Watches & Wonders Geneva 2025にて、ショパールが2025年の新作として、ジュネーブ時計学校（EHG）の創立200周年を記念し、18Kエシカルローズゴールド製ウォッチの新作「L.U.C ヘリテージ EHG ムーン 122」を発表しました。ショパール マニュファクチュールの卓越した職人技を象徴するこの20本限定モデルには、クロノメーター認定を得た新たな手巻きキャリバー「L.U.C 63.04-L」が搭載され、権威あるジュネーブ・シールの品質認証が付与されています。また、122年に1日の誤差という驚異的な精度を誇る高精度なアストロノミカルムーンフェイズ機構を備えており、星座が描かれたエレガントなアベンチュリン製文字盤がナチュラルな夜空の美しさを見事に表現しています。代々受け継がれてきた時計製造技術の伝統とその継承へのオマージュを込めた「L.U.C ヘリテージ EHG ムーン 122」ウォッチは、次世代の時計職人を育成するというショパールの真摯な取り組みを証明しています。

天文学的精度を誇るムーンフェイズ搭載ムーブメント

「L.U.C」コレクションのキャリバーはすべて、ショパールのオートオルロジュリー工房で製作されています。ショパール マニュファクチュールで培われた卓越の職人技により、技術的にも美的にもユニークなタイムピースが次々と生み出されています。「L.U.C ヘリテージ EHG ムーン 122」の駆動を司る「L.U.C 63.04-L」ムーブメントは、手巻きキャリバー「L.U.C 63.01-L」のバリエーションモデルで、そのクロノメトリックな精度は、スイス公式クロノメーター検定局（COSC）による認定を受けています。今回初めて、メゾンのアストロノミカルムーンフェイズモジュールが、この高精度キャリバーに搭載されました。2年7ヵ月ごとに調整が必要な標準仕様のムーンフェイズとは異なり、アストロノミカルムーンフェイズは、122年45日に1度、1日分のみの調整を可能にしています。新月から次の新月までの月周期において、実際の月の軌道とショパールのアストロノミカルムーンフェイズとの誤差はわずか57秒で、これはマニュファクチュールの熟練時計職人が成し遂げた真の技術的偉業といえるでしょう。

時計製造技術の継承におけるショパールの取り組み

　2024年、ジュネーブ時計学校（EHG）は創立200周年を迎えました。オートオルロジュリーにおける専門技術の継承に特化したこの教育機関と、2004年以来のパートナーシップを築いてきたショパールは、今回「L.U.C ヘリテージ EHG ムーン 122」を発表しました。この傑出した新作ウォッチに搭載されているムーブメントは、4年の学びを締めくくるEHGの学生たちの卒業制作用ウォッチのためにショパールが供給しているムーブメントから着想を得て製作されました。時計製造のコミュニティーの拡大、伝統的な専門技術の次世代への継承、そして何世代にもわたる学生たちの意欲向上を一貫して実現するEHGの使命に対して、ショパールはこのような方法で協力しています。

　20年以上にわたり、ショパールはEHGと共同開発した“スクールキャリバー（L.U.C 06.01-L：L.U.C 63.01-L開発のインスピレーション源であるムーブメント）”を、EHGの最終学年の学生12名に毎年提供してきました。ショパールとEHGとの協議により、完成品と半完成品の部品キットが製作され、同校の教育プログラムの一環として、学生たちはムーブメントの装飾技術と操作技術の双方を磨く機会を得ることができます。EHGの200周年を記念し、ショパールとEHGは、時計修理工になるために、さらに1年間の追加研修を希望する学生たちに向け、アストロノミカルムーンフェイズモジュールをベースキャリバーに追加することを決定しました。

　EHGとのコラボレーションをはじめとして、ショパールの時計製造トレーニングへの取り組みは、業界において高く評価されており、2024年には、「テクニカルセンター」部門において「最優秀トレーニング企業賞（Best Training Company Prize）」を受賞、2008年には「応用技術」部門においても受賞を果たしています。

　ショパール共同社長カール‐フリードリッヒ・ショイフレは、時計製造技術の伝統の継承について、次のように述べています。「私たちの家族の歴史はショパールの礎であり、それは職人たちによって築かれ、世代から世代へと受け継がれてきました。こうして培われた専門的な技術は極めて貴重なものであり、トレーニングは先代から受け継がれてきた時計製造技術と宝飾品の装飾技術を継承する唯一の方法なのです。この継承なくして、オートオルロジュリーの美学を追求する職業の未来はありません」。

マニュファクチュールの時計製造のヘリテージにインスピレーションを得て生まれたタイムピース

　オートオルロジュリーの伝統とそれを継承する必要性を体現したこの洗練されたムーブメントは、同様にメゾンの時計製造のヘリテージからインスピレーションを得たケースに収めることが然るべきでした。伝統と現代性を兼ね備えたこの18Kエシカルローズゴールド製ケースは、ショパール創業者であるルイ‐ユリス・ショパールが19世紀にデザインした懐中時計のハンターケースの丸みを帯びたフォルムを彷彿とさせます。そのため、この新作モデルの名称には、“ヘリテージ（Heritage）”という言葉が付与されています。ミドルケースには、エレガントなサテン仕上げとバーティカルブラッシュ仕上げ、ベゼルとケースバックには鏡面仕上げが施されています。ポリッシュ仕上げのラグが独特な溶接方法で接合され、初期のリストウォッチを彷彿とさせます。さらに、メゾンの伝統を象徴するディテールとして、リューズには歴史的なショパールのロゴを想起させるデザインのL.U.Cロゴがあしらわれています。

　ショパール マニュファクチュールの熟練職人の手作業によって、3時位置のアストロノミカルムーンフェイズには、ローズゴールド＆アベンチュリン製インジケーターの上にハンマー加工および彫金を施した月が描かれ、月の周期が魅力的な解釈で表現されています。9時位置には、同様に細心の注意を払った卓越の職人技によって、北極点から地球を眺めた独創的な視点が再現されています。ゴールドでミニチュアの地球の彫金が施され、インテンスブルーのラッカーで満たされた海が、その描写に立体感とエレガンスを加味しています。さらにホワイトの転写加工が施された北半球の星座を主に描いたアベンチュリン製文字盤が、ゴールドのベースと相俟って、この類まれなムーンフェイズの幻想的な美に完璧な仕上げをもたらしています。

　洗練と卓越を極めたこの丸みを帯びた曲線美が際立つタイムピースには、メゾンの自社製ムーブメントが搭載され、精巧な手作業による仕上げが施されており、その美しさは誉れ高いジュネーブ・シールの品質保証によって証明されています。オートオルロジュリーの真髄を愛してやまないコレクターの心を奪うこの新作ウォッチは、シリアルナンバー入り20本限定で販売されます。

「L.U.C ヘリテージ EHG ムーン 122」は、傑出したタイムピースというだけでなく、その名称に付された“EHG”からも分かるように、ジュネーブ時計学校とショパールとの長きにわたるパートナーシップへのオマージュであり、オートオルロジュリーの職人技を次世代へと継承していくというメゾンの確固たるコミットメントを象徴しています。

L.U.C Heritage EHG Moon 122
L.U.C ヘリテージ EHG ムーン 122

Ref：161988-5001
ケース径：44.0mm
ケース厚：12.7mm
ケース素材：18Kエシカルローズゴールド
防水性：30m
ストラップ：同系色のステッチを施したブルーカーフレザー、18Kエシカルローズゴールド製フォールディングバックル
ムーブメント：手巻き、Cal.L.U.C 63.04-L、約60時間パワーリザーブ、毎時21,600振動(3Hz)、20石
仕様：時・分表示、3時位置にムーンフェイズ表示、9時位置にスモールセコンド、ストップセコンド機能、ブルーアベンチュリン製文字盤、シースルーケースバック
限定：世界限定20本
予価：13,629,000円(税込)

　ショパールが2025年の新作として、Watches & Wonders Geneva 2025にて、3つの新しい「ハッピースポーツ」を発表しました。

「ハッピースポーツ」は、果敢に自らの道を歩む女性に捧げるタイムピースです。1993年のローンチ以来、躍動感あふれるムービングダイヤモンドが魅惑のスペクタクルを奏で、ショパールのウォッチアイコンに託されたエネルギーを体現してきました。シーズンを迎えるごとに多彩なカラーパレットを展開し、その遊び心にあふれた本質を際立たせ、ジョワ・ド・ヴィーヴル：生きる歓びを永遠に称えるタイムピースです。今回登場する3本の新作モデルは、いずれも25本のリミテッドエディションであり、ライラックカラーのレピドライト、グリーンの色調のマラカイト、そしてディープブルーのアベンチュリンで美しく飾られた文字盤では、ムービングダイヤモンドが輝かしいダンスを繰り広げます。ウォッチメイキングの卓越性とジュエリーメイキングの芸術性を見事に融合するアトリエのノウハウを象徴したタイムピースは、33㎜径の18Kエシカルイエロー、ホワイト、またはローズゴールド製ケースで登場します。黄金比による調和の原則に基づいてデザインされたこのモデルには、自社製造の自動巻きムーブメント「Chopard 09.01-C」が搭載されています。

プロポーションと色彩が奏でるシンフォニー

　直径33mmのケースを備えた3本の新作モデルは、美の調和である黄金比の原則にインスピレーションを得ています。メゾンにとって何よりも最も重要なことはバランス感覚です。女性たちの日常生活のあらゆるシーンに寄り添うようデザインされたウォッチ「ハッピースポーツ」は、いかなる状況でも第二の肌のように、しっくりと快適に着用できる時計でなければなりません。

　また、これらのクリエイションでは、装飾ストーンを用いた文字盤製作におけるショパールの卓越した技術が余すところなく披露されています。1960年後半から、メゾンのアトリエでは、マラカイトやオパール、タイガーズアイといった天然石が持つ美しい色彩を用い、このトレンドを追求してきました。これまで、数々のタイムピースにおいて、その伝統が実証されてきましたが、「ハッピースポーツ」コレクションに装飾ストーン製文字盤の技術が採用されるのは、今作が初となります。さらに、レピドライトの採用は、マニュファクチュールの全コレクションにおける装飾ストーン製ダイヤルの製造においても革新的であり、常に優れた新素材を探し求める職人たちのダイナミズムを明確に物語るものです。

ディープブルーが織りなす天空のタペストリー

　アベンチュリンガラスは、きらめく粒子が散りばめられた鮮やかなディープブルーが特徴で、エレガンスの新境地へと誘います。マジカルな星空を想起させるアベンチュリンによって、手首には魅惑的な宇宙が広がります。エシカルホワイトゴールドとダイヤモンドセットベゼルのピュアな輝きに包まれた文字盤には美しい天空が現れ、サファイアをあしらったファセットカットのリューズがその美をさらに際立てています。そして、文字盤のリッチな色合いと光沢感あるブルーアリゲーターストラップが見事に調和します。細部に至るまで丹念に作られた「ハッピースポーツ」は、磨き抜かれたセンス、クラフツマンシップと宇宙の広大さにオマージュを捧げる作品です。

ヴィヴィッドなグリーンキャンバス

「ハッピースポーツ」はマラカイトグリーンの魅惑的な美しさで新たな輝きを見出します。一つひとつのストーンを彩るその豊かな緑の縞模様によって、ふたつとして同じ文字盤は存在せず、それぞれのタイムピースが唯一無二の芸術作品となります。この素晴らしい装飾ストーンの深みある多彩な色調は、温かな18Kエシカルイエローゴールドのカラーと対を成し、カラーとテクスチャーの美しいハーモニーを奏でています。鮮やかなグリーンツァボライトを配したファセットカットのリューズが、このタイムピースのナチュラルな魅力を引き立て、光沢感あるグリーンレザーストラップによって、さりげなくも洗練されたデザインを完成させています。この「ハッピースポーツ」は、単なる腕時計にとどまらず、保護、変容、富、そして名声のシンボルなのです。

