太古の文化へのオマージュを込め、最古のドラゴンをモチーフとしたMont Rougeと、現代のドラゴン「ブルース・リー」がトゥールビヨン・ウォッチとして夢の共演を果たしました。
ブルース・リーの彫刻は、故郷香港のグランド・プロムナードに設置されている有名な像のデザインを用い、ビクトリア・ハーバーの対岸に見える香港島の景色も再現しています。さらに、ブルース・リーのアイコンであるヌンチャクを時針・分針に用いる事で、往年の映画ファンには堪らないデザインとなっています。
本取り組みは、香港初のトゥールビヨン・ウォッチを発売する高級腕時計ブランドであるメモリジンと、ブルース・リー・クラブの協力によって実現しました。同会会長のサイン入り限定証明書が付属します。
世界100本限定、日本国内では10本のみ、時計の恋人 新宿高島屋店にて限定販売となります。
販売店詳細
時計の恋人 新宿高島屋店
所在地:〒151-8580 東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目24番2号 新宿高島屋タイムズスクエア8階
TEL:03-5361-1906
営業時間:10:00~20:00(金・土曜日は10:00~20:30)
定休日:なし
MONT ROUGE by MEMORIGIN “Bruce Lee Club” Limited Toulbillon
ケース径:約44mm
ケース厚:約13mm
ケース素材:SS
ストラップ:アリゲーター
ムーブメント:自動巻トゥールビヨン、60時間パワーリザーブ、毎時28,800振動、23石
仕様:センター・フライング・トゥールビヨン、フロントセミスケルトン、バックスケルトン、ブルース・リー彫刻(18金)、香港ビクトリアハーバー彫刻、ヌンチャクをイメージしたハンド(時/分)、ブラックセラミックダイヤル、サファイアクリスタル風防(両面)
限定:世界限定100本(うち日本限定10本)
価格:1,000,000円(税抜)
株式会社アイメックスワールド
Tel:06-6460-3000
memorigin.jp
SIHH2016 Van Cleef & Arpels New Model2016年 ヴァン クリーフ&アーペル新作情報


SIHHに参加するブランドには、ふたつの種類がある。ひとつは時計専業ブランド。長い歴史と積み重ねてきた文化を武器に、“正統派の時計”を邁進している。しかし正統であることを尊ぶがあまり、予定調和に陥りやすいのも事実だ。
その点、ジュエラーブランドが手掛ける時計には、常識に捕らわれない遊び心がある。そもそも名のあるジュエラーの多くは、デザインセンスを生かした外装を作り、他社のムーブメントを収めて時計を販売してきたという実績がある。その歴史と伝統が、今でもしっかりと受け継がれているのだ。
パリの名門ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)は、特別なムーブメントを使用してドラマチックな時間を演出する、“ポエティック コンプリケーション”を得意としている。

そもそも、時計の本懐は正確な時刻を示すことにある。しかしヴァン クリーフ&アーペルが表現するのは、心をときめかせるロマンチックな時間。時計をつけているだけで心が豊かになり、眺めているだけで幸せな気分に浸れる時計だ。今年も動きやデザイン、そして技法にこだわった時計を多数リリースしており、改めて“時計専業ブランドとの違い”を見せつけた。
スマートフォンの登場以降、特に腕時計は不要になるのではないかという話も聞かれた。ところが趣味性の高い嗜好品として、以前よりも購入者が増えているのは、現在時刻を知る以外の価値を表現するモデルが増えたからだろう。
そう観点から考えると、ヴァン クリーフ&アーペルが作り出すポエティック コンプリケーションこそが、最も現代的な時計なのかもしれない。
現代人にとって自由な時間こそが、最も得難く、そして贅沢なもの。ヴァン クリーフ&アーペルは、そんな価値ある時間を表現する時計を作っている。
取材・文:篠田哲生 Report&Text:Tetsuo Shinoda
写真:江藤義典 / Photos:Yoshinori Eto
※表記は2016年4月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
※2016年最新作レポートの掲載価格つきましては、税抜き表記を行っているものもあります。
>2016年 SIHH(ジュネーブサロン)レポート トップへ戻る

