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ブランドニュース パルミジャーニ・フルリエ(PARMIGIANI FLEURIER) /sites/default/files/newsThumbnail/title_1927.jpg /sites/default/files/newsMainImage/title_1942.jpg

 2024年の新作としてパルミジャーニ・フルリエより、ノーデイトモデルの「トンダ PF マイクロローター」が登場します。新作「トンダ PF マイクロローター」は純潔でミニマルな美観を継承しています。メゾンの機能的で色彩ゆたかなスタイルを踏襲し、職人の仕事と最高峰の仕上げをかけ合わせた、純粋に時計を楽しむ愛好家人たちに向けたモデルです。

 純粋な時計愛好家の期待に応えるように、パルミジャーニ・フルリエは日付窓のないダイヤルをデザインしました。デザインは偶然に委ねることなく、つねにフォルムと機能の調和を考慮して設計されています。

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ノーデイト:もっとも純粋な形の美しさ

 不必要なものすべてを取り除き、本質のみを生かす。「トンダ PF マイクロローター」は2021年 9月の誕生以来、絶対的な美観の完成度を追求し続けています。

 引き締まったライン。最上級の仕上げ。マイクロローター搭載の自動巻きムーブメント。「トンダ PF マイクロローター」のコレクションは、パルミジャーニ・フルリエの大きな特徴であるエレガンスと粋な奥ゆかしさの象徴でもあります。新しく誕生するモデルのひとつひとつが、このモダンなデザインの「型」を受け継いでいます。


ゴールデン・シエナ

 ダイヤルのゴールデン・シエナの色は、気品と穏やかな雰囲気を醸し出します。パルミジャーニ・フルリエは、味わい深い「シエナ」のパレットを着想源に、縞状のモアレ効果を持つ独特の色合いを描き出しました。独自性を追求した結果生まれたのは、大地の微妙なニュアンスと自然を表現する彩りです。


メゾンのシグネチャーモチーフ:バーリーコーンのギョーシェ

 この時計のダイヤルには、メゾンの最高基準に則り、精巧なギョーシェが手彫りされています。パルミジャーニ・フルリエのダイヤルのシグネチャーモチーフであるバーリーコーン(麦の穂)は、オートオルロジュリーのクラシックスタイルです。きわめて小さなパターンが織りなすのは、細かく繊細な質感。全面にギョーシェが刻まれたダイヤルは、広い面積を確保して針を引き立てます。日付窓を取り除き、必要最低限の時と分の表示のみを残すことで、あくまでも純粋であることを極限まで追求します。クラシカルなウォッチメイキングの原理を現代的な視点で見つめ直すことで、メゾンが追求する視認性の高いクリアなダイヤルが実現しました。

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マイクロローター:限られた時計メゾンの特権

 ダイヤルの内側には、最高水準のウォッチメイキング技術が隠れています。厚さ 3.07mmのキャリバーPF703は、マイクロローターが巻き上げる機構を備えており、エレガントで繊細な最高峰の装飾が施されています。マイクロローター機構は製造が難し炒め、現在も限られた最高水準の時計メゾンのみが享受する特権です。厚みがあり、ムーブメントを覆うクラシックな半月型ローターとは異なり、高密度で可動性の高い小型のプラチナ製ローターは、ムーブメントに組み込まれるため厚みも抑えられます。「トンダ PF マイクロローター」は、装着した状態でわずか 7.8mmの薄さのため、装着感が良くスタイルもエレガントに映ります。仕上げのほとんどが手作業で行われています。

 明るく煌めく「トンダ PF マイクロローター」は、単なるタイムピースではなく、洗練されたウォッチメイキングの体現であり、たたえる静謐さは、奥ゆかしさをもつ上質を、現代の究極の価値として昇華させます。

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トンダ PF マイクロローター

Ref.PF914-1020021-100182
ケース径:40.0mm
ケース厚:7.8mm
ケース素材:ステンレススティール(ポリッシュ/サテン仕上げ)
ストラップ:ステンレススティール(ポリッシュ/サテン仕上げ)、ステンレススティール製フォールディングクラスプ
防水性:100m
ムーブメント:自動巻、Cal.PF703(自社製)、48時間パワーリザーブ、毎時21,600振動(3Hz)、29石
仕様:時・分表示、シエナカラー文字盤、バーリーコーン(麦の穂)模様のハンドギョーシェ、プラチナ 950製ローレット加工ベゼル、ケースバックにシリアルナンバーと“PARMIGIANI FLEURIER”刻印
価格:3,707,000円(税込)
発売予定:2024年初夏

ブランドニュース パルミジャーニ・フルリエ(PARMIGIANI FLEURIER) /sites/default/files/newsThumbnail/title_1926.jpg /sites/default/files/newsMainImage/title_1941.jpg

 2024年の新作としてパルミジャーニ・フルリエより、「トリック プティ・セコンド」「トリック クロノグラフ ラトラパンテ」が登場します。いまも高級時計コレクターや愛好家の記憶に新しいトリックが、2024年に心躍らせる復活を果たします。新世代のトリックコレクションのモデル「プティ・セコンド」も「クロノグラフ ラトラパンテ」も、1996年のメゾン創設当時のコレクションの単なるリメイクではありません。パルミジャーニ・フルリエは、あらゆる既成概念を打ち破ることで、妥協することなく男性的なエレガンスの基準を再定義することにあえて挑戦したのです。

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エレガンスの再定義

 パルミジャーニ・フルリエは高級時計のウォッチメイキングにおいて、つねに独自の道を歩み続けてきました。新作のトリックコレクションは、メゾンがどのように差別化を図ってきたかを物語っています。このコレクションは、変化していくモダンデザインの流動性を語り、革新的な技術と磨き抜かれた美観がひとつになる、清々しく落ち着いた高級感を実現しています。

 パルミジャーニ・フルリエは、時計という計時ツールを再定義して、さらにあらゆる制約を打ち破って設計しました。このトリックは穏やかな革命であり、性能と美学を誰も踏み込んだことのない静謐さの領域へと押し上げる力となります。研ぎ澄まされたデザインは、ウォッチメイキングにおける既存の常識を超越し、進化し続けるラグジュアリーの輪郭を描く可能性を示唆します。その歯車には、再生の約束が込められています。


先見の明:ウォッチメイキングの高度化

 新しいトリックを紐解くには、とてもシンプルなキーポイントがあります。

 最高級の素材と深い時計文化への昇華。手巻き、ムーブメントはゴールド製、ダイヤルはゴールド製、インデックスと時分針はゴールド製、ケースはゴールドとプラチナ製に限定。そして、ムーブメントの美しさを堪能できるゴールドとプラチナのバックル。パルミジャーニ・フルリエは、「男性的」の本質を新たにつくり出して、純粋主義の巨匠ル・コルビュジエの設定したカラーパレットから、大地と自然の色を採用しました。これによって、純粋性と優美が自然に溶け合う新たなビジョンがもたらされます。パルミジャーニ・フルリエは、このコレクションに独自の色合いを編み出し、比類のない技巧と組み合わせています。

 貴重な古典技術で、手作業で丹念にグレイン仕上げが施されたダイヤルと、ヌバック加工されたアリゲーターストラップが、柔らかさと品を与え、これまでになく感性を刺激します。


トーラスのモダンな流動性

 ドーリア式の柱とトーラス(円環面)の幾何学からインスピレーションを得たトリックコレクションは、1996年から変わらない強烈なアイデンティティを保ったまま時を重ねてきました。この度発表される新しいコレクションで、その進化は明らかですが、時を経ても不変の要素があります。それは、今日ではパルミジャーニ・フルリエのシグネチャーコレクションの一部を飾るローレット加工のベゼルです。

 新トリックコレクションのケースにもこのベゼルが使われていますが、徹底的に現代化されています。このシグネチャーをのぞけば、創業当時のモデルとの造形上の類似点はなく、トリックは新たな歴史を刻み始めました。

 純粋でミニマルなケースの全体的なラインは、トリックコレクションが経た美的な変化を物語ります。横から見ても正面から見てもケースとストラップが一体化しており、突起や急角度はなく、どのアングルでも流れるような柔らかい外観をしています。新しいエレガンスの基準を取り入れたトリック プティ・セコンドも例外ではありません。

