を放ちます。ベゼルに施された繊細なゴドロン装飾は、アンディ・ウォーホルが所有していたアイコニックなピアジェ ウォッチのスピリットを想起させます。サテン仕上げの文字盤には、ゴールドのインデックスとバトン針が、ローマ数字の清らかな美しさと見事に調和しています。シックスティはウォッチの枠を超えた存在です。繊細かつ贅沢なジュエリー ウォッチであり、プロポーションや慣習にとらわれない、控えめながらも力強いアクセサリーです。単体で着けても、他の大切なアイテムと一緒に着けても、シックスティは時間に新たなフォルムを与え、知る人ぞ知るエレガンスを体現します。アシンメトリーで丸みを帯びたフォルムは、時代を越えた、逆風に立ち向かうような独自性を象徴しています。それは独自のビートを刻み、一秒毎に新たな驚きを生み出します。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_1031.jpg「ピアジェでは、ウォッチは何よりもまずジュエリーなのです」とイヴ・ピアジェは言いました。このユニークなジュエリーウォッチは、あらゆる仕草に繊細なリズムを与えます。華やかなディテールと太陽のように輝くラインは、ピアジェ ソサエティの精神が今なお受け継ぐ、黄金時代の自由と解放の躍動を映し出しています。シックスティは、身に着ける人の独自の視点を反映した、多面的で美しい女性像を表現します。軽やかでありながら存在感のあるデザインが、記憶に残る特別な瞬間を演出し、大胆な輝きの余韻を残します。しなやかで流れるようなこのアイコニックなアクセサリーは、それを身に纏う女性の物語を紡ぎながら、今という瞬間を見事に表現します。それは時代を彩る女性たちへの約束です。
/sites/default/files/newsImage1/s01_1175.jpgSixtie
シックスティ
Ref:G0A50300
ケースサイズ:29.0×25.3mm
ケース厚:6.5mm
ケース素材:ステンレススチール
防水性:5気圧
ストラップ:ステンレススチール、トリプルフォールディングクラスプ
ムーブメント:クォーツ
仕様:時・分表示、ベゼルにブリリアントカットダイヤモンド51個(約0.52ct)、サテン仕上げシルバーカラー文字盤、アプライドインデックス
価格:1,698,400円(税込)
Sixtie
シックスティ
Ref:G0A50300
ケースサイズ:29.0×25.3mm
ケース厚:6.5mm
ケース素材:ステンレススチールと18Kピンクゴールド
防水性:5気圧
ストラップ:ステンレススチールと18Kピンクゴールド、トリプルフォールディングクラスプ
ムーブメント:クォーツ
仕様:時・分表示、サテン仕上げシルバーカラー文字盤、アプライドインデックス
価格:1,980,000円(税込)
Sixtie
シックスティ
Ref:G0A50302
ケースサイズ:29.0×25.3mm
ケース厚:6.5mm
ケース素材:18Kピンクゴールド
防水性:5気圧
ストラップ:18Kピンクゴールド、トリプルフォールディングクラスプ
ムーブメント:クォーツ
仕様:時・分表示、サテン仕上げシルバーカラー文字盤、アプライドインデックス
価格:4,796,000円(税込)
Sixtie
シックスティ
Ref:G0A50304
ケースサイズ:29.0×25.3mm
ケース厚:6.5mm
ケース素材:18Kピンクゴールド
防水性:5気圧
ストラップ:18Kピンクゴールド、トリプルフォールディングクラスプ
ムーブメント:クォーツ
仕様:時・分表示、ベゼルにブリリアントカットダイヤモンド51個(約0.52ct)、サテン仕上げシルバーカラー文字盤、アプライドインデックス、
価格:5,676,000円(税込)
ピアジェとアンディ・ウォーホル美術財団のパートナーシップにより、正式に「アンディ・ウォーホル ウォッチ」と名付けられてから数ヶ月を経て、1970年代のアイコニックウォッチが、遊び心に溢れたカラフルなデザインでWatches and Wonders Jeneva 2025に登場しました。
1972年に「15102」として登場し、2014年「ブラックタイ」と改名されたこのウォッチは、革新的な「ベータ21」ムーブメントを搭載していました。この大胆なデザインのマスターピースは、文化的アイコンであり、またピアジェ ソサエティーの主要メンバーであったアンディ・ウォーホルが所有した7本のピアジェウォッチの中で、最も愛されたモデルでした。ピアジェとアンディ・ウォーホル美術財団とのパートナーシップにより、今日、正式に「アンディ・ウォーホル」となったこのウォッチは、イヴ・ピアジェとウォーホルがアメリカで出会って以来、ニューヨークやシェ・レジーヌで、またワシントンで開催された華やかなガラで共に過ごし、長年にわたり築いてきた真の友情を讃える作品です。ゆったりとした45mmのケースと、ベゼルを囲むようにカーブしたゴールドのゴドロン装飾が特徴的なデザインにより、瞬く間に素晴らしいコレクターズアイコンの一つとなりました。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_1215.jpgピアジェによる色彩の芸術
ピアジェの色彩の技術における究極の表現であり、アンディ・ウォーホル ウォッチのハイジュエリーとしては2作目となる、オパールとブルーサファイアの新作モデルは、1972年のオリジナルデザインのコードを受け継ぎ、華やかなオートクチュールの色合いで美しく仕上げられています。2023年、ハイジュエリー コレクション「メタフォリア」で登場した、珪化木の文字盤やカスタムカットが施されたエメラルドのインデックス、そしてケースを囲む3連のバゲットカット エメラルドが特徴のユニークな作品に続く、新しいハイジュエリー アンディ・ウォーホル ウォッチでは、アーシーなブラウンとグリーンカラーが、万華鏡のようなグリーンとブルーの色合いに変わります。
ブルーとグリーンの生き生きとした輝きを持つ、驚くほど艶やかなオパールの文字盤は、それ自体が際立つ存在感を放ちます。45mmのケースにぴったり収まるほど大きく、深い輝きを放つジェムストーンが使用されることは非常に珍しいことです。イヴ・ピアジェがこよなく愛した宝石、オパールは、古来より純粋さと真実の象徴とされてきました。オパールを取り囲むように3連にあしらわれた、美しい統一感あるブルーのバゲットカットサファイアのゴドロン装飾が、その輝きをさらに鮮やかに際立たせています。これほど均一なブルーの輝きを持つ宝石を厳選することは、ピアジェのジェモロジストにとって大きな挑戦となりました。「私にとって世界はまるでオパールのようで、さまざまな色彩や個性が共存して いるのです」とイヴ・ピアジェはよく言っていました。先端が細くエレガントなドーフィン針を備えた新しいハイジュエリーのクリエイションは、ピアジェが誇る色彩の技術と貴石への深い理解を融合させ、ウォッチ製作からジュエリー製作にいたるまで、ピアジェの全てのノウハウを集結した作品です。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_1032.jpgタイガーズアイ
ピアジェのオーナメンタルストーンへの愛情は、ゴールドに輝くベルベットのようなブルーのラピスラズリや、ピンクとレッドの縞模様が美しいジャスパー、鮮やかなグリーンの翡翠、可憐なボルダーオパールなど、さまざまな貴石を用いたウォッチやジュエリーを生み出してきました。
2024年に発表された、ブルーのメテオライトが特徴的な「アンディ・ウォーホル クル・ド・パリ」を含むウォッチシリーズに、タイガーズアイの文字盤を備えたモデルが新たに登場します。タイガーズアイは、深いオレンジとブラウンの色調を持つ、絹のように滑らかで豊かな琥珀色のオーナメンタルストーンで、特に1960年代以降のデザインで人気を集めてきました。ゴールドカラーの繊細な針が際立つように精密にカットされた文字盤は、自然な縞模様とオパールのような光沢が融合した美しいデザインです。ピアジェのオーナメンタルストーンの文字盤シリーズに新たに加わったこのモデルは、ブルーのメテオライトを使用したクル・ド・パリバージョンや、Watches & Wondersで発表されたグリーンとホワイトのメテオライト文字盤のモデルと共に登場します。深いグリーンのメテオライト文字盤が、ゴドロン装飾が 施されたホワイトゴールドのケースと見事に調和し、一方、グラフィカルな模様が施されたホワイトのメテオライト文字盤は柔らかなピンクゴールドとの絶妙なコントラストを生み出しています。
501P1自社製自動巻ムーブメントを搭載した新しいアンディ・ウォーホル タイガーズアイ ウォッチは、すでにオーダーメイドの選択肢を備えたラインナップの中で、注目される存在になっています。10種類のオーナメンタルストーン文字盤、5色のレザーストラップ、針のデザイン(バトン針またはドーフィン針)、ホワイトゴールドやローズゴールドを含む多彩なオプションを組み合わせることで、自分だけのピアジェ アンディ・ウォーホルのスタイルを創り出し、他にはない個性を表現することができます。
/sites/default/files/newsImage1/s01_1176.jpgPiaget Andy Warhol
ピアジェ アンディ・ウォーホル
Ref:G0A50237
ケースサイズ:45.00×43.00mm
ケース厚:8.08mm
ケース素材:18Kホワイトゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:ダークブルーのアリゲーターストラップ、18Kホワイトゴールドのアルディロンバックル
ムーブメント:自動巻き、Cal.501P1(ピアジェ自社製)、40時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)、23石
仕様:時・分表示、ケースにバケットカットサファイア、オパール文字盤
予価:58,520,000円(税込)
Piaget Andy Warhol
ピアジェ アンディ・ウォーホル
Ref:G0A50240
ケースサイズ:45.00×43.00mm
ケース厚:8.08mm
ケース素材:18Kホワイトゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:ダークブラウンのアリゲーターストラップ、18Kホワイトゴールドのアルディロンバックル
ムーブメント:自動巻き、Cal.501P1(ピアジェ自社製)、40時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)、23石
仕様:時・分表示、ケースにゴドロン装飾、タイガーズアイ文字盤
予価:8,492,000円(税込)
Piaget Andy Warhol
ピアジェ アンディ・ウォーホル
Ref:G0A50241
ケースサイズ:45.00×43.00mm
ケース厚:8.08mm
ケース素材:18Kホワイトゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:グリーンのアリゲーターストラップ、18Kホワイトゴールドのアルディロンバックル
ムーブメント:自動巻き、Cal.501P1(ピアジェ自社製)、40時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)、23石
仕様:時・分表示、ケースにゴドロン装飾、グリーンのメテオライト文字盤
予価:9,416,000円(税込)
Piaget Andy Warhol
ピアジェ アンディ・ウォーホル
Ref:G0A50242
ケースサイズ:45.00×43.00mm
ケース厚:8.08mm