Van Cleef & Arpels(ヴァン クリーフ&アーペル) についてのお問合せは……
ヴァン クリーフ&アーペル ル デスク
東京都千代田区麹町1-4 半蔵門ファーストビル
TEL:0120-10-1906
>>ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels) 公式サイトはこちら
>>ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels) のGressive掲載ショップはこちら
BASEL WORLD2016 ZENITH New Model2016年 ゼニス新作情報


昨年、創業150周年の節目を迎えたゼニス(ZENITH)。2016年のバーゼルワールドでは「ヴィンテージ」「レジェンド」「マニュファクチュール」という3つのコンセプトを提示。これを、製品、イメージ、マーケティングのすべてに活かしていくことがアナウンスされた。
その中でも、最も象徴的なのが「ヴィンテージ」で、このコンセプトを体現したのが、新作「ヘリテージ パイロット トンアップ(Heritage PILOT TON-UP)」である。これは、1960年代にイギリスなどで一世を風靡したオートバイ文化のスタイル「カフェレーサー」をイメージしたモデルで、バーゼルワールドのブースにもトライアンフのカスタムバイクを展示したり、同時代の理髪店を再現したりするなど、カフェレーサーを取り巻く当時の世界観が構築されていた。

また、ゼニスを代表する自社製造ムーブメント「エル・プリメロ」と「エリート」を搭載するモデルは、昨年、大々的なコレクション再編を行ったが、エル・プリメロのコレクションについては、今年、ヨーロッパとアメリカ市場を主なターゲットに、バリエーションを拡充。ケース径45mmのコレクションが加わったのみならず、全モデルとも、レザー、ラバーのストラップと、ブレスレットが展開されることになった。
一方のエリート・コレクションもラインナップが充実。とりわけ、昨年発表されて好評を博した「エリート 6150(Elite 6150)」には新たなモデルが追加された。
次の150年に向けて新たなる一歩を踏み出したゼニス。その勢いは、さらに加速度を増している。
>>>ヘリテージ パイロット トンアップ(Heritage PILOT TON-UP)
取材・文:竹石祐三 / Report&Text:Yuzo Takeishi
写真:堀内僚太郎 / Photos:Ryotaro Horiuchi
※表記は2016年8月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
※2016年最新作レポートの掲載価格つきましては、税抜き表記を行っているものもあります。
>2016年 BASEL WORLD(バーゼルワールド)レポート トップへ戻る

ゼニス(ZENITH) についてのお問合せは……
LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン株式会社 ゼニス
TEL: 03-5524-6420
>>ゼニス(ZENITH) 公式サイトはこちら
>>ゼニス(ZENITH) のGressive掲載ショップはこちら
BASEL WORLD2016 CASIO New Model2016年 カシオ新作情報


「カシオ(CASIO)」の時計事業は絶好調。牽引するのは1983年に誕生したタフスペック・ウォッチ「G-SHOCK」であることは間違いないが、ビジネスマンの必須時計として認知度が高まっている「オシアナス」、さらにはアルピニスト御用達の高性能アウトドア・ウォッチ「プロトレック」の人気も高い。
カシオといえば高機能デジタル・ウォッチのイメージが強いが、ここ数年でアナログ・モデルがかなり増えている。
時計市場においてデジタル・ウォッチが占めるシェアはほんのわずかであり、売上の拡大を目指すためにはアナログ・ウォッチの開発を進める必要があったのだ。
しかし、飽和状態のアナログ・ウォッチ市場で存在感を示すのは容易ではない。そこでカシオでは得意とするエレクトロニクス技術を武器に、絶え間なく進化を続けることで「使う楽しさ」や「見る楽しさ」を提供しようと考えた。電波時計やGPSを駆使した高精度技術や正確なセンサー、さらには複数のモーターを搭載することで針の動きもスピーディにしたのは、その一例である。