 パルミジャーニ・フルリエがこだわり続けている奥ゆかしい純粋性は、ケースからストラップやダイヤル全体と機能表示に及んでいます。トリックコレクションは単なる時計ではなく、人工的なものを一切排除したフォルムによって調和やバランス、そして全体の黄金律を描く、美学の集大成なのです。

 新生トリックの誕生をめぐる旅路において、素材はゴールドかプラチナ以外の選択肢は考えられませんでした。

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忘れられたウォッチメイキングの伝統

 世界の時計愛好家に認識されているように、パルミジャーニ・フルリエは、すべてのクリエーションの中でウォッチメイキングの伝統と遺産に敬意を払う、限られたエリートブランドのひとつです。製造技術の選択という点で、トリックはその特徴をよく表しています。当然ながら、装飾はパルミジャーニ・フルリエの最高基準に則っています。

 インデックスと針は、付属品も含めて18Kローズゴールド製です。ゴールド製のダイヤルは、伝統的な技法に従って緻密なグレイン仕上げと面取り加工をしています。グレイン仕上げは、繊細でマットな質感を表面に与える技法で、ウォッチメイキングの技の真髄とも言えます。この技法は、ミシェル・パルミジャーニのような一流時計師の忍耐と専門技術をもって現代に甦った技法で、酒石英・粉砕した海塩・銀を脱塩水に混ぜた均質な特製ペーストを細心の注意を払ってダイヤルに塗布します。

 このペーストを塗布した後に、専用ブラシで優しく磨きます。このプロセスで、極めて規則的でソフトな表面が仕上がり、光が分散してダイヤルの見た目は柔らかくなり、独特の存在感を放ちます。

 トリックのダイヤルは、1960年代の「ヴィンテージ」スタイルを着想源としていて、真っ平らではなく面取りが施されています。ダイヤルのエッジは、ケースの内側面に支えられてわずかに丸みを帯びて下がり、高低差があります。この「面取り」の技法は、古くからの伝統技法である、時計用のガラスの製造方法にヒントを得たものです。この製造技法では、ガラスはケースの形状に合わせて特殊な方法で成形されます。平らな形状やわずかにドーム型をしたガラスとは違い、面取りされたガラスは時計ケースの輪郭にぴったり合うように、湾曲するか丸みを帯びています。


大胆な色彩と「プント・ア・マーノ」

 ストラップにも、全体的なアプローチが踏襲されています。アリゲーターをベースにしたヌバック仕上げのストラップを飾るのは、ナポリの一流テイラーが使う「プント・ア・マーノ(=手縫い)」と呼ばれるサルトリアルスティッチ。美的な特徴であると同時に、スーツの着け心地も向上させる技術です。パステルの色調はどれも繊細で落ち着きがありつつ、時計では見たことのないような大胆な色の選択をしています。

 トリックは単なる新しい時計コレクションではなく、現代社会においてエレガントであることの意味に思いを馳せるよう誘いかけます。このコレクションは、秀逸な職人技と革新的な美観の調和を目指す思慮深いアプローチの賜物です。トリックの狙いは、古典主義の枠を超え、モダンなエレガンスの本質そのものに重きを置いた現代的な時計の解釈をお届けすることです。


新しいモダニズム構造

 新しいトリックは、ラグジュアリーの世界における新しい段階の到来を告げます。刹那的なものから着実に脱却したこのモデルの核をなすのが、ムーブメントです。ローズゴールド製の『トリック プティ・セコンド』の機構はすべてが新しく、一見ほとんど見えないようです。

 三つの大きな18Kローズゴールド製の面はブリッジで、幾何学的見地のみに基づいて配置されています。見えるのは、ふたつの香箱と調速機構だけです。コート・ド・フルリエで飾られた大きなブリッジとサンドブラスト加工のプレートが交互に配された前例のない構造で、ミニマルで現代的な美的構成の中に、ウォッチメイキングの偉大な伝統が反映されています。印象的なグラフィックが、時計全体のスタイル要素のひとつになるようにデザインされています。

 その構造は、美観の追求が優先されたアプローチが取られ、エレガントに仕上げるための造形的な必要事項を踏まえて、入念に検討されました。巻き上げの技巧と時計ならではの感触を楽しむために、ムーブメントは手巻きで設計されました。


ゴールデン・テンポ

 ハイエンドウォッチメイキングにおいても、ゴールド製ムーブメントは稀少です。『トリック クロノグラフ ラトラパンテ』の5Hzの高振動ムーブメントは、18Kローズゴールド製で、ダブルコラムホイールが組み込まれています。アラベスクのようなスケルトンの構造要素は、動くパーツを鑑賞できる余地を十分に残しています。この本格的な機械は、トップクラスの傑作キャリバーを秘めながら、ハイエンドウォッチメイキングを忠実に踏襲しています。ムーブメントには、285個の部品と35個の石が使用され、65時間のパワーリザーブを備えています。10分の 1秒の精度と、ゴールドのような柔らかい素材を成形することの難しさは、高級時計の愛好家であれば誰もが認める財産です。それは単なるムーブメントではなく、情熱、専門技術、そして完璧であることへのあくなき追求の物語であり、時計芸術の頂点の極みです。


エリートクロノグラフ

 複雑なムーブメントとケースの精巧さをいかに調和させるか。

 これは、ウォッチメイキングにおける日々の課題です。

『トリック クロノグラフ ラトラパンテ』は、この課題を見事にクリアしています。華やかさを与えるために、トゥールビヨンよりも複雑で製作が難しい一体型ムーブメントとして開発されました。その結果、バランスの取れたプロポーションのエレガントなケースに綺麗に収まったのです。全体のラインは美しく本質を捉えていて、完璧な美観の追求の証しです。控えめなプッシュボタンがミドルケースと同じ高さにあるため、突起物やアグレッシブな角度はありません。横から見ても、正面から見ても、どこから見ても、自然な品性を醸し出しています。ケースとヌバックのストラップが、流れるように繋がっています。

 洗練されたムーブメントを搭載した『トリック クロノグラフ ラトラパンテ』は、複雑機構を搭載した単なる機能的な時計ではありません。それは、なによりもまず、極めてエレガントでスタイルのある時計なのです。

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トリック プティ・セコンド

Ref.PFC940-2010001-300181
ケース径:40.6mm
ケース厚:8.8mm
ケース素材:18Kローズゴールド(ポリッシュ仕上げ)
ストラップ:ヌバック加工のアリゲーターレザー、グレイセラドンのハンドスティッチ、18Kローズゴールド製ピンバックル
防水性:30m
ムーブメント:手巻き、Cal.PF780(18Kローズゴールド、自社製)、60時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)、27石
仕様:時・分・秒表示、スモールセコンド、18Kローズゴールド製サンドゴールドカラーダイヤル(手作業のグレイン仕上げ)、ローレット加工のベゼル、ケースバックにシリアルナンバーと「PARMIGIANI FLEURIER」刻印
価格:7,095,000円(税込)
発売予定:2024年秋

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トリック プティ・セコンド

Ref.PFC940-2010004-300181
ケース径:40.6mm
ケース厚:8.8mm
ケース素材:プラチナ 950(ポリッシュ仕上げ)
ストラップ:ヌバック加工のアリゲーターレザー、サンドゴールドのハンドスティッチ、プラチナ 950製ピンバックル
防水性:30m
ムーブメント:手巻き、Cal.PF780(18Kローズゴールド、自社製)、60時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)、27石
仕様:時・分・秒表示、スモールセコンド、18Kホワイトゴールド製グレーセラドンカラーダイヤル(手作業のグレイン仕上げ)、ローレット加工のベゼル、ケースバックにシリアルナンバーと「PARMIGIANI FLEURIER」刻印
価格:8,206,000円(税込)
発売予定:2024年秋

