2021年の新作としてジャガー・ルクルトより、6年以上かけて開発されたジャガー・ルクルトのサヴォアフェール(ノウハウ)の主要な要素と革新的な新しい天文表示を組み合わせた「レベルソ ハイブリス・メカニカ キャリバー185」が登場します。ブランドを代表するレベルソの中で最も複雑なタイムピースで、象徴的なコレクションを祝福します。
「レベルソ ハイブリス・メカニカ キャリバー185」は、4つの機能的な表示を持つダイヤルを備えた世界初の腕時計です。アイコニックなレベルソのクレイドル(台座)の内側に3つの月の情報(朔望月周期、交点月周期、近点月周期)の表示を組み込んだハイブリス・メカニカ・クアドリプティックは、世界的な規模で発生する次のスーパームーンや日食、月食などの天文現象を予測することができます。宇宙をより深く知ることができる世界初の腕時計です。
/sites/default/files/newsMainImage1/01_NO_2021_JLC_REVERSO_HYBRIS_MECHANICA_CALIBRE_185_Q7103420_BACK_OPEN_BLACK_2143600.jpg188年に渡る、たゆみない技術革新とそれを支えるサヴォアフェール(ノウハウ)によって、ジャガー・ルクルトは常に機械式高級時計製造の分野で新たな限界に挑戦し続けています。画期的で極めて複雑なタイムピースであるハイブリス・メカニカ シリーズは、時計という天空で比類なき輝きを放つ星座のような地位を確立しています。2021年、この星の集まりに6年の歳月をかけて開発された壮大な作品が新たに追加されます。それがこの世界初の4つのダイヤルで計時表示する「レベルソ ハイブリス・メカニカ キャリバー185 通称:クアドリプティック」です。
個人用タイムピースの登場以降、より複雑な時計を製作するための探求は、時計職人が利用できるスペースの量によって制約を受けています。時計に数多くのコンプリケーションが備わっていても、それらが読み取りやすく、わかりやすく表示され、適切に着用できない限り意味がありません。アイコニックなレベルソのユニークなデザインによってこの制約から解放されたジャガー・ルクルトは、自社製キャリバー185によって連続駆動される世界初のダブルフェイス ケースおよびダブルフェイス クレイドル(台座)を製作しました。これは、ジャガー・ルクルトが持つ特許の独創的な機械式機構によって、毎日深夜12時を打ち鳴らす動きで同期およびアップデートが行われます。
従来の機械的な方法で製作を行った場合、ジャガー・ルクルト レベルソ ハイブリス・メカニカ・キャリバー185 クアドリプティックの11の複雑機構は、手首に付けるよりも机の上に置く方がふさわしい大きさになってしまいます。約2世紀に渡る専門知識と技術革新への完全に現代的なアプローチによって、ジャガー・ルクルトは51mm×31mm×15mmの大きさのケースで、宇宙および地球の時を物語ります。ここでは、時計製造の技巧が4つの章に分けて語られます。
第1章:宇宙を設定
ジャガー・ルクルトの歴史は、精度の追求、および、その達成に根ざしています。創業者アントワーヌ・ルクルトによる最初の発明品の一つが、ミクロン単位での測定を初めて可能にした計測器「ミリオノメーター」でした。今日、ジャガー・ルクルトは、タイムピースの計時性能を向上させるために設計された機構であるトゥールビヨンをさらに極めることにおいて、誰もが認めるパイオニアであり、リーダーとなっています。レベルソ ハイブリス・メカニカ ジャイロトゥールビヨン2 (2008年)は、大きな驚きを人々に与え、その多軸トゥールビヨンは複数のクロノメーターコンテストで賞を受賞しました。また、レベルソ ハイブリス・メカニカ トリプティック (2006年)では、独自の高精度の楕円等長式脱進機を備えたトゥールビヨンを使用していました。
当然ながら、トゥールビヨンは新しいジャガー・ルクルト レベルソ ハイブリス・メカニカ・キャリバー185(クアドリプティック)でも主役の1つを演じています。ケース表面の7時位置に配された フライングトゥールビヨン(上部のブリッジがないため浮いているように見えるのでこのように呼ばれる)は、1分間に1回転し、一貫して平均的な計時を保つためにテンプの位置を常に変化させています。
テンプはあらゆる時計ムーブメントの心臓部であり、ジャガー・ルクルトの時間測定の鍵でもあります。通常、3Hz(毎時21,600振動)のリズムで振動するため、6拍ごとに1秒が経過します。秒が蓄積されていき、分、時、日、週、月、年となります。機械式時計として最高の能力を持つクアドリプティックのケース表面には、毎月日数が異なるにも関わらず、常に正しい日付を表示する、何世紀も前に生まれた機構である永久カレンダーが取り付けられています。また、閏年を考慮して、4年ごとに2月29日を表示します。ジャガー・ルクルト キャリバー185の構造の精度を際立たせる永久カレンダーの表示は、時計が真夜中を打つと瞬時に変更されます。さらに、キャリバー185の構造は複雑なため、日付はダイヤルの5時位置に表示されるようになっています。ジャガー・ルクルトでは、このような高級時計には完璧な視認性を備えたグランドデイト表示が必要だと考え、7時位置のフライングトゥールビヨンのサイズに応じて、日付表示ディスクの新しい機構を製作することになりました。ジャガー・ルクルト レベルソ ハイブリス・メカニカ キャリバー185 (クアドリプティック)の1つ目のダイヤルでは、誰もが日常的に使用する時間表示が網羅されており、そこにジャガー・ルクルトらしいパワフルな主張が見て取れます。
第2章:天国のチャイム
チャイム機構を持つ腕時計を製造できるほどの専門性を有するマニュファクチュールは、ごくわずかです。1870年から1世紀半にわたって経験とサヴォアフェールを培い、それらの時計を製作してきたマニュファクチュールとなれば、さらに希少な存在です。過去、そして現在のラインナップにおいて、チャイム機構を備えるキャリバーが200種類以上も並ぶ時計マニュファクチュールは、たった一つしか存在しません。それこそが、ル・サンティエにあるグランド・メゾン、ジャガー・ルクルトです。クアドリプティックのケース裏面は、チャイム時計に精通した革新者としてのジャガー・ルクルトの卓越性を示しています。
リューズの真上にあるレバーをスライドさせると、クアドリプティックからメロディーが流れ出します。最初は、時を表す一連の低音。次に、15分を表す交互の高音と低音。そして最後が、15分経過後の分数を示す一連の高音。一斉に、時-15分-分のチャイム音が現在時刻を告げてくれます。このレベルソ クアドリプティックの傑出した動きは、補助の時刻表示と一緒にすべて眺めることができます。これは、表ダイヤルだけでなく、ジャンピングアワーや周辺の分表示とも同じ時刻を示します。クアドロプティックが時を打つと、ゼンマイ、カム、ハンマー、ゴングのシンフォニーが動き出し、それらの音を補助ダイヤルの視覚的表示で確認することができます。
クルー・ド・パリとして知られるギョーシェ彫りモチーフが手作業で装飾されたムーブメントのプレート開口部から見えるのは、ジャガー・ルクルトのソヌリの専門技術を備えたチャイム機構です。これらには、古いアンクル機構が発する雑音であるブザー音を排除するため、1895年にジャガー・ルクルトが特許を取得したサイレント・ストライク・ガバナーが含まれています。クアドリプティックに見られる最新の技術革新には、クリスタルゴング(2005年のマスター・ミニッツリピーター・アントワーヌ・ルクルトで採用)があります。これは、ゴングをサファイアクリスタルに直接取り付けて、素材の最適な音響特性を引き出すものです。また、ゴング自体の断面が正方形になっているものがあり、ハンマーとゴングの間の接触とエネルギー伝達を最大化してくれます(2006年以降ジャガー・ルクルトのリピーターウォッチで主に採用)。さらに、ゴングにはっきりとした力強いパワーを伝達する連結式のトレビュシェ・ハンマー(2009年のハイブリス・メカニカ デュオメトル・グラン・ソヌリ用に開発)もあります。全体として、これらの技術革新によって、ジャガー・ルクルトのミニッツリピーターは、今日最も音が大きく、クリアなチャイム機構を備えた腕時計となっています。