これだけでも十分に勝機のある戦いだが、カシオではさらなる高みを目指した。高級時計の愛好家を取り込むために、高付加価値の時計を目指すのだ。
そのひとつが日本のクラフツマンシップを巧みに取り入れるスタイル。日本の伝統色である銅(あかがね)を取り入れたり、鎚(つち)で金造板を叩いて模様を作る鎚起(ついき)をパーツに施したりと、日本ブランドならではの表現に磨きをかけている。
さらにカラーリングにも強いこだわりを持っており、「オシアナス」では技術を駆使して美しいオシアナスブルーを追求。しかも再結晶サファイアを用いることで、異素材ミックスのブルーのグラデーションを作り上げている。
もはやカシオの時計たちは、カジュアルウォッチというジャンルで語る事は難しくなっている。高機能&高級感を武器とする新たなラグジュアリーウォッチが軸となり、カシオの快進撃は続いていく。
取材・文:篠田哲生 / Report&Text:Tetsuo Shinoda
写真:江藤義典 / Photos:Yoshinori Eto
※表記は2016年8月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
※2016年最新作レポートの掲載価格つきましては、税抜き表記を行っているものもあります。
>2016年 BASEL WORLD(バーゼルワールド)レポート トップへ戻る

CASIO(カシオ)のお問合せは
TEL:03-5334-4869
>>>オフィシャルサイトはこちら
CASIO(カシオ)のGressive掲載ショップはこちら
SIHH2016 PIAGET New Model | 2016年 ピアジェ新作情報


薄型ウォッチの大家であるピアジェ(PIAGET)では、例年世界記録を更新するような画期的な薄型ウォッチを発表している。それがSIHHにおけるハイライトのひとつになるわけだが、今年は少々状況が異なり、レディスウォッチに力を注いだ。
ピアジェの新しいブランドコンセプトは「RADIANCE(ラディアンス)」=輝き。ブースのデザインは、パリに拠点を置いて活躍する建築ユニットDGTの田根 剛氏が担当。約6kmものケーブルを天井から垂らして、光と陰で輝きを演出する。
新作のラインナップもレディスがメインとなり、独創的なデザインで人気のジュエリーウォッチ「ライムライト・ガラ」には“セカンドスキン”と呼ぶほど腕なじみに優れたプレシャスメタルのブレスレットが誕生。さらに工芸技術を用いる「メティエ・ダール」では、イヴ・ピアジェ・ローズをダイアルにあしらった。
いずれのモデルも薄型に仕上げているため、デザインの美しさとエレガントな雰囲気が生きている。

ではメンズモデルはどうだったのか?
純然たる新作と呼べるのは、「ピアジェ エンペラドール・クッション 700P」のみ。しかしユニークな趣向を凝らしており、ゼンマイの動力をクオーツで制御する新しいスタイルを提唱している。
ピアジェは薄型ムーブメントにこだわりつつも、精度やパワーリザーブなどの実用性を犠牲にしない。そして蓄積した技術力を武器に、新たな高級時計の可能性を模索している。
“機械式×クオーツ式”というスタイルが、今後どのような展開を見せるのかはまだ不明ではあるが、独自性を尊ぶピアジェの姿勢は健在のようだ。
取材・文:篠田哲生 Report&Text:Tetsuo Shinoda
写真:江藤義典 / Photos:Yoshinori Eto
※表記は2016年5月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
※2016年最新作レポートの掲載価格つきましては、税抜き表記を行っているものもあります。
140166 140167 140168 140169 140170 140171 140172 140173 /tokimegu/2016/sihh/piaget -
WPHH 2016 FRANCK MULLER New Model2016年 フランク ミュラー新作情報


ここ数年、WPHHで発表されるフランク ミュラーの新作には、往年の傑作や名品を復刻したモデルが必ず含まれている。2016年も例外ではなく、我々がまず注目したのは、1994年に発表されて時計界に“トノウ(トノー)型ブーム”を巻き起こし、同時にウォッチ・ブランドとしてのフランク ミュラーの存在を認知させた傑作「カサブランカ(CASABLANCA)」に、ムーンフェイズ・インジケーターを搭載した「カサブランカ ルナ(CASABLANCA LUNA)」である。
まさにヴィンテージと呼ぶにふさわしいモデルだが、実は「カサブランカ」にムーンフェイズ機構が単体で搭載されるのは初めてのこと。また、インジケーターのディスクには微笑む月の顔が描かれているが、独立時計師時代を除くと、フランク ミュラーのムーンフェイズに表情が描かれたのは初めてだという。