フェミニンで柔らかなライラックの世界

「ハッピースポーツ」ウォッチは、偶然性と運動エネルギーの作用で自由に動き回るムービングダイヤモンドを通じて、その人自身の動きを鏡のようにいきいきと映し出します。その舞台として新たに採用されたレピドライトは、静謐と安らぎを象徴する上質な天然石であり、独特のうろこ状のテクスチャーが、ライラック、モーブ、パープル、プラムの見事な色調のスペクトルを生み出しています。この華やかなカラーテーマは、リューズにセットされたアメシストと、光沢感のあるアリゲーターレザーの非常にフェミニンなライラックカラーのストラップにも引き継がれています。

機械式時計が誇る性能

　ケース径に黄金比を用いたメゾンのレディスウォッチコレクションには、自動巻きムーブメント「Chopard 09.01-C」が搭載されています。この33mm径の「ハッピースポーツ」は、緩やかなカーブを描くライン、包み込むようなシルエットが際立つラウンドプロポーションで、手首にぴったりとなじみます。42時間のパワーリザーブを備えたタイムピースは、自社の時計アトリエで開発から製造、組み立てのすべてを手掛けたキャリバーが鼓動を刻みます。その精度は、1分1秒が貴重な目まぐるしいライフスタイルを送る女性にとって、最高の味方となるでしょう。時計としての性能と、ジュエリーとしてのデザインを同等に極めたマニュファクチュールの完璧な実例である「ハッピースポーツ」は、職人たちの熟練の技術を見事に体現しています。

エシカルゴールド製クリエイション

　ゴールドは単なるプレシャスメタルではなく、代々受け継がれてきた家族経営のメゾンであるショパールが守り続けてきた価値観を担う存在です。2018年以来、ショパールは時計とジュエリーの製造に100％エシカルゴールドの使用を掲げ、サステナブルラグジュアリーのパイオニアとして歩みを進めてきました。倫理的で責任ある基盤の上に建てられた素晴らしい劇場で、役者たちは舞台に立つ準備を整えているのです ― まさに、満を持して登場するムービングダイヤモンド。

ムービングダイヤモンドを擁するタリスマンウォッチ

　文字盤の上で自在に動く5石のムービングダイヤモンド。着用する女性の軽やかな動きに合わせ、絶え間なく自由に変化する光とエレガンスの心躍る競演が永遠に続きます。5石のダイヤモンドは、無限の幸福を約束する象徴であり、良い前触れや絶妙なバランスを表す印のようなもの。「ハッピースポーツ」の完璧なプロポーションと呼応する見事なダイヤモンドの舞は、ダイヤモンドセットのベゼルによって、さらに美しさが引き立てられています。あらゆるレベルにおける完璧性が、絶え間なく変化し続ける感情のパレットに色彩豊かな舞台を提供します。手首にまとうタリスマンから女性たちへ、“Be Happy”のメッセージとともに。

Happy Sport
ハッピースポーツ

Ref：275378-1003
ケース径：33.00mm
ケース厚：10.98mm
ケース素材：18Kエシカルホワイトゴールド
防水性：30m
ストラップ：光沢感あるダークブルーのアリゲーター、18Kエシカルホワイトゴールド製ピンバックル
ムーブメント：自動巻き、Cal.Chopard 09.01-C、約42時間パワーリザーブ、毎時25,200振動(3.5Hz)、27石
仕様：時・分・秒表示、アベンチュリン製文字盤、5石のムービングダイヤモンド、サファイアを配したファセットカットの18Kエシカルホワイトゴールド製リューズ、ダイヤモンドセットの18Kエシカルホワイトゴールド製ベゼル、シースルーケースバック
限定：世界限定25本、ショパールブティック限定
予価：4,477,000円(税込)

Happy Sport
ハッピースポーツ

Ref：275378-0001
ケース径：33.00mm
ケース厚：10.98mm
ケース素材：18Kエシカルイエローゴールド
防水性：30m
ストラップ：光沢感あるグリーンのアリゲーター、18Kエシカルイエローゴールド製ピンバックル
ムーブメント：自動巻き、Cal.Chopard 09.01-C、約42時間パワーリザーブ、毎時25,200振動(3.5Hz)、27石
仕様：時・分・秒表示、マラカイト製文字盤、5石のムービングダイヤモンド、ツァボライトを配したファセットカットの18Kエシカルイエローゴールド製リューズ、ダイヤモンドセットの18Kエシカルイエローゴールド製ベゼル、シースルーケースバック
限定：世界限定25本、ショパールブティック限定
予価：4,576,000円(税込)

Happy Sport
ハッピースポーツ

Ref：275378-5010
ケース径：33.00mm
ケース厚：10.98mm
ケース素材：18Kエシカルローズゴールド
防水性：30m
ストラップ：光沢感あるライラックトーンのアリゲーター、18Kエシカルローズゴールド製ピンバックル
ムーブメント：自動巻き、Cal.Chopard 09.01-C、約42時間パワーリザーブ、毎時25,200振動(3.5Hz)、27石
仕様：時・分・秒表示、レピドライト製文字盤、5石のムービングダイヤモンド、アメジストを配したファセットカットの18Kエシカルローズゴールド製リューズ、ダイヤモンドセットの18Kエシカルローズゴールド製ベゼル、シースルーケースバック
限定：世界限定25本、ショパールブティック限定
予価：4,477,000円(税込)

　ショパールが2025年の新作として、Watches & Wonders Geneva 2025にて、36mm径の「ハッピースポーツ」の最新モデルを発表しました。

　大胆に日々を謳歌する女性をイメージした「ハッピースポーツ」コレクション。1993年のローンチ以来、ショパールのシグネチャーとして広く愛されるムービングダイヤモンドが魅せるダンスが、エフォートレスなダイナミズムを体現してきました。今回、このアイコンウォッチに現代的でフレッシュなカーキグリーン文字盤が登場しました。サファリの美しさに着想を得た色調が、さりげなくモダンな魅力を演出。温かみのあるローズゴールドカラーのインデックスと針がエレガントなコントラストを生み出し、洗練された輝きで色彩の奥行きを際立たせます。最新作となる36mm径の「ハッピースポーツ オートマティック」は、ルーセントスティール™に繊細なゴールドのアクセントを添えて冒険と華やかさをシームレスに融合させ、真のスタイルに限界などないことを改めて証明しています。

日々に寄り添うタイムピース

　今回登場した「ハッピースポーツ」は、カーキグリーンの文字盤が印象的なスポーツシックでエレガントなモデルです。ウルドゥー語とペルシア語で“土埃”を意味する単語に由来する「カーキ」は、元来19世紀に、特に乾燥地帯で使用された軍服の色を指す言葉でした。耐久性と冒険を連想させることから、力強さと洗練の両方をバランスよく備えたタイムピースには、理想的な選択であるといえるでしょう。オリーブグリーンカラーのトルマリンがセットされたエシカルローズゴールドのファセットリューズが文字盤を引き立て、洗練された雰囲気を醸し出します。また、ベージュのステッチが施されたマットブラウンのカーフスキンストラップが、スポーティでありながらも可憐な美しさを際立たせています。遊び心に満ちたムービングダイヤモンドのエレガントなデザインは、コレクションが伝統とするしなやかさと冒険心とを結びつけ、アクティブなシーンにもフォーマルなシーンにも、万能に調和します。

耐久性とエレガンスの両立：ルーセントスティール™＆18Kエシカルゴールド

　優れた硬度を誇るルーセントスティール™と18Kエシカルローズゴールドを組み合わせた36mm径の「ハッピースポーツ」は、力強さと優美さの絶妙なバランスが構築されています。コレクションの特徴であるバイカラー素材の組み合わせは、タイムピースのオールラウンドな持ち味を反映し、耐久性とエレガンスをシームレスに両立しています。4年にわたる研究開発を経て、80％以上のリサイクル率で製造されるルーセントスティール™は、卓越した輝きと抗アレルギー性、従来のステンレススティールの1.5倍の硬度を実現しています。

　ラグに配されたファセットを施したカボションなど、さりげないゴールドのアクセントが、技術革新とタイムレスな美しさが共存する洗練されたクリエイションに、完璧な仕上がりをもたらしています。2018年以来、ショパールはゴールド製の時計とジュエリー製造に100％エシカルゴールドを使用しており、メゾンの先駆的な取り組みである「サステナブル・ラグジュアリーへの旅」をさらに確かなものにしています。

ムービングダイヤモンド

　1993年、キャロライン・ショイフレは時代のエスプリを見事に捉え、スティールとダイヤモンドを組み合わせた、かつてないスポーツウォッチを考案しました。「ハッピースポーツ」は、大胆なビジョンから誕生し、以来、ジョワ・ド・ヴィーヴル：生きる歓びと自由なスピリットのもと、女性たちが日々、自分の生きる道を追求し、憧れる女性像を目指す姿を称賛し続けてきました。「ハッピースポーツ」ウォッチでは、1976年に新発想のコンセプトの初代プロトタイプを目にしたキャロライン・ショイフレの母が感嘆して発した“自由であるほうが幸せ”なムービングダイヤモンドが、魅惑的な舞台を創造し、目にする者をいつでも楽しませてくれます。その舞台で主役を務めるのは、時計を身にまとう女性たちであり、彼女たちの動きによってムービングダイヤモンドに生命が吹き込まれ、新たなシーンが生まれるのです。20世紀に女性が獲得した自由の力強いメタファーであるこのコレクションは、いきいきと躍動する生命力を鮮やかに映し出し、発表以来、幾度となく新たな変貌を遂げてきました。

Happy Sport
ハッピースポーツ

Ref：278559-6028
ケース径：36.00mm
ケース厚：12.15mm
ケース素材：ルーセントスティール™
防水性：30m
ストラップ：マットブラウンのカーフスキン、ルーセントスティール™製ピンバックル
ムーブメント：自動巻き、約42時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)、25石
仕様：時・分・秒表示、4時と5時の間に日付表示、フロステッドテクスチャーのカーキカラー文字盤、7石のムービングダイヤモンド、グリーントルマリンをセットしたファセットカットの18Kエシカルローズゴールド製リューズ、シースルーケースバック
予価：1,485,000円(税込)

　ショパールが2025年の新作として、Watches & Wonders Geneva 2025にて「ルール・ドゥ・ディアマン ムーンフェイズ」を発表しました。

「ルール・ドゥ・ディアマン」の新作タイムピースで主役となるコンプリケーションは、ウォッチメイキングにおいて最も詩情豊かな複雑機構として知られるムーンフェイズです。クラウンセッティング技術を駆使し、さらに輝きを増したダイヤモンドと、アベンチュリンガラスのニュアンスに富む煌めきが、月齢表示を彩ります。時計製造とジュエリーメイキングの両分野における専門技術を融合させたショパールの洗練性は、新たに登場した自動巻きムーブメント「Chopard 09.02-C」にも反映されています。

新たなムーンフェイズムーブメント

「ルール・ドゥ・ディアマン」コレクションに複雑機構が搭載されるのは、今作が初となります。外径20.40mm、厚さ4.60mmというサイズ、169の部品で構成される新しい自社製自動巻きキャリバー「Chopard 09.02-C」は、コンパクトなレディスウォッチのケースに、すっきりと格納することができます。アベンチュリン製のディスクは、驚くべき精度で月齢を表示します。マニュファクチュールの優れた職人が手がけるムーンフェイズ表示は高い精度を誇り、月周期毎の時間差はわずか57.2秒であるため、実際の月相と1日のずれが生じるまでには、122年かかることになります。その時に初めて、調整が必要となります。