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トリック クロノグラフ ラトラパンテ

Ref.PFH951-20100011-300181
ケース径:42.5mm
ケース厚:14.4mm
ケース素材:18Kローズゴールド(ポリッシュ仕上げ)
ストラップ:ヌバック加工のアリゲーターレザー、サンドゴールドのハンドスティッチ、18Kローズゴールド製ピンバックル
防水性:30m
ムーブメント:手巻き、Cal.PF361(18Kローズゴールド、自社製)、65時間パワーリザーブ、毎時36,000振動(4Hz)、35石
仕様:時・分・秒表示、スプリットセコンドクロノグラフ、18Kローズゴールド製ナチュラルアンバーカラーダイヤル(手作業のグレイン仕上げ)、ローレット加工のベゼル
限定:30本、ケースバックにシリアルナンバーと「Edition limiteeX/30」「PARMIGIANI FLEURIER」「36'000 Alt/h」刻印
価格:21,285,000円(税込)
発売予定:2024年秋

ブランドニュース H.モーザー(H.Moser & Cie.) /sites/default/files/newsThumbnail/title_1925.jpg /sites/default/files/newsMainImage/title_1940.jpg

 2024年の新作として、H.モーザーが「ストリームライナー・トゥールビヨン スケルトン」を発表しました。デザインと機械のいずれについても比類のない体験を実現するために設計されたストリームライナー・トゥールビヨン スケルトンは、見事なミニマリズムの美学と完璧な対称性を併せ持ちます。このモデルの最も顕著な特徴として、その透明感の高さが挙げられます。H.モーザーは、ミニマリズムの哲学に忠実に無駄なものをすべて削ぎ落とし、作品の本質を引き出して、機構の純粋な美しさを際立たせました。この特別なフルスケルトン モデルの心臓部には、ダブルヘアスプリングを備えたミニッツ フライング トゥールビヨンが搭載されており、無重力状態で浮かんでいるように見えます。大胆なスタイルで見る人を惹きつけるストリームライナー・トゥールビヨン スケルトンは、まさに独創性を体現するモデルと言えます。直径40mmのストリームライナーのケースに収められた、洗練されたエレガンスと壮麗な美しさを兼ね備えた作品です。

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 2022年、H.モーザーはパイオニア・シリンドリカル トゥールビヨン スケルトンを発表することで、スケルトン ウォッチ セグメントへの参入を華々しく果たすとともに、スケルトンの美学に対する自身の姿勢を明確にしました。そしてこのたびH.モーザーは、同じ象徴的な要素を採用した2つ目のスケルトン モデルを発表し、ストリームライナー コレクションのひとつに加えました。可能な限り素材を削ぎ落とすことにより、時計の細部をすべて精巧に浮き彫りにし、それによって洗練された純粋な美しさを実現しています。スケルトン加工によって夜光が際立つ極めて洗練された作品となっており、その透け感により驚くほどの奥行きが感じられ、通常は人目につかない時計の機構の美しさを余すところなく堪能することができます。同じく透かし彫りの香箱の中にはゼンマイが見え、正しく巻き上げられていることをいつでも確認できます。また、同じように透かし細工が施されたローターも眺めることができます。左右対称に関しても特別な注意が払われており、それによって完璧なバランスのプロポーションが実現しています。ミニマリストな仕上げが現代的な印象をもたらし、精密な面取りと描線によってアンスラサイトのメインプレートとブリッジの美しさが際立っています。

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 12気圧防水、40.0mmステンレススチール製のクッション型ケースを備えたストリームライナー・トゥールビヨン スケルトンは、ラグのないケースと完全に一体化したステンレススチール製ブレスレットを始めとしたデザインにより、極めて人間工学に忠実なモデルとなっています。ミドルケース部分はくぼみ、側面にはサテン仕上げ、ケース表面にはポリッシュ仕上げとブラシ仕上げが交互に施されています。トップ部分はわずかにドーム型になったサファイアガラスで覆われ、ボトム部分も同じようにシースルーケースバックです。一体型ステンレススチール製ブレスレットの曲線は、そのまま手首のラインに沿うように優雅なアーチを描いています。非常に複雑な構造のこのブレスレットは、有機的形態に基づく極めて滑らかなラインを備えます。ゴールドプレート仕上げのインデックスを指し示す、2つのパートに分かれた立体的な時針と分針には、スーパルミノヴァ®を混合した革新的なセラミックベースの素材であるグロボライト®のインサートが配されています。

 6時位置に配置され、この類稀なウォッチに動力を供給するミニッツ フライング トゥールビヨンは、中空に浮かんでいるかのように時を刻みます。創意の極致ともいえるHMC 814 自動巻きスケルトン ムーブメントは、H.モーザー社の系列会社であるプレシジョン・エンジニアリング社で設計・製造されたダブルヘアスプリングを備えています。このヘアスプリングのペアにより、拡張時の各ゼンマイの重心の動きが補正、摩耗が軽減され、精度と等時性が大幅に向上し、継続的な完成度が実現されます。

 ストリームライナー・トゥールビヨン スケルトンは、フォルムと機能の調和を愛する、要求が高く先見の明を持つ時計愛好家のために設計されています。まさに、疑う余地のないH.モーザースタイルの高級時計です。

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Streamliner Tourbillon Skeleton
ストリームライナー・トゥールビヨン スケルトン

Ref:6814-1200
ケース径:40.0mm
ケース厚:12.1mm(サファイアガラスを含む)
ケース素材:ステンレススチール
防水性:12気圧防水
ストラップ:一体型ステンレススチール製ブレスレット、モーザーのロゴが刻印された3枚のステンレススチール製ブレード付きフォールディング・クラスプ、ハーフリンクあり
ムーブメント:自動巻き、Cal.HMC 814(自社製)、毎時21,600振動、約72時間パワーリザーブ
仕様:時・分表示、6時位置のミニッツ フライング トゥールビヨン、「M」で装飾されたねじ込み式リュウズ、フルスケルトンダイアル、5Nゴールドプレート仕上げを施したファセット加工のインデックス、5Nゴールドプレート仕上げを施したグロボライト®インサート付の時針および分針、シースルーケースバック
予価:14,135,000円(税込)
発売予定:2024年夏

ブランドニュース ユリス・ナルダン(ULYSSE NARDIN) /sites/default/files/newsThumbnail/title_1924.jpg /sites/default/files/newsMainImage/title_1939.jpg

そしてフリークが始まった

どこからともなくやって来た初代フリーク。それから20年以上が経ち、この時計が巻き起こした変化の風が今も高級時計製造を形づくり続けています。

 今日の高級時計製造を見渡すと、愛好家にとってこれほど素晴らしい事はありません。創造性、革新性、想像力:スイス時計製造のワイルドな側面が解き放たれています。

 2001年にユリス・ナルダンのフリークが発表されたとき、状況は今日よりドライな印象でした。この時計は、すべてのルールを破った時計でした。従来の針も文字盤もリューズもなかっただけでなく、その鼓動は、時計の可動部品にかかるストレスに対抗するために採用された最先端素材、ハイテクシリコンを中心に構成されていました。フリークのすべてが大胆で、画期的で、率直に言って、風変わりでした。

 間違いなく、これはリスクでした。機械式時計製造は30年間の失火を経て、ようやく立ち直りつつありましたが、このフリーク、この並外れたクリエイション、この時計の異常さは、果たして良い評価を受けるでしょうか? 誰がそこに進むでしょうか?

