2026年の新作としてパルミジャーニ・フルリエが、Watches and Wonders Geneva 2026にて「トンダ PF クロノグラフ ミステリューズ ミネラルブルー」を発表しました。
この五年間、パルミジャーニ・フルリエは独自のシグネチャーを確立してきました。それは、複雑機構が本質の背後へと退く、他にはないウォッチメイキングのあり方。そこには「プライベート ラグジュアリー」のビジョンが表現されています。プロダクトがその真価を余すところなく露わにするのは、オーナーとの間に築かれる極めて親密な関係性を通じてのみなのです。
トンダ PF クロノグラフ ミステリューズをもって、パルミジャーニ・フルリエはクロノグラフの新たな建築的構造を提示します。これは、ウォッチメイキングにおいてもっとも様式化された複雑機構のひとつであるクロノグラフの「読み取り」と「使用法」を再定義する、世界初の試みです。サブダイヤルを排し、ダイヤル全面に表示を広げたクロノグラフは、必要な時にのみ機能を現します。静止状態ではその存在を感じさせず、時計は三針のトンダ PFの純粋性を維持します。
この革新的な機構は、ダイヤル中央に五本の針を同軸上に配置するという、前例のない構造がベースとなっています。クロノグラフを作動させると、三本の針が展開して時間・分・秒を計測し、残る二本の針が常用時の表示を継続します。数年の歳月をかけて開発されたこの機構は、ウォッチメイキングにおける極めて独創的な表示方式を実現しました。
四年間で三度目のワールド・プレミアとなるこのタイムピースは、一貫した軌跡を描いています。それは、オーナーに寄り添い、決してその存在を主張することのない機械のアプローチを具現化したものです。
修復からの発明
30年以上にわたりパルミジャーニ・フルリエは、ふたつの大志によって形づくられる、独自のウォッチメイキングを追求してきました。それは、過去の傑作が秘めた英知を深く理解することと、その根底にある原理原則を現代へと拡張させるという使命です。
ミシェル・パルミジャーニは、その生涯の大半を時計史上もっとも複雑なタイムピースの修復に捧げてきました。解体、分析、そして再構築すること。それは、機構の深淵に触れ、輝きだけでなく、そこに潜む制約までをも完全に掌握することを意味します。
この文化は、決して保守的ではありません。それはつねに、可能性の新たな領域を切り拓いてきました。
2022年以来メゾンは、オンデマンドでその機能を明かす複雑機構を通じて、独自のシグネチャーを確立してきました。
トンダ PF GMT ラトラパンテ、トンダ PF ミニッツ ラトラパンテ、そして、トンダ PF クロノグラフ ミステリューズ。
垂直クラッチひとつと水平クラッチふたつを組み合わせたトリプル・クラッチ構造は、現代のウォッチメイキングで開発されたクロノグラフの中で、もっとも複雑な機構のひとつです。
四年間で三度目のワールド・プレミア。その歩みの中で、機構はつねに体験をゆたかにするために存在し、その体験は時の秩序を何よりも尊重します。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_1586.jpg時の秩序
クロノグラフという複雑な機能を、ダイヤルの調和を崩すことなく、いかにして統合するか。伝統的に、この複雑機構は情報の読み取りを断片化させ、存在を強く主張するものでした。トンダ PF クロノグラフ ミステリューズでは、時の秩序が守られています。日常の時は中心に留まり、機能は必要とされる瞬間にのみ、姿を現します。
このようなアプローチを実現するためには、既存の構造を流用するのでは不可能でした。キャリバーPF053は、静止状態でクロノグラフの表示を完全に消すという原理に基づいて、このモデル専用に開発されています。
一体型クロノグラフの設計自体が、すでに極めて難易度の高い挑戦です。しかし、それを機能の顕現という論理で再構築するには、さらに高次元の習熟が求められます。そこには、慣性、同期、機械上の記憶、そしてエネルギー管理のすべてを掌握する知性が不可欠なのです。
パルミジャーニ・フルリエにとって、発明とは絶え間なき進化のプロセスそのものです。
全面で読む時
この時計は、静止状態ではトンダ PFの三針モデルとしての姿を保ちます。視覚的な静寂、均衡、そして明晰。ダイヤルは何ひとつ感じさせず、常用時の秩序を何よりも尊重します。
ケースサイドの7時30分位置にあるモノプッシャーが、一連のシーケンスすべてを統御します。たった一度の操作、たったひとつの所作が、完璧に同期した三段階のフェーズを鮮やかに連動させます。
一回目のプッシュ:発動
三本のロジウムプレートのクロノグラフ針が、瞬時にフライバックを実行します。12時位置へと一斉に収束し、間髪入れずに完璧な同期を保ちながら計測を開始します。常用時を表示していた針は、その瞬間、クロノグラフ針へと役割を変えます。同時に、常用時を示すローズゴールドの時分針が姿を現します。ふたつの表示は、互いに干渉することなく整然と構築されます。計測は、従来のサブダイヤルの制約から解き放たれ、ダイヤル全面で展開します。クロノグラフはもはや周辺要素ではなく、広大なスケールで繰り広げられます。
二回目のプッシュ:停止
計測の結果は、瞬時に読み取ることが可能です。ロジウムプレートのクロノグラフ針の時・分・秒針は、ローズゴールドの常用時針と並走しながら、計測時間を鮮やかに示します。分断も、表示の優先順位もありません。
三回目のプッシュ:復元
最後のひと押しは、ただ12時位置へ戻すだけではありません。ロジウムプレートのクロノグラフ針は、常用時を示すローズゴールドの針と寸分違わず重なります。そして秒針は、本来の時を刻む動きを再開します。複雑機構はその姿を消し、ダイヤルは元来の純粋性を取り戻します。一本の針が、常用時の秒針とクロノグラフの秒針というふたつの機能を兼ね備えるのです。複雑さは、見えないまま。パルミジャーニ・フルリエにおいて、控えめであることは単なるデザイン上の姿勢ではありません。それは、習熟の結果です。機能の出現・実在・潜影。この一連の遷移こそが、この時計が提供する体験の本質を定義しています。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_1357.jpgダイヤルは、トンダ PF コレクションの美的コードを忠実に継承しています。ミラノブルーの色調は、鉱物の地層のような奥行きから、水面のきらめきへとその表情を移ろわせ、変化する光と共鳴しながら、その繊細な存在感を静かに露わにします。
職人の手で彫られたバーリーコーン(麦の穂)パターンのギョーシェは、光を正確に捉え、拡散させます。それによって、ダイヤルには絶えず拍動し続けるような、生命感あふれる微細な振動が宿ります。
メゾンのシグネチャーであるプラチナ製のローレット加工ベゼルが、ダイヤルの純粋性と響き合い、なめらかで自然に連なる一体型のブレスレットは、ケースの建築的構造を拡張させます。
すべての要素は、完璧なバランスを築き上げるために存在しています。極限まで高められた至高の仕上げは、細部に宿りながらも、視認性を損なうことは決してありません。フォルムと機能の設計を完璧に掌握することが、時計に稀有な存在感を与えます。それは、叫ばずとも明快であることで、品位が自ずと浮かび上がる、極めて限られた領域にのみ属するクロノグラフの姿です。
キャリバーPF053:潜影の構造
一体型コラムホイールクロノグラフムーブメントは、362個のパーツで構成されています。毎時28,800振動(4Hz)で鼓動し、60時間のパワーリザーブを確保しながら、わずか6.9mmという薄さを実現しています。
その構造のベースは、垂直クラッチひとつと水平クラッチふたつを組み合わせたトリプルクラッチ設計。これは、針の機能を重ね合わせ、変容させるという極めて困難な要求を満たすための必然の設計です。
このキャリバーは、ひとつの自律する構造体として開発されました。設計の当初から、「消える」という原則を中心に構想されたものです。あらゆる機能の連動には、寸分違わぬ瞬時の精度と、完璧な同調が求められます。
ムーブメントの仕上げは、メゾン独自の厳格な規範を貫いています。22Kローズゴールド製のローターは、サンドブラスト加工とポリッシュ仕上げを交互に配置。サテン仕上げを施したオープンワークのブリッジは、精緻な面取りで仕上げられています。
緻密な設計のロジックは、職人の手仕事と絶えず響き合い、お互いを高め合っています。
複雑機構の運動学
これほどの高次元で新しいクロノグラフを構築できるマニュファクチュールは、極めて稀です。トンダ PF クロノグラフ ミステリューズは、ただのバリエーションではありません。それは、クロノグラフの新しい設計思想の提示です。
創設30周年を迎え、パルミジャーニ・フルリエは明確なポジションを示します。ウォッチメイキングにおける革新とは、複雑さを放棄することなく、使い手の体験をシンプルにすることにあります。
このタイムピースの全貌は、すぐには見えません。それは、所作や観察など、使い手の主体的な関わりを通じて、少しずつ解き明かされていくもの。
複雑であることを意識させなくなったとき、技術は初めて完成へと至るのです。
/sites/default/files/newsImage1/s01_1499.jpgTonda PF Chronograph Mysterieux Mineral Blue