アベンチュリンガラス：天空の至宝

　メゾンの職人らが宇宙の美から着想を得た装飾は、ロマンあふれる複雑機構の美しさをさらに引き立てます。アベンチュリンガラスのブルー文字盤に、輝く光が散りばめられたタイムピースは、銀河の広大さと神秘を思い起こさせます。煌めくインクルージョンは星のように見えるだけでなく、アベンチュリンガラスには、偶然がもたらした産物であるというストーリーが存在します。17世紀、イタリア・ムラーノの工房で、ある職人が溶解したガラスの中に、銅の削りくずを誤って落としてしまいました。その結果として生まれた新素材は、イタリア語で偶然を意味する「peravventura」にちなみ、「アベンチュリン」と名付けられました。「ルール・ドゥ・ディアマン」の伝統である色鮮やかな文字盤にはこれまで、マラカイト、オパール、タイガーアイ、オニキスといったさまざまな色調のハードストーンが採用されてきましたが、今回、新たにアベンチュリンガラスが新素材として加わりました。

光がもたらす効果とクラウンセッティング

　ショイフレ家のジュエリーウォッチのノウハウを反映した文字盤を光輪のように取り囲むダイヤモンドの輝きは、ショパール独自のジェムセッティング技術により、いっそう際立っています。クラウンセッティングは、光の透過を最大化することで宝石の輝きを高め、華やかな光の効果で眩い輝きを放ちます。カール・ショイフレが考案したこのセッティングでは、V字型の爪が、表からは目にすることのないレース細工の下地のように、ダイヤモンドを支えています。不透明なメタルの存在に邪魔されることなく、ダイヤモンドの純粋な輝きを余すことなく引き出す「ルール・ドゥ・ディアマン」は、時代を超越した優美さで、永遠のかけらを表現しています。

創造性あふれる専門技術の継承

　かつてない軽やかさで造形された偉大なクラシックが放つ輝きを、現代的な気品というプリズムを通して表現した「ルール・ドゥ・ディアマン」は、ショパールのエスプリを見事に具現化したコレクションのひとつです。1960年代のモダニズムにインスパイアされた時計とジュエリーのコレクションは、カール＆カリン・ショイフレの起業家としての才能と、脈々と受け継がれてきたジュエリーにおける独自の専門知識の融合によって誕生しました。

L'Heure du Diamant Moonphase
ルール・ドゥ・ディアマン ムーンフェイズ

Ref：139445-1001
ケース径：35.75mm
ケース厚：9.60mm
ケース素材：18Kエシカルホワイトゴールド
防水性：30m
ストラップ：ネイビーブルーのアリゲーターレザー、ダイヤモンドセットの18Kエシカルホワイトゴールド製バックル
ムーブメント：自動巻き、Cal.Chopard 09.02-C、約42時間パワーリザーブ、毎時25,200振動(3.5Hz)、27石
仕様：時・分表示、ムーンフェイズ、ミッドナイトブルーのアベンチュリンガラス製文字盤、インデックスとムーンフェイズ表示窓外周にブリリアントカットダイヤモンドをセット、ブリオレットカットダイヤモンドを配した18Kエシカルホワイトゴールド製リューズ、ブリリアントカットダイヤモンドをセットした18Kエシカルホワイトゴールド製のベゼルとラグ、シースルーケースバック
限定：ショパールブティック限定
予価：15,829,000円(税込)

　Watches & Wonders Geneva 2025にてボーム＆メルシエが2025年の新作として、リビエラ コレクションから4つの新たなクロノグラフを発表しました。

　卓越した技術とデザインを組み合わせたタイムピースを提供するボーム＆メルシエは、時の流れの一つ一つの瞬間を映し取り人生の大切な時間を祝う喜びをお届けします。リビエラ コレクションを通じて、メゾンは写真家のように人生の希少な一瞬を映し出します。一瞬の動きとそれにより沸き起こる感動に光をあてます。時間は視点、アングル、焦点、決定的なシャッターチャンス、美学の探求、多くの面を秘めています。精度は挑戦であり、技術はパワー、ディテールのこだわりは卓越性、スタイルはシグネチャーとなります。ボーム＆メルシエは1830年の創業以来、技術的な経験とデザイン感性により皆様の人生の多くの瞬間を共有し表現してきました。さてクロノグラフ以上にそれらの瞬間を胸躍るものにするウォッチがあるでしょうか。このような密度の高い瞬間を表現するリビエラ コレクションに2025年6月から4つの新しいクロノグラフが加わります。4モデルはモダンとヴィンテージ、両方のスタイルを併せ持っています。

瞬間のパワーの炸裂、感動のマジック、時の流れを浮き彫りにする

　誰もが抱く思い出の瞬間に捧げる新モデルは、リビエラ クロノグラフ フライバック（M0A10828）、リビエラ クロノグラフ デイト（M0A10827）、リビエラ クロノグラフ デイデイト（M0A10825とM0A10826）です。心の中の思い出とその瞬間を雄弁に物語ります。このクロノグラフを腕につける紳士は時と人生を自ら設計することができます。自信を持って自ら選んだウォッチを信頼し期待し、人生のあらゆる瞬間を共有します。ウォッチの信頼性と品質を確信するのは、200年近く続く時計ブランドの卓越性とメゾンのヘリテージを認識しているからです。

　現代の紳士たちにとって時間は貴重なもの。一秒の違いも大きな影響を与えます。感動と共に心をとらえる瞬間の鋭さ、跳躍力、厳格に停止すること。ヴィンテージスタイルの高級クロノグラフ、リビエラ M0A10828は、フライバック、タキメーター、テレメーター機能を駆使してストップウォッチのパフォーマンスに挑戦します。このように心を鼓舞する約束を前に、人はさらなるパフォーマンスと心の躍動を求めます。生きている実感に包まれます。

　リビエラ M0A10827の1950年代風の白黒のダイヤルは、人生のバランス、調和、美しさ、コントラストを表しています。クロノグラフはその見事な機能により、これを腕に着用する人に新たな挑戦を促します。

　ブラックダイヤルのリビエラ M0A10825とブルーダイヤルのリビエラ M0A10826のそれぞれのクロノグラフは大いに活躍の場を得ることでしょう。今回のモデルは現在の43mmのモデルを継承し、より薄くして着け心地を改善しています。41mmのケースにクロノグラフカウンターが並び、計測への挑戦に挑みます。

フランスの避暑地リビエラにインスパイアされたスポーツシックを体現

　リビエラ コレクションのスポーツシックというスタイルはフランスの避暑地リビエラにインスパイアされ、その多彩な魅力を表現しています。12角形のケースとベゼルが立体感をパワフルに打ち出します。繊細な輝きを放つ明るいダイヤルはコントラストカラーを引き立て、リビエラの植物や岩、海とボヘミアン風のシックな雰囲気を漂わせます。この土地でのライフスタイルはくつろぎ、穏やかな生活、自由の尊重。それらを純粋で細やかな表現で自然な洗練されたデザインにまとめています。

　リビエラの新しいクロノグラフはこのマジックのような地域の美しい風景、砂浜での日光浴やリラックスした時間、マリンスポーツや賑やかなパーティなど人生のくつろぎの時間を思わせます。高性能なタイムピースの精度と信頼性により、これらの時間は忘れられないものになります。

ボーム＆メルシエのクロノグラフのアート

　ボーム＆メルシエの歴史はクロノグラフの開発と進化に彩られています。イギリスのキュー天文台コンクールを始めとする多くの有名なコンクールで受賞を重ねています。1887年にはスプリットセコンド クロノグラフで100点中最高点の85.1点を獲得し、さらに1892年のトゥールビヨンキーなしエスケープメント クロノグラフのカテゴリーで91.9点を獲得しました。こうしてブランドは精度とイノベーションの分野で確実な土台と名声を築いてきました。

　メゾンは1930年代終わりから40年代、50年代にかけてクロノグラフの新たな開発を進め、タキメーターやテレメーター機能を加えたほか、デイトと月齢を加えたトリプルコンプリケーションモデルを開発しました。この高度なタイムピースはエレガントなデザインに包まれ、多くはゴールドケースでクッション型、スクエアなどのフォルムが展開されました。

　C.H.メイランウォッチ SAを1952年に買収することによりムーブメントの社内製造ができるようになり、ブランドのパワーが拡大します。ボーム＆メルシエのコンプリケーションは次第にレベルを上げ、コンプリートデイト、月齢、特殊トータライザーなどが加わります。これらを含めた全てのムーブメントはル・ブラッシュのマニュファクチュールで製造されています。メゾンの信念に基づき優れた精度と秀逸なデザインを備えたこれらのタイムピースは、人気のあるクロノグラフの伝統として継承されてきました。

　クロノグラフの開発はその後数十年間、モダンでスポーティなコレクションの中で続いてきました。1990年代始めにはマリブやケープランドのようにスポーティな技術的クロノグラフの回帰が見られます。リビエラ コレクションでは1993年にこのアイコンモデルの20周年を祝いクロノグラフが登場しました。続いて1997年にクラシマ エグゼクティブ、そして2024年に同コレクションにカムバックしボーム＆メルシエのクロノグラフの伝統と熟練をアピールしました。

　このヘリテージの延長上に今回、リビエラの新モデルが生まれました。

リビエラ M0A10828：ヴィンテージなフライバック クロノグラフ

　この73本限定モデルはリビエラ コレクションが発売された1973年を記念したもので、クロノグラフのエッセンスを集めています。フライバック機能により、同じセカンドプッシュボタン（4時位置）を押すだけでクロノグラフのストップ、ゼロ合わせ、再スタートができます。時・分、スモールセコンド、デイト表示に加え、テレメーター、タキメーターの希少な機能を備えています。洗練されたメカニズムは美しい芸術品のようにダイヤルを飾ります。ヴィンテージな明るめのゴールドカラーのダイヤルはブラッシュ仕上げで、正確なラインが際立ち読みやすさも最高です。クロノグラフとサブダイヤル、テレメーターとタキメーターの繊細な放射状模様の上に並ぶロジウム加工、リベット留めのローマ数字とインデックスには、ベージュのスーパールミノバ（ブルー発光）加工が施されています。時・分針にはベージュのスーパールミノバ（ブルー発光）加工が施され、一方クロノグラフ秒針はブルースティールですのでコントラストが映えます。カウンターの針も同様にブルースティール。秒針のカウンターバランスに輝くPhiのロゴをデザインしています。4時半位置のホワイトの窓にはデイトを表示。

　ケースは径41mm、厚さ14.34mm、両面反射防止加工を施した傷つきにくいサファイアガラス使用。コレクションの有名な12角形ケースはポリッシュとサテン仕上げのステンレススティールという高級タイムピースです。ベゼルも同様に12角形で、4個のネジで固定されステンレススティールにポリッシュと放射状サテン仕上げを施しています。同じく12角形のケースバックは4個のネジで固定され、サファイアガラスを採用。《Limited Edition One of 73》と刻印されています。ご希望のエングレービングを施すこともできます。8角形のリューズにはメゾンのロゴ Phiが繊細にエンボス加工され、細いブルーラインで飾られています。搭載されている自動巻きムーブメントは42時間パワーリザーブ、振動数は4Hz（毎時28,800振動）。防水性は10気圧（約100m）です。一体型ブレスレットは三列のリンクで組まれ、中央のリンクは斜面をつけて飾っています。ポリッシュ／サテン仕上げのステンレススティールで、信頼性が高く丈夫で工具を必要とせず自身で交換できる安全なシステムを備えた交換可能ブレスレットです。安全ボタンを備えたトリプルフォールディングバックルもステンレススティールです。