一方、アバンギャルド(前衛的)な時計作りにおいても、フランク ミュラーの挑戦はまだまだ終わらない。その証左が「ヴァンガード™ スケルトン トゥールビヨン(VANGUARD™ SKELETON TOURBILLON)」や「ヴァンガード™ グランデイト(VANGUARD™ GRANDE DATE)」である。
これらのモデルは、フランク ミュラーにとっての新たなフラッグシップ(旗艦モデル)である「ヴァンガード™」のコレクションに属するものであり、スケルトン加工が施された直線的なブリッジや、ブラックとゴールドのコントラスト、大胆なオープンワークによって白日の下にさらけだされた精密なメカニズムの超絶の美によって、高級機械式時計の未来の姿を提示したのである。
取材・文:名畑政治 Report&Text:Masaharu Nabata
写真:堀内僚太郎 Photos:Ryotaro Horiuchi
※表記は2016年7月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
※2016年最新作レポートの掲載価格つきましては、税抜き表記を行っているものもあります。

フランク ミュラー(FRANCK MULLER) についてのお問合せは……
フランク ミュラー ウォッチランド東京
東京都中央区銀座5-11-14
TEL:03-3549-1949
>>フランク ミュラー(FRANCK MULLER) 公式サイトはこちら
>>フランク ミュラー(FRANCK MULLER) のGressive掲載ショップはこちら
※上記商品を取り扱っていない店舗もございます。
WPHH 20162016 WPHH(The World Presentation of Haute Horlogerie) 新作 レポート

