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ブランドニュース オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET) /sites/default/files/newsThumbnail/main_12.jpg /sites/default/files/newsMainImage/main_12.jpg

 2018年6月4日、ジュウ渓谷の中心に位置するオーデマ ピゲを育んだ地、ル・ブラッシュで新しいHotel des Horlogers(時計師ホテル)が着工しました。


 オーデマ ピゲ取締役会会長ジャスミン・オーデマ、同副会長オリヴィエ・オーデマ、CEO フランソワ=アンリ・ベナミアスの出席のもと、式典とカクテルパーティーが行われました。また、プロジェクトのメインパートナーであるデンマークの建築事務所BIGやスイスの建築事務所CCHE、さらにヴォー州やジュウ渓谷の当局担当者も出席しました。

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 式典では、ジャスミン・オーデマがホテルの原点や世界に向けて開かれた姿勢、ジュウ渓谷の伝統の伝承や自由な想像力に対する敬意を融合したユニークなプロジェクトについて発表しました。「このプロジェクトは決して簡単なものではありません。しかし、オーデマ ピゲにとってのみならず、ジュウ渓谷全体にとって重要なプロジェクトです。ホテルは、私たちのすばらしいジュウ渓谷に、より多くの人々を呼ぶための手段になります。各国からの旅行者のニーズを満たすことができるようになるだけでなく、近隣の方々のニーズにも応えられる場所なのです」


 新たなHotel des Horlogersは、歴史と現代性の両方を併せ持つことになります。ジュウ渓谷の環境に合うだけでなく、あたたかくオーセンティックな素材やフレンドリーな雰囲気など、地域の文化や習慣にも合うように構想されました。BIGによるデザインは、周辺の自然とも調和するものです。


 ホテルにはリスーの森に面した客室が50室、2つのレストラン、ラウンジバー、ウェルネスエリア、フィットネスジム、3つのセミナールームが完備される予定です。

ブランドニュース ガランテ(GALANTE) /sites/default/files/newsThumbnail/main_11.jpg /sites/default/files/newsMainImage/main_11.jpg

 セイコーウオッチ株式会社が、ラグジュアリー ウオッチブランド<セイコー ガランテ>より、ブランド史上初となるダイバーズウオッチを2018年7月7日(土)に全国のガランテショップにおいて発売します。


 セイコー ガランテは、「自己の解放」をコンセプトに2005年に誕生したラグジュアリー ウオッチブランドです。発売以来、独創性に溢れるデザインと独自のマーケティング戦略、時代とシンクロした商品コンセプトにより、市場から高い評価を得ています。


DLCコーティングを施したオールブラックケースの本格ダイバーズウオッチ
 グラマラスで官能的なデザインをかなえているのは、その独創的なケースの形状に加えて、ベゼル・胴・裏ぶたのすべてに施された、時計を傷から守る表面加工技術「DLC(※1)」が与える、色気漂う艶めきにあります。ケースに施されたこのコーティングは、ビジュアルとスペック双方を頑強なものに引き上げ、ラグジュアリースポーツの世界観を体現しています。200mの空気潜水に対応する水密性、気密性等を備えたガランテ史上初となるダイバーズウオッチは、非日常的なリゾートシーンにあっても圧倒的な存在感を放ちます。


海獣「クラーケン」を表現したケースバックとストラップデザイン
 “巨大な海の怪物”として伝わる、クラーケン。ケースバックに刻印された「やられ顔のクラ ーケン」とストラップの裏側にあしらわれている「吸盤」は、海の脅威の象徴ともいえる存在であっても止めることのできない、ガランテのオーナーが持つ破天荒さや強さを演出しています。


深海をはじめとした過酷な環境下でも駆動し続ける、セイコー独自のハイスペック・エンジン「スプリングドライブ」
 2005年の初代モデル以来、多数のモデルに搭載されるムーブメントは、セイコーが構想から20年以上の歳月をかけて完成させた「スプリングドライブ」。機械式時計と同様にぜんまいの動力のみで駆動しながらも、針の動きを制御する調速機構として水晶振動子とICを採用することで、高精度を発揮するセイコー独創の機構です。メカニカルウオッチの調速機構である「てんぷ」や「アンクル」に比べて衝撃に強いのも「スプリングドライブ」の長所として挙げられます。一方、クオーツウオッチとの比較では、電池を使用していないため、極低温下におかれる深海においても、不意の電池切れで止まる心配がありません。このように「スプリングドライブ」は、過酷な環境の中で使用するダイバーズウオッチにとって、理想的なムーブメントであるといえます。