リビエラ M0A10827：コントラストに映えるクロノグラフ

　1950年代風のこのリビエラは大胆なハーモニーの黒白のコントラストをアピール。シックで落ち着いたスタイルはボーム＆メルシエの自由な創造性をよく表現しています。波のモチーフで飾られたホワイトダイヤルはブラックの見切りで囲まれ、紺碧がかった黒のカウンターと呼応します。それに対してリベット留めのローマ数字とインデックス、ファセットをつけた時・分針はロジウム加工で、白のスーパールミノバ（ブルー発光）加工が施され、バイカラー効果を高めています。カウンターウェイトにロゴのPhiを飾ったクロノグラフ秒針もロジウム加工、カウンターの針も同様です。9時位置のカウンターの針は白のスーパールミノバ加工（ブルー発光）が施されています。デイトは4時半位置の窓に表示されます（調整はツールが必要）。ポリッシュ／サテン仕上げのステンレススティールのケースは径41mm、厚さ13.94mmで、両面反射防止加工が施された傷つきにくいサファイアガラスがカバーします。ポリッシュとサンサテン仕上げのステンレススティールのベゼル、及びサファイアガラスをはめた12角形のケースバック（ご希望によりエングレービング可能）は4個のネジで固定されています。8角形のリューズにはロゴのPhiがエンボスで表現され、ブラックの細いラインで飾られています。

　自動巻きムーブメントを搭載したこのモデルは48時間パワーリザーブ、振動数は4Hz（毎時28,800振動）、防水性は10気圧（約100m）です。

　一体型ブレスレットはポリッシュ／サテン仕上げのステンレススティールで3列のリンクを組んだもので、タイムピースに洗練と個性を与えています。ブレスレットは信頼性が高く丈夫なシステムを備えた交換可能タイプで、工具を必要とせず自身で交換することができます。他のラバーストラップに交換し多くのスタイルをお楽しみいただくことができます。安全ボタンを備えたトリプルフォールディングバックルもステンレススティールです。

リビエラ M0A10825：ブラック デイデイト クロノグラフ、ホワイトのアクセント

　現在の43mmバージョンを思わせるこのモデルは今回、径41mm、厚さ13.94mmのサイズでコレクションに加わりました。より細い手首向けのサイズで、12角形ケースはポリッシュ／サテン仕上げのステンレススティール、両面反射防止加工を施した傷つきにくいサファイアガラスでカバーされています。同様に12の面を持つ12角形のベゼルはポリッシュとサテン仕上げのステンレススティール、サフ ァイアガラスをはめたケースバックも共に4個のネジで固定されています。ケースバックには、ご希望のエングレービングを施すこともできます。8角形のリューズはステンレススティールで、メゾンのロゴのPhiを優れたバランスと品質のシンボルとしてエンボス加工で表現しています。

　繊細な表現で時刻とカレンダーを表示、ボーム＆メルシエのデザイン力をアピールするウォッチです。波のモチーフが躍るブラックダイヤルにブラックのカウンターと見切り。ロジウム加工と白のスーパールミノバ（C1、ブルー発光）を施したローマ数字とインデックスが幅に変化を見せながらコントラストの中に浮かび上がります。ロジウム加工の時分針はファセット付で白のスーパールミノバ（ブルー発光）加工。カウンターの針はロジウム加工、9時位置のカウンターの針は白のスーパールミノバ（ブルー発光）加工が施されています。デイデイトは3時位置の窓に表示されます。

　搭載する自動巻きムーブメントは48時間パワーリザーブ、振動数は4Hz（毎時28,800振動）。防水性は10気圧（約100m）です。

　同じくポリッシュ／サテン仕上げのステンレススティールのブレスレットは交換可能です。信頼性が高く堅牢なシステムにより、特別なツールを必要とせず簡単にご自身で交換していただけます。安全ボタンを備えたトリプルフォールディングバックルもステンレススティールです。

リビエラ M0A10826：ブルー デイデイト クロノグラフ、ホワイトのアクセント

　このモデルは43mmのブルーのバージョンがありますが、今回プロポーションを見直し径41mm、厚さ13.94mmのモデルがコレクションに加わりました。サンサテン仕上げの繊細なブルーダイヤルは波のモチーフで飾られ、カウンターと見切りは紺碧に彩られています。リベット留め、ロジウム加工のローマ数字とインデックスは白のスーパールミノバ（C1、ブルー発光）加工。ロジウム加工でファセ ット付の時分針、9時位置のカウンターの針は全て白のスーパールミノバ（ブルー発光）加工が施されています。ロジウム加工のカウンターの針、3時位置のデイデイト窓がエレガントに並び、読みやすい美しい表示です。工夫がし尽くされたエレガントなダイヤルです。

　この明るい光に照らし出されるのは12の面を持つポリッシュ／サテン仕上げのステンレススティールケース。両面反射防止加工を施した傷つきにくいサファイアガラスが上面とケースバックの両方をカバーします。ベゼルはポリッシュとサンサテン仕上げのステンレススティールで4個のネジで固定、同様にサファイアガラスでカバーされた12角形のケースバックも4個のネジ固定です。ケースバックには、ご希望のエングレービングを施すこともできます。8角形のリューズはステンレススティールでロゴのPhiがエンボスで表現されています。

　搭載されているのは48時間パワーリザーブ、振動数4Hz（毎時28,800振動）の自動巻きムーブメントで、防水性は10気圧（約100m）です。

　一体型ブレスレットは三列のリンクで組まれたポリッシュ／サテン仕上げのステンレススティールで、信頼性が高く丈夫で工具を必要とせず自身で交換できる安全なシステムを備えた交換可能ブレスレットです。安全ボタンが付いたトリプルフォールディングバックルもステンレススティール製です。

　リビエラの物語は続きます。スポーツシックの先駆者、ダイナミックでスタイリッシュなこのタイムピースは皆様の人生の大切な時間を共有し、未来に向かって誠実な歩みを進めます。

RIVIERA CHRONOGRAPH FLYBACK
リビエラ クロノグラフ フライバック

Ref：M0A10828
ケース径：41.00mm
ケース厚：14.34mm
ケース素材：ステンレススティール(ポリッシュ・サテン仕上げ)
防水性：10気圧(100m)
ストラップ：ステンレススティール(ポリッシュ・サテン仕上げ)、センターリンクはベベル装飾、トリプルフォールディングバックル
ムーブメント：自動巻き、Cal.La Joux-Perret 8147、42時間パワーリザーブ、27石、毎時28,800振動(4Hz)
仕様：時・分・秒(スモールセコンド)・日付表示、フライバッククロノグラフ、タキメーター、テレメーター、ゴールド加工の縦型ブラッシュドダイヤル、バイコンパックスクロノグラフサブダイヤル、ロジウム加工のローマ数字、サファイアケースバックに“Limited Edition One Of 73”の刻印
限定：世界限定73本
価格：1,400,300円(税込)
発売予定：2025年6月末

RIVIERA CHRONOGRAPH WHITE & BLACK
リビエラ クロノグラフ デイト ホワイト＆ブラック

Ref：M0A10827
ケース径：41.00mm
ケース厚：13.94mm
ケース素材：ステンレススティール(ポリッシュ・サテン仕上げ)
防水性：10気圧(100m)
ストラップ：ステンレススティール(ポリッシュ・サテン仕上げ)、インターチェンジャブル、トリプルフォールディングバックル
ムーブメント：自動巻き、Cal.Valjoux 7753、48時間パワーリザーブ、27石、毎時28,800振動(4Hz)
仕様：時・分・秒(スモールセコンド)・日付表示、クロノグラフ、ウェーブ装飾のホワイトダイヤル、ブラックのスネイルカウンター、ロジウム加工ローマ数字とインデックス、サファイアケースバック
価格：610,500円(税込)
発売予定：2025年6月末

RIVIERA CHRONOGRAPH BLACK DAY-DATE
リビエラ クロノグラフ ブラック デイデイト

Ref：M0A10825
ケース径：41.00mm
ケース厚：13.94mm
ケース素材：ステンレススティール(ポリッシュ・サテン仕上げ)
防水性：10気圧(100m)
ストラップ：ステンレススティール(ポリッシュ・サテン仕上げ)、インターチェンジャブル、トリプルフォールディングバックル
ムーブメント：自動巻き、Cal.Valjoux 7750、48時間パワーリザーブ、25石、毎時28,800振動(4Hz)
仕様：時・分・秒(スモールセコンド)・日付・曜日表示、クロノグラフ、ウェーブ装飾のブラックサンレイ・サテン仕上げダイヤル、スネイルカウンター、リベット加工ローマ数字とインデックス、サファイアケースバック
価格：610,500円(税込)
発売予定：2025年6月末

RIVIERA CHRONOGRAPH BLUEK DAY-DATE
リビエラ クロノグラフ ブルー デイデイト

Ref：M0A10826
ケース径：41.00mm
ケース厚：13.94mm
ケース素材：ステンレススティール(ポリッシュ・サテン仕上げ)
防水性：10気圧(100m)
ストラップ：ステンレススティール(ポリッシュ・サテン仕上げ)、インターチェンジャブル、トリプルフォールディングバックル
ムーブメント：自動巻き、Cal.Valjoux 7750、48時間パワーリザーブ、25石、毎時28,800振動(4Hz)
仕様：時・分・秒(スモールセコンド)・日付・曜日表示、クロノグラフ、ウェーブ装飾のブルーサンレイ・サテン仕上げダイヤル、スネイルカウンター、リベット加工ローマ数字とインデックス、サファイアケースバック
価格：610,500円(税込)
発売予定：2025年6月末

　Watches & Wonders Geneva 2025にてボーム＆メルシエが2025年の新作として、クリフトン ボーマティックの3つの新モデルを発表しました。

　卓越した技術とデザインを組み合わせたタイムピースをお届けするボーム＆メルシエは2025年も、大切な時間、感動、かけがえのない思い出を体現する新モデルの発表という高揚した時期を迎えます。クリフトン コレクションを通してメゾンは、設計士のように人生の大切な時をデザインします。緻密で高精度な設計の中で機能とデザインが互いに対話をしながら調和を目指します。熟練した技術、ボリュームとプロポーションのバランス、精密なラインとアングル。ノウハウを大胆に駆使しつつ想像力を羽ばたかせて夢のオブジェをつくり出します。クリフトン コレクションは、継承した遺産を大切に守り、既存のリミットを常に押し進め、革新を目指すビジョンを進めます。ボーム＆メルシエは1830年の創業以来、技術的な経験とデザイン感性により皆様の人生の多くの瞬間を共有し表現してきました。クリフトン ウォッチのデザインを新たにすることにより、メゾンはこのウォッチの新たな存在感をアピールします。新たな視点で見直すことにより、現代性とヴィンテージのインスピレーションのバランスを追求します。そこで常に全体の基調となるのがエレガンスです。

　Watches & Wonders Geneva 2025ではクリフトン ボーマティック M0A10802、M0A10778、M0A10771の3つの新モデルが発表されました。コレクション全体の傾向を示すこれらのモデルは2025年9月にローンチ予定です。ウィリアム・ボームとポール・メルシエの二人がメゾンを創った時からのクリエイティブな二元性を体現するものです。

1950年代の時計製造の遺産

　クリフトン コレクションは1950年代に流行した薄いラウンドウォッチを継承しています。そのモデルは究極の洗練を体現し、丁寧な作りこみを極めたタイムピースです。薄いケースは多くの場合ゴールドで、ゆるいカーブをつけたガラスの下の明るいトーンのダイヤルにアラビア数字が並びます。素晴らしいクラフツマンシップのノウハウがあちこちに生かされています。1950年代には時計の歴史に新たな動きがありました。ボーム＆メルシエでは変形ケースをブランドのスタイルのシグネチャーとしました。

　1950年代のウォッチには、シンプルなデザインという特徴があります。ミニマリストのダイヤルが好まれ、削ぎ落としたようなライン、構造的なカット、高貴な素材を通じて時を超えたエレガンスが表現されています。この控えめなラグジュアリーというコードがボーム＆メルシエのアプローチでもあり、当初から創造性と独創性、落ち着き、本物の価値を大切にしていました。

