BASEL WORLD 20172017 BASEL WORLD 新作 レポート バーゼル定点観測23年。その輝きと存在感は今も健在!

2017 BASEL WORLD REPORT
バーゼル定点観測23年
その輝きと存在感は今も健在!
その輝きと存在感は今も健在!

毎年春(3~4月)にスイス・バーゼル市で開催される世界最大級の時計宝飾見本市「バーゼルワールド(BASEL WORLD)」。2017年は3月23日から30日に開催されたが、この取材を開始してから、早いもので今年で23年目を迎えた。
つまり、この23年間、我々は「バーゼルワールド」という見本市を中心として、スイス時計(とそれを取り巻く時計業界)の定点観測を続けてきたことになる。その立場から言うと、現在の時計業界はなかなか厳しい状況にある。
事実、バーゼルワールド事務局が3月20日に発表したリリースによれば、2017年の来場者は10万人は越えたものの、2016年と比べマイナス4%とのこと。出展ブランドも200ほど減り、昨年までメインホール外に設置され、独立系ブランドを集めた「THE PALACE(ザ・パレス)」という特設テントが消え、メインホール3階に「LES ATELLIERS(レ・ザトリエ=工房という意味の仏語)」というスペースが設けられ、50以上の独立系ブランドが出展した。
意地の悪い見方をすれば、メインホールの出展ブランドが減ったため、独立系ブランドを収容するスペースが生まれたことになるが、時計ファンには嬉しいニュースだ。
このように需要が伸び悩む市場の動きに呼応し、各社から発表される新作の価格が微妙にリーズナブルになってきた印象があるが、これも時計ファンには朗報だろう。
またトレンドとしてはスポーツ系ウォッチの充実がある。オメガの「スピードマスター」初代モデルの発表は1957年であり、今年で誕生60周年。同年、オメガは本格ダイバーズ・ウォッチ「シーマスター300」、鉄道時計「レイルマスター」という “トリロジー(三部作)” を発表したが、これらの歴史的モデルも一挙に復刻した。
そしてロンジンの「フラッグシップ」も60周年。ブライトリングのダイバーズ・ウォッチ「スーパーオーシャン」も60周年。世界初の電池式腕時計であるハミルトンの「ベンチュラ」も60周年と、“1957年” が時計界にとって極めて重要であったことを再認識した。
このような周年記念モデルを含め、ヴィンテージ・ルックの復刻モデルが多数発表されたのも2017年のトレンドだ。
一方、新体制で時計界に存在感を誇示しようという動きも顕著である。
日本を誇る高級時計ブランド「グランドセイコー(GS)」は、セイコーのいちブランドという位置づけから脱却し、自由なポジションで製品開発を推進するという。
さらに、もうひとつの国産時計メーカーである「シチズン」は、「ブローバ」、「アーノルド&サン」、「フレデリック・コンスタント」などの海外ブランドを傘下に収めてグローバル戦略を展開。バーゼルでは各ブランド独自のブースの他、傘下ブランドを集めた特別ブース「シチズン パビリオン」を設け、国の枠を超えたグループ体制の確立をアピールした。
このように見ると、低調といわれる時計市場も、決して現状に甘んじているわけではないことがわかる。しかも、一時は若者の時計離れが心配されたが、最近ではリーズナブルなアナログ・クォーツ・ウォッチが人気で、若者(とくに女性)の間で腕時計を楽しむことがトレンドになってもいる。
我々が23年前に始めたスイス現地取材。そのひとつの柱であるバーゼルの時計宝飾見本市は、まだまだその輝きと存在感を失ってはいないのだ。
総論:名畑政治 / Text:Masaharu Nabata
写真:江藤義典 / Photos:Yoshinori Eto
2017バーゼルワールド
取材・文:名畑政治、田中克幸、篠田哲生、竹石祐三 / Report&Text:Masaharu Nabata、Katsuyuki Tanaka、Tetsuo Shinoda、Yuzo Takeishi
写真:堀内僚太郎、江藤義典 / Photos:Ryotaro Horiuchi、Yoshinori Eto
BASEL WORLD 2017 Report List2017年BASEL WORLD ブランドレポート一覧
ショパール(CHOPARD)
グラスヒュッテ・オリジナル(GLASHÜTTE ORIGINAL)
ロンジン(LONGINES)
ハリー・ウィンストン(HARRY WINSTON)
ブレゲ(Breguet)
ブランパン(BLANCPAIN)
クエルボ・イ・ソブリノス(CUERVO Y SOBRINOS)
コルム(CORUM)
ルイ・モネ(LOUIS MOINET)
アーノルド&サン(Arnold & Son)
アンジェラス(Angelus)
クロノスイス(CHRONOSWISS)
ゼニス(ZENITH)
ブローバ(BULOVA)
オメガ(OMEGA)
ブライトリング(BREITLING)
ジャケ・ドロー(JAQUET DROZ)
ウルベルク(URWERK)
チャペック(CZAPEK)
H.モーザー(H.Moser & Cie.)