トンダ PF クロノグラフ ミステリューズ ミネラルブルー
Ref:PFC908-1020001-100182
ケース径:40mm
ケース厚:13mm
ケース素材:ポリッシュとサテン仕上げのステンレススティール
防水性:100m
ストラップ:ポリッシュとサテン仕上げのステンレススティール、ステンレススティール製フォールディングクラスプ
ムーブメント:自動巻き、Cal.PF053(自社製)、毎時28,800振動(4Hz)、約60時間パワーリザーブ、41石
仕様:時・分・秒表示、モノプッシャークロノグラフ、プラチナ950製ローレット加工ベゼル、バーリーコーンのハンドギョーシェを施したミネラルブルーダイヤル、シースルーケースバック
価格:6,017,000円(税込)
2026年の新作としてジャガー・ルクルトが、新たなコレクション「マスター・コントロール・クロノメーター」を発表しました。マスター・コントロール・クロノメーターの登場で、ジャガー・ルクルトの長く輝かしいマスターコレクションの歴史に新たな章が開きます。マスター・コントロール・クロノメーター コレクションは3つのモデルで登場し、日付表示、パーペチュアルカレンダー、そしてパワーリザーブと日付の組み合わせといった、それぞれ異なる複雑機構を搭載。象徴的な機能の組み合わせは、新しい自社製ムーブメントであるキャリバー953で駆動します。デイト・パワーリザーブモデルはステンレススチ ール製で、他の2モデルはステンレススチール製または18Kピンクゴールド製からお選びいただけます。ケースと完全に一体化したメタルブレスレットは、マスター・コントロール・クロノメーター コレクションのために特別に考案・設計され、現代の審美的・機能的期待を反映したコンテンポラリーなデザイン要素を取り入れています。ジャガー・ルクルトのあらゆる革新を支える技術的厳密さに従って、このコレクションでは、ジャガー・ルクルトの高級時計製造の証である、新たなHPG(高精度保証)証明も導入されています。
「マスター」の名のもとに歩んだ80年の革新
「理想的な現代時計」製造の探求から生まれたマスター・コントロール・クロノメーターは、高い 精度、視覚的に際立ったデザイン、人間工学に基づく全体的な快適性を融合。ジャガー・ルクルトが「ウォッチメーカーの中のウォッチメーカー™」として築き上げた190年にわたる卓越した伝統を 基盤としています。特に、この新作コレクションは、1950年代から「マスター」の名の下に自社で生み出された80年間に及ぶ研究、技術的な進歩、そして進化を続ける美的アイデンティティを統合したものです。
1950年代:20世紀半ばは機械式時計製造にとって転換期であり、戦後の技術ブームに後押しされ、精度・堅牢性・機能性の面で飛躍的な進歩を遂げました。この時代以降、フューチャーマチックやジオフィジックといったモデルに象徴されるように、ジャガー・ルクルトの技術性能へのこだわりは純粋なデザインに反映され、改良された防水性能で強化された伝統的なラウンドケースと、高い視認性を備えたダイヤルによって引き立てられました。そのコレクションの柱となる運命を背負った「マスター」の名は、1957年にマスター・マリナーの発表と共に初めて登場し、伝説的な系譜の正式な始まりを告げました。
1973年:マスターラインを新たな方向へ進化させたジャガー・ルクルトは、マスター・マリナー・クロノメーターを発表しました。貴金属製ドレスウォッチと堅牢なスポーツウォッチの境界が明確だった時代に、その前衛的なデザインは全く新しい時計のスタイルを提案しました。洗練された スチール製ケースと完全に一体化したメタルブレスレットを備え、自信に満ち、リラックスしたラグジュアリーの新たな概念を体現。今日の新たなマスター・コントロール・クロノメーターコレクションに直接的なインスピレーションを与えました。
1992年:新たなマスター・コントロールコレクションをフラッグシップとして、ジャガー・ルクルトは新たな基準となる「1000時間コントロール」を確立。このジャガー・ルクルトの革新的な工程は、ムーブメントだけでなく、ケースに組み込まれた時計全体の精度と信頼性をテストすることで、業界標準を変革しました。
尽きることのない新たな信頼性の証
マニュファクチュールの絶え間ない革新のもと、新作マスター・コントロール・クロノメーターでは、新しい品質証明である「HPG」が導入されます。これは「高精度保証(High Precision Guaranteed)」を意味しており、洗練された美しい仕上げだけでなく、タイムピースの優れた精度も保証します。この認証は、今までよりさらに厳格なプロトコルによって遂行されます。特許出願中のこのプロトコルでは、ケーシング後の時計を厳密にテストし、時計の日常的な使用を再現します。
「HPG」の名は、グランドメゾンの伝統において伝説的な位置を占めています。1970年に初めて登場したこの名称は、キャリバー916を搭載した時計のダイヤルに刻まれました。これは、ジャガー・ルクルトが開発した先駆的な4Hzキャリバーであり、高い精度を実現する上で重要な役割を果たしました。
新しいHPG証明は、日常使用における4つの重要な要素(高度、衝撃、姿勢差、温度)に対する性能を評価します。
高度:キャリバー本体に、海抜0mから1,004m(ジャガー・ルクルトのマニュファクチュール所在地の標高)までの環境を模した大気圧変動を加えます。
残りの要素については、ケーシング後に以下のテストを行います。
多方向衝撃試験:通常25Gから50Gの範囲で、複数の標準化された時計位置に衝撃が加えられます姿勢差:複数の位置と固定位置が交互に繰り返される期間が再現されます。
温度:涼しい18℃から暖かい35℃まで、大幅な温度変動をテストします。
HPG向けに特別に開発された高度な機械によって、各時計は、「安定休息」期間と呼ばれる、時計がベッドサイドテーブルに置かれているような静止状態と、日常使用における動的な負荷を再現する「負荷サイクル」が、交互に繰り返される包括的なサイクルに置かれます。この包括的なテストは3日間にわたって実施され、1週間分の体験がシミュレートされます。2日間は平日の活動を再現することに充てられ、固定姿勢、複数姿勢の動作、衝撃が交互に繰り返され、その後さらに固定姿勢が続きます。3日目は静かな週末を再現し、時計は、あたかもテーブルの上に置かれているかのように安定した固定位置に置かれます。
これらの多様な条件を統合することで、この手法は時計の複雑な機構が理想的な環境下だけでなく、着用者の生活全般にわたって最適なクロノメーター精度を維持することを保証し、時計のケースバックに刻まれたHPGエンブレムによる確固たる決意を示しています。
この新たなテストの精度を実証するため、すべてのマスター・コントロール・クロノメーターは、HPG証明だけでなく、「クロノメーター」という名称を使用するために必須であるクロノメーター認定も名高いCOSC試験機関から取得しています。
ジャガー・ルクルトのHPG証明は、卓越した装飾の証でもあり、各キャリバー部品には細部に至るまで丁寧な仕上げが施されていることを保証します。これには、ペルラージュ装飾、コート・ド・ジ ュネーブ装飾、サーキュラル・スムージング、光沢仕上げ、ポリッシュ仕上げのスクリューヘッド、直線磨き、はめ込みルビー、面取りという8種類の伝統的な装飾技法が含まれます。ジャガー・ルクルトは、伝統的な時計仕上げを、機能性から装飾的なものへと進化させてきました。この熟練の技は、アントワーヌ・ルクルトの精度の遺産の上に築かれたもので、ペルラージュはそのよい例です。当初は時計職人が眩しさを感じないようにと考案され、その実用性は薄れたものの、洗練された審美的特徴として残っており、機能的な職人技が、どのように高度な芸術的要素となったかを示しています。妥協なきコントロールと精緻な装飾芸術という2つの焦点こそが、グランドメゾンの高級時計製造に対する包括的なビジョンを体現しています。
/sites/default/files/newsMainImage1/01_m01_63.jpg「マスター」が綴る新たな章
文化とデザインが絶えず進化するにつれ、異なるカテゴリー間の明確な境界線は意味を失い、次第に曖昧になってきています。技術性と洗練されたモダンな美学がシームレスに融合した時計、すなわち、正確で信頼性が高く、一目で惹きつけられ、男女問わず極めて快適な着け心地を実現する時計が求められる時代です。
マスター・コントロール・クロノメーター コレクションは、明確に定義された審美的特徴によって識別することができます。ヴィンテージのコードを現代的な形態へと昇華させた本コレクションは、洗練されたプロポーションのケース、完全に一体化したメタルブレスレット、そして豊かでありながら抑制の効いた上品なディテールを備えています。この独特の美学は、ブレスレットからダイヤルに至るまで時計全体のデザインに貫かれるドーフィンのディテールによってさらに引き立てられ、調和のとれた視覚的要素を生み出しています。新たなコレクションを紹介する3つのモデルに象徴されるように、デザインは洗練されたボリュームとフォルムの遊びであり、ポリッシュ仕上げとブラッシュド仕上げのコントラストや、様々なシグネチャーシェイプを繰り返し絡み合わせることで生み出される繊細な緊張感によってさらに強調されています。