 確かに、彼らならそうするでしょう。

 フリークは嵐を巻き起こしました。古い慣習に頼ることなく、高級時計製造に新しい命を吹き込んだ時計がここにありました。滑らかなラウンド型イエローゴールド製ケース、エナメル文字盤、トゥールビヨンが特徴です。新鮮な美学とアバンギャルドなテクノロジーを備えた自由な精神を持つ時計。フリークは新たなストーリーを語りました。

 文字盤なし。針なし。リューズなし。

 それから20年、フリークの型破りなプロフィールは、ユリス・ナルダンのフラッグシップとなりました。創造的・機械的実験に夢中な独立系企業を象徴する型破りなトーテムです。2001年以来、メゾンはフリークのために20以上の特許を申請しており、2023年、フリーク ワンは権威あるジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリでアイコニックウォッチ賞を受賞しました。


フリークの離陸

砂丘の中の自由なスピリット

 2024年のWatches and Wonders Genevaで、独立系統合型メゾン ユリス・ナルダンが、フリークの物語における次の章、型破りでありながら伝統的でもある「フリーク S ノマド」を発表しました。ブランドの独立精神と、限界を押し広げて新しい領域を開拓しようという探求心を反映しています。

 99本限定生産の新作ウォッチは、一見すると幻想的な宇宙船を思わせるユニークなムーブメントが特徴的です。

 その外観は、フリークSのキャリバーUN-251マニュファクチュールムーブメント、つまり自軸を中心に回転するフライング・カルーセルの構造から来ています。20度に傾斜したシリコン製テンプ(まるで発射台のよう)と、精度と耐久性を高めるためにハイテク・ダイヤモンシル(DIAMonSIL)を施した脱進機を備えた2つのオシレーターが特徴です。これらはボールベアリングに取り付けられた垂直ディファレンシャルシステムによってリンクされています。巻き上げは、従来の自動巻きシステムの2倍の効率を誇るユリス・ナルダンの革新的なグラインダー®自動巻きシステムによって行われます。

 ムーブメントのブリッジにはアンスラサイトPVDコーティングが施され、分針となる部分には暗闇でライトブルーに光る蓄光性のスーパールミノバ®が塗布されています。ムーブメントには合計373個の部品と33個の石が使われています。

 それらを取り囲むのは45mmのケースで、実験的な素材のミックスが特徴です。チタン製の本体に、アンスラサイトPVDコーティングを施したチタン製ベゼル、カーボンファイバー製の側面は時計のラグとしても機能します。これらには2種類のストラップが用意されています。1つはグレーのラバー製「バリスティック」、もう1つはグレーのアリゲーター製で、サンドカラーのカーフスキンレザーのアクセントを生かすためオープンワークが施されています。

 ここまでは型破りです。しかし伝統的とは? アワーディスクへ続きます...

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さらなる高みへ

フリーク S ノマドのダイヤモンド・ギヨシェ・アワーディスクは手作業による職人技の驚異

 フリーク S ノマドは、間違いなくデザインと技術の異端児です。しかしパラドックスでもあります。なぜなら、この時計は同時に、オート・オルロジュリー、メティエダール、希少な手工芸品や最も精巧な高級時計だけを特徴づける仕上げ技術へのユリス・ナルダンの深い愛情を証明しているからです。フリーク S ノマドの要素の中で、カルーセル「宇宙船」ムーブメントの背後に置かれたアワーディスクほど、この情熱をよく表しているものはありません。

 ダイヤモンドの形をしたギヨシェパターンにサンドカラーのCVD加工を施し、波打つ砂丘をイメージしています。熟練職人によって1点ずつ生み出されるギヨシェ装飾の、その背景にある極めて繊細な方法は、何年もかけて習得し、完成させます。18世紀の希少なローズエンジンが使われており、電子機器やレーザーガイダンスを一切使用せず、すべて手作業で回します。

 各文字盤は交差する曲線の美しいシーケンスであり、3時間にわたる240回の連続した動作を要します。パターンは一つの連続した動きによってもたらされるもので、ギヨシェ職人はパターンのシームレスさを保つために、手を持ち上げることも、一瞬の油断も許されません。一息つくこともなく、コーヒータイムもありません。尋常ではないレベルの集中力、スキル、忍耐力が必要です。

 なぜこれを手作業で行うのでしょうか? それには3つの理由があります。まず、手作業による職人技のロマンスと美しさです。機械がより賢く、より速く、より人の手を離れるにつれて、機械は感動を失ってしまうので、手仕事の価値はより永遠のものになります。2つ目は、機械が関与しないため、振動がなく、仕上がりがより滑らかで正確になることです。そして最後に、一枚一枚手作業で作られているため、まったく同じものは2つとない点です。

 この超伝統的な仕上げ技術と、フリーク S ノマドの最先端ムーブメントとアバンギャルドな素材の組み合わせが隣り合うことは、ユリス・ナルダンの比類なき時計製造アプローチを完璧に象徴しています。つまり純粋に、スイス時計製造のサヴォアフェールに根ざしながらも、絶対的な斬新さと革新性を果敢に追求するメゾンの姿勢を。

 フリーク S ノマドはこう説明します:「ユリス・ナルダンの探究心に境界なし」

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フリークな特色

文字盤なし
 従来の機械式時計のムーブメントは、文字盤の下に隠れています。しかし、フリーク S ノマドには文字盤がありません。その代わりに、キャリバーUN-251マニュファクチュールムーブメントは、サファイアクリスタルの下で立体的な輝きを放っています。

針なし
 同様に、ほとんどのアナログ時計には、時刻を表示するための時針と分針があります。フリーク S ノマドは、ムーブメントの一部であるオービタル・フライング60分カルーセルにセットされたポインターで分を表示し、ムーブメントの下にある回転アワーディスクにセットされたポインターで時間を表示します。

リューズなし
 フリークの基本構造には、リューズがありません。その代わり、ベゼルが時間をセットするための機構として機能します。6時位置のロッカーを持ち上げると作動し、セッティングシステムが解除されます。

マイクロメカニカルの偉業
 フリーク S ノマドの革新的なムーブメントは、時計学のモダンアート作品です。シリコン製テンプと、並外れた精度と持久性をもたらすダイヤモンドコーティングを施した超ハイテクシリコンであるダイヤモンシル(DIAMonSIL)の脱進機を備えたダブルオシレーターが特徴です。これらは垂直ディファレンシャルによってリンクされ、優れた計時精度を実現します。ユリス・ナルダンが特許を取得したグラインダー®自動巻きシステムは、従来の巻き上げシステムの2倍の効率でパワーを生み出し、72時間のパワーリザーブを保持します。

マテリアル・アドバンテージ
 フリーク S ノマドは、軽量なチタン製ケースとロッカー、そしてアンスラサイトPVDコーティングを施したチタン製ベゼルを備えています。側面はカーボンファイバー製で、時計のラグになるよう形作られています。

スピン・ザット・ディスク
 フリーク S ノマドのフライングカルーセルの後ろにある回転アワーディスクには、エレガントなダイヤモンドのギヨシェ模様が手作業であしらわれ、サンドカラーのCVDコーティングが施されています。職人が手作業で18世紀のローズエンジンを回転させ、高度な技術を要する丹念な作業を一度も中断することなく3時間かけて製作されます。

ライト・ファンタスティック
 時・分表示には、暗い場所でブルーに光るスーパールミノバ®が塗布されています。

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FREAK S NOMAD
フリーク S ノマド

Ref:2513-500LE-4AGUI/3A
ケース径:45mm
ケース素材:チタン
防水性:30m
ストラップ:グレー「バリスティック」テクスチャードラバー、チタン製フォールディングバックル
ムーブメント:自動巻き、Cal.UN-251、72時間パワーリザーブ、毎時18,000振動×2
仕様:ムーブメントの回転による時・分表示、サンドカラーCVDコーティングを施したダイヤモンド型のギヨシェ彫りアワーディスク、アンスラサイトPVDコーティングチタン製ベゼル、カーボンファイバー製サイドプレート、アンスラサイトPVDコーティングチタン製ケースバックとオープンサファイアガラス
限定:世界限定99本
価格:21,901,000円(税込)

/sites/default/files/newsImage2/s02_493.jpg

FREAK S NOMAD
フリーク S ノマド

Ref:2513-500LE-4AGUI/1A
ケース径:45mm
ケース素材:チタン
防水性:30m
ストラップ:オープンワークを施したグレーアリゲーターとゴールドのカーフスキンレザーインサート、チタン製フォールディングバックル
ムーブメント:自動巻き、Cal.UN-251、72時間パワーリザーブ、毎時18,000振動×2
仕様:ムーブメントの回転による時・分表示、サンドカラーCVDコーティングを施したダイヤモンド型のギヨシェ彫りアワーディスク、アンスラサイトPVDコーティングチタン製ベゼル、カーボンファイバー製サイドプレート、アンスラサイトPVDコーティングチタン製ケースバックとオープンサファイアガラス
限定:世界限定99本
価格:21,901,000円(税込)