ケース素材:18Kピンクゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:レッドのアリゲーターストラップ、18Kピンクゴールドのアルディロンバックル
ムーブメント:自動巻き、Cal.501P1(ピアジェ自社製)、40時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)、23石
仕様:時・分表示、ケースにゴドロン装飾、ホワイトのメテオライト文字盤
予価:9,064,000円(税込)
ピアジェが、60年にわたる革新的なデザインの歴史を讃え、大胆さとエレガンスによって時を芸術へと昇華させるメゾンの伝統を受け継ぐ、卓越した新作をWatches and Wonders Jeneva 2025にて発表しました。
時間が形を作り、形が時間を作る。ピアジェにとって、この相互作用は、1874年にスイス、ジュラ山脈のラ・コート・オ・フェにある家族経営の農場で始まった、超薄型時計製造への情熱から生まれたレガシーです。2024年に創業150周年を迎えたメゾンは、創業者ジョルジュ=エドワール・ピアジェが掲げた「常に必要以上に良いものをつくる」というモットーを忠実に守り続けています。このモットーは、ウォッチ製造における精密さを芸術的な表現へと変革させました。ピアジェの歩みは、機械的な技術を習得することから始まりましたが、メゾンの大胆な芸術性がピアジェを他のブランドと一線を画しています。ギアの精緻な調整からケースの大胆な幾何学的デザイン、正確な時間の測定からジュエリーの流れるような詩的な美しさまで、ピアジェは単なるウォッチではなく、世代を超えて語りかける視覚的な言語を生み出しました。
そして2025年、ピアジェは伝統と革新の絶え間ない対話を具現化した、新しいマスターピースを発表しました。1960年代後半の自由な精神を表現した印象的なスウィンギング ソートワールやカフウォッチ、ホワイトゴールドに生まれ変わったピアジェ ポロ 79、1960年代から続くピアジェのジェムセッティング技術を讃えるレインボー オーラなどのビジュアルシグネチャーは、ただ時間を示すのではなく、ピアジェの物語を伝えています。どの作品も、時間の測定を芸術に変えるピアジェ独自の能力を証明するもので、ウォッチは機能の枠を超えた永遠の芸術作品となります。
1969年、クリエイティブなルネッサンスの始まり
1969年はピアジェの歴史において重要な節目となり、メゾンのアイデンティティを再構築する創造的なルネッサンスの幕開けとなりました。ピアジェは、1957年の9Pムーブメントや1960年の12Pにより超薄型時計の分野で確固たる地位を築いて いましたが、メゾンはスイスウォッチ製造の枠を超えた挑戦をしようとしていました。スイスのウォッチメーカーとしては前例のない試みとして、ピアジェは1960年代にデザイナーたちをパリのクチュールショーに送り込み、ファッションの世界に触れる機会を提供しました。インスピレーションを得てスイスに戻ったデザイナーたちは、それを革新的なデザインへと昇華させ、光沢のある雑誌のページに登場するモデルたちに直接ウォッチをスケッチしました。彼らのビジョンは、伝統的な腕時計の枠を超えるもので、時間をスタイルの一部として捉え、ネックレスやカフスとして身に着けられるように再構築しました。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_1216.jpgこの創造的解放は、「21st センチュリー」コレクションという革新的なコレクションで頂点を迎え、メゾンは技術の卓越性が芸術性を引き出し、ジュエリーとウォッチの関係性を一変させる新しいアプローチを示しました。ピアジェはスイスのマニュファクチュールにおける長い歴史の制約に縛られることなく、1960年代を象徴するアーティストやデザイナーたちのように、時代の活気あるエネルギーを若々しい精神で迎えました。このコレクションは、スイスウォッチ製造の伝統に敬意を払いつつも、従来の伝統に挑戦する大胆な感性を取り入れることで、深み、形、色彩の斬新な調和をもたらしました。アシンメトリーなトラペーズ型はピアジェのシグネチャーとなり、長いスウィンギング ソートワールに吊り下げられ、または精緻に作られたカフスに組み込まれ、オーナメンタル ストーンの文字盤がその鮮やかさを一層際立たせました。スウィンギング ソートワールとカフ ウォッチは、「21st センチュリー」コレクションの最も象徴的な作品となりました。先見の明を持つデザイナー、ジャン・クロード・ゲイトによる指揮の下、これらのウォッチは単なるウォッチを超えた存在となり、時代を象徴するダイナミズムと自由な表現を体現する存在となりました。
2025年、ピアジェはスウィンギング ソートワールと「ヒドゥン トレジャー」コレクションを拡大し、「21st センチュリー」コレクションのスピリットを受け継いだ個性的な新作を展開します。メゾンのアイコニックな手編みチェーンにセットされたスウィンギング ソートワールには、色鮮やかなのストーン(ルビー、ターコイズ、タイガーズアイなど)の数々があしらわれました。また、ピアジェはカフ ウォッチの伝統を継承した、オパールの文字盤の一部を密やかに隠すような大胆なデザインの新作カフを発表しました。アシンメトリーなホワイトゴールド製ケースのテクスチャーは自然からインスピレーションを得たもので、波打つような模様は、風や水によって優しく彫刻されたかのようです。二つ目は、ピンクゴールドのスネークパターンにグリーンのエナメル文字盤をあしらったモデルです。スウィンギング ソートワールのゴールドチェーンと同様に、「ヒドゥン トレジャー」もピアジェの熟練した金細工職人の手によって精巧に作り上げられ、代々受け継がれるメゾンの伝統が息づいています。「21st センチュリー」コレクションは単なるタイムピースにとどまらない、メカニカルな卓越性を芸術的表現に昇華させるという哲学を体現するコレクションでした。どれも個性を讃え、ウォッチという機能を個々のスタイルへの表現へと変貌させました。ウォッチが芸術となったこの革新的なアプローチは、今もピアジェの象徴であり続けています。
1979年、ピアジェ ポロ、すべてを変えた名前
1979年のピアジェ ポロのデビューは、メゾンの歴史において重要な節目となりました。これ以前のピアジェの作品は、独自のスタイルによって明確に識別されていたため、名前で区別する必要はありませんでした。しかし、ピアジェ ポロはそれ以前の作品とは一線を画していました。大胆でアイコニックなデザインが独自の存在感を示し、ピアジェで初めてモデル名が付けられたウォッチとなりました。貴金属のみで作られたピアジェ ポロは、同時代の他のモデルとは異なる存在感を放っていました。特徴的なゴドロン装飾(ポリッシュ仕上げとサテン仕上げを交互に施したライン)がケースからブレスレットまでシームレスに流れるデザインは瞬く間に認識されるようになりました。イエローゴールドモデルが最も広く知られて いますが、ホワイトゴールドモデルも製作されており、現在ではそれを見つけることは難しくなっています。これは単にブレスレットを備えたウォッチではなく、視覚的に完璧な調和を成す独特のフォルムを持つ、完全に一体化されたウォッチブレスレットでした。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_1033.jpgピアジェ ポロはまた、従来の性別の枠を超えた、あらゆる人々に向けた洗練されたスポーツラグジュアリーの究極の表現となりました。その特徴的なシルエットは、やがてスター、社交界の著名人、アスリートたちの手元を彩るようになりました。そして、名声を求めるためではなく、デザインの美しさから、芸術性を理解する人々に選ばれる存在となりました。
2024年、ピアジェはピアジェ ポロのレガシーを讃える、イエローゴールド製のピアジェ ポロ 79を発表しました。そして今日、メゾンはこのタイムレスなデザインに現代的な輝きをもたらす、ホワイトゴールド製の希少かつ貴重なモデルを発表しました。この新しい解釈は、ピアジェ ポロのエレガンスを保ちつつ、芸術性を現代の嗜好に合わせて進化させるピアジェの揺るぎない能力を示すもので、スポーツウォッチに大型サイズを取り入れました。
1989年、芸術性のオーラ
ピアジェは、形状とフォルム、ケースとブレスレット、ジュエリーとウォッチ製造の融合の限界を押し広げてきました。1989年に発表されたオーラは、この調和の極みを象徴しています。ピアジェ ポロ コレクションで初めて発表されたオーラは、ケースとブレスレットのシームレスな融合を新たな高みへと昇華させました。ほぼ全体にジェムセッティングが施され、ダイヤモンドが見えないほど丹念に配置された「オーラ」は、その名にふさわしい輝きを放ちます。ピアジェはオーラに機械式ムーブメントを搭載し、ウォッチ製造とデザインにおける革新を融合させる高度な技術力を実証しました。その結果、予想を遥かに上回るタイムピースが誕生しました。ケースとブレスレットのシームレスな融合は、触れると消えるようでありながら、目を見張るほどの輝きを放ちます。オーラはまさにピアジェの最高峰と言える作品でした。2025年、ピアジェはメゾンの特徴である卓越した色彩感覚を表現したレインボー オーラを発表しました。精密に調整されたジェムストーンのスペクトルが特徴的なこの見事な作品は、手首に浮かび上がるようなシームレスな色のグラデーションを生み出すために、慎重に選ばれたジェムストーンが配置されています。レインボー オーラは、機械式計時を光り輝く芸術的なキャンバスに変え、そこではすべての宝石が光とともに創造的なインスピレーションを映し出します。
ピアジェはその長い歴史の中で、時間の解釈を見事に変革し、形状とフォルムの芸術を極めてきました。それは、真の革新には卓越した技術というキャンバスが必要であるという深い理解から生まれたものです。ピアジェは、時を刻むことを芸術に変えることで、単に時を刻むだけでなく、世代を超えたレガシーが革新を生み、永続的な美の瞬間を生み出します。
/sites/default/files/newsImage1/s01_1177.jpgSwinging
スウィンギング ソートワールウォッチ
Ref:G0A50063
ケース素材:18Kピンクゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:バーガンディカーフストラップのリストウォッチとしても着用可能
ムーブメント:クォーツ
仕様:時・分表示、クッションカットのピンクスピネル1点(17.03ct)、ハートカットのルビー1点(2.36ct)、カボションオーバルカットのホワイトオパール1点(11.7ct)、カボションカットのオレンジカーネリアン3点(1.95ct)、ビーズ状のホワイトオパール4点(2.36ct)、ビーズ状のオレンジカーネリアン8点(23.7ct)、ビーズ状のレッドカーネリアン14点(16.885ct)、ブリリアントカットのイエローサファイア16点(1.125ct)、ビーズ状のルビー24点(146.71ct)、ブリリアントカットのダイヤモンド189点(4.63ct)
価格:未定
Hidden Treasures
ヒドゥン トレジャー カフ ウォッチ
Ref:G0A50256
ケース素材:18Kホワイトゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:18Kホワイトゴールド製パンプクラスプ
ムーブメント:クォーツ
仕様:時・分表示、ブラックオパールの文字盤、ブリリアントカットのエメラルド8点(0.48ct)、フラットオーバルカットのブラックオパール1点(1.147ct)
予価:31,240,000円(税込)
Piaget Polo 79
ピアジェ ポロ 79
Ref:G0A50150
ケース径:38mm
ケース素材:18Kホワイトゴールド
