2025年の新作としてジャガー・ルクルトが、レベルソの新たな表現として、誕生90周年を記念して2021年に発表された「レベルソ・トリビュート・ノナンティエム・エナメル」に続き、18Kピンクゴールドにエレガントなサンレイ仕上げを施したグレーダイヤルと裏面にエナメル装飾をあしらったタイムピースをウォッチズ アンド ワンダーズ ジュネーブ 2025にて発表しました。90本の限定生産となるこの新作モデルは、グラン・メゾンが絶え間なく追及してきた技術革新が、時代を超越したデザインと上質なクラフツマンシップに融合した形を改めて示します。
ポロ競技場から高級時計製造へ - 進化するアイコン
1931年に制作されたレベルソは、ファッショナブルな「スポーツ・ジェントルマン」の要望を満たすようにデザインされました。1858年から1947年までのイギリス統治時代に、インドでポロ競技に興じていた軍将校らによって、ポロ競技の過酷さに耐えられる時計を制作してほしいという要望が出されました。その答えが、デザイン性と機能性を巧みに組み合わせたレベルソでした。レベルソは、まもなく多種多様な職業のお洒落好きな人たちに愛用されるようになり、男性用および女性用の新しいバリエーションの登場によって、すぐに当初のスポーツモデルとしての用途を超えるようになりました。そのアイコニックな反転式ケース(歴史的特許 CH159982)と特徴的なアールデコ調のラインは決して変わることはなく、レベルソは世界で最も有名な腕時計の1つとなりました。
レベルソは、スタイルと機能が巧みに統合したモデルとして誕生しました。アールデコの美学に根ざしたレベルソはまた、ジャガー・ルクルトの専門技術による機械的革新を体現しています。製造当初からレベルソのキャリバーは長方形のケースの曲線に沿うように設計されており、スペースを十分に活用することは、キャリバーの精度を最大限に高めるための画期的なアプローチでした。1931年、レベルソは独特な長方形のケースで、高級時計における革新と評価されました。ケースの形状に合わせたキャリバーを搭載し、衝撃や湿度、経年劣化からキャリバーを保護するために専用のケースリングがセットされていました。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_1202.jpg技術的挑戦を乗り越えたマニュファクチュールは、1990年代初頭に再び技術的挑戦に積極的に取り組み、レベルソにハイコンプリケーションを搭載しました。1991年、60周年を記念して発表されたレベルソ・ソワサンティエムはパワーリザーブと日付表示を備え、さらに初めてサファイアクリスタルのケースバックを採用することで、その貴重な機構を眺められるようになりました。その後10年の間に、5つの偉大な伝統的複雑機構が再解釈され、ムーブメントの構造や視覚的な表示が長方形のレベルソのケースに合わせて再構築されました。そして2001年、さらに10年の時を経て、レベルソ・セプタンティエムが発表されました。
レベルソ生誕90周年にあたる2021年、ジャガー・ルクルトはレベルソ・トリビュート・ノナンティエムを制作しました。レベルソに心躍る斬新なスタイル・ランゲージをもたらしたモデルは、時計製造において最も馴染み深い複雑機構をまったく新しい外観で表現しました。
表ダイヤルには新色を採用、裏面にはエナメルとラッカーの装飾
美しさと洗練されたクラフツマンシップを追求し続けるレベルソ・トリビュート・ノナンティエム・エナメルの新しい解釈は、エレガントなサンレイブラッシュ仕上げを施したグレーダイヤルと豊かな装飾をあしらった裏面が特徴です。細長い植字インデックス、ドーフィン針、レールウェイ ミニッツトラックといったレベルソ・トリビュートのシンプルなデザインは、複雑機構を際立たせています。12時位置に配された「グランドデイト」表示は、ケースとダイヤルの長方形に呼応する ピンクゴールドカラーの植字フレームによって引き立てられ、ダイヤルの下半分にあるスモールセコンドカウンターの内側には、ディープブルーの空に浮かぶ星々を背景にしたムーンフェイズが表示されています。これらのディテールの色は、裏ダイヤルの色と呼応しており、クラシカルでエレガントなデザインを演出しています。
ケースを回転させると、星空の美しさに包まれたノナンティエム独自の目を楽しませるディスプレイが現れます。ダイヤルには、サイズの異なる2つの丸い開口部が数字の8の字のように重なり合って配置され、ケースの上部と下部の縁にあしらわれた装飾と同じゴドロンで囲まれています。上部の小さな開口部には、ホワイトを背景にデジタルセミジャンピングアワーが、時間表示の下には、大きな開口部の回転ディスクに分が表示され、表示を部分的に隠す3/4プレートには、深みのあるブルーラッカー仕上げが施されています。小さなピンクゴールド製の星はラッカーの表面に写され、夜空を表現しています。中央の小さな円の中では、ポリッシュ仕上げの太陽と月が、地平線の上を通過しながら昼と夜を示します。水平線の下の半円はギョーシェ彫りの太陽光線で装飾され、下部の開口部全体を18Kピンクゴールド製ビーズの輪が縁取っています。
初代ノナンティエムではピンクゴールドが一面に広がり、表示を囲んでいた大きな面は、星を散りばめた豊かなブルーのエナメルを何層にも重ねることで、星降る夜空へと姿を変えました。緯度と経度のラインは手持ち式のレーザーでエングレービングされ、ピンクゴールド製ケースの下地を浮かび上がらせています。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_1021.jpg革新的な機械技術によって生まれ変わった伝統的な複雑機構
時計の両面で同じ時刻を表示し、243個の部品で構成されるキャリバー826は、レベルソ・トリビュート・ノナンティエム・エナメルのために特別に考案され、開発、生産、組み立てのすべてが自社内で行われました。ケースの形状に合わせてムーブメントを設計するというジャガー・ルクルトの哲学を考えると、これまで円形ムーブメントのために考案されていた複雑機構を長方形のレベルソのために設計することは特別な挑戦でした。2021年、グランドデイト表示をダイヤル上部の限られたスペースに収めるため、ジャガー・ルクルトのエンジニアは、通常のように2枚のディスクを「重ねる」のではなく、小さな2枚の隣り合うディスク(1枚は1~9の単位用、もう1枚は10、20、30の単位用)で構成したまったく新しい機構を開発しました。1桁の日付が終わるとき、単位用ディスクの小さなフックがもう1枚のディスクに引っ掛かり、それを回転させて2桁の数字(10、11、12など)を作り出します。この特許取得済みの発明には、日付を表す2つの数字のうち、一方が他方よりわずかに下にずれることなく、まったく同じ高さで表示されるというさらなる利点があります。
ここ数十年はほとんど採用されていなかったデジタルアワーの複雑機構ですが、1930年代にはグランメゾンの時計職人たちによって一部のキャリバーに組み込まれていました。ジャガー・ルクルトのエンジニアは、より緩やかでエレガントな移り変わりを可能にするため、瞬時にジャンプする機構ではなく、セミジャンピング機構を採用しました。また、瞬時にジャンプする場合は急激で大きなエネルギーが必要なため、この選択はパワーリザーブの保護にもつながります。
90本限定で生産されるレベルソ・トリビュート・ノナンティエム・エナメルの新しい解釈は、レベルソの永遠性と汎用性、そして革新的な機械技術と卓越性とともに、職人技と創造性に対するグランメゾンの絶え間ない専心の姿勢を際立たせています。
/sites/default/files/newsImage1/s01_1165.jpgReverso Tribute Nonantieme Enamel
レベルソ・トリビュート・ノナンティエム・エナメル
Ref:Q71125E1
ケースサイズ:49.40×29.90mm
ケース厚:11.72mm
ケース素材:18Kピンクゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:ブラックアリゲーター、ピンクゴールドの交換可能なピンバックル
ムーブメント:手巻、Cal.826(ジャガー・ルクルト製)、42時間パワーリザーブ
仕様:時・分・秒(スモールセコンド)表示(表)、グランドデイト(表)、ムーンフェイズ(表)、デジタルセミジャンピングアワー(裏)、ディスクでの分表示(裏)、ナイト&デイ表示(裏)、サンレイ仕上げグレーダイヤル(表)、ブルーエナメルダイヤル(裏)
限定:90本
価格:要お問い合わせ
時代に左右されない現代性を放つレベルソのユニークな反転式ケースとアールデコのデザインを際立たせ、ジャガー・ルクルトが2025年の新作として、レベルソ・トリビュート・デュオ・スモールセコンドの2つの新作バージョンをウォッチズ アンド ワンダーズ ジュネーブ 2025にて発表しました。ピュアブラックと鮮やかなブルーから選択でき、裏ダイヤルのデザインも一新されたこの新作モデルは、1930年代の初代レベルソモデルに採用されたカラーダイヤルへのオマージュです。