ジュネーブの中心部から車で約15分の閑静な住宅地ジャントウ。この地にフランク ミュラー(FRANCK MULLER) を中心とする高級ウォッチ・ブランドの集合体のウォッチランドグループの生産拠点である、その名も「ウォッチランド(WATCHLAND)」があることは、時計愛好家なら周知の事実であろう。
このウォッチランドを舞台として、毎年1月に開催される高級時計の時計展示会が「WPHH(The World Presentation of Haute Horlogerie)」である。
2016年は フランク ミュラーに加え、極上のダイヤモンドを素材に華麗なウォッチを生み出すバックス & ストラウス(BACKES & STRAUSS)が新作を発表。世界中から集まったリテイラー、バイヤー、そしてプレスたちに新たな話題を提供した。
取材・文:名畑政治 / Report &Text:Masaharu Nabata
写真:堀内僚太郎 / Photos:Ryotaro Horiuchi
WPHH 2016 Brand List2016年WPHH 取材ブランド一覧
WPHH 2016 information2016年WPHH(The World Presentation of Haute Horlogerie) 取材詳細
- WPHH(The World Presentation of Haute Horlogerie)とは?
- 1998年からフランク ミュラーウォッチランド社が独自に主催する(2008年は全10ブランド)の国際時計見本市。 正式名称は「World Presentation of Haute Horlogerie 」で、スイス ジュネーブ市郊外にある高級住宅街、レマン湖のほとりで年1回開催される
about WPHH(The World Presentation of Haute Horlogerie) 20162016 WPHH取材について
Gressiveメルマガ、FACEBOOK、Twitterでは腕時計の最新情報やコンテンツの更新情報をお届けしています。2016年のWPHH(The World Presentation of Haute Horlogerie)レポートの更新情報もこちらからお届けしています。
この機会にぜひ、最新情報メルマガ、FACEBOOK、Twitterにご登録ください。
[メディア関連の皆様へ]本コンテンツへのご質問・お問合せはこちらまで
”BASEL WORLD , SIHH , WPHH , GTE ,& other BRANDS NEW MODEL” 時を巡る旅
- >2018年 新作情報トップ
- >2018年 バーゼルワールド新作情報
- >2018年 プレ バーゼルワールド and more新作情報
- >2018年 ジュネーブサロン新作情報
- >2018年 WPHH新作情報
- >2017年 新作情報トップ
- >2017年 バーゼルワールド新作情報
- >2017年 プレ バーゼルワールド and more新作情報
- >2017年 ジュネーブサロン新作情報
- >2017年 WPHH新作情報
- >2016年 新作情報トップ
- >2016年 バーゼルワールド新作情報
- >2016年 ジュネーブサロン新作情報
- >2016年 WPHH新作情報
- >2015年 新作情報トップ
- >2015年 バーゼルワールド新作情報
- >2015年 ジュネーブサロン新作情報
- >2015年 WPHH新作情報
- >2015年 その他ブランド新作
- >2014年 新作情報トップ
- >2014年 バーゼルワールド新作情報
- >2014年 ジュネーブサロン新作情報
- >2014年 WPHH新作情報
- >2013年 新作情報トップ
- >2013年 バーゼルワールド新作情報
- >2013年 ジュネーブサロン新作情報
- >2013年 WPHH新作情報
- >2013年 GTE新作情報
- >2012年 新作情報トップ
- >2012年 バーゼルワールド新作情報
- >2012年 ジュネーブサロン新作情報
- >2012年 WPHH新作情報
- >2011年 新作情報トップ
- >2011年 バーゼルワールド新作情報
- >2011年 ジュネーブサロン新作情報
- >2011年 WPHH新作情報
- >2011年 GTE新作情報
- >2010年 新作情報トップ
- >2010年 バーゼルワールド新作情報
- >2010年 ジュネーブサロン新作情報
- >2010年 WPHH新作情報
- >2010年 GTE新作情報
- >2009年 新作情報トップ
- >2009年 プレバーゼル情報
- >2009年 バーゼルワールド新作情報
- >2009年 ジュネーブサロン新作情報
- >2009年 WPHH新作情報
- >2008年新作情報トップ
- >2007年新作情報トップ
/tokimegu/2016/wphh -
スイス高級機械式時計ブランド、ジャケ・ドローの精神を反映した傑出した新しいタイムピースシリーズは、華麗なパイヨン装飾の技術を称えています。
この芸術的な時計の装飾は、過去の伝説と現代の傑作が融合したものになっています。
ジャケ・ドローはモダンさと伝統が対になっています。啓蒙思想の時代に誕生したブランドは、その時代の見事な装飾技術を継承してきました。
こうしてジャケ・ドローの装飾技術は、その卓越した機構や、ラ・ショー・ド・フォンのアトリエ・オブ・アート(LES ATELIERS D'ART)で行われるエナメル上の絵画や彩色、彫刻やエングレービング、エナメル装飾が施された荘厳なダイアルによって世界中で称賛されています。