シームレスに融合したケースとブレスレットは、ケースの最も広い部分から最初のブレスレットリンクへと視線を導く、うねるようなラインによって実現されています。ポリッシュ仕上げのベゼル、リューズ、面取りされたラグとは対照的に、ケース側面と一体型ブレスレットの接続部にはサテン仕上げが施され、光と影の興味深い戯れを生み出し、ケースから途切れず手首をぐるりと1周するラインのダイナミックな視覚効果を高めています。
3列ブレスレットは、最大限の柔軟性と快適性を追求したデザイン。中央のリンク列では、縦ラインのブラッシュ仕上げを施した平らな表面と、磨き上げられた三角柱のリンクが交互に配置されています。これは、ドラマチックなV字型の面取りが施された外側の2列のリンクにも反映されており、同じく磨き上げられ、コントラストを高めています。ブレスレットとダイヤルのデザインを統一するこれらの角度は、細身のドーフィン針の形状と、それと調和するファセット形状のアプライドインデ ックスからインスピレーションを得ています。ダイヤルにはサンレイ仕上げが施され、表示を引き立てる豊かな色彩とほのかにスモーキーな質感を生み出しています。クロノメーターの技術的性質を強調するため、ペリフェラル・チャプター・リングには秒と分が刻まれており、時刻に対応する5分間隔を示すドットが配置されています。
サファイアクリスタルのケースバックとオープンワークの22Kピンクゴールド(916/1,000)製巻き上げローターからは、ムーブメントに施された繊細な仕上げと装飾を眺めることができます。この視覚的な優雅さは、審美的な魅力と洗練された技術、特にエネルギー効率、コンパクトなボリューム、クロノメーター性能における偉業を融合させるという、マニュファクチュールの熟練の技を直接反映しています。この卓越した性能は、複数の技術的革新性を統合することで実現され、特にキャリバーの驚くべき薄さを維持することに重点が置かれています。例えば、審美的な面から選択されたセンターセコンド針表示は、スリムな輪郭を維持するため、技術的課題をもたらしました。この課題を克服するため、輪列は横並びに配置するよう再設計が行われ、ムーブメントの薄さを損なうことなく最適なエネルギー伝達を実現しました。さらに、シリコン製脱進機は効率を高めつつ、磁場や摩耗に対する脆弱性を低減します。4Hz(毎時28,800振動)で動作する高振動キャリバーは、衝撃や環境要因に対する優れた安定性を保証し、この精密さはダイヤルに刻まれています。分目盛は1/4秒単位まで読み取れるよう細分化されており、クロノメーター認定ムーブメントを視覚的に証するものです。
このフォルムと機能へのこだわりを強調するように、ブリッジには洗練された繊細なコート・ド・ジュネーブ装飾が施され、巻き上げローターの装飾と完璧に調和しています。特にテンプ受け周辺のブリッジは全面的に再設計され、よりすっきりとした建築的なラインを採用することで、視覚的な 奥行きと視認性の両方を高めています。すべてのブリッジには45度の面取りとストーンが施されています。ゴールドカラーの歯車はブリッジに対して視覚的なコントラストを生み出しており、スクリューのシルバーグレートーンはムーブメント全体の配色と調和しています。
マスター・コントロール・クロノメーター・デイト・パワーリザーブに初めて搭載された新しいマニュファクチュールムーブメント、キャリバー738は、パワーリザーブと日付表示の独創的な組み合わせが特徴で、厚さわずか9.2mmのスリムな39mmステンレススチール製ケースに収められています。ダイヤルのデザインは、1951年に発表されたフューチャーマチックに敬意を表し、9時から3時の軸上に緊密にバランスの取れた2つの円形サブダイヤルを備えています。
左側には、パワーリザーブ表示に赤色部分が表示され、残量が減少していることを示し、右側には日付が表示され、レッドの「31」の位置がパワーリザーブ表示の赤い部分と連動しています。メインダイヤルと同じブルーグレーカラーで仕上げられたサブダイヤルは、繊細に彫り込まれた円模様のアジュール仕上げにより、控えめなコントラストを生み出しています。マスター・コントロール・クロノメーター コレクションのすべてのブルーダイヤルと同様に、ダイヤルの中心部から外縁部にかけて、淡い色調から濃い色調へとさりげないグラデーションが施されています。
ジャガー・ルクルトの高い精度というビジョンを洗練された現代様式で体現する、新しい自動巻きキャリバー738は、ジャガー・ルクルトのすべてのムーブメントと同様、考案から設計、製造に至るまですべて自社内で行われました。厚さわずか4.97mmで、4Hz(毎時28,800振動)の振動数で駆動するにもかかわらず、驚異的な70時間のパワーリザーブを実現。この組み合わせは、エネルギー効率、コンパクトなボリューム、クロノメーター性能におけるマニュファクチュールの熟練の技を反映しています。
マスター・コントロール・クロノメーター・パーペチュアルカレンダーでは、4つのサブダイヤルの中にフルカレンダー表示を備えています。12時位置に月と年、3時位置に曜日、9時位置に日付を表示し、6時位置にはムーンフェイズ表示が配されています。キャリバー868は、永久カレンダームーブメントのため、それぞれの月の異なる日数や閏年が考慮されており、時計が巻き上げられた状態であれば、2100年まで手動で調整する必要はなく正確性に作動し続けます。究極の使いやすさを実現するため、すべてのカレンダー表示は同期化されており、単一のコレクターにより同時に調整することができます。超薄型ムーブメントを製造するジャガー・ルクルトの技術の高さを示すキャリバー868は、わずか4.72mmの薄さを実現。これにより、直径39mm、厚さ9.2mmという優雅なケースに収めることが可能になりました。時計は、クールなトーンのブルーグレー グラデーション サンレイ仕上げダイヤルが引き立てるステンレススチール製ケース、または、温かみのあるブロンズトーンのサンレイ仕上げダイヤルが引き立てるピンクゴールド製ケースの2つのメタルモデルからお選びいただけます。遊び心のあるディテールとして、サブダイヤルの外周にはオパーリン仕上げリングが、中央にはアジュール仕上げが施されています。さらに月は、18Kピンクゴールド(750/1,000)モデルでは、ハンマー仕上げのゴールド(958/1,000)、ステンレススチールモデルではプラチナリーフ(999/1,000)で輝き、控えめでありながら際立った個性を放っています。表示機能は最新世代のキャリバー868によって駆動し、70時間のパワーリザーブを備えます。
マスター・コントロール・クロノメーター・デイトは、直径わずか38mm、厚さ8.4mmという洗練されたプロポーションが特徴で、手首周りのサイズを問わずフィットします。ブルーグレー グラデーションダイヤルと調和するステンレススチールのクールなトーン、または、ブロンズカラーのダイヤルを備えた18Kピンクゴールド(750/1,000)の温かみのあるトーンの2つのバリエーションが用意されています。それぞれケースとサンレイ仕上げダイヤルを引き立てるカラーコンビネーションが採用されています。マスター・コントロール・クロノメーター・デイトは、最新の自動巻きマニュファクチュールキャリバー899を搭載し、70時間のパワーリザーブを備えています。
伝統的なウォッチメイキングの真価のため、革新を絶えず追い求めるジャガー・ルクルトは、技術性と洗練された美学が見事に融合した現代的な傑作であるマスター・コントロール・クロノメーター コレクションを発表。ジュウ渓谷に拠点を置く一体型マニュファクチュールが、180もの異なる時計製造技術をひとつ屋根の下に集結させたことで実現したものです。
/sites/default/files/newsMainImage2/01_s00_3.jpgMaster Control Chronometre Date Power Reserve
マスター・コントロール・クロノメーター・デイト・パワーリザーブ
Ref:Q4168120
ケース径:39.0mm
ケース厚:9.2mm
ケース素材:ステンレススチール
防水性:5気圧(50m)
ストラップ:ステンレススチール製3列テーパード一体型ブレスレット、一体型ダブルフォールディングバックル
ムーブメント:自動巻、Cal.738(マニュファクチュール)、70時間パワーリザーブ
仕様:時・分・秒・日付表示、パワーリザーブ表示、サンレイ仕上げのブルーグレー グラデーションダイヤル、アジュール仕上げのサブダイヤルを対称的に配置、シースルーケースバック
価格:2,992,000円(税込)
Master Control Chronometre Perpetual Calendar
マスター・コントロール・クロノメーター・パーペチュアルカレンダー
Ref:Q417216J
ケース径:39.0mm
ケース厚:9.2mm
ケース素材:18Kピンクゴールド(750/1000)
防水性:5気圧(50m)
ストラップ:18Kピンクゴールド(750/1000)製3列テーパード一体型ブレスレット、一体型ダブルフォールディングバックル
ムーブメント:自動巻、Cal.868(マニュファクチュール)、70時間パワーリザーブ