ポロのインスピレーションからタイムレスなアイコンへ
1931年に制作されたレベルソは、ファッショナブルな「スポーツ・ジェントルマン」の要望を満たすようにデザインされました。1858年から1947年までのイギリス統治時代に、インドでポロ競技に興じていた軍将校らによって、ポロ競技の過酷さに耐えられる時計を制作してほしいという要望が出されました。その答えが、デザイン性と機能性を巧みに組み合わせたレベルソでした。レベルソは、すぐに多種多様な職業のお洒落好きな人たちに愛用されるようになり、男性用および女性用の新しいバリエーションの登場によって、すぐに当初のスポーツモデルとしての用途を超えるようになりました。そのアイコニックな反転式ケース(歴史的特許 CH159982)と特徴的なアールデコ調のラインは決して変わることはなく、レベルソは世界で最も有名な腕時計の1つとなりました。
レベルソは、スタイルと機能が巧みに融合したモデルとして誕生しました。アールデコの美学に根ざしたレベルソはまた、ジャガー・ルクルトの専門技術による機械的革新を体現しています。製造当初からレベルソのキャリバーは長方形のケースの曲線に沿うように設計されており、これはスペースを十分に活用することで、キャリバーの精度を最大限に高めるための画期的なアプローチでした。1931年、レベルソは独特な長方形のケースで、高級時計における革新と評価されました。ケースの形状に合わせたキャリバーを搭載し、衝撃や湿度、経年劣化からキャリバーを保護するために専用のケースリングがセットされていました。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_1203.jpg技術的挑戦を乗り越えたマニュファクチュールは、1990年代初頭に再び技術的挑戦に積極的に取り組み、レベルソにハイコンプリケーションを搭載しました。1994年、2つ目のダイヤルを配すために裏側を初めて使用し、デュオフェイス(歴史的特許EP0633514)を発表しました。単なるスタイルのコントラストにとどまらず、それぞれのダイヤルが異なる機能を搭載することによって2つのフェイスが新たなクリエイティブの可能性を開き、美的表現および時計製造の独創性において、レベルソを真のキャンバスに変えました。このタイムピースの優れた点は、背中合わせに配置された2つのダイヤルです。それぞれのダイヤルの針は反対方向に回転しながらも、1つのムーブメントによって駆動しています。デュオフェイス キャリバーは、裏表の針の回転を逆転させるために2つ目の輪列を採用し、両方のダイヤルで独立した時刻調整を可能にしています。表の分針に接続された歯車が裏側に動きを伝えながら、別の機構がタイムゾーンの調整を行います。
このレガシーを受け継ぎ、2025年、レベルソ・トリビュート・デュオ・スモールセコンドは、それぞれのダイヤルに異なるタイムゾーンを表示します。さらに、表ダイヤルにはスモールセコンド表示、裏ダイヤルには24時間ナイト&デイ表示を備えています。レベルソの長方形ケースにフィットするように作られた手巻キャリバー854は、両ダイヤルの分表示と表ダイヤルの時間表示をリューズで 調整できるように設計されています。一方、セカンドタイムゾーンの時間は、上部のケースバンドにセットされた小さなスライダーで調整します。スライダーは、ケースをキャリッジから取り外して裏返した時以外はまったく見えないため、完璧に洗練されたケースデザインを保ちます。キャリッジの内側の表面にはサンレイ仕上げのパターンがくっきりと描き出されており、時計を裏返した時も見た目を楽しむことができます。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_1022.jpg1930年代の初代レベルソにオマージュを捧げた新しいダイヤルカラーとピュアな美しさ
レベルソ・デュオの2つのダイヤルで示されるデュアルタイムゾーンとトリビュート コレクションの洗練されたデザインを兼ね備えた新しい2つのレベルソ・トリビュート・デュオ・スモールセコンドは、初期のレベルソ モデルと同様にスチール製ケースを採用しています。レベルソの誕生から1年も経たずして、ジャガー・ルクルトは要望に応じたカラーダイヤルを発表し、流線型のデザインに華やかさを添えました。ピュアブラックまたは鮮やかなブルーのサンレイ仕上げダイヤルを備えたこの2つの新作モデルは、1931年の初代レベルソのブラックダイヤルへのオマージュであると同時に当時の色使いを思い起こさせ、レベルソのストーリーをさらに豊かなものにしています。ブルーダイヤルのラッカー仕上げは、高度な技術を必要とする複雑な作業です。色付き透明ラッカーを24層塗り重ねることで視覚的な深みを与え、カラーを永久的に定着させます。すべての層は手作業で塗布され、次の層を塗る前には入念に乾燥させなければなりません。
象徴的デザインのレベルソ・トリビュートのダイヤルも、1930年代に発表された初代モデルの純粋さを思い起こさせます。時間を表示するのは数字ではなく植字インデックス。細長いシェイプとファセットを施した輪郭が視覚的な奥行きを与え、ドーフィン針のフォルムと呼応します。セコンドトラックが円を描くスモールセコンドは6時位置に配置されており、ダイヤルやケースの直線的なデザインと対照を成しています。
より洗練されて現代的なスタイルに一新された裏ダイヤルは、円と直線の間の緊張感を表現し、全体を統一するサンレイ仕上げの背景は、光を受けて絶えず変化するシルバーの色調を映し出しています。細長いインデックスのダブルラインは、ダイヤルの上下に配されたシグネチャーの3つのゴドロン装飾と呼応し、6時位置に配された24時間サブダイヤルを際立たせています。
レベルソ・トリビュート・デュオ・スモールセコンドの2つの新作モデルには、ダイヤルの色に合わせた2種類の交換可能なストラップが付属しています。デザインを手がけたのは、ポロと乗馬用ブーツで世界的に有名なアルゼンチンのメーカー、カーサ・ファリアーノ。ひとつはレザーとキャンバスを組み合わせたスタイル。カーサ・ファリアーノが夏のポロ用に作るキャンバスとレザー製ブーツからインスピレーションを得ました。もう1つは全体をカーフレザーで制作したストラップです。
レベルソ・トリビュート コレクションに新たに加わったモデルは、アールデコ デザインの優れた実用性を強調しており、ジャガー・ルクルトは時代を超えたデザイン性と優れた機構を融合させ、永遠のクラシックとなる完璧なまでに現代的な時計を誕生させました。
/sites/default/files/newsImage1/s01_1166.jpgReverso Tribute Duoface Small Seconds
レベルソ・トリビュート・デュオ・スモールセコンド
Ref:Q398847J
ケースサイズ:47.00×28.30mm
ケース厚:10.34mm
ケース素材:ステンレススチール
防水性:3気圧
ストラップ:カーサ・ファリアーノがデザインした交換可能なストラップ2本(ブラックカーフレザー、グレーキャンバス&カーフスキン)、ステンレススチールの交換可能なダブルフォールディングクラスプ
ムーブメント:手巻、Cal.854(ジャガー・ルクルト製)、42時間パワーリザーブ
仕様:時・分・秒(スモールセコンド)表示(表)、第2時間帯(裏)、24時間表示(裏)、サンレイ仕上げブラックダイヤル(表)、サンレイ仕上げシルバーカラーダイヤル(裏)
価格:2,129,600円(税込)
Reverso Tribute Duoface Small Seconds
レベルソ・トリビュート・デュオ・スモールセコンド
Ref:Q3988481
ケースサイズ:47.00×28.30mm
ケース厚:10.34mm
ケース素材:ステンレススチール
防水性:3気圧
ストラップ:カーサ・ファリアーノがデザインした交換可能なストラップ2本(ブルーカーフレザー、ブルーキャンバス&カーフスキン)、ステンレススチールの交換可能なダブルフォールディングクラスプ
ムーブメント:手巻、Cal.854(ジャガー・ルクルト製)、42時間パワーリザーブ
仕様:時・分・秒(スモールセコンド)表示(表)、第2時間帯(裏)、24時間表示(裏)、サンレイ仕上げブルーラッカーダイヤル(表)、サンレイ仕上げシルバーカラーダイヤル(裏)
価格:2,129,600円(税込)
ジャガー・ルクルトが2025年の新作として、レベルソの原点であるポロスポーツを讃えて、レベルソ・トリビュート・エナメル シリーズから4つの新作をウォッチズ アンド ワンダーズ ジュネーブ 2025にて発表しました。馬の力強さと美しさを表現したこれらのタイムピースは、世界最高の文学作品であり、芸術作品でもあるペルシャの叙事詩『シャー・ナーメ』にオマージュを捧げています。ペルシャ発祥の細密画の歴史に敬意を表して、各タイムピースのケースバックには、16世紀に制作され、タフマースブ1世に捧げられた壮麗版『シャー・ナーメ』に収められた挿絵がミニチュアサイズで再現されています。ポロから誕生した初代レベルソのように、これらのタイムピースでもポロの起源を伝える物語が語られます。ポロスポーツの本質を捉えると共に、エナメル細密画の技を通じてポロが発祥した古代ペルシャへオマージュを捧げています。新しいタイムピースには、エナメル細密画、パイヨンエナメル装飾、グラン・フー・エナメル、ギヨーシェ彫りの4つの伝統工芸が駆使されており、ジュウ渓谷にあるジャガー・ルクルトのマニュファクチュールであるメティエ・ラール™工房に集結した技術と才能を再確認させてくれます。