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スプリングドライブ ダイバーズ 200m

Ref.:SBLA109
ケース径:43mm
ケース厚:17mm
ケース素材:SS(DLC)
防水性:200m 空気潜水用防水
ストラップ:ブラックの強化シリコン、付け替え用ブラッククロコダイル(中留:ワンプッシュ三つ折れ方式)つき
ムーブメント:自動巻(手巻つき)、スプリングドライブムーブメント Cal.5R65、約72時間(約3日間)パワーリザーブ、30石
仕様:日付表示機能、パワーリザーブ表示機能、平均月差±15秒(日差±1秒相当)、耐磁時計(JIS耐磁時計1種)、逆回転防止ベゼル、ねじロック式りゅうず、カーブサファイアガラス(内面無反射コーティング)
限定:全国のガランテショップ(2018年6月現在:60店舗)にて取扱い
価格:1,400,000円(税抜)
発売予定:2018年7月7日(土)

(※1)DLC
Diamond-Like Carbonの略称で、イオン化させた炭素を、ダイヤモンドに近い構造にして、素材表面に硬い皮膜を形成させる表面加工技術。時計表面を擦り傷、小傷などから守ります。

ブランドニュース ジャケ・ドロー(JAQUET DROZ) /sites/default/files/newsThumbnail/main_2_1.jpg /sites/default/files/newsMainImage/main_2_1.jpg

創業280周年を祝して、ジャケ・ドローがグラン・セコンドにオマージュを捧げます


 幾多の時代や世代、ファッションや流行を超えて生き続ける。2002 年に誕生したジャケ・ドローのグラン・セコンド(GRANDE SECONDE)は、アイコンのコレクションとして君臨しています。


 ジャケ・ドローは創業280周年を機に、この歴史的な美の伝統を称えます。特別な納品ボックスに収められた、世界限定88本のグラン・セコンド トリビュート(GRANDE SECONDE TRIBUTE)は、このコレクションでは初のイエローゴールド製腕時計です。


 このモデルは、遺産を継承しながら現行モデルを進化させようとするジャケ・ドローの精神を示しており、1784年に始まったブランドの歴史を踏襲しています。そこには、近道も妥協もありません。3世紀に渡る高級時計の歴史に触れることができるグラン・セコンド トリビュートは、時代を築いた高級時計の遺伝子を直に受け継いでいます。そしてこの新作モデルも同様に新しい時代を築き上げることでしょう。


 このような遺産を宿すブランドは、ピエール-ジャケ・ドローの完成されたデザインを継承しています。12時位置のオフセンターに時分表示インダイアルが配置されており、そのインデックスは2世紀も前からローマ数字とアラビア数字を交差させ、重なり合う2つのインダイアルが優れた視認性を確保しています。6時位置の一回り大きなサークルには秒表示が配されており、ジャケ・ドローのシグネチャー、「8」の字に息吹を吹き込んでいます。このモデルには“高温焼成”エナメルダイアルが採用されています。この古の技術は今も困難を極めており、その技術を持つブランドはほんの一握りしか存在していません。ジャケ・ドローはその技術を駆使するだけでなく、完璧に均一なアイボリーカラーを生み出すことのできる唯一のブランドと言っても過言ではないでしょう。その構成は、グラン・セコンド トリビュートを、その精密な機構が刻む正確な時でもって生き続けさせるのです。