188 /sites/default/files/staticContentThumbnail/top_505.jpg _self 26 824

2024 New Model | A. LANGE & SÖHNE
2024年 A.ランゲ&ゾーネ新作情報


2024年 A.ランゲ&ゾーネ新作情報




      311594 311595 311596 311597 311591 300349 300353 0 staticcontent
      ブランドニュース A.ランゲ&ゾーネ(A. LANGE & SÖHNE) /sites/default/files/newsThumbnail/01_title_14.jpg /sites/default/files/newsMainImage/01_title_14.jpg

       ダトグラフの発表から25年、A.ランゲ&ゾーネはこのモデルの新解釈として光り輝く、ダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨン・ハニーゴールド “ルーメン”をウォッチズ&ワンダーズ 2024で発表しました。プレシジョン・ジャンピング・ミニッツカウンターを備えたフライバック・クロノグラフ、パーペチュアルカレンダー、ストップセコンド機構を備えたトゥールビヨンを組み合わせた洗練されたこのモデルは、この度初めてランゲ独自のハニーゴールド®ケースと“ルーメン”仕様となって50本限定で登場します。

       ダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨンは2016年の発表以来、その名を冠した三つの複雑機構を備え、高級時計製作の世界で堂々たる地位を占めています。各複雑機構だけでも既に技術的な偉業を成し遂げていますが、最大の難題は、それぞれに異なる、極めて複雑な機構を完璧に組み合わせ、バランスよくレイアウトされた見やすいダイヤルを考案することでした。ダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨン・ハニーゴールド “ルーメン”は、暗がりでもその技術の卓越性とデザインの優位性を発揮します。


      追加機能を搭載した三つの伝統的な複雑機構

       これからご紹介する複雑機構により、この時計がすべてにおいて芸術作品であることがわかります。ダトグラフは、フライバック・クロノグラフの代名詞であり、メゾンを象徴するアウトサイズデイトを備えています。フライバック機構は、停止・リセット・再スタートの三つの切替えステップをボタンを1回押すだけで実行するため、間髪を入れずに新しいタイムの計測が可能です。分積算計は、停止した時間を明確に読み取ることができます。クロノ秒針が60秒を経過するごとに正確に針が一つ先の目盛りに進みます。クロノグラフの機能を補完するのが、平均時速を計測するためのタキメータースケールです。このスケールは、コーティングを施したサファイアクリスタルのダイヤル外周に配置されています。

       パーペチュアルとは、表示が瞬時に切り替わる永久カレンダーのことです。長期的な時間計測を視野に入れ、グレゴリオ暦に基づき、うるう年のずれを考慮して月によって異なる日数を表示します。驚異的な機械精度を誇る、未来を見据えたこのムーンフェイズ表示は、122.6年経過しても真の月齢から1日しかずれません。10時位置にある調整ボタンで、すべての表示を同時に1日進めることができます。ケース側面には、ムーンフェイズ表示、曜日、月、うるう年を個別に調整できる三つの調整プッシャーを備えています。

       トゥールビヨンとは、ストップセコンド機構を備えたワンミニッツトゥールビヨンのことです。トゥールビヨンは、走行中の列車における重力の影響を相殺することができます。精緻な「キャリッジ」と呼ばれるカゴの中で、テンプ、アンクルおよびガンギ車といった回転をつかさどる部品が、固定された四番車を中心にして1分間に1回転します。高級機械式時計の世界でも最も巧妙かつ魅力的な機構は、機械式時計の精度を大幅に向上させました。

       トゥールビヨンが発明されてから200年後の2008年、A.ランゲ&ゾーネはストップセコンド機構を発表し、この機構の最適化に向けて大きな一歩を踏み出しました。テンプがどのような状態にあっても、またキャリッジの位置にも左右されずに、トゥールビヨンを停止させ、初めて秒単位での時刻合わせが可能になりました。リューズを引くと、レバーメカニズムを介してハックレバーが解放され、ハックバネをテンプの方へ誘導します。ハックバネがテンプを押さえることによって、テンプと同時にキャリッジも瞬時に停止させます。リューズを押し込むとテンプとトゥールビヨンが解放されて、その瞬間に時計が再び動き始めます。サファイアクリスタルのシースルーバックからは、精密なメカニズムと四番車を中心にして繰り広げられる魅惑的なムーブメントの動きを眺めることができます。

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      機能とデザインのハーモニー

       ダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨン・ハニーゴールド “ルーメン”は、その独創的な機構だけでなく、技術の卓越性を優れたデザインへと昇華させた明快なディスプレイの配置も特徴です。12時位置の下に配置された二つの枠に収められたアウトサイズデイトと、二つのサブダイヤルで構成される正三角形を成すダイヤルは、表示が多くても明快でバランスよくレイアウトされています。左側にはスモールセコンド、曜日、デイ・ナイト表示が、右側にはプレシジョン・ジャンピング・ミニッツカウンター、月、うるう年表示が配置されています。6時位置のムーンフェイズ表示は、バランスを損なうことなく組み込まれ見事に調和しています。


      昼も夜も - 輝くエレガンス

       ダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨン・ハニーゴールド “ルーメン”は、半透明ダイヤルと夜光性コーティングにより、表示やメカニズムが発光し、暗がりでもその個性をまばゆいばかりに放ちます。周囲が暗ければ暗いほど、その輝きは増し、際立ちます。時針と分針には蓄光顔料が塗布され、クロノ秒針には完璧なコーティングが施されています。スモールセコンド、月、曜日、ミニッツカウンターの針が、夜光サブダイヤル上で時を刻みます。直下の蓄光顔料により、分目盛りとタキメータースケールを配したダイヤル外周のリング上の刻印が光ります。

       独特で目を引くルミナス・アウトサイズデイトは、2013年に発表されたグランド・ランゲ1 “ル ーメン”で初めて採用されました。日付けが切り替わった直後に、アウトサイズデイト表示も発光するようにするのは、かなりの難題でしたが、ランゲ独自の解決策が見つかります。十の位用十字プレートと一の位表示用ディスクに蓄光顔料を塗布し、ブラックで数字をプリントしたのです。これにより真夜中でも日付が切り替わる光景を間近で見ることができるようになりました。

      /sites/default/files/newsMainImage2/01_m02_11.jpg

      新開発の自社製キャリバーL952.4

       ダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨン・ハニーゴールド “ルーメン”には、進化した自社製キャリバーL952.4が搭載されています。ムーブメントは684個の部品で構成され、もちろん二度組み方式で組み立てられています。クロノグラフ機構は昔ながらのコラムホイール方式で、ランゲ自社製フリースプリング式ヒゲゼンマイと偏心錘付きテンプを搭載し、50時間というパワーリザーブ持続期間の初日から最終日まで、優れた歩度の安定性を保証します。テンプの振動数は、毎時18,000振動(2.5Hz)です。合計300個という驚異的なマーカーを備えた分目盛りからも、5分の1秒単位の正確さでタイムを計測できることがわかります。未処理の洋銀製ブリッジ、ポリッシュ仕上げのゴールドシャトン、ブルースクリューなど、ランゲならではの高品質を表す特徴をサファイアクリスタル製のケースバックから楽しめます。


      18Kハニーゴールド®と“ルーメン”を融合させた比類無きタイムピース

       ダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨン・ハニーゴールド “ルーメン”は既存モデル同様、ケース径は41.5mm、厚みは14.6mmのハニーゴールド製ケースです。ダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨン・ハニーゴールド “ルーメン”は、限定モデルとなるルーメンシリーズの第6弾であるとともに、2021年に発表されたツァイトヴェルク・ハニーゴールド “ルーメン”に続く、ハニーゴールド特有の硬度と比類なき輝き、そして“ルーメン”の夜光性コーティングを組み合わせたモデルとしては第2弾となる、唯一無二のモデルです。