レベルソ ハイブリス・メカニカ キャリバー185で新たに登場するのは、チャイム部品のまったく新しい技術で、これは時、15分、分を流れるようにシームレスなチャイムを作り出します。従来のミニッツリピーター機構は、軸回転する特別な架台を利用しています。これは、一連のカムの休みを読み取り、順番にチャイム音の各グループを動作させます。これによって、チャイム音のグループごとに無音状態が生じることがよくあります。特に、時と分にだけ打たれ、15分単位の打鐘がない場合に生じます。ハイブリス・メカニカ マスター・ウルトラスリム・ミニッツリピーター・フライングトゥールビヨン(2014年)およびマスター・グランド・トラディション・ジャイロトゥールビヨン・ウェストミンスター・パーペチュアル(2019年)は、これらの無音状態を減少させることでチャイムのノウハウを飛躍的に向上させましたが、クアドリプティックはこの分野での専門技術として究極の域に達しました。クアドリプティックは、この機械的な一続きの手順を改良し、逆行することによって、これらの無音状態を完全に排除することに成功しました。
ジャガー・ルクルト レベルソ ハイブリス・メカニカ キャリバー185のチャイムは、途切れることのない卓越した素晴らしい音を作り出してくれます。それは正に、その頂点にある革新的な音です。
/sites/default/files/newsMainImage2/02_NO_2021_JLC_REVERSO_HYBRIS_MECHANICA_CALIBRE_185_Q7103420_BACK_BLACK_2143034.jpg第3章:軌道が明らかに
時間算出システムが正式に開発されるまで、原始社会は天文現象を観察し、頭上の天球の動きにまつわる神話や物語を作り出していました。ごく初期の天文学者は数学者も兼ねており、彼らが使う公式に基づいて作られた計器はさまざまな天体の位置を機械的に計算することができました。太陽、地球、月のさまざまな軌道間の相互作用が生命のリズムを決定しており、時計製造が私たちの周りの世界に秩序をもたらす手段として最初に進化しました。ジャガー・ルクルトは、2世紀近くにわたる高級時計製造の専門知識を持った時計メーカーとして、日常的なものから厳選された極めて難解なものまで、時間表現のあらゆる側面を手がけてきました。ジャガー・ルクルトを象徴するコンプリケーションの1つが恒星時表示です。これは、太陽ではなく星を参照して決定される時間のことで、マスター・グランド・トラディション・グランド・コンプリケーション(2010年)で初めて採用されました。
2021年、ジャガー・ルクルトは、機械式時計の歴史で初めて月に関する3つの情報(朔望月周期、交点月周期、近点月周期)を1つの腕時計で表示できるようにしました。レベルソ ハイブリス・メカニカ キャリバー185のクレイドル(台座)の内側に配置されたこのユニークなマイクロメカニカルな表示の組み合わせによって、食(太陽と月の両方)およびスーパームーンなどのごく稀な月の現象を測定することができます。
レベルソ クアドリプティックのクレイドル(台座)の内側の上半分は、北半球のムーンフェイズが大きく占めています。レーザーで刻印された月は、きらめくゴールドの装飾が施された可動式のブルーラッカー仕上げのディスクで徐々に隠れたり、現れたりします。これは、朔望月周期の月齢に対応しています。従来のムーンフェイズ表示は32.5ヶ月ごとに1日の誤差が発生しますが、クアドリプティックのムーンフェイズ表示は1111年ごとに1回の調整しか必要ありません。
ムーンフェイズ表示のすぐ下の左側にはカウンターが取り付けられており、3Dの細かい彫刻が施されたピンクゴールド製の太陽の周りを小さな月がまわっています。このカウンターは、月の軌道が太陽の周りを回る地球の軌道(黄道)と交差するときを示す交点月周期を表しています。このような交差は各周期で2回発生し、月と太陽のカウンターが水平に並ぶことによって示されます。この時、月、地球、太陽はすべて同じ平面上にあります。 ただし、位置が揃っていない場合もあります。これらの位置が揃っている場合、その現象は朔望と呼ばれます。これには月が新月または満月のいずれかであるという追加の条件を満たす必要があります。この場合、食は地球上で起こります。月が満月である場合は月食、新月である場合は日食となります。ただし、食を実際に見ることができるかどうかは、見る側の地理的位置などのさまざまな要因に依存します。
交点月周期カウンターの右側には、エナメルでマイクロペイントされたドーム型の地球が取り付けられており、これを回る偏心軌道上に月が描かれています。このカウンターは変則的な周期を表し、地球と月の間のさまざまに変化する距離を示します。遠地点では月は地球から最も遠くなり、近地点で最も近くなります。月が近地点または近地点で満月のとき、スーパームーンとなります。この場合、月が通常よりも最大14パーセント大きく見えることがあります。
腕時計に朔望月周期、交点月周期、近点月周期を表示することは、時計業界では初めてのこととなります。後者2つの表示は特許によって保護されており、これによってレベルソ ハイブリス・メカニカ キャリバー185は、天文現象に関するこれらの情報を表示する唯一の時計となっています。
ジャガー・ルクルトのハイブリス・メカニカ コレクションは、2003年のアトモス・ミステリューズから始まり、その後マスター・ハイブリス・メカニカ ジャイロトゥールビヨン1(2004年)、レベルソ ハイブリス・メカニカ・グランドコンプリケーション・トリプティック(2006年)、マスター・ウルトラスリム・ミニッツリピーター・フライングトゥールビヨン(2014年)、マスター・グランド・トラディション・ジャイロトゥールビヨン・ウェストミンスター・パーペチュアルを含む20近くの画期的な作品を網羅するまでに成長しました。ハイブリスという言葉は、古代の伝説的な英雄たちが持つ高騰する野心を指すギリシャ語の「hubris」に由来しています。時計製造の限界を常に拡大し続けるというジャガー・ルクルトによる約束は、18年間忠実に守られて続けています。
第4章:宇宙を反転
ジャガー・ルクルトのレベルソは、ポロの試合中の小競り合いでマレット(スティック)がぶつかるため、繊細な時計の機構を保護する必要性から1931年に誕生しました。90年後の現在、この遥か昔に開発された機構がレベルソ ハイブリス・メカニカ・クアドリプティックに反映されています。これは、堂々とした乗馬スポーツのルールと同じくらい正確で構造化されたルールに従って、カレンダーのリズムを導きます。
オリジナルのレベルソには、表ダイヤルの時刻表示に加えて、クレイドル(台座)内で裏返すと無地のケースバックが現れる可動ケースが備わっていました。次の世代のレベルソは、ケースバックにもう一つのダイヤルを備えていました。これらは、着用者のデザインの好みに合わせた異なるデザイン(デュエット)か、旅行時に追加機能を表示する2つ目のタイムゾーン表示(デュオ)のいずれかになっています。レベルソ ハイブリス・メカニカ・トリプティック(2006年)は、時計製造の技術革新における進化の飛躍を表しており、3番目の表示がレベルソのクレイドル(台座)の内側に配置されています。
/sites/default/files/newsImage1/03_NO_2021_JLC_REVERSO_HYBRIS_MECHANICA_CALIBRE_185_Q7103420_VERSO_OPEN_2143535.jpg2021年、レベルソ ハイブリス・メカニカ キャリバー185(クアドリプティック)として、4つのダイヤルを備えた世界初の腕時計が登場します。これは、レベルソのコンセプトとしては究極のモデルとなります。クアドリプティックの4つ目のダイヤルであるクレイドル(台座)の外側のダイヤルでは、南半球のムーンフェイズが表示されます。ほとんどのムーンフェイズは北半球からのものですが、クアドリプティックの4つ目のダイヤルには南半球のムーンフェイズが表示されており、レベルソの基礎となっている二元性を体現しています。星がちりばめられた星図は、ブルーのグラデーションでエングレービングおよびラッカー仕上げがされており、ピンクゴールドの月の背景を形成しています。これらはすべて、ジャガー・ルクルトのメティエ・ラール®工房で製作されています。