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 すべて手作業で組み立てられたムーブメント Caliber 2663は、現代性を際立たせています。この自動巻きムーブメントはツインバレルを搭載して、およそ3日間のパワーリザーブ(68時間)を確保しています。その精度はシリコン製(ヒゲゼンマイおよびアンクルの先端)の脱進機により保証されており、温度変化や磁場の影響を受けません。ローターにはグラン・セコンド トリビュート独自の2つの装飾が施されています。1つは手作業による伝統的なギョーシェ装飾で、もう1つはブランドのシンボルである2つの星です。このポリッシュ仕上げが施された星々はジャケ・ドロー父子を表しています。彼らの遺産は歴史という名の天空で輝きを放ち、今日また新たな1ページを刻むのです。


GRANDE SECONDE TRIBUTE
グラン・セコンド トリビュート

Ref.:J003031200
ケース径:43.00mm
ケース厚:11.48mm
ケース素材:18K イエローゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:手縫いのブルーアリゲーター、18K イエローゴールドの美錠
ムーブメント:自動巻き、Cal.JAQUET DROZ 2663.Si、毎時28,800振動、68時間パワーリザーブ、30石
仕様:オフセンターの時分表示、ラージセコンドサブダイアル、アイボリーカラーの“高温焼成”エナメルダイアル
限定:世界限定88本
価格:2,330,000円(税抜)

「ジャケ・ドロー」のお問合せは
ジャケ・ドロー ブティック銀座
TEL:03-6254-7288
www.jaquetdroz.com
ブランドニュース スウォッチ(Swatch) /sites/default/files/newsThumbnail/main_new.jpg /sites/default/files/newsMainImage/main_new.jpg

 スウォッチ グループ ジャパン株式会社スウォッチ事業本部が、2018年5月24日(木)よりメタルケース仕様の“SKIN IRONY”をスウォッチストア、およびスウォッチ取り扱い店舗にて販売を開始しました。


 発売を記念し、2018年6月29日(金)から期間限定で、銀座のスウォッチブティックにて、SKIN IRONYの世界観を体験できるヴァーチャルスクリーンが登場します。


 このヴァーチャルスクリーンは、「フェイストラッキング」技術を用いており、内蔵されているカメラの前に立つと、目の前にあるディスプレイ上の自分の顔がSKIN IRONYのキャンペーンビジュアルのように半分だけ「石像化」します。石像に変身した画像は、QRコードを利用して、その場でご自身のデバイスに取り込むことができるので、SKIN IRONYの「#FUTURECLASSIC」の世界観を持ち帰ることができます。


イベント概要
開催期間:2018年6月29日(金)~
開催会場:スウォッチ ブティック銀座
     東京都中央区銀座7-9-18 ニコラス・G・ハイエックセンター B1F

ブランドニュース ジャケ・ドロー(JAQUET DROZ) /sites/default/files/newsThumbnail/main_9.jpg /sites/default/files/newsMainImage/main_9.jpg

 ジャケ・ドローが、ブランド創業280年を祝う特別展を銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUMにて2018年6月24日まで開催し、2018年の新作および、「パロット・リピーター ポケットウォッチ(PARROT REPEATER POCKET WATCH)」&「サイニング・マシーン(THE SIGNING MACHINE)」といった2つの比類なきクリエーションが披露されました。


 高名な創業者ピエール-ジャケ・ドロー(1721年-1790年)の遺産を継承するジャケ・ドローは、ブランドにとって大切な時計愛好家の皆様にクリエーションを披露するため世界中を巡っています。


「the Story of the Unique」と名付けられたこの特別展は、ジャケ・ドロー創業280周年を称えています。これまですでに5つの都市(香港、ミラノ、チューリッヒ、マカオ、リスボン)を巡り、特別展の3大テーマ「アトリエ・オブ・アート(ATELIERS D’ART)、オートマタ、グラン・セコンド(GRANDE SECONDE)」が披露されています。


 同特別展は、2018年6月21日にプレビューが開催され、ジャケ・ドロー ブティック銀座に程近いGINZA SIX 6階にある銀座蔦屋書店 GINZA ATRIUMで開催されました。


 会場に蔦屋書店を選択したのは偶然ではありません。スローガンに、《Some watches tell time, some tell a story》を掲げて以来、ジャケ・ドローと時および顧客との関係は、まるで1冊の本のように、ブランドの現代的なクリエーションはもちろん、280年の歴史に沿って刻まれています。イベント会場は、等身大の開いた本を中心に演出がなされており、来場者の一人一人が魅力あふれる時計製造の歴史に浸れるようになっていました。