      「2016年、A.ランゲ&ゾーネの時計師たちは、技術的にも審美的にも最も洗練されたタイムピースのひとつ、ダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨンを生み出しました」と商品開発ディレクター、アントニー・デ・ハスは語ります。「プレシジョン・ジャンピング・ミニッツカウンターを備えたコラムホイール式クロノグラフ、瞬転式表示を備えた永久カレンダー、ストップセコンド機構を備えたトゥールビヨンという三つの伝統的な複雑機構と、便利な追加機能が一体化されています。難題は、極めて複雑な機構を組み合わせ、正確に調和させて動かすことと、バランスよくレイアウトされた見やすいダイヤルを両立させることでした。ダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨン・ハニーゴールド “ルーメン”は、この時計が持つ独特な技術的、審美的特徴にさらにスポットライトを当て、初めて暗がりの中で体験できるようにしたのです。私たちは再び、機械式時計製作の限界に挑戦し、洗練された複雑機構に新たな光を当てるという野望をまたひとつ叶えました」

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      Datograph Perpetual Tourbillon Honeygold "Lumen"
      ダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨン・ハニーゴールド “ルーメン”

      Ref:740.055FE
      ケース径:41.5mm
      ケース厚:14.6mm
      ケース素材:18Kハニーゴールド®
      ストラップ:ダークブラウンアリゲーター(手縫い)、18Kハニーゴールド®製および18Kホワイトゴールド製フォールディングバックル
      ムーブメント:手巻き、Cal.L952.4(ランゲ自社製)、50時間パワーリザーブ(完全巻上げ状態)、毎時18,000振動(2.5Hz)、57石(うち1石はダイヤモンド受け石)
      仕様:時・分・秒(スモールセコンド)表示、ストップセコンド機構付きトゥールビヨン、プレシジョン・ジャンピング・ミニッツカウンター付きフライバック・クロノグラフ、タキメータースケール、アウトサイズデイト、曜日、月、うるう年表示付き永久カレンダー、デイ・ナイト表示、ムーンフェイズ表示、シースルーケースバック
      限定:世界限定50本
      価格:要お問い合わせ

      ブランドニュース A.ランゲ&ゾーネ(A. LANGE & SÖHNE) /sites/default/files/newsThumbnail/02_title_16.jpg /sites/default/files/newsMainImage/02_title_16.jpg

       1999年に発表されたダトグラフは、新たに開発された自社製キャリバーと独創的なダイヤルデザインで、クロノグラフという複雑機構に新たな時代を切り開きました。そして2024年、このクロノグラフのパイオニア的存在の誕生25周年を記念して、18Kホワイトゴールド製ケースとブルーのダイヤルを備えたダトグラフ・アップ/ダウンが125本限定で登場しました。

       復活コレクション第一弾が発表されてからわずか5年後の1999年に、A.ランゲ&ゾーネは初めてクロノグラフムーブメントを搭載したダトグラフを発表しました。これは先駆的なコンセプトの誕生を意味しました。ドイツ・ザクセン州の自社工房で新たに開発したキャリバーL951.1は、フライバック機能を備えたコラムホイール式クロノグラフ、プレシジョン・ジャンピング・ミニッツカウンター、そしてランゲを代表するアウトサイズデイトを組み合わせています。

       ダトグラフのムーブメントには、時計製作における限界を超え、新たな道を切り開こうとするメゾンの意欲が非常に早い段階から表れていました。現在、クロノグラフ機能を搭載した革新的モデルは13にも上りますが、ダトグラフはこれらのシリーズの先駆けとなったのです。クロノグラフ機能搭載モデルには、2012年に発表されたダトグラフ・アップ/ダウンのキャリバーL951.6があります。パワーリザーブ表示を備え、パワーリザーブが60時間に延長されました。

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      航空機さながらの時間計測 - いつでも正確な計測が可能

       フライバック機構、プレシジョン・ジャンピング・ミニッツカウンター、アウトサイズデイト、パワーリザーブ表示を備えたダトグラフ・アップ/ダウンは他に類を見ない時計です。

       フライバック機構は、三つの切替えステップをボタンを1回押すだけで実行するため、二つの連続したタイムの計測を素早く行うことができます。クロノグラフが停止し、ゼロにリセットされ、間髪を入れずに再びスタートするのです。この機能は、航空黎明期によく使用されました。プレシジョン・ジャンピング・ミニッツカウンターは、その名の通り、クロノ秒針が60秒を経過するごとに正確に針が一つ先の目盛りに進みます。「アップ/ダウン」とは、6時位置にあるパワーリザーブ表示のことで、60時間のパワーリザーブ残量を示しています。3日に1回、針が赤い部分に触れたら巻き上げのタイミングです。


      洗練されたエレガンスと明快なデザイン

       調和のとれたダイヤルデザインにより、一目でダトグラフ・アップ/ダウンと分かります。12時位置の下に配置された二つの枠は、正三角形の先端となっています。9時位置のスモールセコンドと3時位置のプレシジョン・ジャンピング・ミニッツカウンターのサブダイヤルは、ダイヤル中心軸の下に水平に配置され、三角形の底辺を形成しています。特徴的な軸対称をなすダイヤルデザインは、最適な視認性を確保しています。ダトグラフ・アップ/ダウンの新作モデルでは初めてブルーが採用され、ロディウムカラーのサブダイヤル、夜光針、バトン型アワーマーカーがエレガントなブルーの色調と鮮やかなコントラストを成しています。

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      精度と美しさが調和する自社製キャリバーL951.6

       手巻きキャリバーL951.6は451個の部品で構成され、二度組み方式で組み立てられた後、ランゲ独自の仕上げが施されます。ダトグラフ・アップ/ダウンに生命が吹き込まれる瞬間です。洗練された技術、複雑な構造、優れた仕上げにより、技術と美しさを伝える模範的なクロノグラフです。

       クロノグラフ機構は昔ながらのコラムホイール方式で、フリースプリング式ヒゲゼンマイと偏心錘付きテンプを搭載し、毎時18,000振動(2.5Hz)で振動し、5分の1秒単位の正確さでタイムを計測します。サファイアクリスタルのケースバックからは、ミニッツカウンター機構と、ストップ/スタートのステップを制御するコラムホイールの動きを見ることができます。

       高度な技術により生み出される洗練されたムーブメントは、A.ランゲ&ゾーネならではの高い職人技によるものです。例えば、クロノグラフ機構のクラッチロッカーに見られるような、ム ーブメントの鋭角な内側部分は、注目に値するものです。この高い完成度を実現するには、並外れた手先の器用さや経験が必要となります。芸術作品とも言うべき精密構造は、長い歳月をかけて受け継がれてきた伝統的要素であり、未処理の洋銀製ブリッジ、スワンネック形バネを備えたハンドエングレービング入りテンプ受け、四つのビス留め式ゴールドシャトンなどがあります。


      三つのモデルをご用意

       新作モデルのサイズは既存モデル同様、ケース径は41.0mm、厚さは13.1mmです。ブルーのダイヤルを備えたホワイトゴールド製で125本限定のダトグラフ・アップ/ダウンの新作のほかに、ケースとダイヤルが、プラチナ/ブラックケースとピンクゴールド/ブラックケースの定番モデルもラインナップされています。

      「現在に至るまで、トップクラスのクロノグラフを設計・製作することは、精密時計製作における最大の課題のひとつです」と商品開発ディレクター、アントニー・デ・ハスは語ります。25年も前に、ランゲの時計師たちは、高度な機能とバランスの取れたダイヤルデザインを融合させたダトグラフという傑作を生み出しました。真のクラフツマンシップの繊細さと表現力豊かなデザインという、この唯一無二の組み合わせにより、ダトグラフは、新たな道を開拓し続けるというA.ランゲ&ゾーネの哲学を象徴するものであると同時に、今後の開発へのさらなる意欲につながるものです」

      /sites/default/files/newsImage1/02_s01_9.jpg

      Datograph Up/Down
      ダトグラフ・アップ/ダウン

      Ref:405.028
      ケース径:41.0mm
      ケース厚:13.1mm
      ケース素材:18Kホワイトゴールド
      ストラップ:ハンドステッチを施したブルーアリゲーター、18Kホワイトゴールド製ピンバックル
      ムーブメント:手巻き、Cal.L951.6(ランゲ自社製)、60時間パワーリザーブ(完全巻上げ状態)、毎時18,000振動(2.5Hz)、46石
      仕様:時・分・秒(スモールセコンド)表示、ストップセコンド機能、プレシジョン・ジャンピング・ミニッツカウンター付きフライバック・クロノグラフ、パワーリザーブ表示 AUF/AB(UP/DOWN)、アウトサイズデイト表示、シースルーケースバック
      限定:世界限定125本
      価格:要お問い合わせ