防水性:5気圧
ストラップ:18Kホワイトゴールド、トリプルフォールディングクラスプ
ムーブメント:自動巻、Cal.1200P1(ピアジェ自社製薄型)、37時間パワーリザーブ
仕様:時・分表示、ロジウム加工された18Kホワイトゴールド製文字盤、ピアジェのシグネチャーであるゴドロン装飾とサテン仕上げのコマを交互にあしらったデザイン、サファイアケースバック
予価:13,816,000円(税込)
Aura
オーラ ハイジュエリーウォッチ
Ref:G0A50139
ケース素材:18Kホワイトゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:18Kホワイトゴールド
ムーブメント:手巻、Cal.430P(ピアジェ自社製薄型)
仕様:時・分表示、ダイヤモンドをセッティングした文字盤、サファイア62点(10.6ct)、エメラルド14点(1.84ct)、クリソベリル2点(0.24ct)、ツァボライトガーネット2点(0.27ct)、ダイヤモンド213点(21.23ct)
予価:176,880,000円(税込)
ヴァシュロン・コンスタンタンが、世界の主要都市を巡る展覧会「THE QUEST(探求): 270年にわたる卓越性への追求」を2025年4月26日(土)から一般公開し、創業270年を祝います。 「THE QUEST(探求): 270年にわたる卓越性への追求」はメゾンが受け継ぐ遺産と伝統を讃える体験型の展覧会となります。270年にわたるメゾンの歴史、革新、職人技など、高級時計製造の核心への体験をお楽しみいただけます。
1755年のヴァシュロン・コンスタンタン創業以来、メゾンの本質を形作ってきた核心的な価値を讃える旅路を体験することができるこの展覧会は、来場者をメゾンの過去、現在、未来を巡る旅に誘います。2025年2月のアブダビを皮切りに、この展覧会「The Quest(探求) : 270年にわたる卓越性への追求」は、世界中を巡回する予定です。本展は、時計愛好家はもちろん、メゾンに興味を持つ全ての方々に向け、タイムピース、キャリバー、部品、時計製造のツールの展示を通して、270年にわたるメゾンの歴史をお楽しみいただけます。この展覧会は時間計測の真髄に触れ、情熱により躍動し、世界初や新記録を伴う技術革新により刻まれた歴史を讃えます。展示するタイムピースは、芸術的な視点と繊細な職人技を組み合わせた技術創意と優れた機構の完璧な均衡への絶えまぬ努力を体現し、メゾンの核心を垣間見ることができます。
本展を通して、創業者の一人であるフランソワ・コンスタンタンが、1819年に三代目のジャック=バルテルミー・ヴァシュロンに宛て、以来メゾンのモットーとなっている「できる限り最善を尽くす、そう試みることは少なくとも可能である」という言葉の意義を深く理解いただけるでしょう。そして来場者を時計製造のはじまり、工芸技術と仕上げ、時計製造とグランド・コンプリケーション、探究といった一連の旅へと誘います。
/sites/default/files/newsMainImage1/01_524.jpg270年にわたる歴史
ヴァシュロン・コンスタンタンの歴史は、1755年にジャン=マルク・ヴァシュロンが最初の見習いを迎え入れ、契約を結んだことからはじまりました。情熱、専門知識、根気強さにより導かれながら、この探求が今日までメゾンの基盤を形成してきました。メゾンは創業時から啓蒙時代のスイスの時計産業界で台頭してきた数々のメゾンの中でも特別な位置づけにあったのです。高級時計製造において、卓越性とは単に全うする使命でなく、きわめて明確な目標であり、機械的な創意、技術革新、芸術的な創造性といった、あらゆる分野での挑戦で刻まれる険しい道のりを意味しています。ヴァシュロン・コンスタンタンが製造する時計の真の価値は、その機構や、目で見える見えないにかかわらず、その美的外観、職人技、緻密な仕上がりの中に見出すことができます。
遺産と伝統
最初の展示室は、1755年に遡るメゾンの卓越への探求を紹介し、ヴァシュロン・コンスタンタンの傑出し豊かなアーカイブからの資料、写真、歴史的タイムピースを通して物語りをお楽しみいただけます。ここには、メゾン創業を意味する、ジャン=マルク・ヴァシュロンの最初の見習いとの契約書の複製も含まれます。これを原点とし、メゾンは絶え間なく限界へと挑戦を続けながら、その時計製造における貴重な技術に熟達する力を立証してきました。
工芸技術
時計製造における数々の傑作を支える高い技術を持った男女の職人たちを讃えるため、メゾンが名声を博す古来の技術に焦点をあて、時の経過を表現する永遠に紡がれる糸のように、これらの技巧を展示。エナメル、彫金、ジェムッティング、ギヨシェ装飾など、メゾンが今日まで習熟した伝統技術をご覧いただけます
高級時計製造
ヴァシュロン・コンスタンタンが製作した最も複雑なムーブメントをご覧いただけます。これらの機構と繊細な部品の美しさを余すところなく堪能いただくため、特別なディスプレイを設け、裸眼では見ることのできない部分をお楽しみいただけます。2024年に発表し、当時、世界初の中国暦パーペチュアルカレンダーを搭載する「レ・キャビノティエ・ザ・バークレー・グランドコンプリケーション」に関する展示室では、2877個の構成部品と世界初の中国暦パーペチュアルカレンダーを含む63の複雑機能を記載した特別な展示をご覧いただけます
最後の展示室では、何世紀にもわたる天文学と時計製造の繋がりを想起させる演出により、メゾンの今年のテーマである「The Quest(探求)」をより近くに感じていただくことができます。目を凝らし熟考することで、見るものを無数の可能性に導き、新たな冒険に誘います。宇宙、人が行う時の計測、そして無限の可能性への道である天の川と遥かなる空の荘厳な眺めのもと、来訪者たちは、自身の探求について思いを巡らすこととなるでしょう。この展示室では、自身の探求、そして宇宙と時の概念の親密な関係を常に思い起こさせてくれることでしょう。
壮大な天文学のスケールから、微小な時計の構成部品に至るまで、ヴァシュロン・コンスタンタンは270年にわたり、時の計測の真髄を追求し、更新し続ける探求をし続けているのです。
STANDBY
展覧会の会場に隣接する“StandBy”にて4月26日から5月7日まで、陶芸家で茶人の山田翔太氏の作品展示をおこないます。美への探求、自分自身への探求を促す山田氏の茶会は伝統と遺産を大切にしながら、挑戦を忘れないメゾンの姿勢とも重なります。
メゾンの今年のテーマである「The Quest (探求)」に共鳴し、見るものを魅了する山田氏の作品をお楽しみください。
<山田翔太>プロフィール
10代で陶芸と出会い独学で作陶を始める。百貨店、画廊を中心に個展を開催。遠州茶道宗家の直門で準師範「宗道」を拝受。美しい絶景での野点茶会など常識に囚われないコラボレーション企画やさまざまな空間での独自の茶の湯を国内外をとわず展開。
「私は無為自然をテーマにした茶.を作陶しており、茶会の中で作品の景色をじっくりと観てもらい、何を感じるのか一人ひとりが見立てることで、その人の美を探求する「みたて茶会」を主宰しています。陶芸や茶道の伝統や歴史を尊敬しつつ、現代の人たちに提案していきたい美意識を解放させる革新的な茶会です。五感を研ぎ澄まし、美しさの感性に触れる唯一無二の「みたて茶会」と私の陶芸のテーマは、ひたむきに時計作りに取り組んできたヴァシュロン・コンスタンタンの探求とつながるところがあります。」
/sites/default/files/newsMainImage2/02_460.jpg「THE QUEST(探求): 270年にわたる卓越性への追求」詳細
開催会場:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-11-1
営業時間:11時~19時(最終入場 18時30分)
定休日:火曜日
入場料:無料 (ご予約来場優先、来場規制あり)
お問合せ:0120-63-1755
来場予約、展覧会詳細はこちらから
https://www.vacheron-constantin.com/jp/en//events/tokyo.html
2025年の新作として、ジャガー・ルクルトがウォッチズ アンド ワンダーズ ジュネーブ 2025にて、18Kホワイトゴールド製の「レベルソ・ハイブリス・アーティスティカ キャリバー179」を発表しました。
レベルソが持つ、芸術表現のためのキャンバスとしての可能性を最大限に追求したジャガー・ルクルトは、2023年にレベルソ・ハイブリス・アーティスティカ キャリバー179 を発表しました。最高の時計製造技術と、複雑で洗練された芸術的装飾が融合した特別なタイムピースです。グランメゾンの特徴である多軸トゥールビヨンと最高級の装飾技術を融合させたこの作品は、ハイブリス コレクションの哲学を体現しています。2025年、ジャガー・ルクルトは、18Kホワイトゴールド製のレベルソ・ハイブリス・アーティスティカ キャリバー179を世界10本限定で復刻します。
トゥールビヨンの魅力にインスパイアされた独創的で卓越した技術
1931年に制作されたレベルソは、ファッショナブルな「スポーツ・ジェントルマン」の要望を満たすようにデザインされました。1858年から1947年までのイギリス統治時代に、インドでポロ競技に興じていた軍将校らによって、ポロ競技の過酷さに耐えられる時計を制作してほしいという要望が出されました。その答えが、デザイン性と機能性を巧みに組み合わせたレベルソでした。レベルソは、すぐに多種多様な職業のお洒落好きな人たちに愛用されるようになり、男性用および女性用の新しいバリエーションの登場によって、すぐに当初のスポーツモデルとしての用途を超えるようになりました。そのアイコニックな反転式ケース(歴史的特許 CH159982)と特徴的なアールデコ調のラインは決して変わることはなく、レベルソは世界で最も有名な腕時計の1つとなりました。
レベルソは、スタイルと機能が巧みに融合したモデルとして誕生しました。アールデコの美学に根ざしたレベルソはまた、ジャガー・ルクルトの専門技術による機械的革新を体現しています。製造当初からレベルソのキャリバーは長方形のケースの曲線に沿うように設計されており、これはスペースを十分に活用することで、キャリバーの精度を最大限に高めるための画期的なアプローチでした。1931年、レベルソは独特な長方形のケースで、高級時計における革新と評価されました。ケースの形状に合わせたキャリバーを搭載し、衝撃や湿度、経年劣化からキャリバーを保護するために専用のケースリングがセットされていました。