ポロスポーツを通じて馬にオマージュを捧げる
1931年に制作されたレベルソは、ファッショナブルな「スポーツ・ジェントルマン」の要望を満たすようにデザインされました。1858年から1947年までのイギリス統治時代に、インドでポロ競技に興じていた軍将校らによって、ポロ競技の過酷さに耐えられる時計を制作してほしいという要望が出されました。その答えが、デザイン性と機能性を巧みに組み合わせたレベルソでした。レベルソは、すぐに多種多様な職業のお洒落好きな人たちに愛用されるようになり、男性用および女性用の新しいバリエーションの登場によって、すぐに当初のスポーツモデルとしての用途を超えるようになりました。そのアイコニックな反転式ケース(歴史的特許 CH159982)と特徴的なアールデコ調のラインは決して変わることはなく、レベルソは世界で最も有名な腕時計の1つとなりました。
しかしながら、『シャー・ナーメ』で描かれているように、ポロの起源はイギリス領時代よりもはるか昔の古代ペルシャにまで遡ります。馬は神聖なものとして崇められ、ペルシャ文化に欠かせないものであり、戦闘、狩猟、スポーツなどの活動の主たる要素でした。馬と騎手が協力して行うポロが初めて記録として登場したのは、2000年以上前のペルシャでのことでした。ポロスポーツがインドに広まると、貴族たちは熱狂的な競技者となり、社会生活に必要不可欠なものとなりました。このような環境の中で、セザール・ド・トレーは、この高貴な古代スポーツの伝統をさりげなく伝える時計、レベルソを創作するインスピレーションを得ました。
ペルシャ文化とエナメル細密画の長年にわたる関係
レベルソのデザインは、ポロ競技場での実用的な機能を超えて、予想外のメリットをもたらしました。その何も描かれていない金属の裏面は、当時ラッカーやエングレービングなどによるパーソナライズに最適なキャンバスとなりました。インドでポロ競技に興じていた将校たちは、レベルソのタイムピースを注文する際に、インド王宮を訪問する時にも身に着けられるよう、紋章やイニシャルをあしらいました。さらに発展して、東洋の細密画の伝統に深く根ざした芸術形式であるインドの細密画を時計の裏蓋に再現するように求める人たちも現れました。
ジャガー・ルクルトはこれらの過去の挑戦を称え、伝統的なエナメル技法を改良し、レベルソのサイズに合わせ、その歴史上最も複雑で感動的な複数のタイムピースを誕生させました。数十年に渡って、エナメル加工はレベルソとともに進化を続け、さまざまな文化やテーマを讃えるために絶えず形を変え、ジャガー・ルクルトの創造的表現の中心となる技術であり続けています。
ジャガー・ルクルト博物館には、1936年と1949年に遡るこの職人技が傑出した2つのモデル、インドの王女を描いたレベルソ「インディアン・ビューティー」と、ヒンドゥー教の神ラマを表現したレベルソ「ラマ」が所蔵されています。これらの傑作は、レベルソ・トリビュート・エナメル ‘シャー・ナーメ’によって今日まで受け継がれている豊かな芸術的遺産の始まりを示しています。
レベルソがポロから誕生したのと同じように、これらの最新のタイムピースもまたその起源の物語を語っています。このスポーツがペルシャ発祥であること、およびメゾンがペルシャ文化、特に『シャー・ナーメ』を見出すきっかけとなったエナメル細密画の不朽の芸術性の両方に敬意を表しています。『王の書』としても知られるこのペルシャの叙事詩は、詩人フェルドウスィーによって977年から1010年までの20年余りをかけて書かれました。50,000の押韻連句から成り、ペルシャの神話的な始まりから642年のアラブ人による征服まで、ペルシャの統治者たちの歴史を記録しています。
『シャー・ナーメ』の最も壮麗な版の1つは、タフマースブ1世に捧げられた写本で、258点の挿絵が収められており、その1つ1つがペルシャ細密画の最高傑作であると考えられています。ペルシャの最も偉大な芸術家2世代によって制作されたこの版は、1568年にオスマン帝国のスルタン、セリム2世に贈呈され、数世紀にわたってトプカプ宮殿に保管されていました。1970年代に製本された写本は解体され、現在ではその二つ折り版(フォリオ)が世界中の博物館や個人のコレクションに分散しています。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_1204.jpg精巧な職人技が讃える、ペルシャの細密画とマニュファクチュールのメティエ・ラール™工房
ペルシャ細密画は、不透明な水彩絵の具、インク、銀、さまざまな形の金を使って紙に描かれます。その名前に反して、サイズは小さくなく、装飾写本と一緒に綴じられる「本と同サイズ」が一般的です。細密画は13世紀以降ペルシャで栄え、『タフマースブ1世のシャー・ナーメ(Shah Tahmasp Shahmaneh)』が制作された16世紀に頂点に達し、ムガル帝国(インド)にも伝わりました。精巧に描かれた作品の豊かな伝統こそが、レベルソの裏蓋にペルシャ細密画のエナメル加工を施す要望が多くあった理由であり、またこれによって、細密画の芸術を身に着けながら、保存し、披露する特別な方法を提供しています。ペルシャ細密画は、明るく混じりのない色合いで描かれた平坦で多層的なスタイルが特徴で、被写体の衣装や背景の風景、建物の細部にまで細心の注意が払われています。
メゾンの芸術と文化に対するビジョンを表現したレベルソ・トリビュート・エナメル ‘シャー・ ナーメ’ シリーズは、エナメル細密画、グラン・フー・エナメル、パイヨンエナメル装飾、ギョーシェ彫りという4つの卓越した技を通してペルシャ細密画を再解釈し、マニュファクチュールのメティエ・ラール™工房で育まれている才能と技術を華麗に披露しています。
ケースバックの装飾における最初の課題は、極細の線で描かれ、細かいディテールがぎっしり詰まった48×32cmのオリジナル作品を小型化し、2cm²の表面に再現することでした。さらに、神話の世界の夢のような感覚や物語の状況を再現し、その豊かな色彩をそのまま写し取る必要もありました。
タイムピースのエナメル画は、繊細な金箔(24k、999.9)を対象となるモチーフの形とサイズに合わせて慎重にカットするパイヨンエナメル装飾の技法によって、さらに進化を遂げています。これは、オリジナルのペルシャ細密画における金箔を使用した豊かで光沢のある金色を実現する伝統的な技法へのオマージュです。このパイヨン(破片)をエナメル加工する表面に手作業で慎重に置いていきます。この高度な技術を要する作業では、ケースバック1つを制作するのにエナメル細密画およびパイヨンエナメル装飾の工程で100時間を要します。
それぞれの時計の表ダイヤルには、100年前の手回し旋盤で仕上げられたギョーシェ彫りの基盤にグラン・フー・エナメルが施されており、ケースバックの細密画に呼応するような芸術性を見て取ることができます。レベルソ・トリビュートのシンプルなデザインコードによって、ギョーシェ模様の美しさとエナメルの豊かな色彩が最大限に引き立てられています。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_1023.jpg4つの卓越した絵画を4つのカラフルなダイヤルで再現
『シャー・ナーメ』はペルシャの歴史を神話、伝説、歴史の3部構成で描いています。レベルソ・トリビュート・エナメル シリーズに選ばれた4つの絵画は、伝説の部の物語を描いたものであり、それぞれで馬が大きな役割を果たし、ペルシャ文化における馬の重要性を示しています。
アフラースィヤーブの前でポロをするシヤーヴァシュ(メトロポリタン美術館、ニューヨーク)
挿絵フォリオ180ページ、カシム・イブン・アリ作、1525-30年頃
この絵は、ポロについてはっきりと言及されている点が珍しく、制作当時のサファヴィー朝宮廷におけるポロの重要性を強調しています。『シャー・ナーメ』の第2部では、2つの伝説的なペルシャの地域が激しいライバル関係にありました。そこで、トゥラン王アフラースィヤーブはポロの試合を提案し、シヤーヴァシュは果敢にそれを受け入れ、最終的に勝利しました。絵に描かれた空の鮮やかなブルーを反映し、このモデルのダイヤルにはサンレイ仕上げギョーシェ彫り模様の上に鮮やかなブルーのグラン・フー・エナメルが施されています。120本のラインに7時間、さらにエナメル加工に8時間という緻密な作業で仕上げられています。
ドラゴンに扮したファリドゥンが息子たちを試す(アガ・カーン美術館、トロント)