ウブロ(HUBLOT)
ロレックス(ROLEX)
パテック フィリップ(PATEK PHILIPPE)
2017 New model flashreport2017年 新作情報一覧







BASEL WORLD 2017 information2017年BASEL WORLD 取材詳細
- 開催期間 :
- 2017年3月23日(木)~3月30日(木)
- 出展ブランド :
- ロレックス(ROLEX)、ブルガリ(BVLGARI)、ブライトリング(BREITLING)、カール F. ブヘラ(CARL F. BUCHERER)、シチズン(CITIZEN)、ラドー(RADO)オメガ(OMEGA)、アルピナ(ALPINA)、フレデリック・コンスタント(FREDEROQUE CONSTANT)、ハミルトン(HAMILTON)、メカニケ・ヴェローチ(MECCANICHE VELOCI)、エドックス(EDOX)、ブレゲ(Breguet)など
BASEL WORLD(バーゼル・ワールド)2017 詳細
- BASEL WORLD(バーゼルワールド、バーゼル・フェア)とは?
- スイスで開催されるこのBASEL WORLD(バーゼルワールド、バーゼル・フェア)という祭典では、毎年世界のウォッチブランドが一同に集結して、新作発表がおこなわれています。バーゼルワールドは世界最大級の規模を誇り、時計だけではなく宝飾やジュエリーなどの展示もおこなうワールドメッセです。また、このバーゼルワールドはSIHHと違い、一般客も入場できるオープンな会場となっています。
多数のウォッチブランドが、この日の新作発表の場にそなえて、向こう一年の社運をかけた渾身のニューウォッチを携えてやってくるこの祭典は、腕時計ファンには見逃せない内容となっています!
Gressiveでは毎年スイスへ赴き、バーゼルワールド(BASEL WORLD、通称バーゼルフェア)の会場から、新作ウォッチの情報をどこよりも早く配信しています。
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/tokimegu/2017/basel -
2017年5月19日、ロンドンの王立協会で開催された記者会見で、スタームス フェスティバルがスイスの時計ブランド、オメガと新たなパートナーシップを結ぶことを発表しました。
スタームス フェスティバルは、科学、アート、そして音楽が融合した祭典で、科学を楽しみ、普及させることを目的としています。2011年からは、宇宙飛行士や、ノーベル賞受賞者、さらに科学・文化・アート・音楽の分野において功績がある著名人によるパフォーマンス、プレゼンテーションも行われています。
オメガの歴史は、数多くの科学的快挙を成し遂げてきたパイオニアの歴史でもあり、宇宙空間と海洋の研究での貢献、そして耐磁と精度において革命的な開発を果たしたことなどが挙げられます。
スイス・オメガ社 社長 兼 CEOのレイナルド・アッシェリマンは、今回のパートナーシップについて、「時計製造において、革新的なアイデアや複雑なテクノロジーを活用するのは簡単なことではなく、これは科学の世界でも同じことだと思います。このような考えから、我々はスタームス フェスティバルの重要性に注目しました。スタームス フェスティバルは、科学を一般に普及させ、我々が科学により親しみをもてるようになることを主旨としています。オメガの歴史を語る上で、科学は非常に大切な要素であり、だからこそ科学分野への関わりを持ち続けたいと思っています。」と述べました。
今回のパートナーシップの一環として、オメガは科学コミュニケーション賞におけるスティーブン ホーキング メダルをサポートします。このメダルは著書、映像、音楽&アートという3つの表現方法において科学に貢献した人に授与されるものです。
6月20日に決定する、2017年のスタームス フェスティバルにおける3名の受賞者には、最新の18K イエローゴールド製スピードマスターが贈呈される予定です。ケースバックには、実際のメダルをモチーフにしたデザインが刻まれています。宇宙飛行士アレクセイ・レオーノフが人類初の宇宙遊泳を行った姿、そしてロックバンド、クイーンのギタリストであるブライアン・メイのギター “レッド スペシャル” が刻まれています。
ホーキング博士も記者会見に出席し、オメガのサポートについて「オメガが私たちと手を組み、このような素晴らしい時計を受賞者に贈呈してくれることをとてもうれしく思っています。オメガのこの新たな取り組みとスポンサーシップに感謝しています。」と述べました。