仕様:時・分・秒・年・月・日付・曜日表示、ムーンフェイズ、サンレイ仕上げのブロンズカラーダイヤル、サブダイヤルにオパーリン仕上げ、シースルーケースバック
価格:14,696,000円(税込)
Master Control Chronometre Perpetual Calendar
マスター・コントロール・クロノメーター・パーペチュアルカレンダー
Ref:Q4178180
ケース径:39.0mm
ケース厚:9.2mm
ケース素材:ステンレススチール
防水性:5気圧(50m)
ストラップ:ステンレススチール製3列テーパード一体型ブレスレット、一体型ダブルフォールディングバックル
ムーブメント:自動巻、Cal.868(マニュファクチュール)、70時間パワーリザーブ
仕様:時・分・秒・年・月・日付・曜日表示、ムーンフェイズ、サンレイ仕上げのブルーグレー グラデーションダイヤル、サブダイヤルにアジュール仕上げ、シースルーケースバック
価格:8,008,000円(税込)
Master Control Chronometre Date
マスター・コントロール・クロノメーター・デイト
Ref:Q415216J
ケース径:38.0mm
ケース厚:8.4mm
ケース素材:18Kピンクゴールド(750/1000)
防水性:5気圧(50m)
ストラップ:18Kピンクゴールド(750/1000)製3列テーパード一体型ブレスレット、一体型ダブルフォールディングバックル
ムーブメント:自動巻、Cal.899(マニュファクチュール)、70時間パワーリザーブ
仕様:時・分・秒・日付表示、サンレイ仕上げのブロンズカラーダイヤル、シースルーケースバック
価格:9,240,000円(税込)
Master Control Chronometre Date
マスター・コントロール・クロノメーター・デイト
Ref:Q4158120
ケース径:38.0mm
ケース厚:8.4mm
ケース素材:ステンレススチール
防水性:5気圧(50m)
ストラップ:ステンレススチール製3列テーパード一体型ブレスレット、一体型ダブルフォールディングバックル
ムーブメント:自動巻、Cal.899(マニュファクチュール)、70時間パワーリザーブ
仕様:時・分・秒・日付表示、サンレイ仕上げのブルーグレー グラデーションダイヤル、シースルーケースバック
価格:2,486,000円(税込)
2026年の新作としてジャガー・ルクルトが、「マスター・ハイブリス・インベンティバ・ジャイロトゥールビヨン・ストラトスフェア」を発表しました。マスター・ハイブリス・インベンティバ・ジャイロトゥールビヨン・ストラトスフェアは、約2世紀前にジャガー・ルクルトで始まった精度の追求によって育まれた発明の数々に連なる最新モデルです。複数の特許を出願中であるキャリバー178の3軸トゥールビヨン構造は、想定できる位置の98%をカバーし、ジャガー・ルクルトがこれまでに生み出した中で最も精密かつ、カバーする位置が最も広いトゥールビヨン腕時計と言えます。また、ハイブリス・ラインにおける新たなシリーズ、ハイブリス・インベンティバの始まりを告げるものでもあります。精巧に仕上げられた42mmのプラチナ製ケースには、新たな3軸トゥールビヨンを搭載するキャリバーが収められ、メティエ・ラール™によるギョーシェ彫り、エナメル、ラッカーが手作業によって丁寧に施され、特徴的な構造を強調しています。
ハイブリス・インベンティバ:画期的な発明を称える新たなライン
2003年、ジャガー・ルクルトは複数の高度な複雑機構を再解釈してひとつのタイムピースに統合することで、発明精神と時計製造の限界を押し広げるという願望に着想を得たコレクションとして、ハイブリス・メカニカシリーズを発表しました。ハイブリス・アーティスティカのコンセプトは、既存のハイコンプリケーションモデルにおけるメティエ・ラール™を表現するコレクションとして2014年に発表され、マニュファクチュール内に結集されたエングレービング、エナメル、ギョーシェ彫りといった希少な芸術的手工芸を際立たせるために設計されました。そして今回、ジャガー・ルクルトは、ハイブリス・ラインの第三弾、ハイブリス・インベンティバを発表しました。
ハイブリス・インベンティバシリーズのタイムピースには、ひとつの複雑機構が搭載され、その機構は驚くほど革新的であり、グランドメゾンの歴史の軌跡を変えるような画期的なものです。そのキャリバーは「不可能」とされる複雑機構の発明を想定した社内での話し合いによって進化しており、ハイブリス・インベンティバはまさにふさわしい名前です。こうした話し合いは数年続くこともありますが、一見不可能に見えても、画期的なアイデアは最終的に実際の研究モデルへと発展します。さらに数年、時には数十年もの間、ごく少数のマニュファクチュール関係者だけがその存在を知る中で、研究と検証が重ねられます。これにより、熟練の時計職人やエンジニアたちは、一見不可能と思われるアイデアを可能にするために必要な空間と時間を確保することができます。
これまで、こうした実験的なプロトタイプは、機密性の高い概念的なモデルとして社内で保管されていました。ハイブリス・インベンティバシリーズでは、数ヶ月、あるいは数年に及ぶプロトタイプのテストを経て、ついにこの画期的で、限定生産されるシリアルナンバー入りモデルを一般に向けて発表します。モデル・メートル(基準となる原型)の理念に従い、ハイブリス・インベンティバは 将来的なモデルの基盤となり得ます。例えば、比類なきキャリバーの他の複雑機構と組み合わせて ハイブリス・メカニカ(ウルトラ・コンプリケーション)を制作し、その後、メティエ・ラール™工房の芸術的なレンズをとおしてハイブリス・アーティスティカとして一新されるかもしれません。
/sites/default/files/newsMainImage1/02_m01_61.jpg次世代多軸トゥールビヨン
トゥールビヨンは当初、精密さの最大の敵である重力に対抗するため、懐中時計向けに発明されました。懐中時計は同じ向きで垂直に身につけられていたため、やがて重力がムーブメントの精度に影響を及ぼしていました。ムーブメントの振動システムを自らの軸を中心に規則的なリズムで回転させるトゥールビヨンは、この自然現象の影響を打ち消すために発明されました。今日、腕時計が個人用時計として普及する中、時計職人は重力が与える影響を最小限にするため、多軸トゥールビヨンが 単軸トゥールビヨンよりもはるかに効果的であることを理解しています。
2004年、ジャガー・ルクルトは初のジャイロトゥールビヨンを発表し、画期的な多軸機構の発明によるシリーズが誕生しました。この革新的な2軸トゥールビヨンの初代モデルは、水平位置の振動システムが決して静止しないよう緻密に設計され、ジャガー・ルクルトの多軸トゥールビヨンにおける先駆的役割を確固たるものにしました。この基礎的な成果を礎に、その後に続くジャイロトゥールビヨンの各世代は精度と芸術性の限界を押し広げてきました。第2世代は新たな構造が際立ち、象徴的なレベルソのケースにぴったり合うよう細心の注意を払って設計されています。第3世代では初のフライング・ジャイロトゥールビヨンが誕生し、球状ヒゲゼンマイという革新を実現しました。第4世代はフルフライング機構を達成し、これまでで最速のジャイロトゥールビヨンとなりました。第5世代は小型化の偉業を体現し、ジャイロトゥールビヨンとコンスタントフォース機構が調和するように統合されています。
トゥールビヨン機構において約80年間蓄積された専門技術を体現し、複数の特許を出願済みのマスター・ハイブリス・インベンティバ・キャリバー178・ジャイロトゥールビヨン・ストラトスフェアは、特許出願済みの技術により、さらに一歩進んだ進化を遂げました。トゥールビヨンの中にトゥールビヨンを、さらにその中にトゥールビヨンが配置されています。この3軸トゥールビヨンの運動学は、時計の精度に対する重力の影響を相殺するため、あらゆる姿勢差の98%で精度を維持します。等時性を最適化するため、ジャイロトゥールビヨン・ストラトスフェアにはシリンダー形ヒゲゼンマイを採用。この形状は振幅(テンプの前後の振動)や位置、パワーリザーブに関わらず、どの位置でも同心円状に振動し、摩擦を最小限に抑えるセラミック製ボールベアリングで駆動します。3つのチタン製トゥールビヨンケージは、X軸、Y軸、Z軸に沿ってそれぞれ異なる速度で回転。内側ケージは20秒、中央ケージ(基準ケージ)は60秒、外側ケージは90秒で回転し、これによりあらゆる姿勢差が常にカバーされます。重力が振動子の精度に悪影響を及ぼす可能性をほぼ排除しており、現在これほど広範囲な姿勢差をカバーしている4Hz トゥールビヨンはほかにありません。不可能と思われたこの偉業の開発は、当初、ジャイロトゥールビヨンの発明がきっかけとなり、2004年時点で既に驚異の70%という位置カバー率を達成していました。
過去22年間、ジャガー・ルクルトはトゥールビヨンの小型化と軸の傾斜角度の改良に取り組み、ついに超高精度のジャイロトゥールビヨン・ストラトスフェアの開発に至りました。ジャイロトゥールビヨン・ストラトスフェアという名は、乱気流の影響を受けない大型ジェット機の最適巡航高度を意味する大気圏の「安定した層」に由来します。このモデルは、一般的な機械式時間表示キャリバーの全部品数のほぼ倍にあたる189個の部品で構成されていますが、重さはわずか0.783gです。