装飾技術の中でも、パイヨン装飾は他と一線を画しています。この繊細な芸術的装飾技法は、手作業でゴールドの微細な金片を1つ1つ配置して、エナメル文字盤上に均一な幾何学模様を描いた後、半透明のエナメル層で固めます。等質の「きめ」と「色」を持つエナメルを生み出すには、窯の極めて高い温度を完璧に制御することが不可欠です。とりわけ、このノウハウを会得したピエール-ジャケ・ドローらによって、パイヨン装飾は18世紀にその全盛期を迎えました。ジャケ・ドローの職人たちは、まず当時のパイヨン(金片)を用いてこの技法を復活させました。今日彼らは、新旧の技術を同時に駆使し、この技法と独特の色合いを持つ“高温焼成”エナメルを融合して、新たな感動を生む独自のパイヨンを作り出しています。
毎年ジャケ・ドローは、時代を超越した美を称える希少な新作モデルを発表しています。2016年に限定モデルとして発表された新作のタイムピースは、これまでの創造性と美の限界を打ち破っています。この匠の装飾芸術は今ジャケ・ドローの時計コレクションを象徴するモデルの1つとして、このノウハウを駆使して、比類のない正確な幾何学模様およびレッドゴールドとエナメルの色彩が放つ虹色の輝きを生み出しています。
グラン・セコンド(GRANDE SECONDE)は、斬新なバイオレットとアントラサイトグレーの他に輝かしいブルーを展開しています。直径39mmのプティ・ウール ミニット(PETITE HEURE MINUTE)が3つの同じ色を纏う一方で、ポケットウォッチ(THE POCKET WATCH)は、ブルーまたはレッドカラーを採用して懐中時計の伝統に彩りを添えています。今回初めて、プティ・ウール ミニット(PETITE HEURE MINUTE)に直径35mmの女性らしいバージョンが加わり、このシリーズの全モデルと同様、サンレイ仕上げが施された奥深いブルーのダイアルを備えています。そして、7日間のパワーリザーブを搭載した荘厳なトゥールビヨン(Tourbillon)には、初めてパイヨン装飾が施されています。細心の注意が注がれたこのモデルは、針やメタルリングのネジの頭、そしてラピスラズリのローターの青色など、細部に至るまで数々のこだわりが貫かれており、石を装飾的に用いる技術と時計の複雑機構におけるジャケ・ドローの歴史的なノウハウを物語っています。
これらの新作モデルは、ルネサンス時代の特徴を忠実に継承しながら新たな進化を模索しています。今年ジャケ・ドローは、重ね合わせた金片のデザインを巧みに見直しています。まるでビーズのようなゴールドのドットを切り抜き、2本のラインの交差点に手作業で配置して、半透明のエナメルに閉じ込められた装飾の量を際立たせています。
1つ1つに極めて綿密な作業を要するこれらのタイムピースは、限定モデルとして提供されており、古の職人技の粋と現代の傑作を結集した類稀なデザインを纏っています。
/sites/default/files/newsImage2/1308.jpgアトリエ・オブ・アート コレクション
プティ・ウール ミニット パイヨン(写真右上)
Ref.:J005003240
ケース径:35mm
ケース厚:10.8mm
ケース素材:18Kレッドゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:手縫いのダークブルーアリゲーターストラップ
ムーブメント:自動巻、Cal.JAQUET DROZ 2653.P、毎時28,800 振動、パワーリザーブ68時間、28石
仕様:オフセンターの時分表示、ブルーカラーの”高温焼成”パイヨンエナメルダイアル、18Kレッドゴールドのメタルリング、オパーリンシルバーカラーの時分表示インダイアル
限定:世界限定8本
価格:4,110,000円(税抜)
グラン・セコンド パイヨン(写真右中)
Ref.:J003033415
ケース径:43mm
ケース厚:12.06mm
ケース素材:18Kレッドゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:手縫いのダークグレーアリゲーターストラップ
ムーブメント:自動巻、Cal.JAQUET DROZ 2663.P、毎時28,800 振動、パワーリザーブ68時間、30石
仕様:オフセンターの時分表示、ラージセコンドサブダイアル、アントラサイトカラーの”高温焼成”パイヨンエナメルダイアル、18Kレッドゴールドのメタルリング、オパーリンシルバーカラーの時分表示インダイアル
限定:世界限定8本
価格:4,570,000円(税抜)
ポケットウォッチ パイヨン(写真右下)
Ref.:J080033046
ケース径:50mm
ケース厚:12.07mm
ケース素材:18Kレッドゴールド
防水性:非防水
ムーブメント:手巻、Cal.JAQUET DROZ 2615、毎時21,600 振動、パワーリザーブ40時間、20石
仕様:オフセンターの時分表示、ラージセコンドサブダイアル、レッドカラーの”高温焼成”パイヨンエナメルダイアル、18Kレッドゴールドのメタルリング、オパーリンシルバーカラーの時分表示インダイアル
限定:世界限定8本
価格:5,140,000円(税抜)
ジャケ・ドロー ブティック銀座
TEL:03-6254-7288
www.jaquetdroz.com
OMEGA オメガが導入した 新たなる精度と品質の検定制度 「マスター クロノメーター」とは?
>>>ついに明らかにされた「マスター クロノメーター」の全貌
取材・文:名畑政治 / Report&Text:Masaharu Nabata
協力:スウォッチ グループ ジャパン オメガ事業部 / Special thanks to:Swatch Group Japan OMEGA Division

