JAQUET DROZ | ジャケ・ドロー 創業275周年の節目を祝う ジャケ・ドロー「ラブィング・バタフライ」

　 ジャケ･ドローが創業275周年という節目を祝う、世界限定28本記念モデル「ラブィング・バタフライ」が国内入荷開始いたしました

　 創業275 周年を迎え、ジャケ・ドローが変わらぬブランドの起源、価値、創造性へのこだわりに敬意を捧げ、歴史あるメゾンの重要な遺産を記念モデルで披露します。

　 この記念モデルは、12 時位置に時分表示を配したことにより生れた文字盤上の余白に、一匹の蝶に魅せられて、天使の時が止まったような絵画が描かれています。夢と現実の狭間で、異国への旅へと誘われているのでしょうか？ それとも不思議な力で優しさに包まれた子供時代へ戻ってしまったのでしょうか ？ ジャケ・ドローについて書かれた古い本の中で発見された蝶と天使のモチーフは、現在に至るまで、たった一度だけ特別に登場しました。それは啓蒙思想の時代、 ピエール- ジャケ・ドローが創造した伝説のオートマタのひとつ「画家」が描いたものでした。

　 18世紀の天才時計職人にして、真の芸術愛好家でピエール-ジャケ・ドローが、このモチーフを偶然に選んだということはおそらくないでしょう。

　 息を呑むような美しい青い蝶は、啓蒙思想の時代に沸き立った植物学や自然主義への熱意を連想させ、そして小さな天使はプッティと呼ばれる、かわいらしい幼い天使たちの彫刻を思い起こさせます。この天使たちの彫刻は愛を象徴し、伝統的イタリア建築の最高峰に並ぶ建築物を飾っています。

　 それは「グランドツアー(18 世紀ヨーロッパの裕福な貴族の子弟が、学業の終了時に大規模な国外旅行を行った)」の時代、当時の偉大な人物たちと同様、ピエール- ジャケ・ドローもその例にもれず、定期的にアルプスの反対側へと出向いては、イタリア半島の類稀なる豊かな文化に包まれ、古代ローマ時代からバロック芸術やルネッサンス芸術にわたる至宝を堪能したことを教えてくれます。

　 時空を超えた旅を楽しませてくれるラブィング・バタフライが表現しているのは、未来を予見する創造者の科学的な正確さ、発見の喜び、自然への情熱です。グラン・フー エナメルに技法によって精巧に描かれた豊かな色合いが、その哲学に賛辞を贈っています。

　 ジャケ・ドローで初めてイエローゴールド製ケースを採用した腕時計、ラブィング・バタフライは、創業275周年を記念して、創業者の時代の貴重な伝統を甦らせたモデルです。世界限定わずか28本という腕時計は、シースルーケースバック越しにホワイトゴールド製ローターと手作業によるエングレービングの素晴らしい技術を見ることができます。伝統技術を受け継ぐアトリエで脈々と受け継がれていくのは、ジャケ・ドローの歴史とともに、絶えず「時」を終わることのない夢に具現化することを可能にする技術なのです