技術的挑戦を乗り越えたマニュファクチュールは、1990年代初頭に再び技術的挑戦に積極的に取り組み、レベルソにハイコンプリケーションを搭載しました。キャリバー179は、マニュファクチュールを代表する多軸トゥールビヨン(歴史的特許 CH694598A5)である、ジャイロトゥールビヨンの4度目の進化形を搭載しています。それは、レベルソのために特別に開発された卓越した技術です。調速機構をレベルソの長方形ケースの輪郭に沿った形状で、手首に快適にフィットする薄さのムーブメントと一体化したことは、その技術力の高さをより一層注目に値するものにしています。さらに、キャリバー179は両ダイヤルに異なるタイムゾーンを表示するデュオムーブメント(歴史的特許EP0633514)であるだけでなく、裏ダイヤルには24時間表示の第2時間帯も備えています。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_1201.jpgジャイロトゥールビヨンの構造は非常に複雑で、2つの軸の周りを旋回するその姿は見るものを魅了します。互いに異なる速度で直角に回転する2つの要素、超軽量のチタン製ケージとボールベアリングに取り付けられたペリフェラル・キャリッジを含む123個の部品から構成されています。内側のト ゥールビヨンケージは16秒ごとに360度回転し、ペリフェラル・キャリッジは1分間に1回転します。このペリフェラル・キャリッジは、トゥールビヨンの開口部を囲むリングで示されるスモールセコンド表示としても機能します。さらに詳しく見ていくと、機構の心臓部で鼓動するグレーの半球状ひげゼンマイやジャイロラボのテンプの特徴的なダブルアンクルの形状を確認することができます。どちらも、ジャガー・ルクルトがとどまることなく精度向上および機械効率向上を探求し続けていることを証明するものです。このような探求の過程で、ジャガー・ルクルトのエンジニアたちは長年に渡っていくつもの異なる形状のひげゼンマイを制作してきました。ジャイロトゥールビヨンの心臓部にある中空の球体に完全に適合するこの半球形は、洗練されたデザイン性だけでなく、高度な効率性も備えています。ジャイロラボのダブルアンクルの形状は、空気抵抗を減らし、計時の精度をさらに高めるように設計され、トゥールビヨン機構は、従来のブリッジではなく、ボールベアリングのリングで支えられています。その結果、フライング・ジャイロトゥールビヨンは、はっきりと目に見える支えがなく、レベルソの両ダイヤルの間の空間に浮かんでいるように見えます。そしてこの視覚的効果は、トゥールビヨン開口部の真下にある時計を支えるクレイドル(台座)に取り付けられた、ポリッシュ仕上げのブルーラッカーディスクがもたらす反射光によってさらに増幅されています。
マニュファクチュールの職人たちの技術を体現した新しいカラーパレット
レベルソ・ハイブリス・アーティスティカ キャリバー179のカラーパレットを定着させ、ソリッドホワイトゴールド製ケース、ブリッジ、装飾プレートとの豊かなコントラストを成す光沢仕上げのダークブルーのラッカー仕上げは、表裏両ダイヤルに施されています。
デュオムーブメントを備えたこのレベルソには、2つの異なる個性があります。オリジナルのレベルソのデザインを確固たるものとし、アールデコ調の幾何学模様をさりげなく想起させる表ダイヤルでは、細い線の格子が貴金属ケースの色と調和しています。ホワイトゴールドが持つクールなシルバーの色調は、装飾プレートとブリッジのブルーラッカーとコントラストを成し、表ダイヤルのディープブルーのグラデーションラッカーを引き立てています。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_1020.jpgこれらの線は、実際にはキャリバープレートの極細の畝模様であり、ラッカーを入れるための窪みを作る際に残ったものです。ラッカーは正確な作業で金属の畝模様の間に手作業で塗布され、豊かな色彩と正確な深さを実現しています。続いて、同じ職人が手作業で表面を磨き上げ、畝模様と完全に同じ高さになるように研磨を行います。
裏ダイヤルでは、スケルトン化された時分リングとそれを支えるブリッジの繊細な網目模様にもブルーラッカー仕上げが施されており、優美なデザインやムーブメント部品の温かみのある色とのコントラスト、そしてマイクロブラスト仕上げのやわらかな質感を際立たせています。さらに、技術と伝統を見事に融合させた裏ダイヤルの装飾は、レーザーによるスケルトン加工に加えて、手作業による面取りやラッカー仕上げが施されており、ジャガー・ルクルトの伝統への深い関わり、そして時計製造の技と科学への革新的なアプローチを常に探求する姿勢を示しています。レベルソ・ハイブリス・アーティスティカ キャリバー179には、ジャイロトゥールビヨンのケージの面取りに約14時間、裏ダイヤルの1つのブリッジの形成に8時間の作業を必要とし、ジャガー・ルクルトのクラフツマンシップが最高レベルにあることを証明しています。
タイムレスなアイコンを生み出す、アールデコデザインの完璧な表現
スライド式反転機構を組み込んだ複雑なデザインでありながら、レベルソのケースが持つ直線的なフォルムと調和の取れたプロポーションは、一目でレベルソであることがわかるものです。クレイドルの内側では、ブルーラッカーのディスクから放射状にサンレイ仕上げのパターンが深く彫り込まれています。ケースの上下にあしらわれたゴドロン装飾が引き立てる力強いアールデコ調ラインは、レベルソ・ハイブリス・アーティスティカ キャリバー179の2つのダイヤルの複雑な装飾を見事に引き立てています。
複雑なジャイロトゥールビヨンを含む382個の部品から構成されるレベルソ・ハイブリス・アーティスティカ キャリバー179は、類まれな複雑性を体現しています。しかしながら、全体の厚さはわずか13.63mmを誇り、さらに洗練されたラグが、エレガントでありながら快適な着け心地を実現しています。このような洗練性と装着感の調和の取れたバランスを実現したのは、エンジニアの独創性の証です。
全体を18Kホワイトゴールドで仕上げ、約30gの重量を誇るレベルソ・ハイブリス・アーティスティカ キャリバー179の調整可能なフォールディングバックルは、技術革新と洗練されたエレガンスの両方を体現しています。丹念に組み立てられた46個の部品で構成されるこの複雑な機構には、0.5mm単位での微調整を可能にするダブルホイールシステムが組み込まれており、完璧なフィット感を保証します。タイムピースが持つ卓越した芸術性を引き立てるデザインのバックルは、ジャガー・ルクルトの精度と快適性へのこだわりを反映し、人間工学に基づいた洗練されたデザインと、貴金属の時代を超越した魅力を兼ね備えています。
レベルソ・ハイブリス・アーティスティカ キャリバー179は、芸術と機械を心から愛する真の愛好家のために制作されており、マニュファクチュール ジャガー・ルクルトのひとつ屋根の下に集結した180種類もの時計製造技術を気高く表現しています。
/sites/default/files/newsImage1/s01_1164.jpgReverso Hybris Artistica Calibre 179
レベルソ・ハイブリス・アーティスティカ キャリバー179
Ref:Q39434E1
ケースサイズ:51.10×31.00mm
ケース厚:13.63mm
ケース素材:18Kホワイトゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:ブルーアリゲーター
ムーブメント:手巻、Cal.179(ジャガー・ルクルト製)、40時間パワーリザーブ
仕様:時・分表示(表および裏)、24時間表示の第2時間帯(裏)、表および裏ダイヤルから読み取れるジャイロトゥールビヨン、ブルーラッカーダイヤル(表)、ブルーラッカー仕上げのスケルトンダイヤル(裏)
限定:10本
価格:要お問い合わせ
2025年の新作としてジャガー・ルクルトが、レベルソの新たな表現として、誕生90周年を記念して2021年に発表された「レベルソ・トリビュート・ノナンティエム・エナメル」に続き、18Kピンクゴールドにエレガントなサンレイ仕上げを施したグレーダイヤルと裏面にエナメル装飾をあしらったタイムピースをウォッチズ アンド ワンダーズ ジュネーブ 2025にて発表しました。90本の限定生産となるこの新作モデルは、グラン・メゾンが絶え間なく追及してきた技術革新が、時代を超越したデザインと上質なクラフツマンシップに融合した形を改めて示します。
ポロ競技場から高級時計製造へ - 進化するアイコン
1931年に制作されたレベルソは、ファッショナブルな「スポーツ・ジェントルマン」の要望を満たすようにデザインされました。1858年から1947年までのイギリス統治時代に、インドでポロ競技に興じていた軍将校らによって、ポロ競技の過酷さに耐えられる時計を制作してほしいという要望が出されました。その答えが、デザイン性と機能性を巧みに組み合わせたレベルソでした。レベルソは、まもなく多種多様な職業のお洒落好きな人たちに愛用されるようになり、男性用および女性用の新しいバリエーションの登場によって、すぐに当初のスポーツモデルとしての用途を超えるようになりました。そのアイコニックな反転式ケース(歴史的特許 CH159982)と特徴的なアールデコ調のラインは決して変わることはなく、レベルソは世界で最も有名な腕時計の1つとなりました。
レベルソは、スタイルと機能が巧みに統合したモデルとして誕生しました。アールデコの美学に根ざしたレベルソはまた、ジャガー・ルクルトの専門技術による機械的革新を体現しています。製造当初からレベルソのキャリバーは長方形のケースの曲線に沿うように設計されており、スペースを十分に活用することは、キャリバーの精度を最大限に高めるための画期的なアプローチでした。1931年、レベルソは独特な長方形のケースで、高級時計における革新と評価されました。ケースの形状に合わせたキャリバーを搭載し、衝撃や湿度、経年劣化からキャリバーを保護するために専用のケースリングがセットされていました。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_1202.jpg技術的挑戦を乗り越えたマニュファクチュールは、1990年代初頭に再び技術的挑戦に積極的に取り組み、レベルソにハイコンプリケーションを搭載しました。1991年、60周年を記念して発表されたレベルソ・ソワサンティエムはパワーリザーブと日付表示を備え、さらに初めてサファイアクリスタルのケースバックを採用することで、その貴重な機構を眺められるようになりました。その後10年の間に、5つの偉大な伝統的複雑機構が再解釈され、ムーブメントの構造や視覚的な表示が長方形のレベルソのケースに合わせて再構築されました。そして2001年、さらに10年の時を経て、レベルソ・セプタンティエムが発表されました。
レベルソ生誕90周年にあたる2021年、ジャガー・ルクルトはレベルソ・トリビュート・ノナンティエムを制作しました。レベルソに心躍る斬新なスタイル・ランゲージをもたらしたモデルは、時計製造において最も馴染み深い複雑機構をまったく新しい外観で表現しました。
表ダイヤルには新色を採用、裏面にはエナメルとラッカーの装飾
美しさと洗練されたクラフツマンシップを追求し続けるレベルソ・トリビュート・ノナンティエム・エナメルの新しい解釈は、エレガントなサンレイブラッシュ仕上げを施したグレーダイヤルと豊かな装飾をあしらった裏面が特徴です。細長い植字インデックス、ドーフィン針、レールウェイ ミニッツトラックといったレベルソ・トリビュートのシンプルなデザインは、複雑機構を際立たせています。12時位置に配された「グランドデイト」表示は、ケースとダイヤルの長方形に呼応する ピンクゴールドカラーの植字フレームによって引き立てられ、ダイヤルの下半分にあるスモールセコンドカウンターの内側には、ディープブルーの空に浮かぶ星々を背景にしたムーンフェイズが表示されています。これらのディテールの色は、裏ダイヤルの色と呼応しており、クラシカルでエレガントなデザインを演出しています。
ケースを回転させると、星空の美しさに包まれたノナンティエム独自の目を楽しませるディスプレイが現れます。ダイヤルには、サイズの異なる2つの丸い開口部が数字の8の字のように重なり合って配置され、ケースの上部と下部の縁にあしらわれた装飾と同じゴドロンで囲まれています。上部の小さな開口部には、ホワイトを背景にデジタルセミジャンピングアワーが、時間表示の下には、大きな開口部の回転ディスクに分が表示され、表示を部分的に隠す3/4プレートには、深みのあるブルーラッカー仕上げが施されています。小さなピンクゴールド製の星はラッカーの表面に写され、夜空を表現しています。中央の小さな円の中では、ポリッシュ仕上げの太陽と月が、地平線の上を通過しながら昼と夜を示します。水平線の下の半円はギョーシェ彫りの太陽光線で装飾され、下部の開口部全体を18Kピンクゴールド製ビーズの輪が縁取っています。