/sites/default/files/newsMainImage2/02_m02_47.jpg芸術的な装飾によって引き立てられた彫刻的な美しさ
キャリバー178は、ジャガー・ルクルトが機械的構造と装飾を調和させて成し遂げた、最も深遠な成果です。基本的にダイヤルにのみ施される技法が、初めて香箱カバー、プレート、ブリッジにまで丹念に施され、ダイヤルとムーブメントの境界を完全に曖昧にする、シームレスで視覚的なタペストリーを生み出しています。これにより、キャリバーそのものが息をのむような、動く芸術作品へと変貌しています。キャリバー178は、サンドブラスト、ペルラージュ、研磨、フラット研磨、ストレートグレイン、リニアブラッシュ仕上げ、サーキュラーブラッシュ仕上げ、コート・ド・ジュネーブ、ダイヤモンド研磨、スネイル仕上げ、サンレイブラッシュ仕上げ、面取り加工、ギョーシェ彫り、ラッカー仕上げ、ラッピング仕上げ、エナメルという、16種類の技法で装飾されています。
65時間に及ぶ手作業での面取り加工:この芸術性の圧倒的なスケールは、手作業で丁寧に施された面取りによって鮮明に示されています。この複雑な作業は、20のブリッジ、18のケージ部品、11の歯車、6つの機構部品を含む55個の部品や驚異的な64の内角に施され、究極の精度の真の証となっています。さらに、このキャリバーにはソリッドゴールドから作られた33個の部品が組み込まれています。プレートやブリッジにこのような貴重な素材を使用することは、組み立て工程におけるさらなる挑戦を意味し、時計職人に細心の注意と卓越した技術が求められます。
ブルーエナメルを施した表ダイヤル:表ダイヤルでは、18Kホワイトゴールド製のムーブメントプレートにサンレイ仕上げギョーシェ彫りが施され、その後、半透明のブルーエナメルでコーティングされています。目視できる空洞の18Kホワイトゴールド製ブリッジにはデザインに合わせてブルーラッカーが充填されています。ダイヤルの2時位置および10時位置から分かる2つの大きな香箱のカバーにもエングレービングが施され、手作業により同じブルーのラッカーで仕上げられています。
魅惑的なボリュームの戯れ:装飾は2つの分散したダイヤルリングへと続きます。時・分表示を備えた上部のリングは、オープンワークの中心部にある針の受けだけでなく、装飾を施した2つの香箱のさらなる部分も露わにします。2つ目の分散型リングは6時位置の3軸ジャイロトゥールビヨン・ストラトスフェアを囲み、30秒(15秒×2)の目盛を表示。秒表示は、このサブダイヤルの周りを回る小さな赤い矢印によって行われます。視覚的要素は、キャリバーの彫刻的なコンセプトをさらに引き立て、その立体的な遊びが魅惑的な方法で表現されています。しかし、注目の的は依然として中心的存在である3軸ジャイロトゥールビヨン・ストラトスフェアに集まります。
ケースバックに現れた壮観:時計の裏側全体が透明なサファイアクリスタルのケースバックの下に見え、着用者は、キャリバー178のサポートシステムをじっくりと見ることができます。このモデルには、18Kホワイトゴールド製ブリッジが採用され、伝統的なコート・ド・ジュネーブ装飾、手作業による面取り、ポリッシュ仕上げが施され、ゴールドシャトンを含む53個のルビーで引き立てられています。その深紅の色合いは、単色のホワイトゴールドとステンレススチールの美学に対してコントラストを成しています。ポリッシュ仕上げを施し、背面からジャイロトゥールビヨン・ストラトスフェアを支えるステンレススチール製ブリッジのデザインは、ジャガー・ルクルトが1946年に発表した画期的な懐中時計用トゥールビヨンのトゥールビヨンブリッジに着想を得たものです。このブリッジ、そして時・分表示受けを支えるブリッジには、非常に高い耐久性のある素材が必要なため、ゴールドではなくステンレススチールが選ばれました。
精度とパワーリザーブ:高精度を保証する手巻きキャリバー178は、4Hz(毎時28,800振動)で駆動。驚異的な72時間のパワーリザーブを備え、巻き上げが必要なのは3日に1度のみです。プラチナ製ケースの一見シンプルな優雅さには、細部に潜む複雑さが隠れています。ポリッシュ仕上げ、ブラッシュ仕上げ、マイクロブラスト仕上げによって、手首が動くたびに魅惑的な光の戯れを生み出し、内部の画期的な技術的偉業の複雑さを完璧に引き立てています。
/sites/default/files/newsImage1/02_s01_54.jpgMaster Hybris Inventiva Gyrotourbillon À Stratosphère
マスター・ハイブリス・インベンティバ・ジャイロトゥールビヨン・ストラトスフェア
Ref:Q5306480
ケース径:42.00mm
ケース厚:16.15mm
ケース素材:プラチナ
防水性:5気圧(50m)
ストラップ:ブルーアリゲーター、小さな鱗模様入りのライニング、調節可能な18Kホワイトゴール製フォールディングバックル
ムーブメント:手巻、Cal.178(ジャガー・ルクルト製)、72時間パワーリザーブ
仕様:時・分・秒表示、3軸ジャイロトゥールビヨン・ストラトスフェア、ギョーシェ彫りと半透明のブルーエナメルが施されたリングダイヤル、シースルーケースバック
限定:20本
価格:要お問い合わせ
2026年の新作としてジャガー・ルクルトが、グランドメゾンの名高い超薄型キャリバーを再解釈し、ミニッツリピーターとフライングトゥールビヨンを融合させた、「マスター・ハイブリス・メカニカ・ウルトラスリム・ミニッツリピーター・トゥールビヨン」を発表しました。18Kピンクゴールド製ケースに収められ、厚さわずか8.25mm。機構全体が眺められる構造で、ムーブメントはサファイアの透明性によって明らかになり、装飾を削ぎ落としたダイヤルがムーブメントを囲むオープンワークのリングを形成するデザインです。7件の特許技術を駆使し、そのうち6件は2014年のキャリバー362発表のために特別に開発されました。この時計には、1分間のフライングトゥールビヨンや美しく響き渡るミニッツリピーターなど、時計づくりにおいて最も注目すべき偉業の数々が融合しています。
偉大な遺産:チャイム機構を備えた時計、超薄型キャリバー、計時精度
2014年の発表当時、画期的な発明と革新的な美学を体現したキャリバー362は、2つの重要な分野であるチャイム機構と精密な計時技術において、ジャガー・ルクルトの卓越した遺産を継承しています。そして今なお、世界で最も薄い自動巻ミニッツリピーター トゥールビヨンであり続けています。
ジャガー・ルクルトの超薄型ムーブメントにおける専門技術は、ジャック=ダヴィド・ルクルトとエドモンド・ジャガーのコラボレーションに遡ります。この協働により、1907年に発表された厚さ1.38mmという記録的な薄さを誇るキャリバー145が誕生しました。
1946年に初めてとなるトゥールビヨン ムーブメントを開発し、1993年に初のトゥールビヨン腕時計を発表して以来、ジャガー・ルクルトが追求する計時の精度の高まりは、トゥールビヨンケージの構造とヒゲゼンマイの形状における数々の発明につながり、様々な調速機構に最適化されています。1870年に初のミニッツリピーターを発表して以来、ジャガー・ルクルトは200種類以上のリピーターキャリバーを製作してきました。マニュファクチュールが打音の複雑機構、音質、音色、音量、リズムの研究に注いだ時間と労力は、数多くの特許を生み出し、その中にはキャリバー362に組み込まれた技術もいくつか含まれています。
それぞれの複雑機構に別々のレイヤーを重ねるのではなく、キャリバー362は最初から完全に統合されたムーブメントとして構想されました。ミニッツリピーターはベースキャリバーに追加されるものではなく、構造そのものの本質的な部分を形成しています。この統合こそが、ムーブメントの卓越した薄さを実現する基盤となっています。
打音機構は、垂直方向の空間を最小限に抑えるよう完全に再設計されました。その最適化された構造が占めるのはキャリバー全体の体積の約3分の1で、音響性能を損なうことなく厚みを削減するために各部品がどれほど入念に計算されたかを示しています。メインプレート内のラックやハンマー、ゴングの配置を見直すことで、ジャガー・ルクルトのエンジニアは、リピーター機構に従来必要とされていた追加層を不要なものにしました。
このスリムな輪郭に同様に貢献しているのが、59個の部品で構成された重さ0.248gのフライングトゥールビヨンです。上部ブリッジを省略したことにより、1分間のフライングトゥールビヨンは構造の高さを抑えつつ、視覚的な軽やかさを高めています。上部の支えをなくしたことで、ムーブメントの美しい透明性を高めるだけでなく、余分な素材を取り除き、垂直方向の空間を最適化しています。
ローターも決定的な役割を果たしています。従来のセンターローターに代わり、キャリバー362はムーブメントを囲むように配置されたペリフェラルローターを備えています。この独創的な解決策により、巻き上げローターの重ね付けによる厚みの増加が解消され、超薄型の輪郭を維持しながら効率的な自動巻き上げを実現します。
ミニッツリピーターの一体化、フライングトゥールビヨンの構造、ペリフェラル巻き上げシステム。それぞれは単なる追加ではなく、薄型化への構造に貢献する要素として考案されています。