 2018年6月24日まで開催されたこの時のイベントに参加すべく、クリスチャン・ラトマン(ジャケ・ドロー社CEO)およびクリストフ・サビオ(スウォッチ グループ ジャパン株式会社 代表取締役社長)が、2018年6月21日のプレビューでホストを務めました。ジャケ・ドローは、この機会にアトリエ・オブ・アート(ATELIERS D’ART)の職人を呼び寄せ、特別に実演を行い、文字盤に施す細密画の緻密さを披露しました。ラ・ショー・ド・フォンのブランドが、日本初公開の作品を含む2018年の新作を数多く展示し、さらに2つの作品が特別に披露されました。まず1つ目は、ジャケ・ドローが持つ時計製造技術および、エナメル装飾、エングレービング、細密画、宝石のセッティングを始めとする装飾工芸技術を結集した、唯一無二の懐中時計(世界限定1/1)「パロット・リピーター(PARROT REPEATER)」です。このめったに展示されることのない極めて崇高な傑作は、オートマタの長い歴史を受け継ぎ、新たな技術的・創造的・芸術的展望を切り開いています。

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 そして2つ目の「サイニング・マシーン(THE SIGNING MACHINE)」もまた、見事なまでに生きているものを魅惑的かつ神秘的に模倣する驚異的な機構を実現して、ピエール-ジャケ・ドローの遺産を引き継いでいます。4年もの期間を研究開発に費やしたこの新作オートマタは、手作業により組立て・装飾を施した585個の部品で構成された類稀な機構であり、ジャケ・ドローの職人の手でコード化された、一人の人物のサインを比類のない滑らかさで再現します。


 2018年の新作の傍らでは、ジャケ・ドローのシンボル、グラン・セコンド スケルトン(GRANDE SECONDE SKELET-ONE)や、女性らしく繊細なレディ 8 プティ(LADY 8 PETITE)がジャケ・ドロー創業280周年を華やかに彩っています。


 またオープニング・プレビューには、400年の歴史を持つと言われる伝統芸能、歌舞伎の大名跡を襲名した、三代目 市川右團次氏が登場。トークショーでは、ジャケ・ドローと共通の使命である、伝統を継承するということについて等が語られ、日本とスイスの芸術の融合が披露されました。

「ジャケ・ドロー」のお問合せは
ジャケ・ドロー ブティック銀座
TEL:03-6254-7288
www.jaquetdroz.com
ブランドニュース ブレゲ(BREGUET) /sites/default/files/newsThumbnail/main_7.jpg /sites/default/files/newsMainImage/main_8.jpg

 2018年6月26日は、近代時計学の父アブラアン-ルイ・ブレゲによって発明された画期的なトゥールビヨン機構が特許を取得してから217周年にあたります。これに由来して「トゥールビヨン・デイ」と称したレセプションパーティーがチューリッヒ、台北、ニューヨークのブレゲ・ブティックで催されました。


 1801年6月21日にアブラアン-ルイ・ブレゲは、重力による影響を相殺して機械式時計の精度を格段に向上させる革命的な機構で特許を取得しました。この発明によって、時計師として傑出した彼は、史上最も革新的な人物の一人に数えられるようになりました。


 アブラアン-ルイ・ブレゲは、生涯を通じて35個のトゥールビヨン・ウォッチを創作しましたが、そのうち現存する時計として知られているのは10個を下回ります。とりわけブランドの歴史遺産の中で最も興味深いのが「No.1188」(写真上)です。1808年にスペイン王子ドン・アントニオ・ド・ブルボンに販売されたこの精密な懐中時計トゥールビヨンは、チューリッヒのブレゲ・ブティック兼ミュージアムで2018年6月26日から展示されています。また現在のブレゲは、このほかにも2個の歴史的な懐中時計トゥールビヨンも所有しています。アブラアン-ルイ・ブレゲが1809年に販売した「No.1176」と、1812年に販売した「No.2567」です。いずれも個々の歴史的な時計をすべて書き記したオリジナルの台帳にその記録が残っています。