挿絵フォリオ42ページ、アカ・ミラーク作、1525-35年頃
フェルドウスィーの詩では、ペルシャ王ファリドゥンが三人の息子の性格を密かに測るために、自らをアズダハ(伝説のドラゴン)に変身させたとされています。火を吐く怪物と対峙したとき、1人目の息子は逃げ、2人目の息子は戦う姿勢を見せ、3人目の息子は冷静さを保ち、統治に必要な知恵と勇気を示しました。この絵に描かれた場面は、ペルシャ文化におけるリーダーシップと親孝行の美徳を象徴しています。タイムピースのダイヤルは、120本の線から成る複雑なヘリンボーン模様のギョーシェ彫りで装飾されており、7時間もの細心の職人技で仕上げられています。デザインの上には、ライトブルーの半透明のグラン・フー・エナメルの層が施されており、息子たちがドラゴンと対峙する絵に描かれた風景の色と調和しています。
サームがアルブルズ山にやってくる(イスラム美術館、ベルリン)
挿絵フォリオ63ページ、作者不明(スルタン・ムハンマドが手がけたとされている)、1535年頃
尊敬を集める戦士だったサームは、生まれたばかりの息子ザルをアルブルズ山に置き去りにしました。ザルの白い髪は悪魔憑きのしるしだと考えられていたからです。山頂に住む伝説の鳥シムルグは、その子に優しく接し、賢い青年に育てました。数年後、後悔の念に駆られたサームは、許しを求め、息子を取り戻すためにアルブルズ山に登りました。ザルとサームの再会の場面は、許し、神の介入、父と息子の絆などのテーマを反映しています。絵画の多様なグリーンの色合いを反映し、時計のダイヤルには32本の正確な線で構成された波模様のギョーシェ彫りが施されています。この複雑なデザインの上には、半透明グリーンのグラン・フー・エナメルが施されており、7時間もの細心の職人技で仕上げられています。
ルスタムがオナガーに扮したアクヴァンを追う(アガ・カーン美術館)
挿絵フォリオ294ページ、ムザッファル・アリ作、1530-35年頃
ペルシャの民間伝承で最も有名な戦士であるルスタムは、自分の馬を脅かしていたオナガー(野生のロバ)を倒すようシャー(王)から依頼を受けます。ザルの息子であり、サームの孫であるルスタムは、ペルシャ神話の英雄たちの系譜を継承しており、自身の偉業を先祖の偉業と深く結びつけています。この絵では、ルスタムは野生のロバを投げ縄で捕まえようとしています。投げ縄がオナガーの首に触れると、オナガーは消え、その正体が悪魔のアクヴァンであることが明らかになります。絵に描かれた植物の鮮やかな色合いを引き立てるように、このモデルのダイヤルには複雑なギョーシェ彫りのひし形パターンの上に濃いグリーンのグラン・フー・エナメルが施されています。980本のラインを備え、7時間もの細心の職人技で仕上げられています。
レベルソ・トリビュート・エナメル ‘シャー・ナーメ’は、レベルソの起源の物語だけでなく、壮大な芸術および文学作品に崇高な敬意を表しています。高級時計製造と、ギヨーシェ彫り、グラン・フー・エナメル、パイヨンエナメル装飾、エナメル細密画などの装飾工芸を見事に融合したこのたぐい稀な4本の時計シリーズは、それぞれ10点限定で発売されます。
/sites/default/files/newsImage1/s01_1167.jpgReverso Tribute Enamel Shahnameh - Siyavush Plays Polo Before Afrasiyab
レベルソ・トリビュート・エナメル ‘シャー・ナーメ’ - アフラースィヤーブの前でポロをするシヤーヴァシュ
Ref:Q39334S1
ケースサイズ:45.60×27.40mm
ケース厚:9.73mm
ケース素材:18Kホワイトゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:ブラックアリゲーター、18Kホワイトゴールドの交換可能なダブルフォールディングクラスプ
ムーブメント:手巻、Cal.822(ジャガー・ルクルト製)、42時間パワーリザーブ
仕様:時・分表示、サンレイ仕上げギョーシェ彫り模様のグラン・フー・エナメルダイヤル、ケースバックに細密画グラン・フー・エナメルとパイヨンエナメル装飾
限定:10本
価格:要お問い合わせ
Reverso Tribute Enamel Shahnameh - Faridun Tests His Sons
レベルソ・トリビュート・エナメル ‘シャー・ナーメ’ - ファリドゥンが息子たちを試す
Ref:Q39334S2
ケースサイズ:45.60×27.40mm
ケース厚:9.73mm
ケース素材:18Kホワイトゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:ブラックアリゲーター、18Kホワイトゴールドの交換可能なダブルフォールディングクラスプ
ムーブメント:手巻、Cal.822(ジャガー・ルクルト製)、42時間パワーリザーブ
仕様:時・分表示、ヘリンボーン模様ギョーシェ彫りのグラン・フー・エナメルダイヤル、ケースバックに細密画グラン・フー・エナメルとパイヨンエナメル装飾
限定:10本
価格:要お問い合わせ
Reverso Tribute Enamel Shahnameh - Saam Comes To Alburz
レベルソ・トリビュート・エナメル ‘シャー・ナーメ’ - サームがアルブルズ山にやってくる
Ref:Q39334S3
ケースサイズ:45.60×27.40mm
ケース厚:9.73mm
ケース素材:18Kホワイトゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:ブラックアリゲーター、18Kホワイトゴールドの交換可能なダブルフォールディングクラスプ
ムーブメント:手巻、Cal.822(ジャガー・ルクルト製)、42時間パワーリザーブ
仕様:時・分表示、波模様ギョーシェ彫りのグラン・フー・エナメルダイヤル、ケースバックに細密画グラン・フー・エナメルとパイヨンエナメル装飾
限定:10本
価格:要お問い合わせ
Reverso Tribute Enamel Shahnameh - Rustam Pursues Akvan
レベルソ・トリビュート・エナメル ‘シャー・ナーメ’ - ルスタムがアクヴァンを追う
Ref:Q39334S4
ケースサイズ:45.60×27.40mm
ケース厚:9.73mm
ケース素材:18Kホワイトゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:ブラックアリゲーター、18Kホワイトゴールドの交換可能なダブルフォールディングクラスプ
ムーブメント:手巻、Cal.822(ジャガー・ルクルト製)、42時間パワーリザーブ
仕様:時・分表示、菱形パターンギョーシェ彫りのグラン・フー・エナメルダイヤル、ケースバックに細密画グラン・フー・エナメルとパイヨンエナメル装飾
限定:10本
価格:要お問い合わせ
アールデコデザインのアイコンとして知られるレベルソは、フェミニンなレベルソ・ワン コレクションに代表されるように、芸術的な装飾のための特別なキャンバスとなっています。2025年の新作としてジャガー・ルクルトが、2023年に初めて制作されたエナメルとジェムセッティングの傑作、レベルソ・ワン・プレシャスカラーズの新たな解釈をウォッチズ アンド ワンダーズ ジュネーブ 2025にて発表しました。18Kホワイトゴールド製ケースに収められたこの新作は、世界10本限定生産です。
アールデコの幾何学にインスパイアされたデザイン
1931年に初めて発表されたレベルソは、アールデコのデザインの真髄を体現するモデルです。当初はポロ競技用に考案されたものでしたが、発売から1周年を迎える前から女性用モデルも制作されるようになりました。デザインと機能を実用的かつエレガントに融合させたメタル製ケースバックの余白部分は、刻印メッセージやラッカー仕上げのモチーフで、着用者が自由にパーソナライズをできるようになっていました。発表当初から、メゾンは反転式ケース(歴史的特許 CH159982)がもたらす創造的な機会を探求し、発展させることによって装飾の芸術を解き放ちました。
その起源へのオマージュとして、レベルソ・ワン・プレシャスカラーズの豊かな装飾が施されたケースは、アールデコ様式に敬意を表しています。1920年代半ばに始まり、1925年にパリで開催された現代産業装飾芸術国際博覧会で誕生したアールデコの動きは、第一次世界大戦後の劇的な社会および文化の変化を受けて発展しました。組織化の原理としてシンプルで力強いラインを強調した、エネルギーにあふれたすっきりとしたエレガンスは、社会のあらゆる側面に浸透した新しい自由と快楽主義の感覚を反映していました。表面の装飾には、シェブロンとジグザグを形成する、平行線と直線的なモチーフが繰り返し使用され、カラーブロックと光沢のあるメタルアクセントによって増幅し、魅力的な視覚的ダイナミズムを生み出しています。