　究極の洗練を求めると同時にメゾンは全てのクリエーションにおいて確かな品質を尊重します。1940年、1950年代には《Finely Crafted》という規格を設けこれをウォッチに記載しました。時計製造のアートは繊細な作りこみに現れます。細心のデ ィテールと仕上げによりウォッチとムーブメントの美しさとパワーが引き出されます。次の表現がこの姿勢を表しています。「いかなる妥協もせず、最高品質の時計だけを作る」。1950年代は時計業界で品質、精度、信頼性、洗練といった価値を重視しそのための努力が始まった時期でした。

　クリフトン コレクションに搭載されるマニュファクチュール ムーブメント、ボーマティックはボーム＆メルシエが開発したもので2018年に登場しました。この時代の流れに沿い卓越した技術と繊細な仕上げに注力しました。このムーブメントは熟練技術と厳しく管理された品質、そしてスイスの伝統的ノウハウへの情熱を秘めています。

現代の紳士たちの暮らしのアートを織りなす大切な時を刻むタイムピースです。

　クリフトン ボーマティックの新モデルは、現代の紳士たちの大切な時間を見事に映し出します。このモデルは南アフリカの有名な保養地の岬を思わせる暮らしのアートを体現しています。その岬の名前がクリフトンです。ここにはメゾンと共通するシックでくつろいだ国際的な雰囲気があります。海と山の美しい自然に囲まれ太陽がさんさんと降り注ぐ静かな隠れ家のような土地です。丘に向かう斜面から岸壁までいくつもの洒落た邸宅が並び、大西洋を見渡す見事なパノラマが広がります。その先にはいくつかの豪華な最新鋭のヨットが、洗練されたデザインをきらめかせながら波間に漂います。テーブル山が間近にそびえたつこのレジデンシャルな空間に波のリズムがこだましていくようです。2011年に世界の新しい7つの偉大な自然景勝地に選ばれ、古くからの景勝地の一つです。楽園のように平和で美しい空気に満ちたこの土地で、時はゆったりと流れます。

　クリフトン ボーマティックの新モデルはいずれも、このような時の流れと感動を見事に表現しています。いずれのモデルもこの穏やかな心持ちを確かなストラクチャーと色合いで表現し、高い完成度でウォッチの品格を映し出しています。

クリフトン コレクション、ヴィンテージのエレガンスの真髄

　クリフトン コレクションはクラシックなスタイルに現代的な感性を見事に融合させたタイムピースです。現代の趣味の良い紳士たち、美学に敏感で確かな品質を尊重し、1950年代にルーツを持つ洗練されたエレガンスを愛するジェントルマンのためのタイムピースです。

《レトロ》な雰囲気のヴィンテージはエレガンスを感じさせます。

　薄いラウンドケースは計算し尽くした曲面で包まれ、ややカーブしたガラスがはめこまれています。確かな品質、緻密なライン、理想的なプロポーション、完璧な仕上げ、これらの全てが高貴な雰囲気を醸し出します。黄金比率の示すこれらの秀でた特徴が、ボーム＆メルシエのロゴ Phiのもとに集約されています。どのディテールも時を超えたエレガンスを雄弁に語ります。

　クリフトン ボーマティックの新モデル M0A10802、M0A10778、M0A10771は控えめなラグジュアリーを落ち着きの中に表現します。エレガントなディテールがこれまでよりさらに多く見られます。まずケースのプロポーションと仕上げが見直されました。39mmの径に対し、ケースの厚さは11.5mmとなりました。以前のモデルでは12.2mmから12.6mmでした。着け心地がさらに良くなると共に、洗練されたよりコンテンポラリーなスタイルとなっています。12時位置にはアラビア数字が復活。インデックスはやや長めとなっています。6時位置の窓に表示されるデイトには新しいレタリングが採用されています。上部のサファイアガラスはややカーブし、コレクションのインスピレーションモデルの特徴をなぞっています。リューズは一体型でやや小ぶりとなり、ブレスレットのバックルは交換可能タイプです。

　クリフトン ウォッチを選ぶ趣味の良い男性は、本物の価値を体現するメゾンの歴史と200年以上継承されてきたノウハウの価値を尊重しています。その歴史のように自らの人生を書き綴る紳士が選ぶウォッチは自らの深い自己証明につながり、他者に対する自らの存在をきちんと意識する中で選ばれます。ユニークで独創的なヴィンテージ スタイルは他のウォッチと一線を画します。

匠の技で表現する現代性

　ノブレス オブリージュ：クリフトン コレクションではあらゆるディテールに洗練が秘められています。3つの新モデルに命を吹き込むマニュファクチュール ムーブメント ボーマティックの美しさとパワーは、洗練された仕上げに包まれたテクノロジーの傑作です。ボーム＆メルシエ設計のこのキャリバーは1,500ガウスまでの耐磁性を保ち、振動数は4Hz（毎時28,800振動）、5日（120時間）という優れたパワーリザーブを実現し、ケースは5気圧防水（約50m）です。

　デザイン的にも秀逸なこのキャリバーは、ブリッジにパール仕上げ、地板はサンドブラストでスネイル仕上げが施されています。ローターにはコート・ド・ジュネーブ装飾とスネイルを施した上、ゴールドカラーとスケルトンが加えられています。さらに“Baume & Mercier”とエングレービングされています。

　マニュファクチュール ムーブメント ボーマティックを搭載した全てのウォッチと同様、この3モデルも通常の国際保証の2年に加え6年の追加保証が提供されます。購入日から60日以内にボーム＆メルシエの公式サイトwww.baume-et-mercier.comで必要な情報を登録していただくと、この国際保証8年の対象となります。

クリフトン ボーマティック M0A10771

　ブルーのダイヤルは外側がダークで中央に向かって明るくなるグラデーション。ダイヤルが深みを増す洗練されたデザインです。ラッカー仕上げがさらに美しいニュアンスを醸し出しています。内側から光るようなブルー地の上に、コントラストをきかせたパワフルな白いインデックスとデイト表示が並びます。リベット留めしたやや長めの台形型ロジウム仕上げのインデックスはファセット付です。12時はアラビア数字で表示されます。アルファ型の時分針もファセット付で同様にロジウム加工、秒針もロジウム加工です。白の分目盛がダイヤルをリズミカルに縁取ります。6時位置の大きめの窓にデイトが表示されます。

　径39mm、厚み11.22mmという新しいプロポーションにまとめたラウンドケースはステンレススティールで、ポリッシュ／サテン仕上げ、リューズも同様です。このケースは、両面反射防止加工が施された傷のつきにくいサファイアクガラスによって保護されています。4個のネジで固定されたケースバックにもサファイアガラスがはめ込まれています。ご希望に応じてエングレービングを施すことが可能です。

　マニュファクチュールの自動巻きムーブメント、ボーマティック（BM13-1975A）が搭載されたこのモデルは、信頼性が高く耐久性に優れています。防水性は5気圧（約50m）です。

　ストラップはラージスケールのブルーアリゲーター。同色のオーバーステッチを施し、ベージュのライニングにはボルドーのオーバーステッチ、バックル回りにはフランジステッチを施しています。非常に信頼性の高いカーブバネ棒のシステムを利用して、工具を必要とせずストラップを簡単に交換していただくことができます。交換可能なフォールディングバックルはステンレススティール製で、安全ボタンを備えています。

クリフトン ボーマティック M0A10778 350本限定モデル

　明るいサーモンのオパリンダイヤルに時刻表示、カレンダー表示が並びます。1930年、40年代に好まれたヴィンテージの魅力にあふれた色合いが柔らかな温かみを感じさせます。ローズとピーチの間の理想的な色合い。輝きと深みの奥行きの中に時を超えた洗練に包まれたタイムピースの魅力が目を惹きます。リベット留めしたやや長めの台形型ロジウム仕上げのインデックスはファセット付です。12時はアラビア数字で表示。アルファ型の時分針もファセット付でロジウム加工されており、それに対して秒針はブラック加工としてデリケートな対比を見せています。デイトは6時位置の大きな窓に表示されます。周囲を回る分目盛もブラックです。

　径39mm、厚み11.22mmという新しいプロポーションにまとめたラウンドケースはステンレススティールで、ポリッシュ／サテン仕上げ、リューズも同様です。両面に反射防止加工が施された傷のつきにくいドーム型サファイアガラスがウォッチを保護します。4個のネジで固定しサファイアガラスをはめこんだケースバックには《Limited Edition One Of 350》という特別なエングレービングが施されています。エングレービングでパーソナライズすることも可能です。

　このタイムピースの高い技術性は、マニュファクチュールの自動巻きムーブメント、ボーマティック（BM13-1975A）を搭載することで保証されています。防水性は5気圧（約50m）です。

　ブラックカーフのストラップは交換可能で、同色のオーバーステッチが施されています。信頼性の高いカーブバネ棒システムを利用したこの交換可能ストラップは、ツールを必要とせず簡単に交換できます。ベージュカーフの交換可能ストラップが追加で付属。ステンレススティールの交換可能ブレスレットはフォールディングバックル、安全ボタン付です。

クリフトン ボーマティック M0A10802

　径39mm、厚さ11.22mm。アイコニックなカーブしたラウンドケース、ピンクゴールド（18K）、ポリッシュ／サテン仕上げ。このケースは、両面反射防止加工が施された傷のつきにくいサファイアガラスによって保護されています。リューズはピンクゴールド（18K）製。サファイアケースバックにはご希望によりエングレービングを加えることができます。

　繊細なオフホワイトのダイヤルがレトロな雰囲気をアピールします。グレイン仕上げによる独特のレリーフ感が色合いをひきたたせ、模様に深みが与えられ全体に温かみが生まれます。独特の質感が全体を生き生きと輝かせます。センターにブラックポイントを備えたブラックの分目盛が周囲を回ります。しなやかにのびた台形のインデックスはリベット留め、5Nゴールドカラーでファセット付。12時を飾るのはアラビア数字です。アルファ型の時針と分針は5Nゴールドカラーでファセット付、秒針もゴールドカラーです。6時位置の大きめの窓にはデイト表示。

　マニュファクチュールの自動巻きムーブメント（BM13-1975A）がこのハイエンド ウォッチに命を吹き込みます。防水性は5気圧（約50m）です。

　ストラップはラージスケールのブラウンアリゲーター。同色のオーバーステッチを施し、ベージ ュのライニングにはオークルのオーバーステッチ、バックル回りにはフランジステッチを施しています。交換可能ストラップはカーブばね棒を使った信頼性の高いシステムで、工具を必要とせず自身で交換できます。ストラップは、5NゴールドPVDスティールのピンバックルで留めます。

　このモデルに使われているゴールドは約23.20gです。

　柔らかなカーブに包まれた新しいケースはクリフトン コレクションの新たなラグジュアリーを感じさせ、伝統の時計製造と革新のスピリット、そして洗練を同時に体現しています。人生の過去と未来が交差する瞬間に立ち会い、皆様と大切な時間を分かち合うこのウォッチは、ヴィンテージな2025年のトレンドをリードします。ボーム＆メルシエは継承してきた遺産を大切な土台とし、常に進化を続けます。

CLIFTON BAUMATIC NEW BLUE GRADIENT
クリフトン ボーマティック ニューブルーグラデーション

Ref：M0A10771
ケース径：39.00mm
ケース厚：11.22mm
ケース素材：ステンレススティール(ポリッシュ・サテン仕上げ)
防水性：5気圧(50m)
ストラップ：ブルーアリゲーター、インターチェンジャブル、ステンレススティール製トリプルフォールディングバックル
ムーブメント：自動巻き、Cal.BM13-1975 A(自社製)、120時間パワーリザーブ、21石、毎時28,800振動(4Hz)
仕様：時・分・秒・日付表示、ラッカー仕上げブルーグラデーションダイヤル、ロジウム加工台形の細長インデックスと12時位置にアラビア数字、サファイアオープンケースバック
価格：511,500円(税込)
発売予定：2025年9月末