ホーキング博士の他、スタームスの設立者であるガリク・イスラエリアン教授、スイス人初の宇宙飛行士でありオメガとも親交が深いクロード・ニコリエール教授、そして、ノルウェーの著名な心理学者、神経科学者エドバルド・モーセル教授といった人々も会見に参加しました。
スタームスの設立者であるガリク・イスラエリアン教授は、「私たちが第一に目指しているのは、ひらめきを与えること。これがすべての出発点です。このパートナーシップを発表し、私たちの目標に対してオメガがサポートしてくれることをとても誇りに思っています。」と述べました。
ニコリエール教授は、オメガの時計製造における科学的側面について明らかにするとともに、「私はホーキング博士の業績に対し、多大なる賞賛の念を抱いています。私とオメガの繋がりは卓越性という価値です。第4回スタームス、そして最高レベルの科学、アート、音楽が作り出していく次なる章にオメガが関わってくれることを楽しみにしています。」と話しました。
メダル受賞者が誰になるのか、オメガは発表の瞬間を心待ちにしています。2017年のスタームス フェスティバルは、ノルウェーのトロンハイムにおいて、6月18日~23日に開催されます。
/sites/default/files/newsImage2/1579.jpg受賞者へ授与されるモデル
スティーブン ホーキング メダルの3名の受賞者へはそれぞれ、18K イエローゴールド製の「スピードマスター プロフェッショナル」が贈呈されます。
42mmのケースと、ベゼル、針、インデックスは18K イエローゴールド、ダイアルはブラックです。ケースバックには、“WINNER OF THE STEPHEN HAWKING MEDAL FOR SCIENCE COMMUNICATION” (科学コミュニケーション賞におけるスティーブン ホーキング メダル受賞者)と記されている他、実際のメダルを模したデザインがレーザーエングレービングされています。メダルのデザインは、スタームスのロゴ、宇宙飛行士アレクセイ・レオーノフが人類初の宇宙遊泳を行った姿、ロックバンド、クイーンのギタリストであるブライアン・メイのギター、“レッド スペシャル” です。ストラップはブラックレザー、ムーブメントはキャリバー 1861で、これはNASAの宇宙飛行士が月面で着用した時計の手巻きムーブメントと実質的に同じものです。
[オメガに関するお問合せは]オメガお客様センター
TEL:03-5952-4400
https://www.omegawatches.jp/
2015年から2年間、H. Moser & Cie.(H.モーザー)は、スイス時計製造業界にとっての重要な問題に関して自らの立場を明確に主張してきました。H.モーザーは、エリート主義的で現状を知らないように思える業界の欠点や見落としを強調する意図で、いくつかの極めて象徴的な作品を創り上げました。しかし今、H.モーザーは、さらに一歩先へ進もうとしています。H.モーザーは、機械式時計製造とその関連職種の支援と保護に長期的に取り組んできました。2017年5月15日、クリスティーズは、この取り組みの一環として選ばれた最初の2つの作品をオークションにかけました。チーズで作られたケースを持つ100%スイス製の「スイス マッド ウォッチ」と、スマートウォッチへの誇り高きアンチテーゼである「スイス アルプ ウォッチ」のプロトタイプです。
世界有数のオークション ハウスであるクリスティーズによって2017年5月15日にジュネーブで売られるこれら2つの作品は、単なる時計以上の存在として象徴的な役割を担っています。一つはスマートウォッチの波への回答として、もう一つは厳格さを欠く「スイス メイド」ラベルへの嘲笑として、H.モーザーが創り上げたこれらの一点物は、こうした熱い話題をめぐる議論の透明性を高めるのに貢献し、象徴的な地位を確立しました。
/sites/default/files/newsImage2/1578.jpg稀少時計のカタログに掲載された「スイス アルプ ウォッチ」と「スイス マッド ウォッチ」は、クリスティーズによりシングルロットとして売られました。収集家たちは、これを見逃せない機会ととらえて続々と入札しました。ハンマーが振り下ろされたときの落札価格は、100,000スイス フランでした。売却による収益は、Fondation pour la Culture Horlogere Suisse(スイス時計文化基金)に寄付され、2つの目的の実現に役立てられます。一つは時計製造業における見習い職人を支援すること、もう一つは関連する時計製造の美術工芸を守っていくことです。