ジャガー・ルクルトのメティエ・ラール™工房に所属する才能あふれる職人たちは、希少なクラフツマンシップへの評価の高まりを称え、このようなデザイン要素を解釈し、レベルソ・ワン・プレシャスカラーズに採用しました。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_1205.jpg卓越した装飾工芸
ケースバック全体を覆い、ケースサイドをシームレスに取り囲みダイヤルを縁取る、きらめく幾何学模様が施されたレベルソ・ワン・プレシャスカラーズは、細密画グラン・フー・エナメルとダイヤモンドのセッティングの技術を融合させたモデルです。この装飾を作り上げる工程は複雑かつ高度な技術を要し、各技法の完全な習得に加え、さまざまな工芸技術の完璧な調整が必要となります。
まず、ジェムセッティングが施される場所は、絶対的な精度で描かれなければなりません。エナメル加工を施す残りの部分をくり抜き、完全に均一で平らな表面を作り、エナメルの深さ、つまり色の濃さにばらつきが出ないようにします。まず、エナメル加工の始めに、ホワイトゴールド製ケースをフォンダン・エナメルで密封し、焼成します。次に、何も描かれていない表面を作成するため、エナメル職人が不透明なホワイトエナメルを2層塗り、その都度、乾燥と焼成を行います。そして、目だけを頼りに、幾何学的なデザインの形を作り始めます。ジェムセッティングする長方形の盛り上がりは、エナメル加工する三角形や長方形の角度とサイズを決定する際の基準として用いられます。この複雑なパターンでは、隣り合う形状がまったく同じでないことが不可欠であり、ケースサイドからダイヤルのエッジまでシームレスに続くデザインでは、その工程はさらに困難なものとなります。
パターンが確定したら、色付けを始めます。エナメル職人は、各カラーの深みと濃さが完全に満足いくものになるまで、極細セーブルブラシを使用して表面全体を手塗りし、さまざまなカラーブロックを制作していきます。カラーの焼成が完了したら、透明な淡い色をさらに重ねていきます。この最終的なコーティングは、カラーを保持し、深みを与えます。続いて、非常に耐久性に優れたこの表面が、手作業で研磨されて光沢のある見た目となり、ガラス板のような仕上がりになります。ジュネーブ技法として知られる、透明エナメルの層で保護された細密画。この複雑な技法を習得するには、通常5年にわたるエナメル加工の経験が必要です。
レベルソ・ワン・プレシャスカラーズのケースサイドの凸面とケースバックの平らな面を同時にエナメル加工することは特に困難です。なぜなら、2つの部分で焼成中の密着性を高めるためにエナメルの密度を変える必要があるためです。同様に困難なのが色の作成です。芸術家がパレットで行うのと同じように、エナメル職人はさまざまな酸化物顔料を混ぜ合わせて希望の色を作り出します。ただし、グラン・フー・エナメルの場合、800℃で焼成すると一部の顔料が変化し、予想どおりに色が混ざらなくなるめ、出来上がりは予測がつきません。エナメル職人が結果を正確に予測できるようになるためには、長年の経験と入念な研究が必要です。レベルソ・ワン・プレシャスカラーズのケースには、最大15回の焼成と、200℃での複数の段階での乾燥が必要となり、焼成の間の乾燥時間を除いても、エナメル加工には60時間を要します。
エナメル加工後、レベルソのケースはジェムセッターに引き渡されます。ジェムセッターは、ダイヤモンドが完璧にセットされるように絶対的な精度で作業する必要があります。グレインセッティング技術を使用し、平らな金属の表面からホワイトゴールドの小さな爪を持ち上げて、それぞれの石を所定の位置に固定します。この作業は、完成したエナメルを壊したり、カラーフィールドを定めた直線を横切ったり、宝石がセットされたエリアを分断したりせずに行われる必要があります。レベルソ・ワン・プレシャスカラーズを彩る合計277個(1.59カラット)のダイヤモンドのセッティングには、40時間にも及ぶ緻密な作業が必要です。
ジャガー・ルクルトがマニュファクチュール内に独自の装飾工芸工房を持ち、複数のスキルを1つの屋根の下に集めることの大きなメリットは、さまざまな職人が密接に協力してアイデアを交換し合い、互いの創造的なエネルギーを共有できることです。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_1024.jpgレベルソ・ワン・プレシャスカラーズの新解釈
ダイヤルを外側に向けたレベルソ・ワン・プレシャスカラーズは、エレガントな存在感を放ち、 ホワイト・マザー・オブ・パールの柔らかな輝きが、フレームを囲むエナメルカラーの輝きと、ダイヤモンドをセッティングしたゴドロンとラグの輝きを引き立てています。ダイヤルには、レベルソ・ワンのジュエリーモデルのシグネチャーである4つの角を示す細いブラケット、転写された数字、ドーフィン針といったディテールが備わっています。リューズにはダイヤモンドがリバースセッティングされ、光沢仕上げのホワイトアリゲーターストラップが手首にフィットします。
レベルソ・ワン・プレシャスカラーズは、反転式ケースを裏返すと、ブリリアントカットのホワイトダイヤモンドが6色のエナメルを引き立てるハイジュエリーになります。アールデコ様式を象徴するグレー、モーブ、ピンクのニュアンスを持つ3色のパステルカラーが、ケースのホワイトゴールドを引き立て、ダークパープル、ホワイト、イエローのコントラストが、奥行きと動きのある目の錯覚を増幅させます。イエローとピンクの使用は、エナメルの顔料の中でも、グラン・フーの工程に必要な高温で焼成したときに、最も予測しにくい顔料であることから、特に注目されています。
ケース内に収められたレベルソ・ワン・プレシャスカラーズを駆動するムーブメント、手巻きキャリバー846は、マニュファクチュール ジャガー・ルクルト内で開発、製造されたものです。レベルソ専用に作られたものであり、完璧な製品を目指すジャガー・ルクルトの哲学に従って、長方形ケースの輪郭に合わせて形作られています。
ジャガー・ルクルトの優れた装飾工芸とジュエリー技術を改めて示し、機能性、デザイン性、そして高級時計製造を巧みに融合させたこのレベルソの大胆でフェミニンな解釈は、ジュエリーとして身に着けることも、時を告げる時計として身に着けることも可能にしています。
/sites/default/files/newsImage1/s01_1168.jpgReverso One Precious Colours
レベルソ・ワン・プレシャスカラーズ
Ref:Q3293433
ケースサイズ:40.00×20.00mm
ケース厚:9.09mm
ケース素材:18Kホワイトゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:ホワイトアリゲーター、18Kホワイトゴールドの交換可能なダブルフォールディングバックル
ムーブメント:手巻、Cal.846(ジャガー・ルクルト製)、50時間パワーリザーブ
仕様:時・分表示、マザー・オブ・パールダイヤル、ケースバックに細密画グラン・フー・エナメルとダイヤモンド、ダイヤモンド277個(約1.59カラット)
限定:10本
価格:要お問い合わせ
2021年、ジャガー・ルクルトはレベルソ・ワン・プレシャスフラワー シリーズを発表しました。このシリーズは、高級時計製造、芸術的技巧、高級ジュエリーのコードを融合させたモデルとして、レベルソ・ワンのケースに鮮やかな色彩と比類ない洗練をもたらしました。そして、2025年の新作としてジャガー・ルクルトが、卓越した美しさを誇る2つの新モデル、レベルソ・ワン・プレシャスフラワー - グリーンアルムと、レベルソ・ワン・プレシャスフラワー - パープルアルムをウォッチズ アンド ワンダーズ ジュネーブ 2025にて発表しました。花の美しさを追求した両モデルは、ケースに18Kピンクゴールドを使用し、それぞれ世界10本限定で生産されます。
芸術的技巧と象徴的なレベルソのケースが融合したインスピレーション溢れるコレクション
1931年に初めて発表されたレベルソは、アールデコのデザインの真髄を体現するモデルです。当初はポロ競技のために作られたものでしたが、発売1周年を待たずして、女性用モデルも制作されるようになりました。デザインと機能を実用的かつエレガントに融合させたメタル製ケースバックの余白部分は、刻印メッセージやラッカー仕上げのモチーフで、着用者が自由にパーソナライズをできるようになっていました。発表当初から、メゾンは反転式ケース(歴史的特許 CH159982)がもたらす創造的な機会を探求し、発展させることによって装飾の芸術を解き放ちました。
レベルソ・ワンのケースは、より薄く細長いプロポーションを誇り、豊かな色彩とジェムストーンが彩る理想的なキャンバスとなりました。ダイヤル側からは、裏側の華麗な装飾をわずかにうかがうことができます。繊細なマザー・オブ・パールを背景に、ダイヤルの四隅にはブラケットがあしらわれ、その内側にレベルソ・ワンのシグネチャーフォントによる数字が配されています。ゴドロンとラグにはグレインセッティングされたダイヤモンドの輝きが際立ち、巻き上げリューズにはダイヤモンドがリバースセッティングされています。