/sites/default/files/newsImage2/04_NO_2021_JLC_REVERSO_HYBRIS_MECHANICA_CALIBRE_185_Q7103420_RECTO_2143553.jpgレベルソ ハイブリス・メカニカ・クアドリプティックの4つのダイヤルの秘密は、2006年のレベルソ ハイブリス・メカニカ・グランドコンプリケーション・トリプティックで初めて採用された解決方法にあります。毎日深夜12時になると、レバーがメインケースのムーブメントから伸びてきて、クレイドル(台座)内のコレクターを作動させ、クレイドル(台座)の表示を同期させます。クレイドル(台座)の表示を駆動する機構は、時計の厚さを増すような追加のムーブメントプレート無しで、クレイドル(台座)自体に直接取り付けられています。ジャガー・ルクルトの超小型時計製造の専門技術によって、クアドリプティックはその複数の表示と複雑機構にも関わらず、現代で最も着用しやすいハイコンプリケーション ウォッチの1つとなっています。
/sites/default/files/newsImage3/05_NO_2021_JLC_REVERSO_HYBRIS_MECHANICA_CALIBRE_185_Q7103420_VERSO_2143350.jpg無限を表現する
ジャガー・ルクルト レベルソ ハイブリス・メカニカ キャリバー185には、使用していない期間があっても着用者がすぐにすべてのカレンダーと天文表示を設定できる機構が組み込まれた、たぐい稀な専用のプレゼンテーションボックスが付属しています。
ボックスのサイドにある2ポジションのリューズは、まず、時計が最後に着用されてから経過した日数を設定するために使用されます。クアドリプティックを設定用サポートフレームにセットすると、ボックスの設定用リューズを2番目の位置まで引き出せるようになり、すべてのカレンダーと天文表示を現在の日付にすばやく合わせることができます。全体のプロセスは、ボックスの設定用機構によって制御されているため、時計を修正しすぎたり、ムーブメントを損傷したりする危険はありません。
ハイブリス・メカニカ シリーズの最新タイムピースには、6年におよぶ研究開発を要しました。それは、ジャガー・ルクルトの工房で積み重ねられた188年の革新と専門技術によってのみ可能な偉業でした。レベルソ ハイブリス・メカニカ キャリバー185 クアドリプティックによって、ジャガー・ルクルトは再び、機械式時計製造の頂点を極め、時計に関する知識の限界を超え続けていることを高らかに宣言します。
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レベルソ ハイブリス・メカニカ キャリバー185
REVERSO HYBRIS MECHANICA CALIBRE 185
Ref.:Q7103420
ケースサイズ:51.20mm×31.00mm
ケース厚:15.15mm
ケース素材:ホワイトゴールド
ストラップ:ブルーアリゲーター
防水性:30m
ムーブメント:手巻、Cal.185(ジャガー・ルクルト製)、50時間パワーリザーブ
仕様:
【フェイス1】時・分表示、トゥールビヨン(秒表示)、瞬時に表示される永久カレンダー、グランドデイト、日、月、閏年、デイ/ナイト表示
【フェイス2】デジタルジャンピングアワー、分、ミニッツリピーター(デッドタイムを防ぐためのシステム付属)
【フェイス3】北半球のムーンフェイズ、交点月周期(月の位置)、近点月周期(遠地点および近地点)、月、年
【フェイス4】南半球のムーンフェイズ
限定:10本
価格:1,350,000ユーロ
90年前、ジャガー・ルクルトは、ポロの試合中に時計のガラスに傷をつけたくない選手たちのために独自の解決策としてレベルソを製作しました。その反転ケースと特徴的なアールデコ調のラインは、20世紀のデザインのクラシックとなりました。ジャガー・ルクルトはすぐにカラフルなバリエー ションのレベルソを導入し始めましたが、最初の60年間、複雑機構は採用されず、レベルソは単に時刻を表示するための時計でした。
レベルソの誕生から60年後の1991年、ジャガー・ルクルトはレベルソ・ソワサンティエムを発表しました。これは、パワーリザーブと日付表示を備えた、コンプリケーション付属の初のレベルソであり、また内部の貴重な機構を眺めることができるサファイアクリスタルのケースバックを備えた初のモデルでもありました。レベルソのケースとムーブメントはもともと、コンプリケーション用に設計されたものではありませんでしたが、優れた時計製造によるコンプリケーションの見た目を楽しむことができる新しいアイテムとして、ソワサンティエムはその可能性を最大限に発揮することになりました。
レベルソが誕生してから90年後の2021年、ジャガー・ルクルトはこの物語の最も新しいエピソードとして、レベルソ・トリビュート・ノナンティエムを発表しました。これは、複数のコンプリケーションを組み合わせた、まったく新しい見た目を備えています。
コンプリケーションの物語にレベルソが書き加える新たな章
1991年のソワサンティエムの発売は、クォーツショック後の複雑時計製造の復活と時を同じくしていました。ハイコンプリケーションの製作者としての長きに及ぶ傑出した歴史は、エンジニアやデザイナーたちに学ぶべき類稀な大量のアーカイブを提供し、新たなキャリバーの開発へとつながっていきました。しかし、10年以内にそれぞれに優れたクラシカルなコンプリケーションを組み込んだ6つの新しいレベルソ・モデルを製作するというジャガー・ルクルトの目標は極めて大胆な取り組みでした。特に、長方形のムーブメントの場合、円形のムーブメントとは異なる構造が必要となるため、特有の課題を乗り越える必要がありました。
ソワサンティエムに続いて、1993年にはジャガー・ルクルト初の腕時計型トゥールビヨンである レベルソ・トゥールビヨンを発表しました。1994年、ジャガー・ルクルト初の腕時計用に小型化したミニッツリピーターであり、世界初のレクタンギュラー型のミニッツリピーター搭載ムーブメントでもあったレベルソ・ミニッツリピーターを発表しました。1996年、クロノグラフのカウンターを長方形のフレーム内に配置できるようにするため、裏面に複雑な表示を備えたレベルソ・クロノグラフ・レトログラードを発表しました。この2年後にはレベルソ・ジオグラフィーク、ミレニアムとなる2000年にはレベルソ・カンティエーム・パーペチュアルが続きました。
2001年、ジャガー・ルクルトは、セプタンティエムの発表によって10年におよぶレベルソのもう一つの物語を完成させました。このモデルには、当時としては前代未聞の8日間のパワーリザーブを備えたキャリバー879が搭載されていました。そしてレベルソが誕生してから90年後の2021年、ジャガー・ルクルトは複数のコンプリケーションを組み合わせた新しいモデルを発表しました。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_200.jpgレベルソ・トリビュート・ノナンティエム
ノナンティエムの表ダイヤルには、洗練さとエレガンスが醸し出されています。シグネチャーのゴドロン装飾があしらわれたピンクゴールド製ケースには、シルバーのサンレイブラッシュ仕上げのダイヤル、ゴールドの植字インデックス、ドーフィン針が取り付けられています。ダイヤルの下半分では、スモールセコンドカウンターが描くサークル内にムーンフェイズ表示が配置され、12時位置の下には大型の日付表示があり、ダイヤルとケースの長方形を反映したピンクゴールドの飾り縁で取り囲まれています。
表ダイヤルのクラシカルでエレガントなデザインからは、時計の裏側に隠されたサプライズは感じとれません。ケースを裏返すと現れるのは、おなじみの複数のコンプリケーションを組み合わせた、まったく新しい見た目。ドラマティックで魅惑的なそのデザインは、これまでのレベルソのものとはまったく異なります。
ピンクゴールド製のケースバックは、8の字のように配置され、開口部の上端と下端が飾り縁で囲まれたサイズの異なる2つの丸い開口部が特徴となっています。上部の小さな開口部には、デジタルセミジャンピングアワーが表示されます。レベルソに初めて採用されたこのコンプリケーションは、1930年代にジャガー・ルクルトが腕時計用に開発したデジタル表示を想起させます。