「基金を通じてスイス時計製造の伝統の保護に貢献できることを嬉しく思うとともに、機械式時計製造の振興のために H.モーザーと一緒に取り組んでくれるクリスティーズに感謝いたします。訓練の提供、そして資金不足のために消失の危機にある美術工芸への援助という2つの施策を通じて、スイス時計製造のノウハウを将来へ確実に継承しようとするさまざまなプロジェクトがあります。「スイス アルプ ウォッチ」と「スイス マッド ウォッチ」の売却により、それらのプロジェクトへ完全に透明性を保って支援を行えるようになるでしょう」と、基金のジョージ=ヘンリー・メイラン(Georges-Henri Meylans)代表は強調しています。
クリスティーズの協力を得て、H.モーザーのスイス ウォッチ シリーズのモデルが毎年一品ずつオークションにかけられることになり、その収益はスイス時計文化基金に寄付されます。次の作品は、SIHH 2018と同時に発表されます。あなたの予定表にその日付をご記入ください。待つに値するだけの驚きが必ずもたらされるでしょう!
Swiss Mad Watch
スイス マッドウォッチ (写真右上)
Ref.:8327-1400
ケース径:41mm
ケース圧:9.4mm
ケース素材:複合素材ITR² ©+チーズ
ストラップ:手縫いのスイス産カーフレザー
ムーブメント:手巻き、Cal.HMC327、約3日間パワーリザーブ、29石
仕様:パワーリザーブ・インジケーター(ムーブメント側)、スイス国旗を模したフュメ・ダイアル、ジュラ山脈で生産の伝統的チーズ “ヴァシュラン・モン・ドール(Vacherin Mont d’Or)” をケースに配合
限定:世界限定1本
Swiss Alp Watch
スイス アルプ ウォッチ(写真右下)
Ref.:8324-0200
ケースサイズ:38.2×44.0mm
ケース厚:10.3mm
ケース素材:18K ホワイトゴールド
ストラップ :手縫いのベージュ クーズー レザー、モーザー グリーンのレザーライニング付き、18K ホワイトゴールドのピンバックル、Moser ロゴのエングレービング
ムーブメント:手巻(自社製)、cal.HMC 324、毎時18,000振動、27石、約4日間パワーリザーブ
仕様:シグネチャー フュメ ダイヤル、サファイアクリスタル風防、サファイアクリスタルのシースルー ケースバック、「M」で装飾されたねじ込み式リュウズ、サンバースト仕上げを施したフュメ ダイヤル、植え文字のインデックス、リーフ型の時針と分針、6時位置のスモールセコンド
限定:世界限定50本
クリスティーズ
クリスティーズは2016年、オークション、プライベートセール、オンラインオークションを通して落札総額6,130億円(USD54億ドル)を記録致しました。これもひとえに皆様のお力添えのおかげと、深く感謝しております。比類なき経験と専門知識を以て、引き続きオークションマーケットを牽引し、今後も世界中のすばらしいコレクションを皆様にご紹介してまいります。デコラティブアート、写真、ワインなどを含む80分野で年間約350回のオークションを開催、プライベートセールにおいても印象派、オールドマスター、近代美術、ジュエリー等、長年の実績を自負しております。クリスティーズは現在46カ国に拠点があり、12都市でオークションを開催しております。
[H.モーザー]に関するお問合せはイースト・ジャパン株式会社
03-3833-9602
http://h-moser.com
永遠の都ローマが世界に誇るハイジュエラー ブルガリが、イタリアデザインが織り成す洗練されたスポーツウォッチ「ディアゴノ スクーバ」よりホワイト、イエロー、オレンジの新作タイムピースを発売します。
ローマのハイジュエラーであるブルガリは、スイスのウォッチメイキング技術とノウハウを結集したウォッチ マニュファクチュールブランドとして、卓越したウォッチメイキングとイタリアンデザインを融合した唯一無二のタイムピースを世に送り出してきました。1994年にブルガリが発表したダイバーズウォッチ「ザ・スクーバ」で幕を開け、2017年、究極のスポーツウォッチ「ディアゴノ スクーバ」の新色タイムピースが発表されました。防水性に関する多くの特許を備えた高性能のダイバーズウォッチなだけでなく、極めてエレガントなタイムピースであり、ダイビングウェアを身に着けているときでさえ、コンテンポラリーで洗練されたイタリアのオーラを纏います。