初代ノナンティエムではピンクゴールドが一面に広がり、表示を囲んでいた大きな面は、星を散りばめた豊かなブルーのエナメルを何層にも重ねることで、星降る夜空へと姿を変えました。緯度と経度のラインは手持ち式のレーザーでエングレービングされ、ピンクゴールド製ケースの下地を浮かび上がらせています。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_1021.jpg革新的な機械技術によって生まれ変わった伝統的な複雑機構
時計の両面で同じ時刻を表示し、243個の部品で構成されるキャリバー826は、レベルソ・トリビュート・ノナンティエム・エナメルのために特別に考案され、開発、生産、組み立てのすべてが自社内で行われました。ケースの形状に合わせてムーブメントを設計するというジャガー・ルクルトの哲学を考えると、これまで円形ムーブメントのために考案されていた複雑機構を長方形のレベルソのために設計することは特別な挑戦でした。2021年、グランドデイト表示をダイヤル上部の限られたスペースに収めるため、ジャガー・ルクルトのエンジニアは、通常のように2枚のディスクを「重ねる」のではなく、小さな2枚の隣り合うディスク(1枚は1~9の単位用、もう1枚は10、20、30の単位用)で構成したまったく新しい機構を開発しました。1桁の日付が終わるとき、単位用ディスクの小さなフックがもう1枚のディスクに引っ掛かり、それを回転させて2桁の数字(10、11、12など)を作り出します。この特許取得済みの発明には、日付を表す2つの数字のうち、一方が他方よりわずかに下にずれることなく、まったく同じ高さで表示されるというさらなる利点があります。
ここ数十年はほとんど採用されていなかったデジタルアワーの複雑機構ですが、1930年代にはグランメゾンの時計職人たちによって一部のキャリバーに組み込まれていました。ジャガー・ルクルトのエンジニアは、より緩やかでエレガントな移り変わりを可能にするため、瞬時にジャンプする機構ではなく、セミジャンピング機構を採用しました。また、瞬時にジャンプする場合は急激で大きなエネルギーが必要なため、この選択はパワーリザーブの保護にもつながります。
90本限定で生産されるレベルソ・トリビュート・ノナンティエム・エナメルの新しい解釈は、レベルソの永遠性と汎用性、そして革新的な機械技術と卓越性とともに、職人技と創造性に対するグランメゾンの絶え間ない専心の姿勢を際立たせています。
/sites/default/files/newsImage1/s01_1165.jpgReverso Tribute Nonantieme Enamel
レベルソ・トリビュート・ノナンティエム・エナメル
Ref:Q71125E1
ケースサイズ:49.40×29.90mm
ケース厚:11.72mm
ケース素材:18Kピンクゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:ブラックアリゲーター、ピンクゴールドの交換可能なピンバックル
ムーブメント:手巻、Cal.826(ジャガー・ルクルト製)、42時間パワーリザーブ
仕様:時・分・秒(スモールセコンド)表示(表)、グランドデイト(表)、ムーンフェイズ(表)、デジタルセミジャンピングアワー(裏)、ディスクでの分表示(裏)、ナイト&デイ表示(裏)、サンレイ仕上げグレーダイヤル(表)、ブルーエナメルダイヤル(裏)
限定:90本
価格:要お問い合わせ
時代に左右されない現代性を放つレベルソのユニークな反転式ケースとアールデコのデザインを際立たせ、ジャガー・ルクルトが2025年の新作として、レベルソ・トリビュート・デュオ・スモールセコンドの2つの新作バージョンをウォッチズ アンド ワンダーズ ジュネーブ 2025にて発表しました。ピュアブラックと鮮やかなブルーから選択でき、裏ダイヤルのデザインも一新されたこの新作モデルは、1930年代の初代レベルソモデルに採用されたカラーダイヤルへのオマージュです。
ポロのインスピレーションからタイムレスなアイコンへ
1931年に制作されたレベルソは、ファッショナブルな「スポーツ・ジェントルマン」の要望を満たすようにデザインされました。1858年から1947年までのイギリス統治時代に、インドでポロ競技に興じていた軍将校らによって、ポロ競技の過酷さに耐えられる時計を制作してほしいという要望が出されました。その答えが、デザイン性と機能性を巧みに組み合わせたレベルソでした。レベルソは、すぐに多種多様な職業のお洒落好きな人たちに愛用されるようになり、男性用および女性用の新しいバリエーションの登場によって、すぐに当初のスポーツモデルとしての用途を超えるようになりました。そのアイコニックな反転式ケース(歴史的特許 CH159982)と特徴的なアールデコ調のラインは決して変わることはなく、レベルソは世界で最も有名な腕時計の1つとなりました。
レベルソは、スタイルと機能が巧みに融合したモデルとして誕生しました。アールデコの美学に根ざしたレベルソはまた、ジャガー・ルクルトの専門技術による機械的革新を体現しています。製造当初からレベルソのキャリバーは長方形のケースの曲線に沿うように設計されており、これはスペースを十分に活用することで、キャリバーの精度を最大限に高めるための画期的なアプローチでした。1931年、レベルソは独特な長方形のケースで、高級時計における革新と評価されました。ケースの形状に合わせたキャリバーを搭載し、衝撃や湿度、経年劣化からキャリバーを保護するために専用のケースリングがセットされていました。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_1203.jpg技術的挑戦を乗り越えたマニュファクチュールは、1990年代初頭に再び技術的挑戦に積極的に取り組み、レベルソにハイコンプリケーションを搭載しました。1994年、2つ目のダイヤルを配すために裏側を初めて使用し、デュオフェイス(歴史的特許EP0633514)を発表しました。単なるスタイルのコントラストにとどまらず、それぞれのダイヤルが異なる機能を搭載することによって2つのフェイスが新たなクリエイティブの可能性を開き、美的表現および時計製造の独創性において、レベルソを真のキャンバスに変えました。このタイムピースの優れた点は、背中合わせに配置された2つのダイヤルです。それぞれのダイヤルの針は反対方向に回転しながらも、1つのムーブメントによって駆動しています。デュオフェイス キャリバーは、裏表の針の回転を逆転させるために2つ目の輪列を採用し、両方のダイヤルで独立した時刻調整を可能にしています。表の分針に接続された歯車が裏側に動きを伝えながら、別の機構がタイムゾーンの調整を行います。
このレガシーを受け継ぎ、2025年、レベルソ・トリビュート・デュオ・スモールセコンドは、それぞれのダイヤルに異なるタイムゾーンを表示します。さらに、表ダイヤルにはスモールセコンド表示、裏ダイヤルには24時間ナイト&デイ表示を備えています。レベルソの長方形ケースにフィットするように作られた手巻キャリバー854は、両ダイヤルの分表示と表ダイヤルの時間表示をリューズで 調整できるように設計されています。一方、セカンドタイムゾーンの時間は、上部のケースバンドにセットされた小さなスライダーで調整します。スライダーは、ケースをキャリッジから取り外して裏返した時以外はまったく見えないため、完璧に洗練されたケースデザインを保ちます。キャリッジの内側の表面にはサンレイ仕上げのパターンがくっきりと描き出されており、時計を裏返した時も見た目を楽しむことができます。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_1022.jpg1930年代の初代レベルソにオマージュを捧げた新しいダイヤルカラーとピュアな美しさ
レベルソ・デュオの2つのダイヤルで示されるデュアルタイムゾーンとトリビュート コレクションの洗練されたデザインを兼ね備えた新しい2つのレベルソ・トリビュート・デュオ・スモールセコンドは、初期のレベルソ モデルと同様にスチール製ケースを採用しています。レベルソの誕生から1年も経たずして、ジャガー・ルクルトは要望に応じたカラーダイヤルを発表し、流線型のデザインに華やかさを添えました。ピュアブラックまたは鮮やかなブルーのサンレイ仕上げダイヤルを備えたこの2つの新作モデルは、1931年の初代レベルソのブラックダイヤルへのオマージュであると同時に当時の色使いを思い起こさせ、レベルソのストーリーをさらに豊かなものにしています。ブルーダイヤルのラッカー仕上げは、高度な技術を必要とする複雑な作業です。色付き透明ラッカーを24層塗り重ねることで視覚的な深みを与え、カラーを永久的に定着させます。すべての層は手作業で塗布され、次の層を塗る前には入念に乾燥させなければなりません。
象徴的デザインのレベルソ・トリビュートのダイヤルも、1930年代に発表された初代モデルの純粋さを思い起こさせます。時間を表示するのは数字ではなく植字インデックス。細長いシェイプとファセットを施した輪郭が視覚的な奥行きを与え、ドーフィン針のフォルムと呼応します。セコンドトラックが円を描くスモールセコンドは6時位置に配置されており、ダイヤルやケースの直線的なデザインと対照を成しています。
より洗練されて現代的なスタイルに一新された裏ダイヤルは、円と直線の間の緊張感を表現し、全体を統一するサンレイ仕上げの背景は、光を受けて絶えず変化するシルバーの色調を映し出しています。細長いインデックスのダブルラインは、ダイヤルの上下に配されたシグネチャーの3つのゴドロン装飾と呼応し、6時位置に配された24時間サブダイヤルを際立たせています。
レベルソ・トリビュート・デュオ・スモールセコンドの2つの新作モデルには、ダイヤルの色に合わせた2種類の交換可能なストラップが付属しています。デザインを手がけたのは、ポロと乗馬用ブーツで世界的に有名なアルゼンチンのメーカー、カーサ・ファリアーノ。ひとつはレザーとキャンバスを組み合わせたスタイル。カーサ・ファリアーノが夏のポロ用に作るキャンバスとレザー製ブーツからインスピレーションを得ました。もう1つは全体をカーフレザーで制作したストラップです。
レベルソ・トリビュート コレクションに新たに加わったモデルは、アールデコ デザインの優れた実用性を強調しており、ジャガー・ルクルトは時代を超えたデザイン性と優れた機構を融合させ、永遠のクラシックとなる完璧なまでに現代的な時計を誕生させました。
/sites/default/files/newsImage1/s01_1166.jpgReverso Tribute Duoface Small Seconds
レベルソ・トリビュート・デュオ・スモールセコンド
Ref:Q398847J
ケースサイズ:47.00×28.30mm
ケース厚:10.34mm
ケース素材:ステンレススチール
防水性:3気圧
ストラップ:カーサ・ファリアーノがデザインした交換可能なストラップ2本(ブラックカーフレザー、グレーキャンバス&カーフスキン)、ステンレススチールの交換可能なダブルフォールディングクラスプ
ムーブメント:手巻、Cal.854(ジャガー・ルクルト製)、42時間パワーリザーブ
仕様:時・分・秒(スモールセコンド)表示(表)、第2時間帯(裏)、24時間表示(裏)、サンレイ仕上げブラックダイヤル(表)、サンレイ仕上げシルバーカラーダイヤル(裏)
価格:2,129,600円(税込)
Reverso Tribute Duoface Small Seconds
レベルソ・トリビュート・デュオ・スモールセコンド
Ref:Q3988481
ケースサイズ:47.00×28.30mm
ケース厚:10.34mm
ケース素材:ステンレススチール
防水性:3気圧