/sites/default/files/newsMainImage1/03_m01_21.jpg軽やかさ、透明感、目を引くコントラスト
キャリバー362を搭載したこのハイブリス・メカニカは、ムーブメント全体を披露するようデザインされました。その組み立てだけでも7週間を要し、ミニッツリピーター機構が作動する全体の動きやトゥールビヨンの魅惑的なダンスなど、593個の部品の繊細さを明らかにします。
この美しさを披露し、引き立てるためには、スケルトン加工というキャリバーの既存ブリッジ内に開口部を設けることが伝統的な手法でした。しかし、ジャガー・ルクルトにとって、それは十分ではありませんでした。ムーブメントの機能に不可欠なブリッジやプレートといった構造部品が、依然としてキャリバーの一部を見えなくしていたからです。
サファイアブリッジ、革新的な解決策:ムーブメントの構造的な安定性に欠かせない3つのブリッジは、金属ではなく透明なサファイアクリスタルで精密に構築されています。ムーブメント内部に直接サファイアブリッジを形成するには、特に重要なルビー11個の精密なセッティングなど、複数の技術的課題が存在したため、グランドメゾンにとって重要な成果となりました。ルビーをサファイアクリスタルへ直接セッティングすることが不可能であったため、18Kピンクゴールド製の石座を巧みに利用しました。この技術的偉業は課題を解決しただけでなく、キャリバーの芸術的な美しさを高めることにもつながりました。透明性と純粋な視覚美を引き立てるため、サファイアブリッジには研磨、反射防止コーティング、そして帯電防止処理が施されています。
14種類の装飾技法:キャリバーの美しい輝きは、サンドブラスト、ペルラージュ、研磨、フラット研磨、ストレートグレイン、リニアブラッシュ仕上げ、サーキュラーブラッシュ仕上げ、コート・ド・ジュネーブ、ダイヤモンド研磨、スネイル仕上げ、サンレイブラッシュ仕上げ、面取り加工、ギョーシェ彫りなど、ケースの仕上げを含む様々な仕上げによって引き立てられています。手作業で行われた仕上げの卓越した精度は、面取り加工、ペルラージュ、様々な表面への多様なブラッシュ仕上げや研磨に至るまで、すべての部品に確かに施されています。この細部へのこだわりは、ムーブメントを彩る48の内角と手作業による60の面取り加工が施された部品によって体現されています。
卓越したダイヤル:ダイヤルは18Kピンクゴールド製ケースによって優雅に引き立てられ、このキャリバーに新たに導入された多様な表面仕上げは、輪郭をなぞる光の戯れを際立たせています。精巧な表示を囲むように、ダイヤルはムーブメントの周辺部で18Kホワイトゴールド製のオープンワークリングへと装飾がそぎ落とされ、ジャガー・ルクルトのメティエ・ラール™工房で製作された傑作、18Kピンクゴールドの自社製巻き上げローターが優雅なギョーシェ彫りを露わにしています。視覚的なコントラストを生み出すため、18Kピンクゴールド製のアプライドアワーマーカーとジャガー・ルクルトのロゴは、針と巻き上げローターと調和しています。
一体化の芸術:超薄型キャリバー362のためにデザインし直された複雑なケースは、60個の部品で構成されています。従来型のスライドに代わる革新的な機構として開発されたオリジナルのキャリバー362は、10時位置に配された特許取得の格納式ボタンでミニッツリピーターを作動させ、8時位置のセカンドボタンでロックと解除を行う仕組みを組み合わせています。これらのボタンは、その新しいケースに完璧に統合されるよう、ハイブリス・メカニカのキャリバー362専用に再設計されています。
/sites/default/files/newsMainImage2/03_m02_19.jpg技術的な創造性と薄さの傑作
マニュファクチュールが「完璧な」チャイムを追求し続ける証として、キャリバー362のミニッツリピーターは、187個の部品で構成され、調速機構と自動巻きシステムが調和するよう設計された打音機構を備えています。この設計により、卓越した音響性能と極薄化の両方を実現しています。キャリバーの主要構造に直接組み込まれたミニッツリピーターは、音色の純度と共鳴を最適化した一体型で四角形のゴングを備えています。これらはトレビュシェスタイルの連結式ハンマーと組み合わされ、より優れた速度と精度でゴングを打ち、力強さと洗練を兼ね備えた音を生み出します。
キャリバー362専用に開発された、自社特許取得のサイレント・タイムラプス・リダクション機能は、この一体化の哲学をさらに体現しています。特にクォーターアワーが打鐘されない場合、時と分の チャイムの休止時間を劇的に短縮することで、なめらかで途切れない音が連続して響きます。
ベースプレートの切り欠きと、それを固定するコックやブリッジの排除、さらに特許取得のフライングテンプにより、フライングトゥールビヨンの透明性がさらに高められています。極めて精密で同心的な「鼓動」と、それによる高精度な計時を確保しつつ薄型化を実現するため、ジャガー・ルクルトのエンジニアはS字型ヒゲゼンマイを発明し特許を取得しました。このS字型ヒゲゼンマイは、トゥールビヨンブリッジを排除したことにより、あらゆる角度から眺めることができます。この斬新なスプリング形状の発明は、トゥールビヨンの特殊な構造とキャリバー全体の薄型化に必要なものでした。
3つの主要な革新技術により、高さわずか5mmの超薄型自動巻ムーブメント内に、キャリバー362の美しい技術と複雑機構が実現されています。
ゼンマイを巻き上げるローターはペリフェラルローターとして設計され、キャリバーの厚みが増えないという利点に加え、ダイヤル側と裏蓋側の双方からムーブメントの美しさを余すところなく鑑賞できるという二重の利点をもたらします。特別に設計された36個のセラミック製ボールベアリングに支えられ、着用者の手首の動きによって作動するローターは、最適な巻き上げ効率を実現するため、両方向に自由に回転します。
/sites/default/files/newsImage1/03_s01_22.jpgMaster Hybris Mechanica Ultra Thin Minute Repeater Tourbillon
マスター・ハイブリス・メカニカ・ウルトラスリム・ミニッツリピーター・トゥールビヨン
Ref:Q13125S2
ケース径:41.40mm
ケース厚:8.25mm
ケース素材:18Kピンクゴールド(750/1000)
防水性:3気圧(30m)
ストラップ:ブラウンアリゲーター、小さな鱗模様入りのライニング、18Kピンクゴール製ピンバックル
ムーブメント:自動巻、Cal.362(ジャガー・ルクルト製)、42時間パワーリザーブ
仕様:時・分表示、サイレント・タイムラプス・リダクション搭載ミニッツリピーター、1分間フライングトゥールビヨン、ホワイトゴールド製オープンワークダイヤル、シースルーケースバック
限定:10本
価格:要お問い合わせ
2026年の新作としてジャガー・ルクルトが、新たな「マスター・グランド・トラディション・トゥールビヨン・ジャンピングデイト」を発表し、代表的なトゥールビヨンキャリバーのひとつを再解釈しました。正確で信頼性の高いキャリバー978は、20年前に発表され、その3年後の2009年には現代初のクロノメーターコンクールで優勝したことにより、マニュファクチュールが達成した驚くべき偉業を称えています。再構築されたムーブメント構造を持つ最新のキャリバー978は、新たな42mmの18Kピンクゴールド製ケースに収められ、このキャリバーの輝かしい歴史への活気に満ちた優雅なオマージュとして、ダイヤルデザインが刷新され、より洗練された高級時計づくりの仕上げが施されています。この最新モデルは100本の限定生産です。
精度を追求する卓越したトゥールビヨンキャリバー
重力が調速機構に及ぼす影響を補正し、時計の精度を高めるために発明されたトゥールビヨンは、1946年に初めてトゥールビヨン ムーブメントを開発したジャガー・ルクルトにとって、長年にわたり献身的に研究を続けてきた分野です。それ以来、マニュファクチュールは調速機構へのアプローチを絶えず洗練させ、クロノメーター性能の向上を目的とした数々の技術革新を開発してきました。
クロノメーターの特徴:キャリバー978は、こうした進歩の代表例です。2009年には、19世紀の天文台のコンクールに着想を得て、スイスのル・ロックルにある国際時計博物館の創立50周年を記念して開催された、45日間の過酷な試験が行われる近代初のクロノメーターコンクールで優勝を果たしました。この試験は、2つの独立した公的機関によって実施され、時計のムーブメントの精度だけでなく、特に耐衝撃性や耐磁性のテストを含む着用時の信頼性についても厳格に検証されました。このコンクールにより、トゥールビヨン脱進機の本来の目的の正当性と、マニュファクチュールの 職人技による卓越した品質と精度が明確に実証されました。
超軽量調速機構:マスター・グランド・トラディション・トゥールビヨン・ジャンピングデイトのトゥールビヨンは64個の部品で構成され、重さは0.5g未満です。
直感的なジャンピングデイト機構:初めて発表された際、キャリバー978には60秒で一周するトゥールビヨンに加え、遊び心がありながらも精巧に設計された「ジャンピング」デイト機構が導入され、この機構は新作の時計にも引き続き組み込まれています。日付表示はダイヤル外周に配され、トゥールビヨン開口部の両側に位置する15と16は、ほぼ90度の角度を隔てて配置されています。毎月15日の深夜0時を起点に、日付針が16日へとなめらかに移動し、トゥールビヨンの視認性を 確保します。