新作「ディアゴノ スクーバ」は、ホワイト、イエロー、オレンジの色鮮やかなダイアルとストラップがイタリアのリゾートを彷彿されるタイムピースです。スピードと自信に満ち溢れる現代の都会のライフスタイルにも、ナンタケット島からカプリ島でのバケーションスタイルにもふさわしい遊び心あふれるダイバーズウォッチです。
「ディアゴノ スクーバ」の新作タイムピースは、全国のブルガリ・ショップにて2017年5月より発売です。
ディアゴノ スクーバ
ケース径:41.0mm
ケース素材:SS
防水性:300m
ストラップ:ラバー
仕様:日付表示
価格:720,000円(税抜)
ブルガリ ジャパン
Tel:03-6362-0100
jp.bulgari.com
2016年よりザウバーF1チームのプレミアムパートナーを務めるエドックスから、地上最速ドライバーのための腕時計「クロノラリー リミテッドエディション ザウバーF1チーム」が2017年9月より発売されます。
新作「クロノラリー リミテッドエディション ザウバーF1チーム」(世界限定555本)は、高精度なスイス製クォーツクロノグラフムーブメントを搭載。マシン同様のブルーを採用し、カーボンや超軽量で屈強かつ耐傷性に優れたチタニウムケースなどレースカーでも採用されているハイテク素材を使用し、スポーティでスピード感のあるデザインが特長です。
48mmケースの右側に配置された大きなスタート/ストップボタンは、ドライビンググローブを着用していてもクロノグラフ機能を操作しやすいように設計され、スポーツ仕様のホイールとタイヤを模したケースバックや、ラリー仕様のタイヤパターンがデザインされたラバーストラップにもラリースピリッツが詰まったタイムピースです。
/sites/default/files/newsImage2/1576.jpgCHRONORALLY LIMITED EDITION Sauber F1 Team
クロノラリー リミテッドエディション ザウバーF1チーム
Ref.:38001-TINN1-NIBU1
ケース径:48mm
ケース素材:チタニウム
防水性:10気圧 (100m)
ストラップ:ブルーラバー
ムーブメント:クォーツ、Cal.EDOX38(RONDA8040.Nベース)
仕様:時・分・秒、日付表示、クロノグラフ、ブルーのスタートボタン、ブラックカーボンダイアル、ブルーインデックス、無反射コーティングのサファイアクリスタルガラス風防、サイドプレートに「ザウバーF1チーム」ロゴ刻印、ケースバックに限定No.刻印、キャップ付き限定BOX入り
限定:世界限定555本
価格:230,000円(税抜)
発売予定:2017年9月
【ザウバーF1 チームについて】
1970年にペーターザウバーが設立。彼の実家の地下室で最初のレーシングカーを製作しました。レースチームは着実に成長し、1980年代後半に初めてメジャーな国際的成功を収めました。メルセデスのワークスチームとして、ザウバーは1989年にル・マン24時間レースでワンツーフィニッシュを挙げ、さらに、1989年と1990年の世界スポーツカー選手権でドライバーズとチームズのダブルタイトルを獲得しました。1993年にはフォーミュラ1に参戦するも、2008年にBMWとパートナーシップを結びBMWザウバーとしてレースに参戦。その後、2010年に再び独立。
[エドックスに関するお問合せは]GMインターナショナル
TEL:03-5828-9080
www.edox.jp
2017 BVLGARI New Model2017年 ブルガリ新作情報


ローマの老舗ジュエラー、ブルガリ(BVLGARI)は、毎年バーゼルワールドを舞台に新作を発表するが、今回、それに先立つ1月開催のSIHHにおいても2017年の新作の一部を “プレ・バーゼル” として発表した。
開場となったのは、ジュネーブ市街、レマン湖に面したフォーシーズンズ・ホテルのバンケットルームである。このゴージャスな雰囲気の中、例によってブルガリ・ウォッチデザインセンターのシニア・ディレクターのファブリッツィオ・ボナマッサ・スティリアーニ氏へのインタビューで取材がスタートした。

「この場において我々は新しい “オクト(OCTO)” を発表します。この新作は、これまでのデザインを継承しながら、すべてのルールを改正し、各コンポーネントをリデザイン。これによってドレッシーで個性的なデザインが完成しました」とスティリアーニ氏。確かにエレガントさを増した「オクト ローマ(OCTO ROMA)」は、さらに幅広い年齢層にアピールするだろう。