CLIFTON BAUMATIC LIMITED EDITION
クリフトン ボーマティック リミテッドエディション

Ref：M0A10778
ケース径：39.00mm
ケース厚：11.22mm
ケース素材：ステンレススティール(ポリッシュ・サテン仕上げ)
防水性：5気圧(50m)
ストラップ：ブラックカーフスキン、インターチェンジャブル、ステンレススティール製トリプルフォールディングバックル、ベージュカーフスキンストラップが付属
ムーブメント：自動巻き、Cal.BM13-1975 A(自社製)、120時間パワーリザーブ、21石、毎時28,800振動(4Hz)
仕様：時・分・秒・日付表示、オパーリンサーモンダイヤル、ロジウム加工台形の細長インデックスと12時位置にアラビア数字、サファイアオープンケースバック
限定：世界限定350本
価格：511,500円(税込)
発売予定：2025年9月末

CLIFTON BAUMATIC PINK GOLD
クリフトン ボーマティック ピンクゴールド

Ref：M0A10802
ケース径：39.00mm
ケース厚：11.22mm
ケース素材：18Kピンクゴールド(ポリッシュ・サテン仕上げ)
防水性：5気圧(50m)
ストラップ：ブラウンアリゲーター、インターチェンジャブル、ゴールドPVD加工ステンレススティール製ピンバックル
ムーブメント：自動巻き、Cal.BM13-1975 A(自社製)、120時間パワーリザーブ、21石、毎時28,800振動(4Hz)
仕様：時・分・秒・日付表示、オフホワイトダイヤル、ゴールド加工台形の細長インデックスと12時位置にアラビア数字、サファイアオープンケースバック
価格：1,400,300円(税込)
発売予定：2025年9月末

　Watches & Wonders Geneva 2025にてボーム＆メルシエが2025年の新作として、ハンプトンの新モデルを発表しました。

　卓越した技術とデザインを組み合わせたタイムピースをお届けするボーム＆メルシエは、優れた技術による機能と注目を集めるデザインを融合させ、大切な時、美しい時を芸術的な感性で二つとない思い出、感動とマジックの瞬間として表現することを使命としています。ハンプトン コレクションを通じてメゾンは、芸術家が筆をとって作品に向かうように、人生の大切な時を描き出します。経験豊かな手で目の前の存在を映し出し、優れた感性が放つインスピレーションの中に創造を展開します。揺れる光をとらえて色彩をきわだたせ、デリケートな素材と質感、マットとポリッシュの対比、抽象と具象のコントラストを浮かび上がらせます。大理石に柔らかな美を彫り出すように、ユニークで力強い感動を引き出します。ボーム＆メルシエは1830年の創業以来、技術的な経験とデザイン感性により、皆様の人生の多くの瞬間を共有し表現してきました。1920年代のヴィンテージな雰囲気のハンプトン コレクションは、メゾンのデザイン追求への努力を象徴する1994年発売のコレクションです。

　Watches & Wonders Geneva 2025で発表された新モデル、ハンプトン M0A10795は2025年5月に発売開始、時を設計するかのように表現する手法を引き続き展開しています。特にコレクションのスモールサイズは、女性の華奢な手首にぴったりフィットする繊細なレディスピースです。計算し尽くされたシルエットとプロポーションは、エレガンスを見事に体現しています。

女性らしさへの讃歌

　ハンプトン コレクションの最新モデルは女性らしさを表現するだけでなく、アイコンの長方形のケースで多彩なスタイルを展開しています。フルブラックバージョン（ハンプトン M0A10760）は、大胆でシャープなミニマリスト的手法で、ブラックのラッカーダイヤル、ブラックカボションのリューズ、ブラック ブレスレットを組み合わせ、有名なクチュールの「小さな黒いドレス」のようなフレンチシックを感じさせます。よりラグジュアリーなバージョン（ハンプトン M0A10752）はピンクゴールド（18K）ケースに、オパリンのグレイン仕上げダイヤルとブラックアリゲーター ストラップを組み合わせています。ハンプトン M0A10751も魅力に満ちています。ゴールドカラー仕上げ、ステンレススティール ケースに組み合わせた一体型ブレスレットは、バイカラー三連ミラネーゼのスティールリンクとピンクゴールドカバースティールのリンクを交互に組んでいます（GC2000）。このようにダイヤル、リューズ、ブレスレットのカラー効果がコレクションのフェミニンな雰囲気を高めます。ハンプトン M0A10673にはボルドーカラーのダイヤル、ハンプトン M0A10674にはブルーのダイヤルを合わせ、いずれもスターダストのきらめきが美しいラッカー仕上げです。ハンプトン M0A10732とハンプトン M0A10709を飾るのはいずれもダークブルーダイヤルのダイヤモンドセット。ナイトブルーが夜空の永遠の広がりを感じさせるプレシャスなダイヤルです。

　ボーム＆メルシエでは女性はいつもクリエーションの中心にありました。1918年以降、ポール・メルシエはファンタジーにあふれた大胆なタイムピースを制作し、その中でも「オートファンタジー レディス」と名づけたジュエリーピースは特に注目を集めました。

　今回のWatches & Wonders Geneva 2025ではハンプトンクラシックの回帰が見られ、1994年に登場したハンプトンの初期のスタイルがアピールされています。クラシックでありながら現代的なこのスタイルは、安定感があり時計製造のノウハウが最大に生かされています。厳しい作りこみの中に情熱が感じられ、エレガンスと女性らしさがあふれています。

ヴィンテージデザインの体現

　ウォッチをデザインオブジェとして創造するボーム＆メルシエは1920年以降、ポール・メルシエのリーダーシップのもと、流行にとらわれず時の流れの本質を自由にデザインすることを目標にしています。以来ブランドのタイムピースは力強く斬新な選択に裏打ちされた芸術的なビジョンを持ち、時計製造の熟練技術がタイムピースに見事に命を吹き込んでいます。1964年にギリシャ文字のPHIをブランドのロゴとして選んだメゾンは、黄金比という完璧なプロポーション、バランスのとれた精密なライン、ボリュームと曲線、立体感の調和を勘案したアプローチを大切にしてきました。

　1994年にハンプトン コレクションを発売した時ボーム＆メルシエは、新規のデザインの象徴として長方形のケースを採用しました。モデルはたちまち人々を驚かせ魅了しました。削ぎ落としたようなライン、柔らかなアングル、曲面をつけたラグは1960年代に好まれたアイコンモデルを思わせ、1920年代のヴィンテージなアールデコ様式を想起させました。幾何学的な対称モチーフ、ピュアなライン、高貴な素材、洗練されたディテールがその特徴です。

　今日ハンプトン コレクションは、妥協を許さぬデザインを展開し、永遠のエレガンスとヴィンテージな感性と美を体現しています。コレクションに加わった最新のモデルは創造的な息吹に満ち、的確なデザイン構造を体現しています。

対比を際立たせた新バージョン

　コレクションの洗練されたミニマリズムに忠実に、非常に控えめなグラフィックの魅力に包まれたハンプトン M0A10795に組み合わされたのはシルバーオパリンダイヤル。12時と6時位置にはロジウム加工アラビア数字、さらにロジウム加工植字インデックスが明るいベースの上にコントラストをもって浮かび上がり、剣型のブルーの針がグレーの目盛の上を回ります。

　ポリッシュ仕上げのステンレススティール ケースは、35×22.2mm、厚み6.92mmの計算されたプロポーション。その長方形のダイヤルスペースで時針と分針が回ります。さらに傷のつきにくいドーム型サファイアクリスタルがダイヤルを保護します。フルケースバックにはエングレービングを施すことができます。スティールのエレガントなカボションリューズには、ブルーの針と美しく呼応するブルーのスピネルストーンがはめこまれています。このストーンは知恵、保護、信頼、尊敬と誠実さを象徴するとされています。

　モデルはパワーリザーブ6年のクォーツムーブメントを搭載を搭載しており、防水性は5気圧（約50m）です。

　アリゲーターのモチーフを施したブラックのカーフレザーストラップは交換可能です。ストレートばね棒を使った信頼性の高いシステムにより、特別なツールなしに自ら交換ができます。ステンレススティールのピンバックルを採用。

　ハンプトン コレクションは緻密な技術とデザインの追求という二つを融合させ、優れたタイムピースを生み出すことを目標としています。

洗練された暮らしのアートを表現し、人生の大切な時をゆったりと過ごす喜びを皆様にお届けします。

　ハンプトン コレクションはアメリカのエリートの好むエレガンス、ニューヨーク州の自然の中のアップスケールなハンプトンの生活様式を象徴しています。都会の騒音から離れ、ロングアイランドの東南からニューヨーク州のサウスフォーク半島の入口に向かい、数キロにわたって延びる静かな美しい土地。サザンプトンやイーストハンプトンのシックで落ち着いた街並みには高級ブティックが並び、絵のように美しい漁港サグハーバーを過ぎると、ややワイルドで地の果てのようなモントークに至ります。余裕のある暮らしのアートの特徴があちこちに見えるこの地区では、自然に囲まれ落ちついた安定感の中に洒落た邸宅、歴史的な館、美しいログハウスが立ち並びます。軽くロープをめぐらせた庭園や邸宅のプールではあちこちで笑いがさざめきます。コートではポロ競技を楽しんだり乗馬に興じることができます。大洋に面した海岸には広大な浜辺が広がり、風が砂丘をそっと揺らしその表情を常に変化させます。日の出時のロマンティックな散歩は、暖かな日差しに満ちたパラダイスを想起させます。夕暮れから夜に移る頃には、あちこちでカクテルや洒落たパーティが開かれます。洗練の中にくつろぎにあふれた魅力的な時間が流れ、夜が更けるのも忘れてしまいます。

　ハンプトン コレクションは長方形のフォルムとデザインをベースとし、純粋な美を感じながら人生の大切な時を楽しむ、そんな時間のバリエーションを展開しています。優雅な身のこなし、エレガントな着こなし、美しい街並み。そこで大切な時間を過ごす時、人々の心は自然と美しいものを志向します。ハンプトンの時間は、刻々と移り変わる日々の環境の中でその独特な感性に包まれ静かに刻まれます。

HAMPTON SMALL
ハンプトン スモール

Ref：M0A10795
ケースサイズ：35.0×22.2mm
ケース厚：6.9mm
ケース素材：ステンレススティール(ポリッシュ仕上げ)
防水性：5気圧(50m)
ストラップ：アリゲーター型押しブラックレザー、インターチェンジャブル、ステンレススティール製ピンバックル
ムーブメント：クォーツ、Cal.Ronda 762G、電池寿命6年
仕様：時・分表示、シルバーホワイトのオパーリン仕上げダイヤル、リベット式ロジウム加工アラビア数字とインデックス
価格：213,400円(税込)
発売予定：2025年5月末

　RAYMOND WEIL(レイモンド ウェイル)が、2025年4月12日(土)から5月11日(日)の期間、東京・渋谷にある「ISHIDA表参道」にて、ポップアップストアを出店します。

　レイモンド ウェイル ポップアップストアでは、先日開催されたWatches and Wonders Geneva 2025(ウォッチズ＆ワンダーズ ジュネーブ)で発表された「ミレジム センターセコンド」「ミレジム 35 センターセコンド」の新色を国内最速で展示し、先行受注販売されます。また、25年3月に発売されたばかりの「フリーランサー 38 スケルトン」などの最新モデル、発売中のミレジム各種、ブランドコンセプトのミュージック＆アートを象徴するコラボウォッチなどが集結し、レイモンド ウェイルの世界観をご堪能いただけます。