/sites/default/files/newsImage1/s01_196.jpg時表示の下の大きな開口部では、分が回転ディスクで表示されます。このディスクは、メティエ・ラール®工房で製作された、鮮やかなブルーのラッカー仕上げの3/4プレートで部分的に隠されており、夜空を描く小さな金色の星が散りばめられています。中央の小さなサークルでは、ゴールドの太陽と月が地平線の上を通過し、夜と昼を示します。また、地平線の下の半円には、サンレイパターンの背景にJLロゴが取り付けられています。
すべての複雑なレベルソと同様に、ジャガー・ルクルトの技術者たちはノナンティエム用のまったく新しい手巻ムーブメント、キャリバー826を開発しました。230個の部品で構成されたこのキャリバーは、時計の両面で同時に時刻を表示でき、42時間のパワーリザーブを提供します。
レベルソ・トリビュート・ノナンティエムは190本の限定生産で、ジャガー・ルクルトのブティックでのみ購入することができます。
/sites/default/files/newsImage2/s02_133.jpgREVERSO TRIBUTE NONANTIÈME
レベルソ・トリビュート・ノナンティエム
Ref:Q711252J
ケースサイズ:49.40×29.90mm
ケース厚:11.72mm
ケース素材:ピンクゴールド
防水性:30m
ストラップ:ブラックアリゲーター
ムーブメント:手巻き、Cal.826(ジャガー・ルクルト製)、42時間パワーリザーブ
仕様:時・分表示、スモールセコンド、グランドデイト、ムーンフェイズ、裏面にディスク上のデジタルセミジャンピングアワー・分とデイ/ナイト表示
価格:4,620,000円(税込)
発売予定:2021年夏
2021年の新作としてジャガー・ルクルトより、新たに輝く4つの「レベルソ・ワン」、花々の詩を讃える「レベルソ・ワン・プレシャスフラワーズ」が登場します。ホワイトゴールド製の2モデルとピンクゴールド製の2モデルがあり、希少なクラフトマンシップ™が様々な組み合わせで各モデルに表現されており、各モデル10本の限定生産です。
高級時計製造におけるコード、芸術的技巧、そしてハイジュエリーを融合させたこれらのモデルは、みずみずしいカラーと洗練された魅力をコレクションにもたらします。これらの美しいタイムピースは、絶頂期にある熟練の職人たちの見事なコラボレーションによって、エナメル装飾、エングレービング、ジェムセッティングなど複数の芸術的技巧が組み合わされて製作されています。
/sites/default/files/newsMainImage1/01_2021_JLC_REVERSO_ONE_PRECIOUS_FLOWERS_Q3293420_WRISTSHOT_2148154.jpgジャガー・ルクルトがレベルソ・ワンの4つの比類なきタイムピースで希少なクラフトマンシップ™(メティエ・ラール®)にスポットライトを当てます。レベルソの反転式ケースは、時計製造においてユニークな芸術を表現するキャンバスであり、ジャガー・ルクルトのメティエ・ラール®(希少なクラフトマンシップ™)の工房の職人たちに装飾芸術の技巧を凝らす機会を与えます。
1920年代の装飾用ジュエリーからインスピレーションを得て、ジャガー・ルクルトの芸術チームは、花々の詩を讃える4つの特別なモデルを製作しました。
ダイヤルの控えめなエレガンスである、4つのコーナーに配されたゴールドのブラケットと数字が引き立てる、ホワイト・マザー・オブ・パールの輝きは、これらのモデルが真に貴重なタイムピースであることをほのめかします。ケースの裏面には、ジャガー・ルクルトのマニュファクチュールに息づく芸術や様々な技巧が余すところなく発揮されています。慎重に計画された工程において、何人もの職人達がコラボレーションしながら何週間も何ヶ月もかけて様々な技巧を駆使しているのです。このような複雑な共同プロジェクトで作業する際、職人たちは厳格な順番で作業する必要があります。最初にエングレービングを行い、次にエナメル装飾を行います。エナメル装飾は、重厚感やニュアンス、深みを加えるためにエナメル顔料を何回も塗り重ねる必要があります。塗り重ねる度にエナメルを焼成し、色を定着させなければなりません。何日もかかる骨の折れる工程です。作品の仕上げとして背景をラッカー仕上げ、またはマザー・オブ・パールで装飾します。モデルによっては、ダイヤモンドがセッティングされます。
/sites/default/files/newsMainImage2/02_JLC_2021_REVERSO_ONE_PRECIOUS_FLOWERS_Q3292401_DRAWING_PURPLE_ARUM_2135888.jpg4種類の表現を凝らした貴重な花々
「純潔」、「献身」、「威厳」の花言葉を象徴するホワイトリリーが、ホワイトゴールド製ケースを飾ります。何も描かれていないゴールドのケースバックには、背景の金属を面取りし、花のデザインのアウトラインだけを浮かび上がらせて残す技法であるレリーフエングレービングが施されています。一つ一つの花が手作業でエングレービングされ、ユリの花びらの質感を細部に至るまで再現しています。ホワイトゴールドのクールなトーンとコントラストを描くように、葉は濃い青のエナメル、雄しべはライトブルーのエナメルで描かれています。スカイブルーの背景を作るため、柔らかく薄い マザー・オブ・パールが正確な形にカットされ、しかるべき場所に配置されています。ケース全体は、前から後ろまで隙間なく包み込むグレインセッティングのダイヤモンドで装飾され、リューズにはリバースセッティングのダイヤモンドがあしらわれています。
「崇拝」や「感謝」を象徴するピンクのアルムは、ピンクゴールド製ケースの温かみのある色を際立たせます。ブラックラッカー仕上げの背景がドラマティックなコントラストをもたらします。ピンクのグラデーションカラーで花のエナメル装飾が施され、葉にはダイヤモンドが隙間なくセッティングされています。リューズにはリバースセッティングのダイヤモンドがあしらわれ、グレインセッティングのダイヤモンドがケース全体を前から後ろまで隙間なく包み込んで装飾しています。
ダイヤモンドを隙間なくセッティングした2つのモデルにも、アルムが描かれています。(ピンク ゴールドケースの)パープルのアルムは、「魅力」と「情熱」を、(ホワイトゴールドケースの)ブルーのアルムは、「優美さ」と「洗練」を象徴しています。この2モデルでは、花や葉はすべてエナメルで装飾され、背景全体にダイヤモンドがスノーセッティングであしらわれています。この セッティングは、ほんの5~6粒のダイヤモンドをセッティングするために1時間ほど要する緻密な技術です。タイムピース全体のジェムセッティングには合計95時間を要します。花のデザインは、ケースバックからベゼルまでケースサイドを隙間なく覆い、曲面や角度のある面には非常に複雑な職人技が駆使されています。
レベルソ・ワンのレクタンギュラーケースに収められ、光沢仕上げの鮮やかなカラーのアリゲーターストラップが取り付けられたこれらの新しいタイムピースは、喜びに満ちた女性らしいエレガンスを表現します。ジャガー・ルクルトの時計製造の技術力からすれば、当然ながらムーブメントに妥協はなく、レベルソ・ワン・プレシャスフラワーズには、レベルソ専用として長方形に開発された成形ムーブメントの手巻ジャガー・ルクルト製キャリバー846が搭載されています。
各モデルはわずか10本の限定生産です。細密画は、緻密に描かれた細部や微妙な違いのあるカラーパレットが一つ一つの作品で微妙に異なります。職人一人一人の特別な技術から産まれた作品には、その素晴らしい職人技とともに、情熱や個性が吹き込まれています。
21世紀の女性らしさを讃えて誕生したこれらの新しいレベルソ・ワンのタイムピースは、 ジャガー・ルクルトの時計製造のサヴォアフェール(ノウハウ)、芸術的クラフツマンシップ、そしてジュエリー製作技術を証明し、ジャガー・ルクルトに日々インスピレーションを与える女性たちにオマージュを捧げます。
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レベルソ・ワン・プレシャスフラワーズ ピンクアルム