ストラップ:カーサ・ファリアーノがデザインした交換可能なストラップ2本(ブルーカーフレザー、ブルーキャンバス&カーフスキン)、ステンレススチールの交換可能なダブルフォールディングクラスプ
ムーブメント:手巻、Cal.854(ジャガー・ルクルト製)、42時間パワーリザーブ
仕様:時・分・秒(スモールセコンド)表示(表)、第2時間帯(裏)、24時間表示(裏)、サンレイ仕上げブルーラッカーダイヤル(表)、サンレイ仕上げシルバーカラーダイヤル(裏)
価格:2,129,600円(税込)
ジャガー・ルクルトが2025年の新作として、レベルソの原点であるポロスポーツを讃えて、レベルソ・トリビュート・エナメル シリーズから4つの新作をウォッチズ アンド ワンダーズ ジュネーブ 2025にて発表しました。馬の力強さと美しさを表現したこれらのタイムピースは、世界最高の文学作品であり、芸術作品でもあるペルシャの叙事詩『シャー・ナーメ』にオマージュを捧げています。ペルシャ発祥の細密画の歴史に敬意を表して、各タイムピースのケースバックには、16世紀に制作され、タフマースブ1世に捧げられた壮麗版『シャー・ナーメ』に収められた挿絵がミニチュアサイズで再現されています。ポロから誕生した初代レベルソのように、これらのタイムピースでもポロの起源を伝える物語が語られます。ポロスポーツの本質を捉えると共に、エナメル細密画の技を通じてポロが発祥した古代ペルシャへオマージュを捧げています。新しいタイムピースには、エナメル細密画、パイヨンエナメル装飾、グラン・フー・エナメル、ギヨーシェ彫りの4つの伝統工芸が駆使されており、ジュウ渓谷にあるジャガー・ルクルトのマニュファクチュールであるメティエ・ラール™工房に集結した技術と才能を再確認させてくれます。
ポロスポーツを通じて馬にオマージュを捧げる
1931年に制作されたレベルソは、ファッショナブルな「スポーツ・ジェントルマン」の要望を満たすようにデザインされました。1858年から1947年までのイギリス統治時代に、インドでポロ競技に興じていた軍将校らによって、ポロ競技の過酷さに耐えられる時計を制作してほしいという要望が出されました。その答えが、デザイン性と機能性を巧みに組み合わせたレベルソでした。レベルソは、すぐに多種多様な職業のお洒落好きな人たちに愛用されるようになり、男性用および女性用の新しいバリエーションの登場によって、すぐに当初のスポーツモデルとしての用途を超えるようになりました。そのアイコニックな反転式ケース(歴史的特許 CH159982)と特徴的なアールデコ調のラインは決して変わることはなく、レベルソは世界で最も有名な腕時計の1つとなりました。
しかしながら、『シャー・ナーメ』で描かれているように、ポロの起源はイギリス領時代よりもはるか昔の古代ペルシャにまで遡ります。馬は神聖なものとして崇められ、ペルシャ文化に欠かせないものであり、戦闘、狩猟、スポーツなどの活動の主たる要素でした。馬と騎手が協力して行うポロが初めて記録として登場したのは、2000年以上前のペルシャでのことでした。ポロスポーツがインドに広まると、貴族たちは熱狂的な競技者となり、社会生活に必要不可欠なものとなりました。このような環境の中で、セザール・ド・トレーは、この高貴な古代スポーツの伝統をさりげなく伝える時計、レベルソを創作するインスピレーションを得ました。
ペルシャ文化とエナメル細密画の長年にわたる関係
レベルソのデザインは、ポロ競技場での実用的な機能を超えて、予想外のメリットをもたらしました。その何も描かれていない金属の裏面は、当時ラッカーやエングレービングなどによるパーソナライズに最適なキャンバスとなりました。インドでポロ競技に興じていた将校たちは、レベルソのタイムピースを注文する際に、インド王宮を訪問する時にも身に着けられるよう、紋章やイニシャルをあしらいました。さらに発展して、東洋の細密画の伝統に深く根ざした芸術形式であるインドの細密画を時計の裏蓋に再現するように求める人たちも現れました。
ジャガー・ルクルトはこれらの過去の挑戦を称え、伝統的なエナメル技法を改良し、レベルソのサイズに合わせ、その歴史上最も複雑で感動的な複数のタイムピースを誕生させました。数十年に渡って、エナメル加工はレベルソとともに進化を続け、さまざまな文化やテーマを讃えるために絶えず形を変え、ジャガー・ルクルトの創造的表現の中心となる技術であり続けています。
ジャガー・ルクルト博物館には、1936年と1949年に遡るこの職人技が傑出した2つのモデル、インドの王女を描いたレベルソ「インディアン・ビューティー」と、ヒンドゥー教の神ラマを表現したレベルソ「ラマ」が所蔵されています。これらの傑作は、レベルソ・トリビュート・エナメル ‘シャー・ナーメ’によって今日まで受け継がれている豊かな芸術的遺産の始まりを示しています。
レベルソがポロから誕生したのと同じように、これらの最新のタイムピースもまたその起源の物語を語っています。このスポーツがペルシャ発祥であること、およびメゾンがペルシャ文化、特に『シャー・ナーメ』を見出すきっかけとなったエナメル細密画の不朽の芸術性の両方に敬意を表しています。『王の書』としても知られるこのペルシャの叙事詩は、詩人フェルドウスィーによって977年から1010年までの20年余りをかけて書かれました。50,000の押韻連句から成り、ペルシャの神話的な始まりから642年のアラブ人による征服まで、ペルシャの統治者たちの歴史を記録しています。
『シャー・ナーメ』の最も壮麗な版の1つは、タフマースブ1世に捧げられた写本で、258点の挿絵が収められており、その1つ1つがペルシャ細密画の最高傑作であると考えられています。ペルシャの最も偉大な芸術家2世代によって制作されたこの版は、1568年にオスマン帝国のスルタン、セリム2世に贈呈され、数世紀にわたってトプカプ宮殿に保管されていました。1970年代に製本された写本は解体され、現在ではその二つ折り版(フォリオ)が世界中の博物館や個人のコレクションに分散しています。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_1204.jpg精巧な職人技が讃える、ペルシャの細密画とマニュファクチュールのメティエ・ラール™工房
ペルシャ細密画は、不透明な水彩絵の具、インク、銀、さまざまな形の金を使って紙に描かれます。その名前に反して、サイズは小さくなく、装飾写本と一緒に綴じられる「本と同サイズ」が一般的です。細密画は13世紀以降ペルシャで栄え、『タフマースブ1世のシャー・ナーメ(Shah Tahmasp Shahmaneh)』が制作された16世紀に頂点に達し、ムガル帝国(インド)にも伝わりました。精巧に描かれた作品の豊かな伝統こそが、レベルソの裏蓋にペルシャ細密画のエナメル加工を施す要望が多くあった理由であり、またこれによって、細密画の芸術を身に着けながら、保存し、披露する特別な方法を提供しています。ペルシャ細密画は、明るく混じりのない色合いで描かれた平坦で多層的なスタイルが特徴で、被写体の衣装や背景の風景、建物の細部にまで細心の注意が払われています。
メゾンの芸術と文化に対するビジョンを表現したレベルソ・トリビュート・エナメル ‘シャー・ ナーメ’ シリーズは、エナメル細密画、グラン・フー・エナメル、パイヨンエナメル装飾、ギョーシェ彫りという4つの卓越した技を通してペルシャ細密画を再解釈し、マニュファクチュールのメティエ・ラール™工房で育まれている才能と技術を華麗に披露しています。
ケースバックの装飾における最初の課題は、極細の線で描かれ、細かいディテールがぎっしり詰まった48×32cmのオリジナル作品を小型化し、2cm²の表面に再現することでした。さらに、神話の世界の夢のような感覚や物語の状況を再現し、その豊かな色彩をそのまま写し取る必要もありました。
タイムピースのエナメル画は、繊細な金箔(24k、999.9)を対象となるモチーフの形とサイズに合わせて慎重にカットするパイヨンエナメル装飾の技法によって、さらに進化を遂げています。これは、オリジナルのペルシャ細密画における金箔を使用した豊かで光沢のある金色を実現する伝統的な技法へのオマージュです。このパイヨン(破片)をエナメル加工する表面に手作業で慎重に置いていきます。この高度な技術を要する作業では、ケースバック1つを制作するのにエナメル細密画およびパイヨンエナメル装飾の工程で100時間を要します。
それぞれの時計の表ダイヤルには、100年前の手回し旋盤で仕上げられたギョーシェ彫りの基盤にグラン・フー・エナメルが施されており、ケースバックの細密画に呼応するような芸術性を見て取ることができます。レベルソ・トリビュートのシンプルなデザインコードによって、ギョーシェ模様の美しさとエナメルの豊かな色彩が最大限に引き立てられています。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_1023.jpg4つの卓越した絵画を4つのカラフルなダイヤルで再現
『シャー・ナーメ』はペルシャの歴史を神話、伝説、歴史の3部構成で描いています。レベルソ・トリビュート・エナメル シリーズに選ばれた4つの絵画は、伝説の部の物語を描いたものであり、それぞれで馬が大きな役割を果たし、ペルシャ文化における馬の重要性を示しています。
アフラースィヤーブの前でポロをするシヤーヴァシュ(メトロポリタン美術館、ニューヨーク)
挿絵フォリオ180ページ、カシム・イブン・アリ作、1525-30年頃
この絵は、ポロについてはっきりと言及されている点が珍しく、制作当時のサファヴィー朝宮廷におけるポロの重要性を強調しています。『シャー・ナーメ』の第2部では、2つの伝説的なペルシャの地域が激しいライバル関係にありました。そこで、トゥラン王アフラースィヤーブはポロの試合を提案し、シヤーヴァシュは果敢にそれを受け入れ、最終的に勝利しました。絵に描かれた空の鮮やかなブルーを反映し、このモデルのダイヤルにはサンレイ仕上げギョーシェ彫り模様の上に鮮やかなブルーのグラン・フー・エナメルが施されています。120本のラインに7時間、さらにエナメル加工に8時間という緻密な作業で仕上げられています。
ドラゴンに扮したファリドゥンが息子たちを試す(アガ・カーン美術館、トロント)
挿絵フォリオ42ページ、アカ・ミラーク作、1525-35年頃
フェルドウスィーの詩では、ペルシャ王ファリドゥンが三人の息子の性格を密かに測るために、自らをアズダハ(伝説のドラゴン)に変身させたとされています。火を吐く怪物と対峙したとき、1人目の息子は逃げ、2人目の息子は戦う姿勢を見せ、3人目の息子は冷静さを保ち、統治に必要な知恵と勇気を示しました。この絵に描かれた場面は、ペルシャ文化におけるリーダーシップと親孝行の美徳を象徴しています。タイムピースのダイヤルは、120本の線から成る複雑なヘリンボーン模様のギョーシェ彫りで装飾されており、7時間もの細心の職人技で仕上げられています。デザインの上には、ライトブルーの半透明のグラン・フー・エナメルの層が施されており、息子たちがドラゴンと対峙する絵に描かれた風景の色と調和しています。
サームがアルブルズ山にやってくる(イスラム美術館、ベルリン)
挿絵フォリオ63ページ、作者不明(スルタン・ムハンマドが手がけたとされている)、1535年頃
尊敬を集める戦士だったサームは、生まれたばかりの息子ザルをアルブルズ山に置き去りにしました。ザルの白い髪は悪魔憑きのしるしだと考えられていたからです。山頂に住む伝説の鳥シムルグは、その子に優しく接し、賢い青年に育てました。数年後、後悔の念に駆られたサームは、許しを求め、息子を取り戻すためにアルブルズ山に登りました。ザルとサームの再会の場面は、許し、神の介入、父と息子の絆などのテーマを反映しています。絵画の多様なグリーンの色合いを反映し、時計のダイヤルには32本の正確な線で構成された波模様のギョーシェ彫りが施されています。この複雑なデザインの上には、半透明グリーンのグラン・フー・エナメルが施されており、7時間もの細心の職人技で仕上げられています。