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 ブレゲは2018年、文字盤にグラン・フー・エナメルを採用する「クラシック トゥールビヨン エクストラフラット オートマティック 5367」(写真右)を発表しました。この時計の際立った特色は、究極のブレゲ・スタイルを象徴するタイムレスで美しいデザインにあります。伝統的なエナメルで仕上げた純白の文字盤に対してブルースティールのブレゲ針が鮮烈なコントラストを成し、時刻がはっきり読み取れます。ブレゲ数字を配した文字盤のレイアウトは、時代を支配する慣習的な美学を覆し、独自のスタイルを創出したアブラアン-ルイ・ブレゲの時計を想起させます。また時計のケースは、厚さがわずか7.45㎜という薄型を誇り、ムーブメントも3㎜に抑えられています。そして、自動巻きにペリフェラルローターを採用し、スイスでも屈指の技をもったブレゲの職人が作り上げたムーブメンと、そこに施された彫金装飾が何にも遮られることなく隅々まで見渡せます。

[ブレゲに関するお問合せは]
ブレゲ ブティック銀座
TEL:03-6254-7211
ブランドニュース オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET) /sites/default/files/newsThumbnail/180621_AP.jpg /sites/default/files/newsMainImage/180621_AP.jpg

 オーデマ ピゲがバーゼルで開催されたアート・バーゼル 2018で、第4回アートコミッション作品“HALO(ハロ)”を発表しました。2018年のオーデマ ピゲ・アートコミッション作品は、ゲストキュレーターとしてジュネーブのArts at CERN(欧州原子核研究機構)でキュレーター、ディレクターを務めるモニカ・ベロを迎え、イギリス出身のアートデュオ、Semiconductorのルース・ジャーマンとジョー・ゲアハルトが制作しました。“HALO(ハロ)”と名付けられた大規模なサイト・スペシフィックアート作品は、鑑賞者にCERNのアトラス実験の芸術的な解釈を提示するものであり、アートインスタレーションに活用された最初の作品でもあります。


 第4回オーデマ ピゲ・アートコミッションを祝して、ブランドによるプレスカンファレンスとカクテルパーティーが主催されました。ゲストはまず、垂直のピアノ線で全面を覆われ、360°スクリーンがめぐらされた幅10m高さ4mのシリンダー型構造の没入型インスタレーションを体験しました。鑑賞者は、CERNの大型ハドロン衝突型加速器(LHC)の中で通常はほぼ光の速度で起こっている連続した素粒子衝突の、速度を落として作成された万華鏡のようなデータが投影される“HALO(ハロ)”の環境に没入しました。スクリーンにアニメ化されたデータ点がぶつかると、連動して周囲を取り囲むピアノ線を小さなハンマーが叩き、放たれた振動がアート作品全体に反響します。


 Semiconductorのアーティスト、ルース・ジャーマンとジョー・ゲアハルトはプロジェクトについて「私たちは、人間が自然に残す痕跡に興味を抱いています。科学的な知識について学ぶのが目的ではなく、人間がかつて観察したことが何になるのか、ということを知りたいのです。それはすぐに、人間である私たちが常に行っている、パターンを読むというプロセスになります。科学について何も知る必要はなく、ただ私たちが‘技術的昇華’と呼ぶものを皆さんに体験してほしいと願っています。それが経験になるのです」と語りました。

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 彼らはまた、オーデマ ピゲとのコラボレーションと、ジュウ渓谷にある本社への訪問について「オーデマ ピゲの工房を訪ねて時計師と会うことは、プロジェクトの中で面白い部分でした。技術に関して、オーデマ ピゲとCERNには人間のスケールの極限で可能なことの限界にいかに挑むかという点において共通する部分が多くあり、無視することはできませんでした。そこでスイスで出会ったオーデマ ピゲの時計とともに、CERNの大型ハドロン衝突型加速器(LHC)で見られる特性を見せるための大型の機器である“HALO(ハロ)” を制作したのです」