詩的でフェミニンな花をテーマに表現したレベルソ・ワン・プレシャスフラワー シリーズは、ホワイトリリーや色鮮やかなアルム、トロピカルなバーズ・オブ・パラダイス、ハイビスカスなど、徐々にその種類を増やしてきました。それぞれのモデルは、エナメル装飾、パイヨンエナメル装飾、エングレービング、ラッカー仕上げ、ジェムセッティングなど、モデルによって異なる技法で華麗に装飾された唯一無二の芸術品です。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_1206.jpgシャンルヴェ・エナメルとダイヤモンドセッティングの技
2025年のレベルソ・ワン・プレシャスフラワーは、鮮やかなエナメルカラーとブリリアントカット ダイヤモンドの弾けるような美しさを表現しています。色とりどりのアルムのブーケを作り上げるグラン・フー・シャンルヴェ・エナメル技法は5段階の厳しい工程からなり、初めに花や葉の輪郭のみを残して金属表面をくりぬきます。浅くくりぬかれた部分に粉末状のガラスエナメルを充填し、摂氏800℃の高温で焼成します。エナメルと焼成は10回まで重ねられ、塗布する度に焼成が行われます。こうして求める色調のニュアンス、色の濃さ、深みを出していきます。この技術を習得するには、少なくとも2年間の厳しい訓練と経験が必要です。熟練したエナメル職人は、エナメルを窯から取り出す正確なタイミングを、ほとんど本能的に知っており、加熱中に変化することが多い顔料の気泡やひび割れなどの不具合を避け、求める色彩を引き出すことができます。
ダイヤモンドを組み込んだデザインの場合、ジェムセッティングはエナメル加工が完了してから行われます。金属の柔軟性を必要とするジェムセッティングに対し、ピンクゴールドは焼成によって硬化するため、作業の難易度は非常に高いものとなります。また、わずかなミスが膨大な時間をかけて行われたエナメル加工を傷つけてしまうおそれがあるため、並外れた精度が求められます。プレシャスフラワーのケースにセッティングされるダイヤモンドには、グレインセッティングとスノーセッティングの両方の技法が用いられます。グレインセッティングはダイヤルを縁取り、ケースの幾何学的な形状を際立たせ、スノーセッティングはエナメルモチーフの花と葉の間のメタル部分に変化を与えます。セッティングする部分の形状に合わせてさまざまな大きさのダイヤモンドを配置するスノーセッティング技法は、ほとんど途切れなく続く光と輝きの表面を作り出し、エナメルの新鮮な色彩を際立たせます。
工芸技術の向上とアイデアの共有をサポートするため、ジャガー・ルクルトはマニュファクチュール内にジェムセッティング、エングレービング、そしてさまざまなエナメル技法を実践する専用のメティエ・ラール™(レア・ハンドクラフト)工房を設けています。このように密接な関係で作業をすることで、装飾のない金属の表面が華やかなジュエリーへと変貌を遂げる工程全体を通して、工房のさまざまな専門職人たちが必要な話し合いや交流を可能としています。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_1025.jpgレベルソ・ワン・プレシャスフラワー グリーンアルム
綿密に調整された長期にわたる工程において、グリーンアルム モデルは結集された3つの異なる芸術的技法によって誕生しました。グリーンのグラン・フー・シャンルヴェ・エナメルの工程だけでも、緻密な作業に15時間もの時間を要します。花と葉を取り囲むような合計409個(2.59カラット)のダイヤモンドは、スノーセッティングとグレインセッティングという45時間を要する技法を用いて、巧妙な技で丹念にセッティングされています。
エナメルの鮮やかなグリーンとコントラストをなし、モチーフに深みを与えているのは、花と葉の間に塗られたブラックラッカーです。絶対的な精度が要求されるこの作業で、ラッカーを施した素材の断片を、はめ込む空間の正確な形と大きさに切断し、所定の位置に固定します。
レベルソ・ワン・プレシャスフラワー パープルアルム
パープルアルムは、制作に合計30時間を要するパープル、ピンク、グリーンのグラン・フー・シャンルヴェ・エナメルによる素晴らしいカメオがあしらわれたモデルです。花のデザインは、曲線と角をカバーしながら、裏蓋からベゼルまでケース側面をシームレスに包み込み、スノーセッティングのダイヤモンドがモチーフ全体を覆います。徹底した精度で行われた合計637個(2.12カラット)のダイヤモンドのスノーセッティングとグレインセッティングは、完成までに95時間を要しています。
これらの高度に専門化された技術により、レベルソ・ワン・プレシャスフラワーの2つの新作は、自然と女性らしさを讃える見事なタイムピースに生まれ変わりました。タイムピースは、エナメルカラーを引き立てる光沢仕上げのアリゲーターストラップが採用され、レベルソのために特別に製作されたジャガー・ルクルト製手巻ムーブメント、キャリバー846がグランメゾンの卓越した時計製造技術をさらに際立たせています。
マニュファクチュールが持つ時計製造のノウハウ、芸術的なクラフツマンシップ、そしてジュエリー制作の技術を証明するレベルソ・ワンの新作タイムピースは、ジャガー・ルクルトにインスピレー ションを与え続ける女性たちへのオマージュです。
/sites/default/files/newsImage1/s01_1169.jpgReverso One Precious Flowers - Green Arum
レベルソ・ワン・プレシャスフラワー - グリーンアルム
Ref:Q3292434
ケースサイズ:40.00×20.00mm
ケース厚:9.09mm
ケース素材:18Kピンクゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:光沢仕上げのグリーンアリゲーター、18Kピンクゴールドの交換可能なダブルフォールディングバックル
ムーブメント:手巻、Cal.846(ジャガー・ルクルト製)、50時間パワーリザーブ
仕様:時・分表示、マザー・オブ・パールダイヤル、ケースバックにエナメルとダイヤモンドとラッカー、ブリリアントカット ダイヤモンド409個(2.59カラット)
限定:10本
価格:要お問い合わせ
Reverso One Precious Flowers - Purple Arum
レベルソ・ワン・プレシャスフラワー - パープルアルム
Ref:Q3292435
ケースサイズ:40.00×20.00mm
ケース厚:9.09mm
ケース素材:18Kピンクゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:光沢仕上げのパープルアリゲーター、18Kピンクゴールドの交換可能なダブルフォールディングバックル
ムーブメント:手巻、Cal.846(ジャガー・ルクルト製)、50時間パワーリザーブ
仕様:時・分表示、マザー・オブ・パールダイヤル、ケースバックにエナメルとダイヤモンド、ブリリアントカット ダイヤモンド637個(2.12カラット)
限定:10本
価格:要お問い合わせ
2025年4月13日、カルティエが2025年大阪・関西万博において、内閣府、経済産業省、2025年日本国際博覧会協会とともに「ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier」を開館しました。
「ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier」は、184日にわたり未来を切り開く先見性と、地球規模の発展を推進し平等を前進させ、新たな世代を導くうえで不可欠な女性の役割に焦点を当てます。
万博のテーマに寄り添い、コンセプトは「ともに生き、ともに輝く未来へ」。変革する力と、より良い未来を形づくるうえでの女性のポテンシャルを称えます。
ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier
https://womenspavilion.cartier.com/ja/
#WomensPavilion #Cartier #Expo2025
開催期間:2025年年4月13日~10月13日 9:00 ~21:00
開催場所:東ゲート側 日本館の隣
※ご来場には予約が必要です。下記の「EXPO2025デジタルチケット」サイトよりご予約ください。
https://www.expo2025.or.jp/tickets-index/
1,708平方メートルの敷地面積を有するパビリオンは、2フロアによって構成されています。パビリオンの設計は、建築家の永山祐子によるもの。伝統とモダニティをつなぐ象徴的な架け橋としての役割を果たします。2020年ドバイ万博の日本館で採用され、日本の伝統的な木工技術の組子から着想を得たファサードをウーマンズ パビリオンで再利用。7,000以上のパーツが使用されています。町屋を参考にリデザインされたパビリオンは、持続可能性とクラフツマンシップに対するカルティエの揺るぎないコミットメントを体現します。