独創的な24時間ディスク:マスター・グランド・トラディション・トゥールビヨン・ジャンピングデイトは、メインの時針・分針とは独立して調整可能な24時間ディスクを備えています。このディスクはメインの時刻表示と同期させれば昼と夜(午前/午後)を表示しますが、第2時間帯の表示としても精巧に機能します。
/sites/default/files/newsMainImage1/04_m01_13.jpg高級時計づくりにおけるムーブメントの仕上げ
革新を絶えず発明し、新たに考案し、改良し続けているジャガー・ルクルトにとって、キャリバー978はもはや厳密には同じムーブメントではありません。305個の部品で再構築され、ダイヤルの開口部からは興味深い要素を眺めることができます。改良された構造は、より洗練された仕上げによって引き立てられています。
この複雑な部品の仕上げには、マニュファクチュール内の8つの異なる工房の専門技術が結集され、キャリバーにはペルラージュ、面取り加工、手作業での面取り加工、リニアブラッシュ仕上げ、サンレイブラッシュ仕上げ、コート・ド・ジュネーブ、サンドブラスト、ダイヤモンド研磨など、10種類の装飾が施されています。30個を超える部品は手作業で装飾され、61の角が手作業で面取り加工されています。
トゥールビヨンと24時間ディスクを架ける2つの18Kホワイトゴールド製上部ブリッジは、高級時計づくりのベルサージュ(丸み付け)と呼ばれる技法により、完璧に丸みを帯びた半月形状へと精巧に研磨されています。この工程では、ブラッシュ仕上げ用のやすりを揺らすように動かす正確で熟練した操作が不可欠です。透明なサファイアケースバック越しに見るブリッジは、ジャガー・ルクルトを象徴しコート・ソレイユ装飾として知られる、サンレイスタイルのストライプで装飾されています。放射状のストライプはベースプレートの形状に見事に調和し、スクリュー式テンプと装飾が施された下部ブリッジを備えたクラシックなトゥールビヨンを引き立てています。フルサイズの巻き上げローターのデザインは、オリジナルのキャリバー978から継承されています。精巧に仕上げられた一体成型の22Kピンクゴールド製ローターには大きな切り欠きが施され、トゥールビヨンの視認性を確保しています。
/sites/default/files/newsMainImage2/04_m02_12.jpg明瞭な機構:機能的な表示を追求した新たなデザイン
キャリバー978を搭載した新しいマスター・グランド・トラディションでは、今までにないダイヤルデザインを採用しています。キャリバーの主な要素であり、ホワイトゴールド製ブリッジに支えられたトゥールビヨンと24時間ディスクをはじめ、ジャンピングデイト機構を露わにするオープンワーク構造です。トゥールビヨン用の大きな開口部に加え、再設計されたムーブメント構造により、9時位置に2つ目の切り欠きを追加できるようになりました。この開口部からはカレンダーを駆動させる機構が眺められ、日付針のすばやい移動を促すその機能を観察することができます。別の開口部は、ダイヤルの視覚的バランスを保ちながら、機構を覗き込める2時位置に設けられ、そこからは車軸を支える構造用スクリューが見えます。
ダイヤルは細部まで精巧に装飾されています。18Kピンクゴールド製のダイヤルにはバーリーコーン模様が施され、ディープブルーの半透明エナメルの層の下に質感と視覚的な奥行きを生み出し、18Kピンクゴールド製のアプライドアワーマーカーとの贅沢なコントラストを描き出しています。長いポインター針の先端に施された赤のJLアンカーが日付を示し、赤い矢印が24時間サブダイヤル上で時刻を示します。
ジャガー・ルクルトはグランド・トラディションのデザインコードを踏襲した、洗練された新たなピンクゴールド製ケースにキャリバー978を組み込みました。60個の部品に施された複数のポリッシュ仕上げ、ブラッシュ仕上げ、マイクロブラスト仕上げが、魅惑的な光の戯れを生み出しています。エレガントなアンサンブルは、小さな鱗模様入りのアリゲーターのライニングが施されたクラシックなブラックアリゲーターストラップと、18Kピンクゴールド製フォールディングバックルによって引き立てられています。
ジャガー・ルクルトは、マスター・グランド・トラディション・トゥールビヨン・ジャンピングデイトにおいて、時計の歴史に名を刻む同名ムーブメントの地位を称え、確かな精度と洗練された現代的な美学を融合させています。
/sites/default/files/newsImage1/04_s01_14.jpgMaster Grande Tradition Tourbillon Jumping Date
マスター・グランド・トラディション・トゥールビヨン・ジャンピングデイト
Ref:Q4202480
ケース径:42.0mm
ケース厚:12.5mm
ケース素材:18Kピンクゴールド(750/1000)
防水性:5気圧(50m)
ストラップ:ブラックアリゲーター、小さな鱗模様入りのライニング、18Kピンクゴール製フォールディングバックル
ムーブメント:自動巻、Cal.978(ジャガー・ルクルト製)、45時間パワーリザーブ
仕様:時・分・秒(トゥールビヨンサブダイヤル)表示、ジャンピングデイト、24時間表示の第2時間帯、1分間トゥールビヨン、バーリーコーン模様のブルーエナメルダイヤル、シースルーケースバック
限定:100本
価格:要お問い合わせ
2026年の新作としてジャガー・ルクルトが、日本を代表する19世紀の芸術家、葛飾北斎へのオマージュを継続し、『諸国瀧巡り』シリーズに着想を得たレベルソ・トリビュート・エナメルの新作4モデルを発表しました。10点限定の4つのモデルはそれぞれ、ジャガー・ルクルトのメティエ・ラール™工房の職人によって手作業で装飾が施されています。ダイヤルにはギョーシェ彫りとエナメルが、またケースバックには葛飾北斎の作品をモチーフにしたエナメル細密画が配されています。葛飾北斎の全8図構成の『諸国瀧巡り』シリーズの前作同様、新たなレベルソが描く最後の4作は、『相州大山ろうべんの滝』、『東海道坂ノ下清滝くわんおん』、『美濃ノ国養老の滝』、そして『東都葵ケ岡の滝』です。
東西を結ぶ芸術の架け橋を称えて
葛飾北斎(1760年頃~1849年)は、東洋と西洋の美術運動の架け橋として称賛され、日本の美術に深い影響を与えた革新者でした。その名声は主に、19世紀に浮世絵にもたらした革新的な手法によるものですが、これにより、約20 年にわたり題材が限定されていたジャンルが、風景や植物、動物を含むものへと変容したのです。北斎は多くの作品を残した画家、版画家であり、彼の生涯において木版画は浮世絵を複製する手段として隆盛を極めました。主に葛飾北斎による浮世絵と木版画は、西洋における日本美術の認識形成の中心となり、印象派やその後の芸術運動に大きな影響を与えました。
2018年より、ジャガー・ルクルトは北斎の芸術作品を称え、レベルソ・トリビュート・エナメル 限定モデルを発表しています。
2018年:『神奈川沖浪裏』を含む北斎の代表的なシリーズ『富嶽三十六景』に敬意を表した、初のレベルソ・トリビュート・エナメル・葛飾北斎
2021年:レベルソ・トリビュート・エナメル限定モデルで、『諸国瀧巡り』シリーズの1作品、『下野黒髪山きりふりの滝』を再現
2022年:レベルソ・トリビュート・エナメル限定モデルで、もう1枚の『諸国瀧巡り』シリーズ、『木曾路ノ奥阿弥陀ケ滝』を再現
2023年:レベルソ・トリビュート・エナメル限定モデルで、さらにもう2枚の『諸国瀧巡り』シリーズ、『木曾海道小野ノ瀑布』と『和州吉野義経馬洗滝』を再現
2026年:レベルソ・トリビュート・エナメル限定モデルで、『諸国瀧巡り』シリーズの最後の4枚、『相州大山ろうべんの滝』、『東海道坂ノ下清滝くわんおん』、『美濃ノ国養老の滝』、そして『東都葵ケ岡の滝』をミニチュアサイズで再現
/sites/default/files/newsMainImage1/05_m01_9.jpg葛飾北斎の全8枚のシリーズ『諸国瀧巡り』は、落水という主題が浮世絵で初めて描かれた作品であり、当時新しく流行していたプルシアンブルー顔料を画家が初期に用いた例の一つとして、日本美術の転換点と認められています。18世紀にベルリンで最初の近代的な合成顔料として生み出されたプルシアンブルーは、19世紀初頭にヨーロッパから日本に伝わりました。それ以前は、ヨーロッパと日本の芸術家たちは主に、藍から抽出した青色と砕いた半貴石から得られるものを使用していました。プルシアンブルーは、従来の日本の青顔料では得られない色の強度、深み、そして永続性が実現でき、より豊かで多様な青の色調を可能にしました。葛飾北斎はこの新たな顔料を初期に取り入れ、また熱心に使用し、『富嶽三十六景』を含む多くの作品に取り入れました。『諸国瀧巡り』シリーズにおいて、プルシアンブルーは巧みに滝の力強さと威厳を表現し、青のグラデーションが奔流に深い奥行きと躍動感を与えています。北斎がプルシアンブルーを用いたことは、単なる色彩の問題ではなく、表現を豊かにし、日本の版画芸術を変革し、永続的な遺産を残した技術的・芸術的革新でもありました。