      530 /sites/default/files/staticContentThumbnail/top_463.jpg _self 26 824

      2024 New Model | PIAGET
      2024年 ピアジェ新作情報


      2024年 ピアジェ新作情報




          300595 300598 0 staticcontent
          山形屋ウォッチギャラリー(R0631) カテゴリなし /sites/default/files/tenpoContentThumbnail/title_274.jpg オメガ 山形屋ウォッチギャラリー 2024年4月26日(金)リニューアルオープン 鹿児島県:山形屋ウォッチギャラリー

          オメガ 山形屋ウォッチギャラリー
          2024年4月26日(金)リニューアルオープン
          鹿児島県:山形屋ウォッチギャラリー オメガコーナー

          山形屋1号館1階に位置する「オメガ 山形屋ウォッチギャラリー」は、2024年4月26日(金)にリニューアルオープンいたします。

          最新のデザインコンセプトを採用し、壁や床のニュートラルなカラーにゴールドとブランドカラーのレッドが映えるスタイリッシュな店内は、オメガの世界観を楽しみながら、くつろいでいただける空間になっています。

          スピードマスター、シーマスターなどのアイコニックなタイムピースが揃うラグジュアリーな空間で、ゆったりとオメガの世界観をお楽しみ下さい。



          • シーマスター ダイバー300M

            シーマスター ダイバー300M
            Ref:210.30.42.20.01.001
            ケース径:42mm
            ケース素材:ステンレススチール
            防水性:300m
            ムーブメント:自動巻
            価格:913,000円(税込)

          • シーマスター ダイバー300M

            シーマスター ダイバー300M
            Ref:210.30.42.20.03.003
            ケース径:42mm
            ケース素材:ステンレススチール
            防水性:300m
            ムーブメント:自動巻
            価格:968,000円(税込)

          • シーマスター 300

            シーマスター 300
            Ref:234.30.41.21.01.001
            ケース径:41mm
            ケース素材:ステンレススチール
            防水性:300m
            ムーブメント:自動巻
            価格:1,089,000円(税込)

          • シーマスター アクアテラ

            シーマスター アクアテラ
            Ref:220.92.43.22.99.001
            ケース径:43mm
            ケース素材:チタン ラバーストラップ
            防水性:150m
            ムーブメント:自動巻
            価格:1,914,000円(税込)

          • スピードマスター プロフェッショナル

            スピードマスター プロフェッショナル
            Ref:310.30.42.50.01.001
            ケース径:42mm
            ケース素材:ステンレススチール
            防水性:50m
            ムーブメント:手巻
            価格:1,078,000円(税込)

          • スピードマスター プロフェッショナル

            スピードマスター プロフェッショナル
            Ref:310.62.42.50.99.001
            ケース径:42mm
            ケース素材:ムーンシャインゴールド ラバーストラップ
            防水性:50m
            ムーブメント:手巻
            価格:4,994,000円(税込)

          • スピードマスター クロノスコープ

            スピードマスター クロノスコープ
            Ref:329.30.43.51.02.001
            ケース径:43mm
            ケース素材:ステンレススチール
            防水性:50m
            ムーブメント:手巻
            価格:1,463,000円(税込)

          • スピードマスター 38MM

            スピードマスター 38MM
            Ref:324.30.38.50.02.001
            ケース径:38mm
            ケース素材:ステンレススチール
            防水性:100m
            ムーブメント:自動巻
            価格:858,000円(税込)

          • コンステレーション

            コンステレーション
            Ref:131.33.41.21.04.001
            ケース径:41mm
            ケース素材:ステンレススチール レザーストラップ
            防水性:50m
            ムーブメント:自動巻
            価格:1,089,000円(税込)

          • コンステレーション

            コンステレーション
            Ref:131.10.25.60.52.001
            ケース径:25mm
            ケース素材:ステンレススチール
            防水性:30m
            ムーブメント:クォーツ
            価格:561,000円(税込)

          • デ・ヴィル プレステージ

            デ・ヴィル プレステージ
            Ref:434.10.40.20.03.001
            ケース径:40mm
            ケース素材:ステンレススチール
            防水性:30m
            ムーブメント:自動巻
            価格:759,000円(税込)

          • デ・ヴィル プレステージ

            デ・ヴィル プレステージ
            Ref:434.10.28.60.05.001
            ケース径:27.5mm
            ケース素材:ステンレススチール
            防水性:30m
            ムーブメント:クォーツ
            価格:495,000円(税込)

          ※表示価格は2024年4月15日時点での税込価格です。


          tenpocontent オメガ(OMEGA)
          ブランドニュース ピアジェ(PIAGET) /sites/default/files/newsThumbnail/title_1923.jpg /sites/default/files/newsMainImage/title_1938.jpg

           創業150周年という特別な年に、ピアジェはウォッチメイキングの歴史において初となる偉業を成し遂げました。ムーブメントを作り始めて150年、初の薄型キャリバー「9P」の開発から67年、そして2018年の世界最薄ウォッチ「アルティプラノ アルティメート コンセプト」の発表から6年の時を経て、ピアジェはまたしてもウォッチメイキングにおける創造性の限界に挑みました。エレガンスを追求し、独創性を具現化したこの比類なきタイムピースは先行モデルと同じわずか2mmという薄さの中にトゥールビヨンを搭載しています。進化し続けるピアジェが作り上げたこの画期的なクリエイションは、メゾンにとって技術面だけでなく達成感という意味においてもマイルストーンと言えます。

          「アルティプラノ アルティメート コンセプト トゥールビヨン」は、それ自体が1つのパラドクスです。そしてもちろん、ウォッチメイキングにおける実現可能性の限界を超えたこのモデルは、150年にわたってピアジェの時計職人がいかにウォッチを進化させてきたかを物語っています。

           ケース径41.5mm、2気圧防水、そしてブルーPVD加工されたコバルト合金製ケースの「アルティプラノ アルティメート コンセプト トゥールビヨン」は、一見すると必要な機能を漏れなく兼ね備えた日常使いのウォッチであるかのようです。しかしわずか2mmという厚さとトゥールビヨンの存在によって、このウォッチは非日常的な異次元に達しているのです。

           ブリッジの中で回転する「アルティプラノ アルティメート コンセプト トゥールビヨン」のキャリッジは、現在の最先端技術の定石を大きく覆します。裏蓋のサファイアクリスタルから見えるトゥールビヨンの下には、ピアジェの創業以来その原動力となってきたモットー「常に必要以上に良いものをつくる」が刻印されています。ピアジェの文化は、人、発明、コラボレーションを基盤とし、この精神が驚異的な薄型への挑戦を可能にしてきました。


          最高を生み出す アトリエ

          「アルティプラノ アルティメート コンセプト トゥールビヨン」は厚さわずか2mmで、1ミクロンたりとも超えていません。そしてケース径は41.5mmで、こちらも1ミリたりとも超えていません。先行モデルとまったく同じサイズであるにもかかわらず、トゥールビヨンを搭載することで30%増えるパワー消費量に対応しています。

           これは単なる数字の羅列ではなく、ピアジェが成し遂げた偉業の証であり、その背景には、ラ・コート・オ・フェにあるピアジェのマニュファクチュールの中でひそかに繰り広げられた時間との闘いという長いドラマがあります。3年間にも及ぶ作業、見直し、自問自答が、このプロジェクトに関わったすべての人の人生に刻まれました。

           トゥールビヨンは、ウォッチメイキングの頂点とされる王道のコンプリケーションの1つです。このウォッチは、美しさのために技術を活かすというメゾンの昔からのアプローチに忠実 でありながら、技術面においても詩的なまでの美しさという面でも、新たな次元に到達しています。このプロジェクトの指針は究極の精度を得ることでした。先行モデルと同じ薄さを保ちつつトゥールビヨンを加えるために、見た目には分かりにくいものの、ピアジェは先行の「アルティプラノ アルティメート コンセプト」の部品の90%を設計し直し、さらに新しい機構も開発しなければなりませんでした。「アルティプラノ アルティメート コンセプト トゥールビヨン」の内部は、すべてが新しく、長年の経験を活かして再開発・再設計されています。