エントランスの「THE GARDEN」を通り抜け、ウーマンズ パビリオンの来場者を迎えるのは、世界的アーティストのエズ・デヴリンがキュレーションした空間です。エズ・デヴリンは、自身の先見的なアプローチから万博を「ユニークな楽器コレクション」と捉え、「各パビリオンがさまざまな楽器として、世界という舞台で6ヶ月にわたりメッセージを発信する場」を表現。この考えのもとウーマンズ パビリオンは、ジェンダー平等に対して核心を突く視点の転換を目指します。
パビリオンでは、ゲストに名前を提供してもらい、それぞれのアイデンティティがストーリーの一部に組み込まれます。「THREE WOMEN」では、小説家の吉本ばなな、詩人・アクティビストのエムティハル・マフムード、環境保護活動家のシエ・バスティダ、国籍・年齢の異なる3人の女性の語りに耳を傾けます。エズ・デヴリンと映画監督の河瀨直美によって制作されたショートフィルムが終わると扉が開き、「THREE PATHWAYS」へ。彼女たちの人生を追体験するために用意された道のどれか1つに導かれます。
扉の先では1人の女性が私的なストーリーを語りかけ、その人にまつわるオブジェが展示されるなか、来場者自身がそのストーリーに没入していきます。細長い展示空間を抜けると、来場者に自身の経験と重ね合わせた瞑想を促す楕円形のスペース「MA」に。さらに“女性のリーダーシップ”や“持続的社会”などに関するファクトを学ぶ「PUZZLE BOX」を経て、最後の部屋「YOUR HAND」では、黒柳徹子をはじめ、多様なロールモデルのさまざまなメッセージを受け取りフィナーレを迎えます。この没入体験は、個人の取り組みと集団行動への呼びかけを橋渡しするものであり、ウーマンズ パビリオンのメッセージを物理的・時間的な境界線をはるかに越えて増幅させます。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_1010.jpgパビリオンのさまざまな場所で癒やしを与えてくれる植栽は景観デザイナーの荻野寿也が地域の植物を中心に構成。2Fの吹き抜けが印象的な「UPPER GARDEN」は日本の移ろう四季が描写されています。地元で調達された木々は万博終了後、大阪の山々に返され、建築家 永山祐子のビジョンである「自然、人、資源が相互(そうご)に関連し合うサイクル」を象徴します。
他にも多数のクリエイターがパビリオンに参加しています。メラニー・ロラン(フランスの女優・監督・アーティスト)はポートレート、サウンドスケープの作品を通して、女性のエンパワーメントというテーマを探求。オフィーリアをモチーフとした映像作品をVRでご覧いただけます。千葉尋(アーティスト)は葉に写真を焼き付ける「クロログラフ」技法を用いて、メラニー・ロランと共同で制作した作品を1Fから2Fに上がる階段に展示。さまざまな女性の姿を描きます。さらに、阿部千登勢(sacaiデザイナー兼クリエイティブディレクター)は、調和とモダニティを表現したウーマンズ パビリオンのアテンダントのユニフォームを手掛けました。
性別、人種、年齢、能力に関係なく、すべての人がともに考え、継続的に対話する場として、パビリオン内2Fに「WA」スペースが設けられています。ここでは、「大いなる地球」「ビジネスとテクノロジ ー」「教育と政策」「芸術と文化」「フィランソロピー」「役割とアイデンティティ」という6つの重要なテーマについて講演会やパネルディスカッション、展示を通じて意見を交わし、ビジョナリーリーダーや活動家、専門家とともに、人々の行動を喚起する発信をしていきます。
「WA」スペースでは150以上のイベントが開催予定で、詳細は順次ウェブサイトで公開されます。全イベントはEXPO 2025 VISITORSサイト(https://www.expovisitors.expo2025.or.jp/events)から事前に予約・抽選の上ご参加いただけるほか、一部のイベントはウーマンズ パビリオン公式サイト(https://register.cartier.com/ja/wa-2025)からもお申込みいただけます。
2025年4月24日、ジラール・ペルゴの日本初となるブティック「ジラール・ペルゴ ブティック 大阪」が大阪・心斎橋にオープンします。
/sites/default/files/newsMainImage1/01_523.jpg「ジラール・ペルゴ ブティック 大阪」店内は、ジラール・ペルゴのスイス本社によるデザインでブランドカラーであるブラック&ゴールドとウッドを基調とした、最新のコンセプトでブランドの世界観をお楽しみいただける空間です。2フロアの構成で、温かみのあるウッドベースのカウンターやハイケースが配置されており、ラグジュアリーで優雅に時間が流れ、ラウンジエリアやソファテーブルで時計をゆっくりと実際に手にとってご覧いただけます。
また、壁面には1860年にスイスから日本に上陸し、初めてスイス時計を紹介したフランソワ・ペルゴの軌跡が世界地図に描かれ、日本とジラール・ペルゴの歴史をご体感いただくことができます。
ジラール・ペルゴ ブティック 大阪は、ブランドのアイコンであるアローを採用したクラシカルデザインを始めアイコンであるロレアート コレクションなどジラール・ペルゴのブランドのDNAを感じられるタイムピースを幅広く取り揃え、様々な研修を受け、知識と情熱を持った専門スタッフがお客様をお迎えいたします。
/sites/default/files/newsMainImage2/02_459.jpgまた、ジラール・ペルゴが誇るオート・オルロジュリーピースである世界18本限定の『ラ・エスメラルダトゥールビヨン「シークレット」エタニティエディション』をオープンを記念して、特別に展示いたします。
日本とスイスの文化の架け橋となったブランド、ジラール・ペルゴの世界を日本初となるブティックで是非ご体感ください。
/sites/default/files/newsImage1/03_427.jpg【ジラール・ペルゴ ブティック 大阪】詳細
住所:〒542-0086 大阪市中央区西心斎橋 1-13-6
TEL:06-6281-1791
営業時間 11: 00 -19:00 水曜定休
ジラール・ペルゴ 公式サイト
https://www.girard-perregaux.com/jp_jp/
ジラール・ペルゴ ブティック 大阪 公式Instagram
https://www.instagram.com/oomiya_girardperregaux_osaka/
グラスヒュッテ・オリジナルのアイコンウォッチとして人気が高いVintage Collectionは、1960年代と1970年代のクラシカルなデザインのインスピレーションから誕生しました。ダイナミックな両時代に現代的な解釈が加わったドイツ・マニュファクチュールのタイムピースです。
この度グラスヒュッテ・オリジナル ブテック銀座にて、皆さまの日常シーンを彩る様々なブルーカラーを用意したVitage Collectionブルーカラーフェアが開催されます。2025年4月21日(月)から5月11日(日)までのVitage Collectionブルーカラーフェア期間中にブティック銀座で時計をご購入頂いたお客様にオリジナルのギフトが用意されています。
詳細については、ブテック銀座へお問い合わせください。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_1211.jpgグラスヒュッテ・オリジナル ブテック銀座
所在地:東京都中央区銀座7-9-18
ニコラス・G・ハイエック センター4F
Mail:GlashutteOriginal.Boutique.Ginza@jp.swatchgroup.com
Tel:03-6254-7266
カシオ計算機が、耐衝撃ウオッチ“G-SHOCK”の最上位シリーズ“MR-G(エムアールジー)”の新製品として、世界最大のカエル「ゴライアスガエル」をモチーフにしたダイバーズ仕様の“FROGMAN(フロッグマン)”『MRG-BF1000RG』を2025年5月23日に発売します。
“FROGMAN”は、ダイビングでの作業時に手首の動きを妨げないように配慮された左右非対称なフォルムが特徴の耐衝撃ダイバーズウオッチです。2023年に発売された「MRG-BF1000R」は、その個性的なフォルムを高気密のチタン外装で実現し、細部まで研磨を施した丹念な仕上げが人気を博しています。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_1208.jpg今回登場する『MRG-BF1000RG』は、「MRG-BF1000R」をベースに、アフリカ西部の熱帯雨林に生息する世界最大のカエル「ゴライアスガエル」をイメージした耐衝撃ウオッチです。秘境に挑む冒険心をカラーやデザインで表現しています。