滝の美しさ:芸術性と精密さ
北斎の芸術が生涯にわたる技法の探求を通じて進化したように、ジャガー・ルクルトの自社工房メティエ・ラール™の職人たちは、自らの技術の限界を絶えず押し広げ、ついに北斎の傑作『諸国瀧巡り』シリーズを、この最後の4つの傑作をもって完成させました。これらのレベルソ・トリビュート・エナメル限定モデルは、裏側に施されたエナメル細密画に権威あるジュネーブ技法を採用しています。この高度な工程では、最低14層のエナメルを800℃で焼成し、次の層を塗布する前に完全に硬化させる必要があり、総計80時間に及ぶ緻密な作業を要します。木版画特有のぼかし効果を含む、北斎の原画の色調を忠実に再現する技術的偉業に加え、エナメル職人はわずか2cm²という非常に小さなスケールでこれらの精緻な作品を転写しなければならないという課題に直面しました。最も注目すべきは、各フレーム上部に配置されたカルトゥーシュに、オリジナルの日本語キャプションが非常に 小さく手書きで施されている点です。しかも、そのキャプションは完璧な正確性を保ち、目で見て分かるのです。裏側に施されたこの精巧な芸術性は、植字バトン型アワーマーカー、ドーフィン針、ミニッツトラックなどが特徴の控えめなデザインの表ダイヤルと、豊かで予想外のコントラストを生み出しています。表ダイヤルは幾何学と色彩の融合により、さらなる熟練の技を体現しています。手作業によるギョーシェ彫りが完成すると、4~5層の半透明カラーのエナメルが施され、各層ごとに焼成と乾燥を繰り返し、魅惑的な仕上がりを実現しています。
/sites/default/files/newsMainImage2/05_m02_9.jpgミニチュアサイズの『相州大山ろうべんの滝』は、その名のとおり滝の奔流と垂直の滝壺を描いているだけでなく、人々がそれを体験する楽しみも表現しています。小さく描かれた人の群れが清めの 水たまりに集い、雄大な水流に圧倒されている様子が表現されています。象徴的なコントラストは 強力で、自然の力強さと人間の脆さが共存し、手作業によるギョーシェ彫りの表ダイヤルには、バーリーコーン模様が施されています。このギョーシェ模様には、非常に細かく掘り込まれた49本の線が必要であり、各線はロゼット模様旋盤による3回の連続加工を経て、合計147回の加工を施した後、淡いウォルナットブラウンのエナメルで覆われます。
『東海道坂ノ下清滝くわんおん』において、滝の水流は他の版画に比べ力強さを抑え、より繊細に 描かれており、それはまるで柔らかな絹の糸のようです。滝は観音寺や、滝を眺めるだけでなく、精神的な再生を求めて階段を登る巡礼者たちと同じ景色を共有しています。手作業によってギョーシェ模様が施されたダイヤルは、魅惑的な波模様を浮かび上がらせ、半透明でエメラルドカラーに近いエナメルの下できらめく波模様は、非常に細かく掘り込まれた66本以上の線から構成されており、各線はロゼット模様旋盤による3回の連続加工で施され、ギョーシェ加工のみに費やされた加工回数は合計198回に及びます。
『美濃ノ国養老の滝』は、その美しさと伝説の両方で有名です。神からの贈り物として、その水は酒に変わると信じられていました。北斎は自然の滝の力強さと物語の精神を捉え、前景の人物たちは滝の規模と劇的な迫力の前では取るに足らない存在のように表現しています。手作業によってギョーシェ模様が施された表ダイヤルは、魅惑的で新しい竹模様を浮かび上がらせ、深みのあるオリーブカラーのエナメルでコーティングされています。この精巧なデザインは、非常に精密に掘り込まれた48本の線によって命が吹き込まれ、各線には3つの異なる工程が必要であり、合計144本の卓越した線が用いられています。
『東都葵ケ岡の滝』では、力強い流れが岩肌を流れ落ち、滝の源流となる静かな湖水と、滝壺の荒々しい水流との間に、鮮やかなコントラストが生まれています。この場面の人々は、滝の美しさと力強さに全く気づいていないかのように、日常の営みを続けています。手作業によってギョーシェ模様が施された表ダイヤルには、新たにヘリンボーンスタイルの模様が登場し、鮮やかなシアンブルーエナメルで仕上げられています。この精巧なギョーシェ彫りは、非常に精密に掘り込まれた120本の線から成り、各線には3つの異なる工程が必要であり、合計360本という驚異的な数の見事な線が織りなすものです。
各タイムピースには、18Kホワイトゴールド製フォールディングクラスプ付きブラックアリゲーターレザーストラップ、または18Kホワイトゴールド製「アールデコ」ミラネーゼブレスレットのいずれかを組み合わせることができます。これら4つの限定モデルにはすべて、1991年に初登場した手巻きキャリバー822が搭載され、レベルソを象徴する長方形のケースの形状に忠実に沿うように設計されています。その高さはわずか2.94mmのスリムな設計で、レベルソのケースの薄さと手首への抜群の快適性を実現しています。42時間のパワーリザーブと3Hzの振動数を備えたジャガー・ルクルトの キャリバー822は、この美しい芸術品を腕に纏うための信頼性の高い精密なムーブメントです。
/sites/default/files/newsImage1/05_s01_9.jpgReverso Tribute Enamel Hokusai - The Waterfall at Rōben
レベルソ・トリビュート・エナメル・葛飾北斎 諸国瀧巡り - 相州大山ろうべんの滝
Ref:Q39334T7
ケースサイズ:45.60×27.40mm
ケース厚:9.73mm
ケース素材:18Kホワイトゴールド
防水性:3気圧(30m)
ストラップ:小さな鱗模様入りのライニングと18Kホワイトゴール製フォールディングクラスプ付きブラックアリゲーター、または18Kホワイトゴールド製ミラネーゼブレスレット、どちらも交換可能
ムーブメント:手巻き、Cal.822(ジャガー・ルクルト製)、42時間パワーリザーブ
仕様:時・分表示、バーリーコーン模様のギョーシェ彫りにグラン・フー・エナメル ダイヤル、ケースバックに細密画で葛飾北斎の『相州大山ろうべんの滝』を再現
限定:10本
参考価格:アリゲーター 26,400,000円(税込)、ブレスレット 29,920,000円(税込)
Reverso Tribute Enamel Hokusai - The Waterfall at Kiyotaki Kannon
レベルソ・トリビュート・エナメル・葛飾北斎 諸国瀧巡り - 東海道坂ノ下清滝くわんおん
Ref:Q39334T8
ケースサイズ:45.60×27.40mm
ケース厚:9.73mm
ケース素材:18Kホワイトゴールド
防水性:3気圧(30m)
ストラップ:小さな鱗模様入りのライニングと18Kホワイトゴール製フォールディングクラスプ付きブラックアリゲーター、または18Kホワイトゴールド製ミラネーゼブレスレット、どちらも交換可能
ムーブメント:手巻き、Cal.822(ジャガー・ルクルト製)、42時間パワーリザーブ
仕様:時・分表示、バーリーコーン模様のギョーシェ彫りにグラン・フー・エナメル ダイヤル、ケースバックに細密画で葛飾北斎の『東海道坂ノ下清滝くわんおん』を再現
限定:10本
参考価格:アリゲーター 26,400,000円(税込)、ブレスレット 29,920,000円(税込)
Reverso Tribute Enamel Hokusai - The Waterfall at Yōrō
レベルソ・トリビュート・エナメル・葛飾北斎 諸国瀧巡り - 美濃ノ国養老の滝
Ref:Q39334T6
ケースサイズ:45.60×27.40mm
ケース厚:9.73mm
ケース素材:18Kホワイトゴールド
防水性:3気圧(30m)
ストラップ:小さな鱗模様入りのライニングと18Kホワイトゴール製フォールディングクラスプ付きブラックアリゲーター、または18Kホワイトゴールド製ミラネーゼブレスレット、どちらも交換可能
ムーブメント:手巻き、Cal.822(ジャガー・ルクルト製)、42時間パワーリザーブ
仕様:時・分表示、バーリーコーン模様のギョーシェ彫りにグラン・フー・エナメル ダイヤル、ケースバックに細密画で葛飾北斎の『美濃ノ国養老の滝』を再現
限定:10本
参考価格:アリゲーター 26,400,000円(税込)、ブレスレット 29,920,000円(税込)
Reverso Tribute Enamel Hokusai - The Waterfall at Aoigaoka
レベルソ・トリビュート・エナメル・葛飾北斎 諸国瀧巡り - 東都葵ケ岡の滝
Ref:Q39331T9
ケースサイズ:45.60×27.40mm
ケース厚:9.73mm
ケース素材:18Kホワイトゴールド
防水性:3気圧(30m)
ストラップ:小さな鱗模様入りのライニングと18Kホワイトゴール製フォールディングクラスプ付きブラックアリゲーター、または18Kホワイトゴールド製ミラネーゼブレスレット、どちらも交換可能
ムーブメント:手巻き、Cal.822(ジャガー・ルクルト製)、42時間パワーリザーブ
仕様:時・分表示、バーリーコーン模様のギョーシェ彫りにグラン・フー・エナメル ダイヤル、ケースバックに細密画で葛飾北斎の『東都葵ケ岡の滝』を再現
限定:10本
参考価格:アリゲーター 26,400,000円(税込)、ブレスレット 29,920,000円(税込)