          「アルティプラノ アルティメート コンセプトと確かに似ていますが、それは表面上の話です。トゥールビヨンを足しただけのように見えて、実際は何もかもを新たに見直したのです」と、ピアジェCEO バンジャマン・コマーは語っています。

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          ムーブメント

          「アルティプラノ アルティメート コンセプト」は6年以上にわたる共同作業の成果であり、2020年のジュネーブ・ウォッチ・グランプリ(GPGH)で栄誉ある「金の針賞」を受賞しています。完成までに長い道のりを経たことは言うまでもなく、このウォッチによってもたらされた挑戦の数々によって、ピアジェは薄型ウォッチ開発のゴールに到達したと思われたかもしれません。

           しかし、先行モデルが納品された時から、創業以来マニュファクチュールを構えるラ・コート・オ・フェの時計職人チームは、このウォッチを超える次なる一手は何なのだろうと考えずにはいられなかったのです。答えはサブダイヤルを増やすことではなく、視覚効果、ムーブメント、技術的な革新性を兼ね備え、ウォッチ愛好家から認められるコンプリケーションを組み入れることでした。「アルティプラノ アルティメート コンセプト トゥールビヨン」誕生の背景は、かつてキャリバー「9P」と「12P」、アルティプラノ アルティメート オートマティック「900P」または「910P」、そして「アルティプラノ アルティメート コンセプト」を開発した時と似ていました。新しいアイディアがありながら、それをいかに実現するかという難問への答えはなかなか見つからなかったのです。キャリバー「900P」の発明から繰り返されてきた試行錯誤を礎として、このウォッチはムーブメントとケースが一体化しています。貴重なスペースを確保して超薄型を実現するため、ケースバックがムーブメントの地板の役割を果たしており、外面は肌に接しています。ケースはブルーコバルト合金製で、極めて優れた厚さと強度のバランスを誇ります。ケース側面に埋め込まれたリューズは、引き出してから専用ツールで 操作します。このツールは歯車減速とトルク制御システムが内蔵されており、香箱にエネルギーを与えることができます。


          レボリューション

           部品の配置は先行モデルと同じで、時分表示の文字盤はややオフセンターに置かれています。トゥールビヨンは10時位置にあり、リングには秒表示の目盛が刻印されています。最大の制約にして決して妥協することができないのは薄さであり、全部品を厚さ2mmの中に納めることが課されました。最大の難問は、先行モデルと同じケース径、同じケースの厚み、そして同じ厚みの部品を用いる中で、既に部品で満たされた空間にいかにしてトゥールビヨンを挿入するかという点でした。

           そこから、ラ・コート・オ・フェとジュネーブの時計職人の思考の歯車は回り始めました。紙と鉛筆、記憶と文化、開かれた精神とウォッチメイキングに関するノウハウ・・・。開発には ありとあらゆる人材が携わりました。ピアジェが常に実践してきた開発手法に基づいて、アイディアを採用または不採用にするために試行錯誤を繰り返し、常に一からやり直すということが行われました。こうして70種類以上のトゥールビヨン キャリッジ、15種類以上のアンクル、30種類以上のケースフレームを改良後、ようやく「アルティプラノ アルティメート コンセプト トゥールビヨン」の最終的な機構が完成したのです。

           ピアジェは薄型技術のノウハウを生かし、中でも厚さ7.35mmのケースに収められた厚さ4.6mmの薄型トゥールビヨン キャリバー「670P」の高度な専門技術を採用しました。このフライングトゥールビヨンはわずか1.49mmの厚さに収まっており、上部ブリッジがなく、トゥールビヨンはその下側から固定されています。しかし、数百分の数ミリの差で、ラ・コート・オ・フェのマニュファクチュールは目標に達することができず、トゥールビヨンを全面的に考え直す必要がありました。

           やがて新たなアイディアが浮かびました。トゥールビヨンをその外周で固定するというものです。「アルティプラノ アルティメート コンセプト トゥールビヨン」のトゥールビヨンは環状です。外周はセラミック製ボールベアリングで固定され、1分間に1回転します。素材は主にチタンでできていますが、可能な箇所ではスチールも使用されています。次に取り組むべきは動力の課題でした。

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          優れた技巧

          「アルティプラノ アルティメート コンセプト トゥールビヨン」は、オリジナルの「アルティプラノ」の十字型のデザインを再現した独自のスケルトン香箱を採用しています。しかし、トゥールビヨンのエネルギー消費量は固定式の調速機を備えたムーブメントよりも多く、「アルティプラノ アルティメート コンセプト」より約25%多くの動力を消費します。

           にもかかわらず「アルティプラノ アルティメート コンセプト トゥールビヨン」は、40時間以上のパワーリザーブを備えています。この驚異的な性能は、2つの要素に起因しています。

           1つ目は、パワーを最も効率よく伝達する因子に基づいて作り直された、カスタムメイドの主ゼンマイです。ブレードの厚みをやや増やすことで、新たに必要なエネルギーの供給が可能になりました。そして2つ目は、ピボットの代わりにボールベアリングを使用したことです。可動式のパーツの回転を容易にすることで、摩擦が軽減されました。こうして確保されたエネルギーをパワーリザーブに使用できるだけでなく、薄型化も達成できました。設計におけるさらなる技術革新は、ウォッチ全体の厚みに合わせてサファイアクリスタルの厚みを文字盤側で0.20mm、裏蓋側では0.16mmに抑えた点です。ウォッチの厚さが2mmになると、すべてにおいて方法論が変わります。身に着ける人がほとんど気づかない点であっても、時計職人に とってはきわめて重要な意味を持ちます。特に小型化された部品の機械加工公差は、最大の課題でした。テンプのリムとサファイアクリスタルの厚みが共に0.2mmのため、これらを製造する機械は約2ミクロン、つまり0.002mmの精度を持たなければなりませんでした。その後の装飾的な表面加工の工程を考えると、この段階での精度はさらに重要になります。以前は6本だった歯車のアームの数は4本になっていますが、手作業で行われるダイヤモンド研磨と面取りの装飾の際に部品が変形しないように作る必要がありました。「アルティプラノ アルティメート コンセプト トゥールビヨン」は、さまざまな革新の集大成といえるでしょう。しかし真の偉業は「アルティプラノ アルティメート コンセプト」と同じく、このウォッチが醸し出す美しさです。硬貨と同じ厚さわずか2mmのトゥールビヨン搭載ウォッチがもたらすのは、驚きと快適な着用感です。横から見ると、ウォッチはほとんど見えません。裏面は思いもよらない魅惑的な開口部を備えています。

           そして表面は驚くほど奥行きを感じさせ、想像を超えるようなユニークなスタイルを作り出します。着けていることを忘れてしまいそうでありながら、堂々たる存在感も感じさせるウォッチ。ピアジェらしいブルーとゴールドのカラーの組み合わせは、深みのあるエレガンスを表現しています。このエレガンスこそ何よりもピアジェが常に目指しているものであり、ピアジェDNAの中核をなすものです。

          「アルティプラノ アルティメート コンセプト トゥールビヨン」は身に着ける楽しみと、眺める楽しみの両方を与えてくれます。制作に携わった人々とマニュファクチュールの長い歴史への想像も刺激します。そして、次にピアジェはどんな驚くことをするのだろうという楽しみももたらしてくれます。

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          Altiplano Ultimate Concept Tourbillon
          アルティプラノ アルティメート コンセプト トゥールビヨン

          Ref:G0A49510
          ケース径:41.5mm
          ケース厚:2.0mm
          ケース素材:コバルト合金(ブルーPVD)
          防水性:2気圧
          ストラップ:テキスタイルストラップ、コバルト合金製ピンバックル
          ムーブメント:手巻き、ケースと一体化したCal.970P-UC(ピアジェ自社製)、約40時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)、13石
          仕様:時・分・秒(スモールセコンド)表示、ワンミニッツペリフェラルトゥールビヨン、モノブロックダイヤル
          限定:世界限定15本
          価格:要お問い合わせ

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