REVERSO ONE PRECIOUS FLOWERS
Ref.:Q3292430
ケースサイズ:40mm×20mm
ケース素材:ピンクゴールド、ダイヤモンド409個(2.59カラット)
ストラップ:光沢仕上げのピンクアリゲーター
ムーブメント:手巻、Cal.846(ジャガー・ルクルト製)、38時間パワーリザーブ
仕様:時・分表示、ホワイト・マザー・オブ・パールダイヤル、ケースバックにエナメル装飾の花、ダイヤモンドをセッティングした葉、ブラックラッカー仕上げの背景
限定:10本
レベルソ・ワン・プレシャスフラワーズ ホワイトリリー
REVERSO ONE PRECIOUS FLOWERS
Ref.:Q3293420
ケースサイズ:40mm×20mm
ケース素材:ホワイトゴールド、ダイヤモンド335個(2.44カラット)
ストラップ:光沢仕上げのブルーアリゲーター
ムーブメント:手巻、Cal.846(ジャガー・ルクルト製)、38時間パワーリザーブ
仕様:時・分表示、ホワイト・マザー・オブ・パールダイヤル、ケースバックに花のエングレービング、エナメル装飾の葉、マザー・オブ・パールの背景
限定:10本
レベルソ・ワン・プレシャスフラワーズ パープルアルム
REVERSO ONE PRECIOUS FLOWERS
Ref.:Q3292401
ケースサイズ:40mm×20mm
ケース素材:ピンクゴールド、ダイヤモンド626個(1.98カラット)
ストラップ:光沢仕上げのグリーンアリゲーター
ムーブメント:手巻、Cal.846(ジャガー・ルクルト製)、38時間パワーリザーブ
仕様:時・分表示、ホワイト・マザー・オブ・パールダイヤル、ケースバックにエナメル装飾の花と葉、ダイヤモンドを隙間なくセッティングした背景
限定:10本
レベルソ・ワン・プレシャスフラワーズ ブルーアルム
REVERSO ONE PRECIOUS FLOWERS
Ref.:Q3293401
ケースサイズ:40mm×20mm
ケース素材:ホワイトゴールド、ダイヤモンド626個(1.98カラット)
ストラップ:光沢仕上げのブルーアリゲーター
ムーブメント:手巻、Cal.846(ジャガー・ルクルト製)、38時間パワーリザーブ
仕様:時・分表示、ホワイト・マザー・オブ・パールダイヤル、ケースバックにエナメル装飾の花と葉、ダイヤモンドを隙間なくセッティングした背景
限定:10本
レベルソが誕生したのは1931年。その直後からレベルソのデザインは当初考えられていたスポーツ分野だけでなく、より幅広い層を惹きつけ、1周年を迎えるまでにオリジナルのブラックダイヤルに加えてさまざまなカラーバリエーションが提供されました。
チョコレートブラウン、レッド、バーガンディ、ブルーなどのラッカー仕上げのダイヤルとメタルケースの組み合わせは、スタイリッシュで活気に満ちたコントラストを生み出しました。当時の時計製造業ではカラフルなダイヤルは珍しく、レベルソは極めて現代的で個性的な存在でした。
何十年もの間、レベルソはバラエティに富んだダイヤルとさまざまなケースサイズで登場してきましたが、オリジナルのデザインが損なわれることはありませんでした。そして、2016年、ジャガー・ルクルトはオリジナルの1931年製モデルのスタイリッシュなデザイン基準に立ち返り、 トリビュート シリーズを製作しました。
2021年、ジャガー・ルクルトはレベルソを特徴付けた誕生初期に使われたカラーを復刻し、グリーンのレベルソ・トリビュート・スモールセコンドを発表しました。サンレイブラッシュ/ラッカー仕上げのダイヤルと同系色のレザーストラップの深みのある色調は、ジュウ渓谷にあるジャガー・ ルクルトの本拠地を取り囲む松林の深緑を彷彿とさせます。
ダイヤルには、レベルソ・トリビュートのシグネチャーであるデザイン要素(時刻が数字ではなく、植字バーインデックスで示される)がすべて取り入れられています。そのファセット加工が施されたフォルムは、ドーフィン針の形を引き立て、ラッカー仕上げの表面にさらに深みを与えています。ダイヤルの下半分では、円を描くスモールセコンドのトラックがダイヤルやケースの直線的なデザインと対照を成しています。ダイヤルのサンレイブラッシュ仕上げに呼応して、ケースを裏返すと、キャリッジの内側にサンレイ仕上げのパターンを眺めることができます。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_199.jpgレベルソの伝統に忠実に、リバーシブルケースのメタル部分は、エングレービングを用いたパーソナライズに適したキャンバスになります。時計のオーナーは、自分だけの楽しみとしてこのパーソナライズを隠しておくことも、ケースを裏返して見えるようにすることもできます。
薄い8.5mmケースには、機械式手巻ジャガー・ルクルト製キャリバー822/2が収納されています。 レベルソ専用に設計されたスモールセコンドを備えた長方形のムーブメントで、42時間のパワーリザーブを提供します。
ジャガー・ルクルトは、2011年にカーサ・ファリアーノとのコラボレーションをスタートさせ、 レベルソのルーツであるポロスポーツと再び結び付けました。ポロの世界で手作りのブーツで著名なファリアーノは、特別なレベルソ シリーズ用のストラップを製作しました。トリビュート コレクションのゆったりとした現代性に合わせて、ファリアーノのシグネチャーデザインで作られた新しいレベルソ・トリビュート・スモールセコンドのカーフレザーストラップは、ダイヤルと同じグリーンで、タイムレスなレベルソ デザインを強調する統一感のある美しさを生み出しています。
/sites/default/files/newsImage1/s01_195.jpgREVERSO TRIBUTE SMALL SECONDS
レベルソ・トリビュート・スモールセコンド
Ref:Q3978430
ケースサイズ:45.6×27.4mm
ケース厚:8.5mm
ケース素材:ステンレススチール
防水性:30m
ストラップ:グリーンカーフ
ムーブメント:手巻き、Cal.822/22(ジャガー・ルクルト製)、42時間パワーリザーブ
仕様:時・分表示、スモールセコンド
価格:994,400円(税込)
発売予定:2021年春
モリッツ・グロスマンがブランド初のセンターセコンド表示機能を持つ「セントラルセコンド」を発表しました。放射状のサンレイ仕上げの輝くようなダイヤルに合うようデザインされた自社製の針には蓄光塗料を含むハイセラム樹脂を充填し、暗所での視認性を高めています。モリッツ・グロスマンのこれまでのモデルでは6時または7時位置のサブダイヤルで秒を表示していましたが、セントラルセコンドでは洗練された長い秒針が文字盤の中央に配置されています。
セントラルセコンドはポリッシュ仕上げのステンレススチールケースの持つスポーティかつエレガントな魅力と優れた機能性を併せ持っています。SchönstesdeutschesHandwerk - 「最も美しいドイツの職人技」と、シンプルでありながら完璧に機能するメカニズムを一つのタイムピースに仕上げました。
モリッツ・グロスマンはブランド名である時計職人モリッツ・グロスマンの名を再び現代に刻み付けます。1878年に創立したドイツ時計学校の創設者でもあるグロスマンは、19世紀の論文にてシンプルでありながら機械的に完璧な時計をどのように設計するのかを解説しています。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_198.jpg蓄光ハイセラム樹脂を充填したステンレススチール針を合わせたブルーダイヤル
セントラルセコンド ブルーダイヤルには細かく丁寧なサンレイ仕上げが施されています。光を受けた際に美しくきらめくこのブルーダイヤルは、光の強さにより様々な表情をみせます。このダイヤルは人の目には見えないほどの繊細なラインの仕上げを幾重にも重ねており、中央から放射状に光を反射します。
ブルーダイヤルとコントラストを成すのは、はっきりと際立つホワイトのアラビア数字インデックスと、ポリッシュ仕上げを施したステンレススチール製の針です。針には暗所でグリーンに光る蓄光塗料を含むハイセラム樹脂が充填されており、暗闇の中でも時刻をはっきりと読み取ることができます。