OMEGA(オメガ) についてのお問合せは……
オメガお客様センター
TEL: 03-5952-4400
>>オメガ(OMEGA) 公式サイトはこちら
>>オメガ(OMEGA) のGressive掲載ショップはこちら
この2週間強、オリンピック リオデジャネイロ大会で行われた競技、そして生まれた記録の数々に世界は魅了されました。これまでの大会と同様、記憶に残るシーンがいくつも生まれました。継続してオリンピックの公式計時を務めているオメガにとっては、今回のリオデジャネイロ大会も、世界記録や、接戦を計り続けた大会でした。
記録の更新
合計28の世界記録が今回のオリンピック リオデジャネイロ大会で更新されました。競技の内訳は、アーチェリー(1)、陸上競技(4)、自転車トラック(7)、競泳(8)そしてウエイトリフティング(8)です。
また、合計65のオリンピック記録が今大会で更新されました。競技の内訳は、陸上競技(6)、カヌースプリント(2)、自転車トラック(10)、近代五種(7)、ボート(1)、射撃(20)、競泳(14)そしてウエイトリフティング(5)です。
ハイライトシーン
<3人同着 競泳>
競泳男子100mバタフライ決勝で、オリンピックの歴史上初めて、オメガは3人同着の記録を計時しました。マイケル・フェルプス、チャド・レクロー、そしてラースロー・シェーの3人が51.14秒の同タイムでゴールし、表彰台の銀メダルの位置に一緒に並びました。このレースに勝利したのは、シンガポールのジョセフ・スクーリングでした。銀メダルの3選手は、ゴール時、プールサイドの側面に設置してあるオメガの“タッチパッド”に全く同時に触れたことで、この前代未聞の出来事が起こったのです。競技の後しばらくして、その時の事をチャド・レクローはオメガに「本当に信じられませんでした。記録が表示されたその瞬間、その事の重大さに気付いていませんでした。でも、メダル授与式は競泳の歴史に残るものになったと思います。フェルプスもシェーもまるで世界記録でも更新したかのように喜んでいましたよ。とてもクールな瞬間でしたね」と語りました。
<ダイビングゴール 陸上>
時として、勝つ為にはゴールラインに身を投げ出さなければなりません。それを文字通り行ったのが、陸上女子400m決勝で勝利したバハマ代表のシャウナ・ミラーです。ゴール前、強豪アリソン・フェリックスにリードを許した状況で、ミラーはゴールラインに本能的にダイブをしたのです。オメガの写真判定カメラ「スキャン・オー・ビジョン・ミリア」によって、ミラーの胴が、最初にゴールラインを通過している事が証明されたのです。彼女のタイムは49.44秒で、2位との差はわずか0.07秒でした。オリンピックに出場しているアスリート達にとっては、ミリ・メートルの差といえども、時としてそれが、記録達成に繋がることも、敗北の原因になることもありえます。
<写真判定 ボート>
オメガが担う計時による写真判定の重要性が見事に証明された出来事がボートの男子シングルスカル決勝で起こりました。ニュージーランド代表のマヘ・ドライスデールと、クロアチア代表のダミル・マルティンのタイムは両者とも、6:41:34でした。ドライスデール、マルティンの当事者達を含め、会場の観客全てが、写真判定の結果発表に固唾を呑みました。そして、ゴール時の写真が公開され、驚く程の僅差ですが、ドライスデールの勝利が証明されたのです。
<4/1000秒差 自転車>
指の爪先の長さは、1000秒分の1の時間に匹敵するというのはよく言われることです。その言葉通りの結果になったのが、自転車トラック競技の女子スプリント決勝です。ドイツ代表のクリスティーナ・フォーゲルが、英国代表のレベッカ・ジェームズを4/1000秒の僅差で下したのです。このレースの1位と2位の結果を分けたのは、またしてもオメガの写真判定カメラでした。フォーゲルは最後、サドルを失いながらも、2位のジェームズに0.004秒差をつけて11.312秒でゴールしました。
<ジャマイカ 陸上>
世間の注目度が最も高い競技は当然のように、私たちを楽しませてくれました。陸上100m決勝です。男子決勝では、笑みを浮かべるウサイン・ボルトが、9.81秒で勝利し、女子決勝では、ボルトと同じジャマイカ代表であるエレイン・トンプソンが10.71秒で勝利しました。また、ウサイン・ボルトは、陸上男子200m決勝でもタイム19.78秒で勝利し、観客を歓喜させました。
[オメガに関するお問合せは]オメガお客様センター
TEL:03-5952-4400