レイモンド ウェイル ポップアップストア 詳細

■レイモンド ウェイルについて

　時計職人レイモンド・ウェイルが1976年に創業した、スイス・ジュネーブの独立系時計ブランドです。音楽一家による家族経営を貫き、現在は3代目がCEOを務めます。

　コンセプトは「ミュージック＆アート」。ザ・ビートルズ、ボブ・マーリー、ジャン＝ミシェル・バスキアといった、世界的アーティストとパートナーシップを締結しています。代表的なモデルはフリーランサー、マエストロなど。

　2023年11月に開催されたジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ(GPHG)にて、ミレジムがチルレンジウォッチ賞を受賞いたしました。世界中の時計愛好家が最も注目している時計ブランドの一つであり、2026年には創業50周年の節目を迎えます。

　ジャガー・ルクルトがウォッチズ アンド ワンダーズ ジュネーブ 2025にて、新たに開発した自社製ムーブメント、キャリバー834を搭載したレベルソ・トリビュート・ジオグラフィークを2025年の新作として発表しました。典型的なトラベルタイム コンプリケーションの新しい解釈であるこのモデルには、裏ダイヤルにワールドタイムを表示。ステンレススチール製ケースと18Kピンクゴールド製ケースのモデルがあり、後者は150本の限定生産です。1931年にユニークな反転式ケースが発明されて以来、90年以上にわたり革新の推進力としてレベルソが果たしてきた役割を強調したのが、この新しいタイムピースです。

スポーツウォッチからハイコンプリケーションまで - 革新は続く

　1931年に制作されたレベルソは、ファッショナブルな「スポーツ・ジェントルマン」の要望を満たすようにデザインされました。1858年から1947年までのイギリス統治時代に、インドでポロ競技に興じていた軍将校らによって、ポロ競技の過酷さに耐えられる時計を制作してほしいという要望が出されました。その答えが、デザイン性と機能性を巧みに組み合わせたレベルソでした。レベルソは、まもなく多種多様な職業のお洒落好きな人たちに愛用されるようになり、男性用および女性用の新しいバリエーションの登場によって、すぐに当初のスポーツモデルとしての用途を超えるようになりました。そのアイコニックな反転式ケース（歴史的特許 CH159982）と特徴的なアールデコ調のラインは決して変わることはなく、レベルソは世界で最も有名な腕時計の1つとなりました。

　レベルソは、スタイルと機能が巧みに融合したモデルとして誕生しました。アールデコの美学に根ざしたレベルソはまた、ジャガー・ルクルトの専門技術による機械的革新を体現しています。製造当初からレベルソのキャリバーは長方形のケースの曲線に沿うように設計されており、スペースを十分に活用することは、キャリバーの精度を最大限に高めるための画期的なアプローチでした。1931年、レベルソは独特な長方形のケースで、高級時計における革新と評価されました。ケースの形状に合わせたキャリバーを搭載し、衝撃や湿度、経年劣化からキャリバーを保護するために専用のケースリングがセットされていました。

　技術的挑戦を乗り越えたマニュファクチュールは、1990年代初頭に再び技術的挑戦に積極的に取り組み、レベルソにハイコンプリケーションを搭載しました。1991年からマニュファクチュールは、技術的革新と美的革新の両方に対する取り組みを強調する6つの新しいレベルソ キャリバーを開発しました。いずれもケース形状に合わせたキャリバーであり、伝統的な複雑機構の一つを搭載しています。これらの複雑機構を動作させる機構は、レベルソのケースに収まるように全く新たにデザインする必要があり、また、様々な検討を行った結果、長方形ダイヤル上でバランスが良く、調和がとれ、読み取りやすい表示を新たに考案しました。1994年にはデュオ（両面ダイヤル）で革新をさらに推し進めました。デュオ（両面ダイヤル）は、裏側にもう一つのダイヤルを備えた初のレベルソです。単なるスタイルのコントラストにとどまらず、それぞれのダイヤルが異なる機能を搭載することによって2つのフェイスが新たなクリエイティブの可能性を開き、美的表現および時計製造の独創性において、レベルソを真のキャンバスに変えました。

手首で楽しむ世界の時間

　ワールドタイムウォッチは、24の主要タイムゾーンの時刻を同時に表示する実用的価値に加え、ロマンや現実逃避の魅力を醸し出します。複雑機構の起源は、1884年にロンドンのグリニッジ子午線を基準または本初子午線として、標準化された世界時間を確立したことにあります。初期のワールドタイムコンプリケーションでは様々な試みが行われ、1931年にジュネーブの時計技師であったルイ・コティエが「ユニバーサル時間」機構を発明しました。現代のワールドタイマー機構の多くは彼の発明に由来します。ジャガー・ルクルトの時計職人たちは、1958年にメモボックス・ワールドタイムで初めてこの複雑機構を制作し、メモボックス、ジオグラフィーク、ポラリス、デュオメトルなど、複数のモデルにワールドタイマーを導入しました。1998年、ジャガー・ルクルトは初めてレベルソをトラベルウォッチとして解釈したレベルソ・ジオグラフィークを発表しました。このタイムピースは、1990年代に500本の限定生産で発売された複雑機構を搭載した6つのレベルソの1つでした。2025年、ジャガー・ルクルトはレベルソ・トリビュート シリーズに初めて複雑機構を搭載します。キャリバー834のワールドタイムコンプリケーションは読み取りやすく、設定も簡単です。

　ケース上部に隠されたプッシュボタンは、ケースをクレードルから取り外したときにアクセスでき、簡単に調整できます。クリック感のあるプッシュボタンによって、針を1時間単位で素早くジャンプさせて表示を修正できます。

印象的な複雑機構を引き立てる洗練された職人技と時代を超越した美意識

　レベルソ・トリビュート・ジオグラフィークのダイヤルは、それ自体が傑作であり、魅力的で独特なアイデンティティを放ちます。控えめな表ダイヤルは、深みのあるブルー（ステンレススチール製ケースモデル）またはチョコレート（ピンクゴールド製ケースモデル）のサンレイ仕上げがレベルソ・トリビュートの象徴的なデザインを引き立てます。グランドデイト表示は、ケースに調和するポリッシュ仕上げのメタルフレームで囲まれており、そのフレームがケースと調和してケースの長方形のラインを際立たせます。円形のスモールセコンド表示は直線的なデザインと対照を成しており、ケースを反転させると現れる円形のワールドタイム表示と呼応しています。

　裏側では、ワールドタイム表示がポリッシュ仕上げのケースバックにセットされています。ステンレススチール製モデルでは、ブルーの色合いのディテールがメタルのクールなトーンとコントラストを生み出します。ピンクゴールド製モデルは、ブラックとグレーのディテールが温かみを引き立てます。三層構造の表示が、視覚的な深みの効果を見事に生み出しています。都市名はケースバックに直接エングレービングされており、開口部の内側にセットされた24時間回転リングが昼と夜を示します。センターの世界地図には経度が記されており、タイムゾーンに関する視覚的な位置関係を示します。

　ジャガー・ルクルトのマニュファクチュールで自社製造される世界地図は、ラッカー仕上げとレーザーエングレービングが施されています。ステンレススチールの滑らかなディスクに陸地と経度線を残して海洋エリアをレーザーでくり抜き、海洋エリアにラッカーを充填します。地図の形が複雑で、経度線が非常に細いため、シリンジで充填量を調整しながら手作業で慎重にラッカーを入れていかなければなりません。仕上がったディスクに何度もポリッシュ仕上げを施し、完璧に均一に仕上げます。その結果、ラッカーとメタルが光を様々に反射して繊細な立体的感を生み出します。

　新しいレベルソ・トリビュート・ジオグラフィークには、ポロと乗馬用ブーツで世界的に有名なアルゼンチンのメーカー、カーサ・ファリアーノがデザインを手がけた2種類の交換可能なストラップが付属しています。ステンレススチール製モデルには、カーサ・ファリアーノが夏のポロ用に作るキャンバスとレザーのブーツにインスパイアされた、レザーとキャンバスを組み合わせたストラップが付属します。もう1本はカーフレザーのみを使用しています。ピンクゴールド製モデルには、ゴールデンタン カーフスキンストラップとブラックアリゲーターストラップが付属します。

すべて自社で設計、製造、組立てした新しい一体型ムーブメント

　レベルソ・トリビュート・ジオグラフィークのために特別に開発されたキャリバー834は、すべて自社で設計、製造、組立てが行われました。ジャガー・ルクルトのこれまでのムーブメントと同様に、このキャリバーはモジュールの追加ではなく、完全一体型キャリバーです。ケースの輪郭に合わせてムーブメントの形を設計するというジャガー・ルクルトの哲学を考えると、これまで円形ムーブメントのために考案されていた複雑機構を長方形のレベルソのために設計することは特別な挑戦でした。

　一体化されたワールドタイムコンプリケーションは、世界地図をセンターに配し、伝統的な24時間のタイムゾーンを表示します。しかし、その動作は大きく異なります。多くのワールドタイマーでは、基準都市を12時位置に設定し、24時間表示は動かず、都市ディスクが回転します。ジャガー・ルクルトはこの関係を反転させました。都市名の表示は動かず、24時間リングが回転します。複雑機構の視認性をより高め、唯一無二の機能表示を提供するために選択したデザインです。正確に時刻を設定するため、24時間リングは1時間単位でジャンプします。時間はケース上部のラグの間に隠された控えめなプッシュボタンを使用してセットします。

　グランドデイト表示は、2021年にジャガー・ルクルトのエンジニアが長方形のレベルソケース（特許 CH715152）の限られたスペースに収められる新しい形の日付ディスクを開発し、特許を取得しました。このディスクは、よくある2枚の「重なる」ディスクではなく、小さな2枚の隣り合うディスク（1枚は1～9の単位用、もう1枚は10、20、30の単位用）で構成されています。1桁の日付が終わるとき、単位用ディスクの小さなフックがもう1枚のディスクに引っ掛かり、それを回転させて2桁の数字（10、11、12など）を作り出します。これにより、一方が他方より低くなることがなく、同じ平面で両方の桁を表示するため、視覚的な調和が生まれるメリットがあります。

　ジャガー・ルクルトの完全一体型マニュファクチュールのひとつ屋根の下に集結された180種類の技術の真骨頂であるレベルソ・トリビュート・ジオグラフィークは、レベルソのデザインの汎用性と時代を超えた現代性を称え、ジャガー・ルクルトの計時の機械的性能と美しさの両方に革新を起こすために絶え間なく探求する姿勢を強調します。

ノナンティエム・コレクターズボックス

　レベルソ・トリビュート・ジオグラフィークの限定モデルの発表とともに、ジャガー・ルクルトは、アイコニックなレベルソの誕生90周年を記念する特別なコレクターズボックスを発表しました。丁寧に仕上げられたケースは、レベルソの6つの限定モデルを収納するためにデザインされ、いずれのモデルも技術革新と芸術性の頂点を体現しています。

　1991年にレベルソの誕生60周年を記念して作られたコレクターズボックスからからインスピレーションを得たこの新しいボックスは、洗練されたコレクターに時計の歴史に残るアイテムを所有するという特別な機会を提供します。ボックスの6つに区切られた各コンパートメントは、独特なレベルソモデル専用であり、タイムピースの不朽の伝統と有名な複雑機構の進化を披露します。ボックス自体が、ラグジュアリー、機能性、そして時代を超越した美しさが融合した、卓越した職人技に取り組むジャガー・ルクルトの姿勢の証です。