精巧な手仕上げが施された美しい繊細な秒針はダイヤル中央を軸にスムーズに時を刻みます。
サーモンダイヤル
セントラルセコンドのもう一つのバリエーションは、世界限定25本のサーモンダイヤルです。手仕上げされ直火で焼き戻されるスチール製のブルーの針と、洗練されたサーモンカラーのダイヤルが互いの魅力を引き立てます。ブラックで印字されるモリッツ・グロスマンのロゴとMade in Germanyの文字が針やダイヤルと調和し、時計のシンプルかつクラシカルな印象を強めます。
キャリバー100.11
モリッツ・グロスマンの設計者は基幹キャリバー100.1をベースにセントラルセコンドの新しいキャリバーを考案しました。
秒針をセンターに配置し駆動させるために、ゼンマイの力は中間車を介して3番車から新たに設計された中央の2番車へと伝えられます。
ムーブメント全体の外観のバランスを整え調和させるため、ムーブメントのパーツは同じ高さへと揃えられました。そのためプレートと角穴車の厚みはそれぞれ調整されています。
最高水準の職人技は角穴車の歯の一枚一枚にも見ることができます。角穴車の歯先は十分に面取りされており、そのポリッシュ仕上げが美しい光沢を放ちます。さらに角穴車の表面には細やかなサンバースト仕上げも施されています。
これまでのグロスマン製ムーブメントとは異なり、キャリバー100.11の丸穴車はプレートに覆われ、角穴車の横には目を引く大きなサイズの新たな中間車があります。さらにムーブメント中央の秒針用の歯車も手作業で面取りされ、丁寧に磨かれています。
グロスマンが掲げるサービスコンセプトに則して、中央に位置する秒針のための新しい歯車は必要な際にいつでも取り外すことが可能です。バネが歯車の下にある溝にはめ込まれており、歯車を固定し正確でスムーズな運針を可能にします。ムーブメントが完全に組み立てられた状態でも、プレートのネジによりいつでもこのバネを調整することができます。
グロスマン製プッシャー付き手巻き機構
自社で開発された独自のプッシャー付き手巻き機構には完璧な時刻調整のためのメカニズムが採用されており、リュウズを引いた際に異物がムーブメント内部へ入ることや、リュウズを押し戻す際に意図せず針が動いてしまうという問題を解決することができます。
リュウズを引き出すと時刻調整モードに切り替わり、時計は動きを停止します。手を離すとリュウズはバネの力で元のポジションへと戻りますが、そのままリュウズを回すことで時刻の調整が可能です。時計をリスタートさせるには4時位置にあるプッシャーを押し、それと同時に時計は巻き上げモードへと再び戻ります。
クーズーレザーストラップ
手縫いされたブラウンのクーズーレザーストラップは気品のある仕上がりながらもスポーティな印象を併せ持っています。
リミテッドエディション
セントラルセコンドはブルーダイヤルの通常モデルと世界限定25本のサーモンダイヤルの2つのバリエーションよりお選びいただけます。
CENTRAL SECOND
セントラルセコンド
Ref:MG-002909
ケース径:41mm
ケース厚:12mm
ケース素材:ステンレススチール
ストラップ:クーズー、ステンレススチール製ソリッドピンバックル
ムーブメント:手巻き、Cal.100.11(自社製)、毎時18,000振動、約42時間パワーリザーブ(完全巻上げ状態から)、22石(うち1個はゴールドシャトンに使用)
仕様:時・分表示、ストップセコンド機能搭載センターセコンド、グロスマン製プッシャー付き巻き上げ機構、シルバー無垢製のブルーダイヤル(サンレイ仕上げ)
価格:3,300,000円(税込)
発売予定:2021年7月
CENTRAL SECOND
セントラルセコンド
Ref:MG-002939
ケース径:41mm
ケース厚:12mm
ケース素材:ステンレススチール
ストラップ:クーズー、ステンレススチール製ソリッドピンバックル
ムーブメント:手巻き、Cal.100.11(自社製)、毎時18,000振動、約42時間パワーリザーブ(完全巻上げ状態から)、22石(うち1個はゴールドシャトンに使用)
仕様:時・分表示、ストップセコンド機能搭載センターセコンド、グロスマン製プッシャー付き巻き上げ機構、シルバー無垢製のサーモンダイヤル
限定:世界限定25本
価格:3,300,000円(税込)
発売予定:2021年7月
ゼニスが、これまではル・ロックルにあるゼニスのマニュファクチュールと、ごく一部の国のオンラインブティックのみで入手可能だった「クロノマスター リバイバル マニュファクチュール エディション」も購入できる、日本のオンラインブティックをオープンしました。
/sites/default/files/newsMainImage1/01_39.jpg比類なき独自性をもち、多くの時計ファンから支持されているモデルのひとつであるクロノマスターのスペシャルエディションが、ついに日本に上陸します。これまではル・ロックルにあるゼニスのマニュファクチュールと、ごく一部の国のオンラインブティックのみで入手可能だった「クロノマスター リバイバル マニュファクチュール エディション」は、クロノマスターの中でも最も人気の高いモデルのひとつとなっています。マニュファクチュールの屋根裏に隠されていたプロトタイプを元にしたブルーのトリコロール文字盤がきわだった存在感を放っています。この希少な「クロノマスター リバイバル マニュファクチュール」は、日本国内ではゼニスのオンラインブティックでのみ購入が可能です。
/sites/default/files/newsMainImage2/02_28.jpg快適な顧客体験を目指して新たにオープンした日本のゼニス・オンラインブティックは、時間や場所にとらわれずにゼニスのタイムピースが購入できる究極のショッピング体験を提供します。オンラインブティックでは、新製品のリリース情報にいち早くアクセスできたり、限定モデルの特別なご案内を受けることができます。他にも、先行予約を含めた予約注文、国際保証の1年延長、ゼニスのオンラインブティックで購入したすべての腕時計を対象とした初回メンテナンス無償のサービスを用意しています。
ゼニスのオンラインブティックは、単なるオンラインストアの枠を超えて、ブランドのストーリーテリングと魅力的なコンテンツをシームレスに融合し、快適なショッピング体験を実現しています。
クロノマスター リバイバル マニュファクチュール エディション
刻々と変化する世界から隔離されたタイムカプセルのように、ゼニスのマニュファクチュールのグルニエ(屋根裏部屋)は、今日もなお多くの秘密が眠る特別な場所となっています。「エル・プリメロ」が誕生して50周年を記念する年となった一昨年、ゼニスの歴史あるマニュファクチュールのグルニエ(屋根裏部屋)を調べたところ、思いがけない発見がありました。それは通常仕様のブルーとグレーではなく3つの異なるブルーの色調のクロノグラフカウンターを配した、トリコロール文字盤のシグネチャーが特徴のA386のプロトタイプ文字盤でした。
/sites/default/files/newsImage1/04_1.jpgポンプ式プッシュボタンが付いた38mmのステンレススチール製ケースは、1969年に誕生したA386を忠実に再現したものです。 アイコニックなクロノグラフのプロポーションを再現するために、オリジナルの設計図を使用しています。「クロノマスター リバイバル マニュファクチュール エディション」がオリジナルの「リバイバル」ケースを採用する最終のモデルであることが、このエディションを特別で唯一無二なものにしています。ケース内部で時を刻むのは、1969年に用いられたものと同じムーブメントである、コラムホイールを採用した由緒ある「エル・プリメロ」高振動自動巻クロノグラフです。
/sites/default/files/newsImage2/05_ZENITH_WATCHBOX_MANUFACTURE-EDITION.jpgこの特別なウォッチに付属するボックスは本棚にディスプレイされている書籍を模したもので、表紙にはゼニスのマニュファクチュール(工房)の設計図が描かれています。ボックス全体をリサイクルできる、eコマース用の特別パッケージに梱包されて届きます。また、屋根裏で見つかったヴィンテージの文字盤の複製や、有名なスイスの漫画家であるCoseyがシャルル・ベルモを描いたコミック本も同梱されています。?