 ゲストキュレーターのモニカ・ベロは、作品について「“HALO(ハロ)”は創造的であり真に知的で非常に科学的な、独自性のある作品です」 と語りました。


 2015年にCERNで2ヶ月間を過ごし作品を制作したSemiconductorを、オーデマ ピゲと2018年のゲストキュレーター、モニカ・ベロが選出したのは、物理的現象の限界を追求し、自然界を芸術的に解釈する姿勢を評価したためです。オーデマ ピゲ・アートコミッションでは、キュレーターとともに新進気鋭または中堅のアーティストとのコラボレーションのもと、新しいアート作品を制作し、3つの国際的なアート・バーゼルショーのうちの1つで発表しています。時計づくりに受け継がれる複雑性や正確性から着想を得つつ、アーティスト独自のビジョンを展開することがこの取り組みの目的です。今年は、モニカ・ベロのサポートのもと、コンテンポラリーアートと科学や技術との対話に着目し、複雑性や正確性をテーマとした作品制作を続けてきたSemiconductorが選出されました。

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 バーゼルで行われたアート・バーゼルのオーデマ ピゲ・コレクターズラウンジでは、ロンドンを拠点とするイタリア出身のビジュアルアーティスト、ケオラの写真シリーズとともに、チリ出身でニューヨークを拠点に活動するアーティスト、デザイナーのセバスチャン・エラズリスのラウンジコンセプト3部作をしめくくるデザインも展示されました。


 鋼に必要な天然資源であり、時計師にとっても最も重要な天然資源である鉄鉱石からエラズリスが着想した“Foundations(礎)”は、アート・バーゼル香港で既に展示され、2018年末にはマイアミビーチで開催のアート・バーゼルでも発表される予定です。オーデマ ピゲがコレクターズラウンジで革新的なコンセプトを発表し続けてきたアート・バーゼルの3会場を、今年1年かけて巡回することになります。今回のデザインは、ジュウ渓谷にとって重要な2つの天然素材、氷と木から着想された以前のラウンジコンセプト(“Ice Cycle(氷のサイクル)”2016年と“Second Nature(第二の自然)”2017年)の進化形となります。


 ケオラの新しい写真シリーズ、“Remains:Vallee de Joux(名残り:ジュウ渓谷)”では、自然界におけるオーデマ ピゲのルーツが独自の芸術的視点でまとめられています。ケオラのアート作品も同様に、2018年を通じてラウンジ内で進化を遂げ、12月にマイアミビーチで開催されるアート・バーゼルで、Promenade(プロムナード)”というドローン技術と高精度スキャンで制作された2部作の新たな映像作品となって完結する予定です。ケオラの作品は革新的な先端技術を用いて鑑賞者に自然界を眺める違った視点を提供しつつも、時計師の正確性や技術を連想させるものとなっています。

【オーデマ ピゲに関するお問合せは】
オーデマ ピゲ ジャパン
TEL.03-6830-0000
ブランドニュース ブランパン(BLANCPAIN) /sites/default/files/newsThumbnail/180622_BLANCPAIN.jpg /sites/default/files/newsMainImage/180622_BLANCPAIN.jpg

 ブランパンが2018年6月15日、16日の2日間、ブランパン ブティック銀座にてマスターエングレーバーと本社マネージメントを招き、実演を行うとともに、メティエダールのフルコレクションをスイスから取り寄せ、披露しました。ブランパンは自社内に「メティエダール」のアトリエを構え、職人の卓越した技術と、時計製造の世界では珍しい伝統的な装飾技術を融合した、革新的な作品を提案し続けています。


 今回のイベントに際し、ブランパン本社エリアセールス マネージャーのディミトリー・オーベール、そして「メティエダール」のアトリエからマスターエングレーバーのアドリアン・ネベルが来日しました。イベントではディミトリー・オーベールがオープニングスピーチにて、「メティエダールは、タイムピースに捧げられる芸術です。スイスでは何世紀にもわたって、ウォッチメーカーと職人たちが力を合わせながら、装飾の美しいタイムピースを生み出してきました。こうした豊かな伝統はブランパンにおいて、自社アトリエで受け継がれてきたメティエダールの技巧に反映されています。ブランパンでは今日も、芸術性に優れた装飾がタイムピースを彩り、この世でふたつとないユニークピースが生み出されています」と述べました。