Reverso Tribute Geographic
レベルソ・トリビュート・ジオグラフィーク

Ref：Q714845J
ケースサイズ：49.40×29.90mm
ケース厚：11.14mm
ケース素材：ステンレススチール
防水性：3気圧
ストラップ：カーサ・ファリアーノがデザインした交換可能なストラップ2本(ブルーキャンバス＆カーフスキン、ブルーカーフレザー)、交換可能なダブルフォールディングクラスプ
ムーブメント：手巻、Cal.834(ジャガー・ルクルト製)、42時間パワーリザーブ
仕様：時・分・秒(スモールセコンド)表示(表)、グランドデイト表示(表)、ワールドタイム表示(裏)、サンレイ仕上げのブルーダイヤル(表)、ブルーラッカーダイヤル(裏)
価格：3,300,000円(税込)

Reverso Tribute Geographic
レベルソ・トリビュート・ジオグラフィーク

Ref：Q714256J
ケースサイズ：49.40×29.90mm
ケース厚：11.14mm
ケース素材：18Kピンクゴールド
防水性：3気圧
ストラップ：交換可能なストラップ2本(ゴールデンタン カーフレザー、ブラックアリゲーター)、交換可能なピンバックル
ムーブメント：手巻、Cal.834(ジャガー・ルクルト製)、42時間パワーリザーブ
仕様：時・分・秒(スモールセコンド)表示(表)、グランドデイト表示(表)、ワールドタイム表示(裏)、サンレイ仕上げのチョコレートブラウンダイヤル(表)、ブラックラッカーダイヤル(裏)
限定：150本
価格：5,456,000円(税込)

　ジャガー・ルクルトがウォッチズ アンド ワンダーズ ジュネーブ 2025にて、新しい自社製ムーブメント、キャリバー953で一新させたレベルソ・トリビュート・ミニッツリピーターを2025年の新作として発表しました。表裏両面に配された特徴的な文字盤は、複雑機構に新たな視覚的表現をもたらし、マニュファクチュールのメティエ・ラール™（希少なクラフトマンシップ）のアトリエが成しえる技を顕示しています。30本限定として登場するレベルソ・トリビュート・ミニッツリピーターは、レベルソのユニークな反転式ケースとアールデコ調のデザインが、いかにこのモデルをスタイルのアイコンとしてだけでなく、計時の機械的・美的側面の両方における革新の特別なキャンバスにしたかを明確に示しています。

ポロ競技場から高い複雑性へ - アイコンの進化

　1931年に制作されたレベルソは、ファッショナブルな「スポーツ・ジェントルマン」の要望を満たすようにデザインされました。1858年から1947年までのイギリス統治時代に、インドでポロ競技に興じていた軍将校らによって、ポロ競技の過酷さに耐えられる時計を制作してほしいという要望が出されました。その答えが、デザイン性と機能性を巧みに組み合わせたレベルソでした。レベルソは、まもなく多種多様な職業のお洒落好きな人たちに愛用されるようになり、男性用および女性用の新しいバリエーションの登場によって、すぐに当初のスポーツモデルとしての用途を超えるようになりました。そのアイコニックな反転式ケース（歴史的特許 CH159982）と特徴的なアールデコ調のラインは決して変わることはなく、レベルソは世界で最も有名な腕時計の1つとなりました。

　レベルソは、スタイルと機能が巧みに融合したモデルとして誕生しました。アールデコの美学に根ざしたレベルソはまた、ジャガー・ルクルトの専門技術による機械的革新を体現しています。製造当初からレベルソのキャリバーは長方形のケースの曲線に沿うように設計されており、スペースを十分に活用することは、キャリバーの精度を最大限に高めるための画期的なアプローチでした。1931年、レベルソは独特な長方形のケースで、高級時計における革新と評価されました。ケースの形状に合わせたキャリバーを搭載し、衝撃や湿度、経年劣化からキャリバーを保護するために専用のケースリングがセットされていました。

　技術的挑戦を乗り越えたマニュファクチュールは、1990年代初頭に再び技術的挑戦に積極的に取り組み、レベルソにハイコンプリケーションを搭載しました。そして1994年、レベルソ・ミニッツリピーターを発表しました。これは、ジャガー・ルクルトが腕時計用に小型化した初のミニッツリピーターであり、世界初の長方形のミニッツリピーター・ムーブメントでもありました。

ミニッツリピーターのキャリバーにおけるチャイムの伝統と絶え間ない技術革新

　時計職人がマスターするのが最も困難で、最も挑戦のしがいがある複雑機構とみなされているのが ミニッツリピーターです。それは単に腕時計の機能であるだけでなく、ミニチュアの楽器でもあります。時計職人にとって技術を習得するのが最も困難でありながらも、最も挑戦のしがいがある複雑機構がミニッツリピーターです。ミニッツリピーターは単に腕時計の機能であるだけでなく、小型化された楽器でもあります。1994年に発表されたレベルソ・ミニッツリピーターでは、長方形のケースに搭載する複雑機構を一新し、画期的な進歩を遂げました。共鳴と増幅のための“サウンドボックス”のスペースが狭くなり、ゴングの形状を変える必要があったため、これは特に難しいものでした。

　ジャガー・ルクルトは、チャイム機能の機械的効率だけでなく、生み出される音の明瞭さと美しさの基準を常に高めており、音質を向上させる発明で数多くの特許を取得しています。近年では、サファイアクリスタルの時計ガラスに直接取り付けることで、よりクリーンな音と音量の増加を可能にしたことからその名が付いたクリスタル・ゴング（2005年）や、トレビュシェ・ハンマー（2009年）などがあります。このハンマーは、「トレビュシェット」（平衡錘投石機）の動きを生み出す関節アームで設計されていて、音量を下げることなく、より少ないエネルギーでゴングを打つことができます。（2021年にキャリバー185に導入された）もうひとつの重要な発明では、無音の間隔を無くすことに成功しました。古典的なソヌリキャリバーでは、15分のチャイムがない時に、時間と分のチャイムの間に「ギャップを埋める」かのような空白の時間が生じていたのです。

　ジャガー・ルクルトは、その豊かなチャイム機構の伝統を通して、複雑機構グラン・ソヌリまで音の匠の技を押し進めてきました。グラン・ソヌリとは、複雑機構の最高峰であり、時計と同じように 自動的に時・分・秒を表示する一方、ミニッツリピーターを任意に作動させることができます。2009年、キャリバー182は革新の限界を押し広げ、10.4mmという驚異的な薄さのムーブメントの中に、グラン・ソヌリを含む26の複雑機構、12の特許、そして1,400個もの部品を収めました。この傑作は、精度、芸術性、卓越した機械機構に対するグランメゾンの飽くなき追求を体現しています。

　ジャガー・ルクルトが製作したすべてのチャイムは細心の注意のもとに記録・保存されているため、時計職人たちはその正確な音色を分析し、改良することができます。この音のアーカイブによって、将来いつでも正確な修理が可能になります。このプロセスにより、各音符が絶対的に明瞭かつ調和して響き、音響的な完成度が最高水準に保たれます。ジャガー・ルクルトは、それぞれのチャイムを継続的に確認し比較することで、音の精度と卓越性への妥協を許さない姿勢を貫いています。

レベルソ・トリビュート・ミニッツリピーターの新キャリバーと斬新な美的表現

　レベルソ・トリビュート・ミニッツリピーターには、他のジャガー・ルクルト製ムーブメントと同様、自社で構想、設計、製造された新開発のムーブメント、キャリバー953が搭載されています。チャイムの品質を向上させる重要な発明である、トレビュシェ・ハンマー（特許 EP2048548A2）、クリスタル・ゴング（特許 CH698533）、サイレント・インターバルの除去（特許 CH709152B1）など、7つの既存特許が盛り込まれています。新キャリバーのパワーリザーブは48時間で、ミニッツリピーターのようなエネルギーを必要とする複雑機構としては特筆すべきものです。

　新しいレベルソ・トリビュート・ミニッツリピーターは、新デザインのエナメル文字盤が特徴です。どちらの文字盤も同じ時刻を表示し、洗練された装飾が施されていますが、それぞれに異なる個性を呈しています。フロントダイヤルは、手作業でギョーシェ彫りを施したバーレイシードパターンが輝きを放ち、さまざまな角度から光を受けると、目の錯覚でそのパターンが動いているかのように見えます。ギョーシェ彫りには、新色のティールブルーのグラン・フー・エナメルが何層にも重ねられています。ギョーシェ彫りとエナメル加工は、ジャガー・ルクルトのメティエ・ラール™工房で行われ、ギョーシェ彫りには4時間、エナメル加工にはさらに8時間を要します。

　文字盤の裏側にはオープンワークが施され、リピーター機構の複雑さを垣間見ることができ、作動させると、可動部品が魅惑的な様相を呈します。ミニッツトラックから一端のみが固定されているファセット付きインデックスによって、視覚的な奥行きと透明感が強調され、まるで機構の上に浮かんでいるような印象を与えます。ブリッジには手作業で面取りが施され、装飾仕上げにはサテン仕上げとグレイン仕上げが組み合わされています。また、メタルのクールなシルバーの色調が、ケースの温かみのある18Kピンクゴールドとコントラストを形成しています。7時位置から5時位置までムーブメントの全幅に渡ってハンマーを支えるブリッジは、フロントダイヤルと同じブルーラッカーで装飾されています。

　ウォッチケースの側面に取り付けられたチャイムを作動させるスライダーは、人間工学的なデザインを犠牲にすることなく、新しいレベルソ・トリビュート・ミニッツリピーターが可能な限り目立たなくなるよう特別に設計されています。

　レベルソ・トリビュート・ミニッツリピーターのタイムレスな美しさを引き立てるピンクゴールドのケースと、スモールスケールのアリゲーターで裏打ちされたブラックのアリゲーターストラップのコントラスト、そして調節可能なフォールディングクラスプ。約30gのピンクゴールド製のバックルは、0.5mm単位での微調整が可能なダブルホイール機構を備えています。46個の部品から構成されたその機構には、人間工学に基づいた革新性に時代を超越したエレガンスがプラスされています。

　ジャガー・ルクルトの一体統合型マニュファクチュールに集結された180種類の技術を証明するレベルソ・トリビュート・ミニッツリピーターは、レベルソデザインの多様性と永遠のモダンさを称え、計時の機械的側面と美的側面の両方において革新を追求し続けるラ・グランド・メゾンの姿勢を際立たせています。

ノナンティエム コレクターズボックス

　レベルソ・トリビュート・ミニッツリピーターの限定モデルの発表とともに、ジャガー・ルクルトは、アイコニックなレベルソの誕生90周年を記念する特別なコレクターズボックスを発表しました。丁寧に仕上げられたケースは、レベルソの6つの限定モデルを収納するためにデザインされ、いずれのモデルも技術革新と芸術性の頂点を体現しています。

　1991年にレベルソの誕生60周年を記念して作られたコレクターズボックスからインスピレーションを得たこの新しいボックスは、洗練されたコレクターに時計の歴史に残るアイテムを所有するという特別な機会を提供します。ボックスの6つに区切られた各コンパートメントは、独特なレベルソモデル専用であり、タイムピースの不朽の伝統と有名な複雑機構の進化を披露します。ボックス自体が、ラグジュアリー、機能性、そして時代を超越した美しさが融合した、卓越した職人技に取り組むジャガー・ルクルトの姿勢の証です。

Reverso Tribute Minute Repeater
レベルソ・トリビュート・ミニッツリピーター

Ref：Q7122480
ケースサイズ：51.1×31.0mm
ケース厚：12.6mm
ケース素材：18Kピンクゴールド
防水性：3気圧
ストラップ：ブラックアリゲーター、小さな鱗模様入りアリゲーターのライニング、調節可能な折りたたみ式バックル
ムーブメント：手巻、Cal.953(ジャガー・ルクルト製)、48時間パワーリザーブ
仕様：時・分表示(表および裏)、ミニッツリピーター、ティールブルーのエナメル加工ギョーシェ彫りダイヤル(表)、オープンワークダイヤル(裏)
限定：30本
価格：要お問い合わせ