さらに我々が注目したのは「オクト フィニッシモ トゥールビヨン スケルトン(OCTO FINISSIMO TOURBILLON SKELETON)」。「このモデルはメカニカルの彫刻。新しい方法によるスケルトンの見せ方を模索し、インデックスを廃し歯車やルビーが浮き立つようにしました」(スティリアーニ氏)
プレ・バーゼルとはいえ充実の新作。2017年の新たな展開が楽しみだ。
取材・文:名畑政治 / Report&Text:Masaharu Nabata
写真:堀内僚太郎 / Photos:Ryotaro Horiuchi
※表記は2017年4月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
※2017年最新作レポートの掲載価格つきましては、税抜き表記を行っているものもあります。
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BVLGARI(ブルガリ) についてのお問合せは……
ブルガリ / ブルガリ ジャパン
〒104-0061 東京都中央区銀座 2-7-12
TEL: 03-6362-0100
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SIHH2017 VACHERON CONSTANTIN New Model2017年 ヴァシュロン・コンスタンタン新作情報


2016年はスポーツウォッチ「オーヴァーシーズ」のリニューアルというビッグニュースに沸いたヴァシュロン・コンスタンタン(Vacheron Constantin)だが、2017年は一転してブースデザインも荘厳な印象。2017年の新作テーマは「天文学(Astronomy)」と「鳴り物(Striking Watches)」であり、《ビスポーク》部門と《ユニークピース》部門が合体して新設された技巧派アトリエ「レ・キャビノティエ」部門により、世界限定1本のモデルが2点発表された。
天文時計「レ・キャビノティエ・セレスティア・アストロノミカル・グランド・コンプリケーション 3600」は、時計の始まりと密接な関係を持つ天文学を、時計機構として組み込んだもの。伝統的な手工芸から生まれた「メティエ・ダール・コペルニク・スフェール・セレスト 2460 RT」は、地動説を唱えた哲学者のニコラス・コペルニクスの宇宙観を表現するために、ダイヤルの中心部には太陽が収まり、その周囲を地球が回転する。一応、時分針も備わるが、あくまでも時計が表現しているのは “宇宙のロマン” である。
さらにはブランド初となる腕時計式グラン・ソヌリ「レ・キャビノティエ・シンフォニア・グラン・ソヌリ 1860」も話題となった。

ここ数年、ヴァシュロン・コンスタンタンでは、いわゆる普通の時計(といっても十分に高価で魅力的だが)よりも、このような技巧の粋を集めた複雑時計への傾倒を深めている。
かつての機械式時計は、人類の英知であり最高のテクノロジーであった。しかし現代社会においては、むしろ趣味性の高いアクセサリーと化し、コストパフォーマンスの良しあしが語られる時代になった。
だからこそ、このジュネーブの名門は、かつての機械式時計のステイタスと価値を取り戻そうとしているのではないだろうか? 数本しか時計を製作しないということは、経済面からみるとかなり効率が悪いが、それによって機械式時計へのロマンや魅力を感じてもらうというのも、名門の矜持なのだろう……。特別な時計たちを前に、そんなことを考えてしまった。
>>>レ・キャビノティエ・セレスティア・アストロノミカル・グランド・コンプリケーション 3600
取材・文:篠田哲生 Report&Text:Tetsuo Shinoda
写真:江藤義典 / Photos:Yoshinori Eto
※表記は2017年3月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
※2017年最新作レポートの掲載価格つきましては、税抜き表記を行っているものもあります。
レ・キャビノティエ・セレスティア・アストロノミカル・グランド・コンプリケーション 3600(Les Cabinotiers Celestia Astronomical Grand Complication 3600)
レ・キャビノティエ・シンフォニア・グラン・ソヌリ 1860(Les Cabinotiers Symphonia Grande Sonnerie 1860)