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 その後アドリアン・ネベルより、自身の使用する工具は独自に自分自身で制作していること、それによって職人の精神と工具との間には強い絆があることなどが述べられ、デモンストレーションへと続きました。本イベントでは、2018年3月にバーゼルで発表された新作「メティエダール ビンチョウタン」の実演が行われました。この新作は、時計ブランドとして初めて「備長炭」をダイヤルに使用し、また、マニュファクチュールが2015年に初めて取り入れた赤銅・緑青技術を活用して手作業でエングレービングを施したゴールドの装飾を合わせた、まさにブランパンだからこそ生み出すことのできたメティエダール タイムピースと言えます。ゲストはイベント中、エングレーバーが作業時に使用するマイクロスコープを覗き、手元を拡大して映すモニターで見える様子と、マイクロスコープを通じて見える細密なエングレービングの違いに驚き、エングレーバーの技の緻密さを大いに実感し、楽しみました。

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 そして会場には、今回のイベントのために特別にスイスから取り寄せられたメティエダールのフルコレクションが展示されました。このようにフルコレクションがスイス以外の国で披露されることは、極めて稀なことです。会場には、前述の「ビンチョウタン」、葛飾北斎の木版画からインスピレーションを得て制作された「グレートウェーブ」、「ガネーシャ」など赤銅の技術を使用した作品や、他にもエナメル、ダマスキネなどの技法を採り入れたタイムピースが展示され、ゲストはメティエダール作品の1点1点をじっくりと堪能しました。これらの作品はすべてがユニークピース(1点制作品)であり、お客様のご依頼次第で個別にあつらえることが可能です。そして、高級時計ブランドの中でも自社内で一貫してメティエダールを制作しているブランドは、非常に稀有な存在です。


 また、日本で最も歴史ある江戸木版画の工房として国内外で高い評価と注目を集めている「高橋工房」とコラボレーションし、今回ご来場いただいたゲストへの特別なギフトとして、2016年に発表されたメティエダール「グレートウェーブ」のインスピレーションのもととなった北斎の「神奈川沖浪裏」を手摺りし、江戸木版画の扇子を制作しました。当日の会場でも木版画の実演を行い、ゲストはブランパンのメティエダール作品とのつながり、そして、エングレービングとも共通する手仕事の美しさに注目しました。


 さらに、このイベントのために、30年以上にわたってブランパンと親しい友人関係を築いてきたジョエル・ロブションより、ブランパンのメティエダール作品にインスパイアされた特別なメニューのお食事がふるまわれました。会場には、シャトーレストラン ジョエル・ロブション ディレクトゥール・キュイジーヌ(総料理長)ミカエルミカエリディス氏も出席し、それぞれのメニューとメティエダール作品のつながりについてのスピーチが行われました。


 この2日間に訪れたゲストは、ブランパン メティエダールの世界にじっくり浸り、自社内にアトリエを構え一貫して制作されるメティエダールの芸術的な美しさをじっくりと堪能し、また、イベント全体を通じて、ブランパンの柱の1つであるArt de Vivreの世界観も体感する機会となりました。

「ブランパン」のお問合せは
ブランパン ブティック銀座
TEL:03-6254-7233
ブランドニュース オリス(ORIS) /sites/default/files/newsThumbnail/180626_ORIS.jpg /sites/default/files/newsMainImage/180626_ORIS.jpg

 スイスで1904年に創業して以来100年以上に渡り、一貫して機械式時計を作り続け、自社開発ムーブメントを持つ独立企業ORIS SAは、グローバルビジネスの新たな拠点として、2018年1月にオリスジャパンを設立しました。


 バブル経済の崩壊から徐々に縮小傾向にあった日本の時計市場も、景気回復や海外からの訪日客による購買の効果もあり、2015年からは状況が好転してきました。


 この機に、一世紀以上に渡って実直に機械式時計を作り続け、日本でも長らく愛されてきたオリスも、更なる商品供給安定とサービスの充実を図るべく日本(東京)に直轄拠点を構え、2018年4月から営業を開始しています。

オリス(ORIS) についてのお問合せは……
オリスジャパン株式会社
TEL:03-6260-6877
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