モデルについて詳しくはゼニスwebサイトでご覧ください。https://www.zenith-watches.com/ja_jp/product/chronomaster-revival-a386-manufacture-edition-03-z386-400-60-c843
/sites/default/files/newsImage3/06_ZENITH_03.Z386.400_60.jpg
クロノマスター リバイバル “マニュファクチュール エディション”
Chronomaster Revival “Manufacture Edition"
Ref.:03.Z386.400/60.C843
ケース径:38mm
ケース素材:ステンレススチール
ストラップ:ラバーで裏打ちしたブルーアリゲーターレザー、ステンレススチール製ピンバックル
防水性:5気圧
ムーブメント:自動巻、Cal.エル・プリメロ 400、50時間以上パワーリザーブ、毎時36,000振動(5Hz)
仕様:時・分表示、9時位置にスモールセコンド、中央にクロノグラフ針、6時位置に12時間計、3時位置に30分計、タキメータースケール、4時半位置に日付表示、ラッカー仕上げのホワイト文字盤、3色ブルーのカウンター
価格:1,034,000円(税込)
2021年の新作としてゼニスより、フェリペ・パントンとコラボレーションし、ゼニス初となる現代アーティストによるデザインの時計「デファイ 21 フェリペ・パントン」が発表されました。ゼニス「デファイ 21 フェリペ・パントン」は時計製造にアートの世界をもたらした、色彩豊かで印象的なタイムピースです。
/sites/default/files/newsMainImage1/01_FELIPE-PANTONE-%283%29.jpg現代アートで世界的な旋風を巻き起こしているアルゼンチン系スペイン人のフェリペ・パントンは、現代アートの世界で巨匠になるという夢を掴みました。ひと目で彼の作品と分かり、異なる解釈を呼び、見るものを飽きさせないパントンが手掛けるのは、急進的なデザインに注目している人たちを含め、多くの芸術ファンが心から求める作品です。ゼニスとパントンのコラボレーションは、2020年、マニュファクチュールの建物のファサードを現代アートのキャンバスとして仕上げたことから始まりました。そして今、パントンはゼニス最先端のクロノグラフをリニューアルして、卓越した時計製造の能力の素晴らしさを提供しながらも、着用できるキネティックアート作品を生み出しました。
予想外ではありながらも、一貫したコラボレーションから生まれた「デファイ 21フェリペ・パントン」は、非常に色彩豊かな作品で、視覚的にも機械的にも振動数を楽しむことを目的としています。1/100秒計測のクロノグラフ エル・プリメロ 21は比類なき精度を備え、毎時360,000回の極めて高振動で鼓動します。デファイ 21は、フェリペ・パントンが「可視スペクトル コンセプト」を表現するためのキャンバスとしても理にかない、可視光線の振動数と屈折した色が、生産している中でも最も振動数が高いクロノグラフ内で連動します。100本限定モデルのデファイ 21 フェリペ・パントンは、ゼニスと時計製造全般に向けた新たなコラボレーションです。
フェリペ・パントンは初となる時計のコラボレーションについて、「初めて時計で自分の個性を加えることができること、特にそれが革新性と大胆さに感銘を受けるマニュファクチュールであることにわくわくし、光栄に思っています。当初からのコンセプトは、この素晴らしい時計製造の技術によるピースを、1つのオブジェの中に時間と光がつまった着用できるキネティックアート作品に変えることでした。出来上がったものにとても胸が高鳴りました」
/sites/default/files/newsMainImage2/02_DEFY-21-FELIPE-PANTONE-CASE-MACRO.jpgフェリペ・パントンが常に斬新な技術とツールを模索しながら大胆なアート作品を生み出すように、ゼニスはデファイ 21 フェリペ・パントンを制作するにあたり、時計製造の世界では知られていなかった新しい技術を開発して、革新の限界を押し上げました。その中で最も印象的な特徴の一つは、パントンの作品の特徴であるマルチカラーのブリッジです。干渉色の原理を使い、コーティングしたブリッジはメタリックなレインボー調のグラデーションを映しだします。このレインボー効果を実現するために、専門家とともに試行錯誤し、適切な解決策を見つけるのに何ヶ月もの時間を要しました。デファイ 21 フェリペ・パントンは、完璧な幅広い色の変化を生み出し、ムーブメントの表面処理に革新的なシリコン粒子の立体的なPVDを使用した初の時計です。工程は標準化されているものの、各ピースはそれぞれがわずかに異なる色を帯び、実質的に唯一無二のアート作品となります。
同様に中央の時針と分針も特殊で、パントンの作品にあるレインボーグラデーションの稲妻に似た、意図的に歪んだ形をなし、ムーブメントのブリッジと同じ最先端処理が行われています。針の斬新な形や目盛り、そして針の異なる部分で完璧に色が変化していくよう、正確にPVDのグラデーションを施すことは、予想以上に困難なものとなりました。しかしゼニスのエンジニアは細部に至るまで一切の妥協をしませんでした。コラボレーションモデルの開発のプロセスで、ゼニスは常識にとらわれず、時計製造におけるいくつかの世界初の偉業を成し遂げました。
/sites/default/files/newsImage1/03_FP---Felipe.jpg細い白と黒が交互組み合わされたバンドによって生み出されるモアレの視覚的効果は、パントンの絵や彫刻で繰り返し取り上げられるテーマです。デファイ 21 フェリペ・パントンでは、ブリッジ上部や文字盤の一部に高度なレーザー彫刻とラッカー技術を利用し、ストライプのコントラストで、流体ムーブメントの視覚的錯覚を与えられるよう、縮小して再現されました。オープンな文字盤もダイナミックで、マーカーとカウンターにはグラデーションとブロックカラーがミックスされています。
/sites/default/files/newsImage2/04_DEFY-21-FELIPE-PANTONE-BACK-CASE.jpgデファイ 21 フェリペ・パントンの無機質な外側のケースでさえ、 ダイナミックな整備のためにパントンが見直しました。ブラックセラミックのデファイ21は、ベゼルにグリッド柄、ケースの四隅には「Felipe Pantone El Primero」を意味する「FP#1」と刻印されているのが特徴です。 パントンは色彩豊かな文字盤とムーブメントの様々なディテールが際立つように、歪んだグリッドモチーフが入ったブラックテクスチャー加工のラバーストラップを選びました。
/sites/default/files/newsImage3/05_FELIPE-PANTONE-%281%29.jpg文字盤とムーブメントの印象的な色調にマッチした、より大胆なデザインを好む方には、光の角度に応じて、ダークグレーからあらゆる色のスペクトルの閃光まで、中央にインサートをあしらったもう一つのストラップをご用意しています。色は実際にはストラップに織り込まれているのではなく、素材の表面と光の反射により虹色が生まれています。
このアート作品に合わせて、デファイ 21 フェリペ・パントンはハードカバーの本を真似た箱に入っています。表紙には フェリペ・パントンがこの限定版のために特別に制作した署名入りの証明書がついたミニチュア版の絵があります。
100本限定のデファイ 21 フェリペ・パントン で、ゼニスは現代アートと時計製造の世界を巧みに融合させ、高度な精密機器であると同時に、着用できるキネティックアートを生み出しました。デファイ 21 フェリペ・パントンは、世界中のゼニスブティックおよびオンラインショップで発売されます。
/sites/default/files/newsImage4/06_49.9008.9004.49.jpg
デファイ 21 フェリペ・パントン
DEFY 21 FELIPE PANTONE
Ref.:49.9008.9004/49.R782
ケース径:44mm
ケース素材:ブラックセラミック
ストラップ:ブラックラバー、ブラック DLC コーティングが施されたチタン製ダブルフォールディングバックル、素材の表面や反射によって生じる虹色の光の角度に応じダークグレーからあらゆる色のスペクトルの閃光に移り変わっていく中央にインサートを入れたストラップを付属
防水性:10気圧
ムーブメント:自動巻、Cal.エル・プリメロ 9004、毎時36,000振動(5Hz)、50時間以上パワーリザーブ
仕様:時・分表示、1/100秒計測のクロノグラフ機能、12時位置にクロノグラフパワーリザーブインジケーター、9時位置にスモールセコンド、中央にクロノグラフ針、3時位置に30分カウンター、6時位置に60分カウンター、「レインボー」PVDコーティング加工のブリッジ、ムーブメント上にブラックレーザー刻印の地板、特別なサテン仕上げのブラックカラーローター、「レインボー」ニスのコーティングを施したアワーマーカーと針、スケルトン加工文字盤