メティエ・ダール・コペルニク・スフェール・セレスト 2460 RT(Métiers d’Art Copernicus celestial spheres 2460 RT)
パトリモニー・ムーンフェイズ&レトログラード・デイト(Patrimony moon phase and retrograde date)
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VACHERON CONSTANTIN(ヴァシュロン・コンスタンタン) についてのお問合せは……
ヴァシュロン・コンスタンタン
〒102-0083 東京都千代田区麹町1-4 半蔵門ファーストビル
TEL: 0120-63-1755
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SIHH2017 PIAGET New Model2017年 ピアジェ新作情報


時計業界全体が、シンプル回帰に進んでおり、薄型ウォッチが増えつつある。限られたスペースに数多くのパーツを組み込み、それを寸分の狂いもなく動かすわけだから、薄型ウォッチを作るブランドは、相応の技術力を備えているという証明になる。
この薄型ウォッチのトレンドを語る上で、忘れてはいけないのが「ピアジェ(PIAGET)」の存在である。
優れたムーブメント会社であったピアジェは、1945年から自社ブランドの腕時計製造を開始する。その際に確立したのは「美しい時計を作る」ということだった。そして美しい時計を作る上で、必須だと考えたのが極薄ムーブメントだった。ムーブメントが薄ければ、ケースやダイアルに凝ったとしても、時計自体は薄くてエレガントになるからだ。

そして1957年。伝説の極薄手巻きムーブメント、Cal.9Pが誕生する。このムーブメントの厚みは2mmしかなく、このムーブメントを収めたドレスウォッチやペンダントウォッチは大好評を得る。さらに1960年には厚さが2.3mmしかない自動巻き式ムーブメントCal.12Pが誕生し、ピアジェの名声は不動のものとなる。
現在のピアジェも、一貫して薄くてエレガントな時計を追求し続けている。それゆえ、設計自体に無理がなく、パワーリザーブなどの実用性も全く無視していないのが特徴だ。
2017年は極薄ムーブメントCal.9Pの誕生を記念して、アニバーサリーモデルが誕生。さらにかつてオーナメンタルストーンを使って華やかなドレスウォッチを作ってきたという歴史をトレースした、豊かなカラーバリエーションも追加した。どれもが薄型一筋60年という歴史の重みを感じる、美しい時計たちだ。
取材・文:篠田哲生 / Report&Text:Tetsuo Shinoda
写真:江藤義典 / Photos:Yoshinori Eto
※表記は2017年5月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
※2017年最新作レポートの掲載価格つきましては、税抜き表記を行っているものもあります。
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ピアジェ(PIAGET) についてのお問合せは……
リシュモン ジャパン株式会社
〒102-0083 東京都千代田区麹町1-4 半蔵門ファーストビル
TEL:0120-73-1874 (ピアジェ コンタクトセンター)
>>ピアジェ(PIAGET) 公式サイトはこちら
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WPHH 2017 FRANCK MULLER New Model2017年 フランク ミュラー新作情報


シャトウと呼ばれるジュネーブ郊外の工房兼オフィスから、2017年は新たな施設に開場を移して開催されたWPHH。そこでフランク ミュラー(FRANCK MULLER)は、他の展示会を圧倒するスケールとボリュームで2017年の新作を発表した。
注目ポイントは、フランク ミュラーの次世代を担う旗艦コレクションである「ヴァンガード(VANGUARD)」のさらなる充実。そして、ブランド創設25周年を祝福する特別限定モデルである。
「ヴァンガード」には、7日間のロング・パワーリザーブを誇る「ヴァンガード 7デイズ パワーリザーブ スケルトン(VANGUARD 7DAYS POWER RESERVE SKELETON)」や、フランク ミュラーでは珍しい薄型ケース採用の「ヴァンガード スリム(VANGUARD SLIM)」が登場。