「ゴライアスガエル」の背面の色をイメージしたカーキのバンドには、柔らかく伸縮性の高いフッ素ラバー素材を使用し、快適な付け心地を実現しています。また、腹面の色をイメージしたベージュのインデックスには暗所でも視認性の高いネオブライトが採用されています。さらに、チタン製のスクリューバックには「ゴライアスガエル」の瞳をイメージした鮮やかなグリーン蒸着のサファイアガラスが組み合わされており、防水性だけでなく電波受信感度も向上されています。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_1027.jpgダイブモードでは時分針が重なり1本の針となることで、潜水時間の経過を分かりやすく表示します。現在時刻から潜水時間への切り替えも迅速に行えるよう、3つのデュアルコイルモーターを搭載し、ダイビング時の実用性も兼ね備えています。
/sites/default/files/newsImage1/s01_1171.jpgFROGMAN
MRG-BF1000RG-3AJR
Ref:MRG-BF1000RG-3AJR
ケースサイズ:縦56.0×横49.7mm
ケース厚:18.6mm
ケース素材:チタン
防水性:ISO200m潜水用防水
ストラップ:デュラソフトバンド(フッ素ラバー)
ムーブメント:タフソーラー(ソーラー充電システム)
仕様:時・分・秒・日付・曜日表示、耐衝撃構造(ショックレジスト)、重量132g、ダイビング機能、タイドグラフ、ストップウオッチ、タイマー、アラーム、LEDライト(スーパーイルミネーター、残照機能付き)、フルオートカレンダー、パワーセービング機能、電波受信機能、デュアルタイム(27タイムゾーン、サマータイム自動設定機能付き、ホームタイムの時刻入替機能付き)、針位置自動補正機能
価格:572,000円(税込)
発売予定:2025年5月23日
2024年、セリエ・アトリエコレクションとしてカッパートーンの文字盤で発表された「クラシック・オート」が、ローラン・フェリエのコレクションのひとつとしていよいよ登場。Watches & Wonders Geneva 2025の開催に合わせ、ローラン・フェリエが2025年の新作として、ホライゾンブルーの文字盤を持つ新バージョン、「クラシック・オート ホライゾン」を発表しました。
新しい時計
ブランドのアイコニックな「スポーツ・オート」と同じ自動巻きキャリバーを搭載していることから「オート」の名称を採用したこの新作は、モーターレースの世界のダイナミズムとよりクラシックな自動巻き時計のエレガンスが共有するヘリテージを強調しています。クラシック・オート ホライゾンはマイクロローターを備えた最新の自動巻きムーブメントを搭載し、あらゆるテストに耐え、日付表示機能も備えているため日常使いに最適です。
時の試練に耐えたケース
クラシック・オート ホライゾンは、19世紀の懐中時計にインスパイアされた、ブランドを代表する象徴的なラウンドケースを備えています。このガレ/ぺブル(小石)を思わせるクラシックなフォルムがクラシック・コレクションの名前の由来となっています。ケースは直径40mmのステンレスステ ィール製で自動巻きムーブメント LF270.01を搭載していますが、このキャリバーはもともとスポーツシリーズ用に設計されたもので、極めて堅牢な作りです。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_1193.jpg永遠に続く果てしない地平線
この新しい文字盤のブルーの色調は、ローラン・フェリエ自身が日頃からオマージュを捧げる自然から直接インスピレーションを得ています。柔らかく穏やかなホライゾンブルーは無重力のような軽やかさを感じさせ、夢や瞑想にふけることのできる安らぎの世界へと誘います。光の加減によって、ほのかに現れるパープルのニュアンスは作品にさらに奥行きをもたらすとともに、自分の名を冠したブランドを創業した時計職人の瞳に宿る、いたずら心のきらめきまで想起させます。
クラシック・オート ホライゾンは単なる時計を超えた存在です。何世紀にもわたる専門技術の結晶であり、調和とミニマリズムの実例であり、そして最も重要なことは数えきれないほどの感動を呼び起こすものであるということです。 それは美しさと機能の調和を物語っています。
文字盤について技術的に説明すると、シルバーのガルバニック・コーティングを施した下地に半透明のブルー・ラッカーを繊細に重ねています。文字盤は垂直方向のサテン仕上げが施され、自由と新たな地平線を感じさせます。外周部のミニッツトラックはサーキュラーサテン仕上げで文字盤を縁取り、時刻が読み取りやすく信頼性を体現しています。
この時計には、スポーツ・オートおよびクラシック・オートに共通する視覚的な特徴があります。それは日付の表示窓です。プレスによって精密に成形された開口部は、緩やかなスロープが白いディスクにスレートグレーで転写された視認性の高い日付表示へと繋がっています。このスロープのラインを強調し、さりげなく日付に視線を集めるために、表示窓は繊細なダークブルーで縁取られています。文字盤センターには、ブランドの象徴でもあるホワイトゴールド製アセガイ型の針を強調するために、クロスラインが描かれています。6時位置に配されたスモールセコンドはスネイル仕上げで、ダークブルーの目盛りとホワイトゴールド製のバトン型針がアクセントになっています。アイコニックなホワイトゴールドのドロップ型インデックスが、文字盤全体の調和を図っています。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_1011.jpg様々なシーンで活躍するキャリバー
キャリバー LF270.01は、ローラン・フェリエがスポーツ・オートのために自社で開発した2番目の自動巻きムーブメントでカレンダーを搭載しています。ブランド初の自動巻きムーブメント、ナチュラル脱進機付きマイクロローターへのオマージュを込めたこのキャリバーは、設計、装飾、組み立て、調整の全てがローラン・フェリエの工房で行われています。
ムーブメントが搭載するスイスレバー脱進機は、あらゆる場面にマッチする素晴らしい機構です。オフセンターのマイクロローターによる自動巻き上げ機構で、衝撃や振動に対する耐性を大幅に向上させるため、このムーブメントには片方向巻上げのラチェット式ボールベアリングが採用されています。プラチナ950製マイクロローターは、テンプと同様にメインプレートとブリッジの間に挟むことで、高い安定性と最大限の巻上げ効率を実現しています。このキャリバーは、完全に巻き上げられた状態で72時間以上のパワーリザーブを発揮します。
細部への細かい配慮
サファイアクリスタルのケースバックからは完璧な仕上げが施されたムーブメントを見ることができ、その構造の中にはナチュラル脱進機のマイクロローターでも評価されたのと同じ曲線が見られます。
キャリバー FBN229.01にインスパイアされた新しいローターはプラチナ950製で、鳥のくちばしのような形をしたローターブリッジと互いに引き立てあうような鳥の羽を思わせる新しいエングレービング・モチーフが特徴です。エングレービングされた羽には、巻き上げ方向を示すシェブロン模様(杉綾模様)が組み合わされています。
キャリバー LF270.01だけでも、139以上の手作業による仕上げが必要です。特にローターブリッジは、手作業で複数の仕上げが施されています。まず、部品の角を落として丸みを持たせた後、面取り面はジャンシャン(リンドウの木)とダイヤモンドペーストで仕上げられ、表面にはポリッシュ仕上げを施します。さらに、このムーブメントは部品にいくつかの内角を持つ点が特徴的で、複数の亜鉛ポリッシュ仕上げ、多数のサテン仕上げとサーキュラーグレイン仕上げが施されており、これらはすべてローラン・フェリエの工房で手作業で行われています。すべてのブリッジに施されたロジウムメッキとコート・ド・ジュネーブ仕上げが、この特別なキャリバーに最後の仕上げを与えています。
/sites/default/files/newsImage1/s01_1157.jpgCLASSIC AUTO HORIZON
クラシック・オート ホライゾン
Ref:LCF046.AC.CG1
ケース径:40.00mm(3時横から9時横までの幅)
ケース厚:11.94mm
ケース素材:ステンレススティール(ポリッシュ仕上げ)
防水性:30m
ストラップ:手縫いのトープカラーゴートレザー、同色のアルカンターラ製裏地、ステンレススティール製ピンバックルまたはフォールディングクラスプ
ムーブメント: 自動巻き、Cal.LF270.01、72時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)、31石
仕様:センターに時・分表示、6時位置にスモールセコンド、3時位置に日付表示、ホライゾンブルー文字盤、18K/750 210Pd ホワイトゴールド製ドロップ型インデックス、シースルーケースバック
価格:ピンバックル 8,415,000円(税込)、フォールディングクラスプ 8,690,000円(税込)