ルスタムがオナガーに扮したアクヴァンを追う(アガ・カーン美術館)
挿絵フォリオ294ページ、ムザッファル・アリ作、1530-35年頃
ペルシャの民間伝承で最も有名な戦士であるルスタムは、自分の馬を脅かしていたオナガー(野生のロバ)を倒すようシャー(王)から依頼を受けます。ザルの息子であり、サームの孫であるルスタムは、ペルシャ神話の英雄たちの系譜を継承しており、自身の偉業を先祖の偉業と深く結びつけています。この絵では、ルスタムは野生のロバを投げ縄で捕まえようとしています。投げ縄がオナガーの首に触れると、オナガーは消え、その正体が悪魔のアクヴァンであることが明らかになります。絵に描かれた植物の鮮やかな色合いを引き立てるように、このモデルのダイヤルには複雑なギョーシェ彫りのひし形パターンの上に濃いグリーンのグラン・フー・エナメルが施されています。980本のラインを備え、7時間もの細心の職人技で仕上げられています。
レベルソ・トリビュート・エナメル ‘シャー・ナーメ’は、レベルソの起源の物語だけでなく、壮大な芸術および文学作品に崇高な敬意を表しています。高級時計製造と、ギヨーシェ彫り、グラン・フー・エナメル、パイヨンエナメル装飾、エナメル細密画などの装飾工芸を見事に融合したこのたぐい稀な4本の時計シリーズは、それぞれ10点限定で発売されます。
/sites/default/files/newsImage1/s01_1167.jpgReverso Tribute Enamel Shahnameh - Siyavush Plays Polo Before Afrasiyab
レベルソ・トリビュート・エナメル ‘シャー・ナーメ’ - アフラースィヤーブの前でポロをするシヤーヴァシュ
Ref:Q39334S1
ケースサイズ:45.60×27.40mm
ケース厚:9.73mm
ケース素材:18Kホワイトゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:ブラックアリゲーター、18Kホワイトゴールドの交換可能なダブルフォールディングクラスプ
ムーブメント:手巻、Cal.822(ジャガー・ルクルト製)、42時間パワーリザーブ
仕様:時・分表示、サンレイ仕上げギョーシェ彫り模様のグラン・フー・エナメルダイヤル、ケースバックに細密画グラン・フー・エナメルとパイヨンエナメル装飾
限定:10本
価格:要お問い合わせ
Reverso Tribute Enamel Shahnameh - Faridun Tests His Sons
レベルソ・トリビュート・エナメル ‘シャー・ナーメ’ - ファリドゥンが息子たちを試す
Ref:Q39334S2
ケースサイズ:45.60×27.40mm
ケース厚:9.73mm
ケース素材:18Kホワイトゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:ブラックアリゲーター、18Kホワイトゴールドの交換可能なダブルフォールディングクラスプ
ムーブメント:手巻、Cal.822(ジャガー・ルクルト製)、42時間パワーリザーブ
仕様:時・分表示、ヘリンボーン模様ギョーシェ彫りのグラン・フー・エナメルダイヤル、ケースバックに細密画グラン・フー・エナメルとパイヨンエナメル装飾
限定:10本
価格:要お問い合わせ
Reverso Tribute Enamel Shahnameh - Saam Comes To Alburz
レベルソ・トリビュート・エナメル ‘シャー・ナーメ’ - サームがアルブルズ山にやってくる
Ref:Q39334S3
ケースサイズ:45.60×27.40mm
ケース厚:9.73mm
ケース素材:18Kホワイトゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:ブラックアリゲーター、18Kホワイトゴールドの交換可能なダブルフォールディングクラスプ
ムーブメント:手巻、Cal.822(ジャガー・ルクルト製)、42時間パワーリザーブ
仕様:時・分表示、波模様ギョーシェ彫りのグラン・フー・エナメルダイヤル、ケースバックに細密画グラン・フー・エナメルとパイヨンエナメル装飾
限定:10本
価格:要お問い合わせ
Reverso Tribute Enamel Shahnameh - Rustam Pursues Akvan
レベルソ・トリビュート・エナメル ‘シャー・ナーメ’ - ルスタムがアクヴァンを追う
Ref:Q39334S4
ケースサイズ:45.60×27.40mm
ケース厚:9.73mm
ケース素材:18Kホワイトゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:ブラックアリゲーター、18Kホワイトゴールドの交換可能なダブルフォールディングクラスプ
ムーブメント:手巻、Cal.822(ジャガー・ルクルト製)、42時間パワーリザーブ
仕様:時・分表示、菱形パターンギョーシェ彫りのグラン・フー・エナメルダイヤル、ケースバックに細密画グラン・フー・エナメルとパイヨンエナメル装飾
限定:10本
価格:要お問い合わせ
アールデコデザインのアイコンとして知られるレベルソは、フェミニンなレベルソ・ワン コレクションに代表されるように、芸術的な装飾のための特別なキャンバスとなっています。2025年の新作としてジャガー・ルクルトが、2023年に初めて制作されたエナメルとジェムセッティングの傑作、レベルソ・ワン・プレシャスカラーズの新たな解釈をウォッチズ アンド ワンダーズ ジュネーブ 2025にて発表しました。18Kホワイトゴールド製ケースに収められたこの新作は、世界10本限定生産です。
アールデコの幾何学にインスパイアされたデザイン
1931年に初めて発表されたレベルソは、アールデコのデザインの真髄を体現するモデルです。当初はポロ競技用に考案されたものでしたが、発売から1周年を迎える前から女性用モデルも制作されるようになりました。デザインと機能を実用的かつエレガントに融合させたメタル製ケースバックの余白部分は、刻印メッセージやラッカー仕上げのモチーフで、着用者が自由にパーソナライズをできるようになっていました。発表当初から、メゾンは反転式ケース(歴史的特許 CH159982)がもたらす創造的な機会を探求し、発展させることによって装飾の芸術を解き放ちました。
その起源へのオマージュとして、レベルソ・ワン・プレシャスカラーズの豊かな装飾が施されたケースは、アールデコ様式に敬意を表しています。1920年代半ばに始まり、1925年にパリで開催された現代産業装飾芸術国際博覧会で誕生したアールデコの動きは、第一次世界大戦後の劇的な社会および文化の変化を受けて発展しました。組織化の原理としてシンプルで力強いラインを強調した、エネルギーにあふれたすっきりとしたエレガンスは、社会のあらゆる側面に浸透した新しい自由と快楽主義の感覚を反映していました。表面の装飾には、シェブロンとジグザグを形成する、平行線と直線的なモチーフが繰り返し使用され、カラーブロックと光沢のあるメタルアクセントによって増幅し、魅力的な視覚的ダイナミズムを生み出しています。
ジャガー・ルクルトのメティエ・ラール™工房に所属する才能あふれる職人たちは、希少なクラフツマンシップへの評価の高まりを称え、このようなデザイン要素を解釈し、レベルソ・ワン・プレシャスカラーズに採用しました。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_1205.jpg卓越した装飾工芸
ケースバック全体を覆い、ケースサイドをシームレスに取り囲みダイヤルを縁取る、きらめく幾何学模様が施されたレベルソ・ワン・プレシャスカラーズは、細密画グラン・フー・エナメルとダイヤモンドのセッティングの技術を融合させたモデルです。この装飾を作り上げる工程は複雑かつ高度な技術を要し、各技法の完全な習得に加え、さまざまな工芸技術の完璧な調整が必要となります。
まず、ジェムセッティングが施される場所は、絶対的な精度で描かれなければなりません。エナメル加工を施す残りの部分をくり抜き、完全に均一で平らな表面を作り、エナメルの深さ、つまり色の濃さにばらつきが出ないようにします。まず、エナメル加工の始めに、ホワイトゴールド製ケースをフォンダン・エナメルで密封し、焼成します。次に、何も描かれていない表面を作成するため、エナメル職人が不透明なホワイトエナメルを2層塗り、その都度、乾燥と焼成を行います。そして、目だけを頼りに、幾何学的なデザインの形を作り始めます。ジェムセッティングする長方形の盛り上がりは、エナメル加工する三角形や長方形の角度とサイズを決定する際の基準として用いられます。この複雑なパターンでは、隣り合う形状がまったく同じでないことが不可欠であり、ケースサイドからダイヤルのエッジまでシームレスに続くデザインでは、その工程はさらに困難なものとなります。
パターンが確定したら、色付けを始めます。エナメル職人は、各カラーの深みと濃さが完全に満足いくものになるまで、極細セーブルブラシを使用して表面全体を手塗りし、さまざまなカラーブロックを制作していきます。カラーの焼成が完了したら、透明な淡い色をさらに重ねていきます。この最終的なコーティングは、カラーを保持し、深みを与えます。続いて、非常に耐久性に優れたこの表面が、手作業で研磨されて光沢のある見た目となり、ガラス板のような仕上がりになります。ジュネーブ技法として知られる、透明エナメルの層で保護された細密画。この複雑な技法を習得するには、通常5年にわたるエナメル加工の経験が必要です。
レベルソ・ワン・プレシャスカラーズのケースサイドの凸面とケースバックの平らな面を同時にエナメル加工することは特に困難です。なぜなら、2つの部分で焼成中の密着性を高めるためにエナメルの密度を変える必要があるためです。同様に困難なのが色の作成です。芸術家がパレットで行うのと同じように、エナメル職人はさまざまな酸化物顔料を混ぜ合わせて希望の色を作り出します。ただし、グラン・フー・エナメルの場合、800℃で焼成すると一部の顔料が変化し、予想どおりに色が混ざらなくなるめ、出来上がりは予測がつきません。エナメル職人が結果を正確に予測できるようになるためには、長年の経験と入念な研究が必要です。レベルソ・ワン・プレシャスカラーズのケースには、最大15回の焼成と、200℃での複数の段階での乾燥が必要となり、焼成の間の乾燥時間を除いても、エナメル加工には60時間を要します。
エナメル加工後、レベルソのケースはジェムセッターに引き渡されます。ジェムセッターは、ダイヤモンドが完璧にセットされるように絶対的な精度で作業する必要があります。グレインセッティング技術を使用し、平らな金属の表面からホワイトゴールドの小さな爪を持ち上げて、それぞれの石を所定の位置に固定します。この作業は、完成したエナメルを壊したり、カラーフィールドを定めた直線を横切ったり、宝石がセットされたエリアを分断したりせずに行われる必要があります。レベルソ・ワン・プレシャスカラーズを彩る合計277個(1.59カラット)のダイヤモンドのセッティングには、40時間にも及ぶ緻密な作業が必要です。
ジャガー・ルクルトがマニュファクチュール内に独自の装飾工芸工房を持ち、複数のスキルを1つの屋根の下に集めることの大きなメリットは、さまざまな職人が密接に協力してアイデアを交換し合い、互いの創造的なエネルギーを共有できることです。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_1024.jpgレベルソ・ワン・プレシャスカラーズの新解釈