日本限定の人気シリーズ「ライジング サン(RISING SUN)」の新作「ヴァンガード ライジング サン(VANGUARD RISING SUN)」も発表された。
また、ブランド創設25周年を記念し、ケースにフランク ミュラー独特のビザン数字をあしらった「トノウ カーベックス 25周年 アニバーサリー(CINTRÉE CURVEX 25th Anniversary)」を発表。
同時に日本の名門磁器メーカー大倉陶園とのコラボレーションによるティーセットも発表された(6人揃 3,240,000円・税込 25セット限定)。
“時計の個人作家” としてスタートしたフランク ミュラーだが、ブランド創設から25年を経た今、時計だけでなく、ジュエリーやカトラリーなど多彩なアイテムをプロデュースすることで、時計作家から、時を哲学する “時間” 作家へと変貌を遂げたのである。
取材・文:名畑政治 Report&Text:Masaharu Nabata
写真:堀内僚太郎(製品)、江藤義典(ブース) Photos:Ryotaro Horiuchi、Yoshinori Eto
※表記は2017年5月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
※2017年最新作レポートの掲載価格つきましては、税抜き表記を行っているものもあります。

フランク ミュラー(FRANCK MULLER) についてのお問合せは……
フランク ミュラー ウォッチランド東京
東京都中央区銀座5-11-14
TEL:03-3549-1949
>>フランク ミュラー(FRANCK MULLER) 公式サイトはこちら
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※上記商品を取り扱っていない店舗もございます。
WPHH 20172017 WPHH(The World Presentation of Haute Horlogerie) 新作 レポート

2017 WPHH REPORT
改装された18世紀の歴史的建築物を舞台とする
ウォッチランド グループ独自の時計展示会
ウォッチランド グループ独自の時計展示会
毎年1月、ジュネーブ中心部から少し離れたジャントウで開催されるフランク ミュラー ウォッチランド グループの新作発表会「WPHH(The World Presentation of Haute Horlogerie)」。
2017年は「ウォッチランド」から数百メートル離れた場所に新設された「グランド マラニー(The Grand Malagny)」に開場を移し、久々の大規模なガラ・パーティも開催された。こうしてブランド創設25周年を迎えたフランク ミュラーを中心として、 世界最古のダイヤモンド・メゾン「バックス&ストラウス(BACKES & STRAUSS)」など、グループ所属ブランドが新作時計を発表した。
この「グランド マラニー」は18世紀の建物を徹底的に修復し、工房機能と展示場機能の両方を持った施設。現在も改装は進行中だが、完成した部分を使って展示会が行われた。
ただし、ウォッチランドにはオフィス機能は残り、今後は「ウォッチランド」と「グランド マラニー」の両方を活用していくことになるという。
取材・文:名畑政治 / Report&Text:Masaharu Nabata
写真:堀内僚太郎、江藤義典 / Photos:Ryotaro Horiuchi、Yoshinori Eto
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WPHH 2017 information2017年WPHH(The World Presentation of Haute Horlogerie) 取材詳細
- WPHH(The World Presentation of Haute Horlogerie)とは?
- 1998年からフランク ミュラーウォッチランド社が独自に主催する(2008年は全10ブランド)の国際時計見本市。 正式名称は「World Presentation of Haute Horlogerie 」で、スイス ジュネーブ市郊外にある高級住宅街、レマン湖のほとりで年1回開催される
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