限定:100本
価格:2,200,000円(税込)

カール F. ブヘラと国際的に高い評価を受けているルツェルン音楽祭の交響楽団、ルツェルン祝祭管弦楽団との新しいパートナーシップにより、多くの共通点をもつ2つの創造力がひとつになりました。この有名な音楽祭とスイスの高級時計ブランドは共にルツェルンを拠点としているだけではなく、いずれも豊かな歴史をもち卓越を目指すという共通点を持っています。このたび両者は、いい意味で予想を裏切るような製品や作品、息を呑むような素晴らしい時計とルツェルン祝祭管弦楽団のためにリサ・シュトライヒが作曲した見事な新曲によって、彼らが注いできた情熱に相応しい賛辞を表しています。
共通点はそれだけに留まりません。ルツェルン祝祭管弦楽団とカール F. ブヘラはどちらも伝統と革新を見事に融合させており、独立性を大事にしています。また、地元ルツェルンや海外のファンとのオープンで創造性に富んだ交流を熱心に続けています。彼らのニュアンスにあふれたその創造性は、地域社会の魅力をさらに高めています。また、両者は品質と卓越性へのこだわりを日々の仕事の中で最も重要なものとして認識しています。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_2_1.jpgスウェーデンの作曲家リサ・シュトライヒの「PERIPHERY」と呼ばれる興味深い作品は、時計とその複雑な機構に対する音の対位旋律であり、2021年の「Watches & Wonders」で発表されます。この曲は、まもなく発表される時計ムーブメントの技術的な機構のいくつかと特定の楽器との間に具体的な関係を確立しており、2分30秒の中で音楽としてのアイデンティティを得ています。スイス時計業界が一堂に会する待望のデジタルフェアにおいて、この胸躍るコラボレーションは注目の的となることでしょう。
カール F. ブヘラのCEO、サーシャ・モエリは、ルツェルン祝祭管弦楽団とのパートナーシップは当然の流れであったとし、次のように語っています。「優れた品質の時計と音楽には多くの共通点があります。どちらも多くの部品から成り立っており、そのすべてが完璧に作用する必要があります。指揮者は確実に、演奏家が互いに正確な演奏をするようにしなくてはなりませんが、時計職人も同様に、すべての時計の部品に対して同じ作業が求められます」
ルツェルン祝祭管弦楽団の芸術監督兼エグゼクティブディレクターであるミヒャエル・ヘフリガー氏も同意します。「上質な機械式時計は交響曲とよく似ています。両者とも創造的情熱を反映し、芸術と職人技を融合させたものです。また、どちらも最終的には感情を刺激するものです。サーシャと彼のチームはとても素晴らしいですし、もちろん、私はルツェルン祝祭管弦楽団の演奏が国内外の聴衆に与える影響を常に誇らしく感じています」
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_2_1.jpg祝祭管弦楽団と高級時計ブランドが奏でる美しいハーモニー
カール F. ブヘラは中央スイスにあり、多くの人に愛される町ルツェルンに拠点を置いています。そして数百もの小さな部品が完璧に相互作用する現代的な時計を製造しています。どれかひとつの部品が欠けても、完全な時計は完成しません。
ルツェルン祝祭管弦楽団もカール F. ブヘラと同様、中央スイスを拠点としています。音楽祭の評判と楽団の名声はスイスの国境を越えて世界各地のファンに広まっており、ヨーロッパ、アメリカ、そして2009年以来、定期的にツアーを行っている日本、韓国、中国にも熱心なファンを抱えています。
楽団を構成する各楽器はすべての楽曲で重要な役割を担っており、どれかひとつでも欠けると演奏の輝きが損なわれてしまいます。
カール F. ブヘラとルツェルン祝祭管弦楽団:世界とルツェルンの架け橋としての存在
カール F. ブヘラの時計は、それぞれが世界に「ルツェルン」を発信する存在となっています。世界中の優れたソリストで構成されるルツェルン祝祭管弦楽団も同様に、世界的な聴衆の注目をルツェルンに集めています。両者は時計メーカー、そして管弦楽団という異なる立場でありながら、お互いを補完しあっていると言えるでしょう。
創造性を通して一つとなる
これらの関係を考えると、カール F. ブヘラとルツェルン祝祭管弦楽団のパートナーシップ、それを記念して「Watches & Wonders」で発表される2つの独創的な作品は、ごく自然なものと言えるでしょう。ひとつは他に類を見ないほど複雑な時計であり、もうひとつはルツェルン祝祭管弦楽団の依頼を受けたリサ・シュトライヒによる、時計製造という芸術を画期的に表現した魅力的な新曲です。1985年、スウェーデンのノーラ・ローダで生を受けたリサ・シュトライヒは、ベルリン、ストックホルム、ザルツブルク、パリ、ケルンで作曲とオルガンを学びました。作曲した交響曲「SEGEL」が2017年にルツェルン夏の音楽祭で初演されて以来、現代の最も刺激的な作曲家の一人として国際的なポジションを確立しています。その音楽は機械的な音を扱うことが多く、それらを詩的かつ独創的な音の世界へと変換しています。
彼女の新曲「PERIPHERY」と、曲にインスピレーションを与えた驚くべき時計は2021年の「Watches and Wonders」で初公開されます。高級時計ファンやジャンルを越えた様々な音楽のファンは、この作曲家が「時計」をどのように解釈し、どのような傑作を生み出したのか、興味津々に見守っています。
カール F. ブヘラとルツェルン祝祭管弦楽団は「完璧なパフォーマンスへのこだわり」という点で固く結ばれており、成功への熱望、そしてルツェルンを世界に広めるという使命を共有しています。カール F. ブヘラで最も複雑な時計と、それにインスピレーションを受けた新しい音楽により、今後の成功とルツェルンのさらなる名声は確約されたものと言えるでしょう。
カール F. ブヘラは133年前の創業以来、エネルギッシュな女性たちがブランドの成長に重要な役割を果たしてきました。このような背景からこのたび、カール F. ブヘラがポッドキャスト番組“She is Speaking(彼女は語る)”を新しく始めました。この番組は、現代の女性たちが、自身の内的外的モチベーション、エネルギーの源、インスピレーションを受けた人たちなどについて語るインタビューを特集したプラットフォームです。
ポッドキャスト番組“She is Speaking”の20分間のエピソードで司会を務めるのは、著名なジャーナリストでエディターのソフィー・ファーリー。彼女は時計業界で最も評価の高いライターの一人です。様々な物事に関心を持つ彼女の洞察力に富んだ楽しいインタビューに、ゲストもリラックスして臨めることでしょう。
第1回目ではシリーズ最初のゲストとして、キャロル・ヒューブシャーを迎えます。高品質の筆記具や画材で世界的に有名なスイスのブランド、カランダッシュの社長兼CEOです。彼女は会社を運営する一族の4代目で、グローバルな名声を誇るスイス企業を率いる女性としての視点は、間違いなく興味深いものとなるでしょう。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_1_1.jpgカール F. ブヘラは、ポッドキャスト番組“She is Speaking”シリーズに大きな期待を寄せています。サーシャ・モエリCEOは次のように語っています。「当ブランドの歴史において創業当初から、女性たちが重要な役割を担ってきました。よく話題に上る創業者の義理の娘ウィルヘルミナ・ブヘラ・ヘーブは、当社が世界的ブランドとなる上で欠かせない存在でした。現在、アンバサダーのCFBファミリーには、中国の大女優リー・ビンビン、アルペンスキーの第一人者ウェンディ・ホルデナー、プロサッカー選手のラモーナ・バッハマン、スイス代表チームの優秀な女子サッカー選手たちが名を連ねています。そしてつい最近、当社はスイスで最も影響力のあるビジネスウーマンたちの団体、WOMEN IN BUSINESSと提携しました。しかしさらに私たちは、他の女性たちにもインスピレーションをもたらすプラットフォームを作りたいと思ったのです。“She is Speaking”がそれを立派に実現してくれるでしょう。キャロル・ヒューブブシャーと共にこの冒険を始めること、そしてカール F. ブヘラで私たちにインスピレーションを与え続けてくれる多くのエネルギッシュな女性たちと共に冒険を続けることを、心から楽しみにしています」
下記のアドレスからカール F. ブヘラウェブサイトを訪れて、すでに公開になった第1回目の番組(英語)を聴くことができます。
https://www.carl-f-bucherer.com/ja/meet-carole-hubscher
時計ブランドが「時計」という枠を超えて新たに始めた取り組みをぜひこの機会に体験してみてください。また、英語によるコンテンツですので、時計の興味のない方でも外国語に触れるチャンスの一つとしてぜひご活用ください。カール F. ブヘラというブランドへの入り口の一つになれば、嬉しい接点です。