ダイヤルを外側に向けたレベルソ・ワン・プレシャスカラーズは、エレガントな存在感を放ち、 ホワイト・マザー・オブ・パールの柔らかな輝きが、フレームを囲むエナメルカラーの輝きと、ダイヤモンドをセッティングしたゴドロンとラグの輝きを引き立てています。ダイヤルには、レベルソ・ワンのジュエリーモデルのシグネチャーである4つの角を示す細いブラケット、転写された数字、ドーフィン針といったディテールが備わっています。リューズにはダイヤモンドがリバースセッティングされ、光沢仕上げのホワイトアリゲーターストラップが手首にフィットします。
レベルソ・ワン・プレシャスカラーズは、反転式ケースを裏返すと、ブリリアントカットのホワイトダイヤモンドが6色のエナメルを引き立てるハイジュエリーになります。アールデコ様式を象徴するグレー、モーブ、ピンクのニュアンスを持つ3色のパステルカラーが、ケースのホワイトゴールドを引き立て、ダークパープル、ホワイト、イエローのコントラストが、奥行きと動きのある目の錯覚を増幅させます。イエローとピンクの使用は、エナメルの顔料の中でも、グラン・フーの工程に必要な高温で焼成したときに、最も予測しにくい顔料であることから、特に注目されています。
ケース内に収められたレベルソ・ワン・プレシャスカラーズを駆動するムーブメント、手巻きキャリバー846は、マニュファクチュール ジャガー・ルクルト内で開発、製造されたものです。レベルソ専用に作られたものであり、完璧な製品を目指すジャガー・ルクルトの哲学に従って、長方形ケースの輪郭に合わせて形作られています。
ジャガー・ルクルトの優れた装飾工芸とジュエリー技術を改めて示し、機能性、デザイン性、そして高級時計製造を巧みに融合させたこのレベルソの大胆でフェミニンな解釈は、ジュエリーとして身に着けることも、時を告げる時計として身に着けることも可能にしています。
/sites/default/files/newsImage1/s01_1168.jpgReverso One Precious Colours
レベルソ・ワン・プレシャスカラーズ
Ref:Q3293433
ケースサイズ:40.00×20.00mm
ケース厚:9.09mm
ケース素材:18Kホワイトゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:ホワイトアリゲーター、18Kホワイトゴールドの交換可能なダブルフォールディングバックル
ムーブメント:手巻、Cal.846(ジャガー・ルクルト製)、50時間パワーリザーブ
仕様:時・分表示、マザー・オブ・パールダイヤル、ケースバックに細密画グラン・フー・エナメルとダイヤモンド、ダイヤモンド277個(約1.59カラット)
限定:10本
価格:要お問い合わせ
2021年、ジャガー・ルクルトはレベルソ・ワン・プレシャスフラワー シリーズを発表しました。このシリーズは、高級時計製造、芸術的技巧、高級ジュエリーのコードを融合させたモデルとして、レベルソ・ワンのケースに鮮やかな色彩と比類ない洗練をもたらしました。そして、2025年の新作としてジャガー・ルクルトが、卓越した美しさを誇る2つの新モデル、レベルソ・ワン・プレシャスフラワー - グリーンアルムと、レベルソ・ワン・プレシャスフラワー - パープルアルムをウォッチズ アンド ワンダーズ ジュネーブ 2025にて発表しました。花の美しさを追求した両モデルは、ケースに18Kピンクゴールドを使用し、それぞれ世界10本限定で生産されます。
芸術的技巧と象徴的なレベルソのケースが融合したインスピレーション溢れるコレクション
1931年に初めて発表されたレベルソは、アールデコのデザインの真髄を体現するモデルです。当初はポロ競技のために作られたものでしたが、発売1周年を待たずして、女性用モデルも制作されるようになりました。デザインと機能を実用的かつエレガントに融合させたメタル製ケースバックの余白部分は、刻印メッセージやラッカー仕上げのモチーフで、着用者が自由にパーソナライズをできるようになっていました。発表当初から、メゾンは反転式ケース(歴史的特許 CH159982)がもたらす創造的な機会を探求し、発展させることによって装飾の芸術を解き放ちました。
レベルソ・ワンのケースは、より薄く細長いプロポーションを誇り、豊かな色彩とジェムストーンが彩る理想的なキャンバスとなりました。ダイヤル側からは、裏側の華麗な装飾をわずかにうかがうことができます。繊細なマザー・オブ・パールを背景に、ダイヤルの四隅にはブラケットがあしらわれ、その内側にレベルソ・ワンのシグネチャーフォントによる数字が配されています。ゴドロンとラグにはグレインセッティングされたダイヤモンドの輝きが際立ち、巻き上げリューズにはダイヤモンドがリバースセッティングされています。
詩的でフェミニンな花をテーマに表現したレベルソ・ワン・プレシャスフラワー シリーズは、ホワイトリリーや色鮮やかなアルム、トロピカルなバーズ・オブ・パラダイス、ハイビスカスなど、徐々にその種類を増やしてきました。それぞれのモデルは、エナメル装飾、パイヨンエナメル装飾、エングレービング、ラッカー仕上げ、ジェムセッティングなど、モデルによって異なる技法で華麗に装飾された唯一無二の芸術品です。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_1206.jpgシャンルヴェ・エナメルとダイヤモンドセッティングの技
2025年のレベルソ・ワン・プレシャスフラワーは、鮮やかなエナメルカラーとブリリアントカット ダイヤモンドの弾けるような美しさを表現しています。色とりどりのアルムのブーケを作り上げるグラン・フー・シャンルヴェ・エナメル技法は5段階の厳しい工程からなり、初めに花や葉の輪郭のみを残して金属表面をくりぬきます。浅くくりぬかれた部分に粉末状のガラスエナメルを充填し、摂氏800℃の高温で焼成します。エナメルと焼成は10回まで重ねられ、塗布する度に焼成が行われます。こうして求める色調のニュアンス、色の濃さ、深みを出していきます。この技術を習得するには、少なくとも2年間の厳しい訓練と経験が必要です。熟練したエナメル職人は、エナメルを窯から取り出す正確なタイミングを、ほとんど本能的に知っており、加熱中に変化することが多い顔料の気泡やひび割れなどの不具合を避け、求める色彩を引き出すことができます。
ダイヤモンドを組み込んだデザインの場合、ジェムセッティングはエナメル加工が完了してから行われます。金属の柔軟性を必要とするジェムセッティングに対し、ピンクゴールドは焼成によって硬化するため、作業の難易度は非常に高いものとなります。また、わずかなミスが膨大な時間をかけて行われたエナメル加工を傷つけてしまうおそれがあるため、並外れた精度が求められます。プレシャスフラワーのケースにセッティングされるダイヤモンドには、グレインセッティングとスノーセッティングの両方の技法が用いられます。グレインセッティングはダイヤルを縁取り、ケースの幾何学的な形状を際立たせ、スノーセッティングはエナメルモチーフの花と葉の間のメタル部分に変化を与えます。セッティングする部分の形状に合わせてさまざまな大きさのダイヤモンドを配置するスノーセッティング技法は、ほとんど途切れなく続く光と輝きの表面を作り出し、エナメルの新鮮な色彩を際立たせます。
工芸技術の向上とアイデアの共有をサポートするため、ジャガー・ルクルトはマニュファクチュール内にジェムセッティング、エングレービング、そしてさまざまなエナメル技法を実践する専用のメティエ・ラール™(レア・ハンドクラフト)工房を設けています。このように密接な関係で作業をすることで、装飾のない金属の表面が華やかなジュエリーへと変貌を遂げる工程全体を通して、工房のさまざまな専門職人たちが必要な話し合いや交流を可能としています。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_1025.jpgレベルソ・ワン・プレシャスフラワー グリーンアルム
綿密に調整された長期にわたる工程において、グリーンアルム モデルは結集された3つの異なる芸術的技法によって誕生しました。グリーンのグラン・フー・シャンルヴェ・エナメルの工程だけでも、緻密な作業に15時間もの時間を要します。花と葉を取り囲むような合計409個(2.59カラット)のダイヤモンドは、スノーセッティングとグレインセッティングという45時間を要する技法を用いて、巧妙な技で丹念にセッティングされています。
エナメルの鮮やかなグリーンとコントラストをなし、モチーフに深みを与えているのは、花と葉の間に塗られたブラックラッカーです。絶対的な精度が要求されるこの作業で、ラッカーを施した素材の断片を、はめ込む空間の正確な形と大きさに切断し、所定の位置に固定します。
レベルソ・ワン・プレシャスフラワー パープルアルム
パープルアルムは、制作に合計30時間を要するパープル、ピンク、グリーンのグラン・フー・シャンルヴェ・エナメルによる素晴らしいカメオがあしらわれたモデルです。花のデザインは、曲線と角をカバーしながら、裏蓋からベゼルまでケース側面をシームレスに包み込み、スノーセッティングのダイヤモンドがモチーフ全体を覆います。徹底した精度で行われた合計637個(2.12カラット)のダイヤモンドのスノーセッティングとグレインセッティングは、完成までに95時間を要しています。
これらの高度に専門化された技術により、レベルソ・ワン・プレシャスフラワーの2つの新作は、自然と女性らしさを讃える見事なタイムピースに生まれ変わりました。タイムピースは、エナメルカラーを引き立てる光沢仕上げのアリゲーターストラップが採用され、レベルソのために特別に製作されたジャガー・ルクルト製手巻ムーブメント、キャリバー846がグランメゾンの卓越した時計製造技術をさらに際立たせています。
マニュファクチュールが持つ時計製造のノウハウ、芸術的なクラフツマンシップ、そしてジュエリー制作の技術を証明するレベルソ・ワンの新作タイムピースは、ジャガー・ルクルトにインスピレー ションを与え続ける女性たちへのオマージュです。
/sites/default/files/newsImage1/s01_1169.jpgReverso One Precious Flowers - Green Arum
レベルソ・ワン・プレシャスフラワー - グリーンアルム
Ref:Q3292434
ケースサイズ:40.00×20.00mm
ケース厚:9.09mm
ケース素材:18Kピンクゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:光沢仕上げのグリーンアリゲーター、18Kピンクゴールドの交換可能なダブルフォールディングバックル
ムーブメント:手巻、Cal.846(ジャガー・ルクルト製)、50時間パワーリザーブ
仕様:時・分表示、マザー・オブ・パールダイヤル、ケースバックにエナメルとダイヤモンドとラッカー、ブリリアントカット ダイヤモンド409個(2.59カラット)
限定:10本
価格:要お問い合わせ
Reverso One Precious Flowers - Purple Arum
レベルソ・ワン・プレシャスフラワー - パープルアルム
Ref:Q3292435
ケースサイズ:40.00×20.00mm
ケース厚:9.09mm
ケース素材:18Kピンクゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:光沢仕上げのパープルアリゲーター、18Kピンクゴールドの交換可能なダブルフォールディングバックル
ムーブメント:手巻、Cal.846(ジャガー・ルクルト製)、50時間パワーリザーブ
仕様:時・分表示、マザー・オブ・パールダイヤル、ケースバックにエナメルとダイヤモンド、ブリリアントカット ダイヤモンド637個(2.12カラット)
限定:10本
価格:要お問い合わせ